不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2020年12月

放置自転車が全国ワーストの名古屋市

10月に国土交通省より発表された、残念なニュース。

国土交通省調査が、昨年行った「駅周辺における放置自転車等の実態調査の集
計結果」で名古屋市が、自治体別でワーストとの6631台となりました。
ちなみに、2位は大阪市の5032台、3位は札幌市の3230台でした。
〔調査は、2019年10月~12月の晴れた平日午前11時ごろ、駅周辺の放置自転車
を全国909市区町村が調べ集計〕


駅別では上位10駅のうち、5駅が名古屋市内と突出しており、名古屋市中区の
久屋大通駅が921台で、大阪の動物園前駅に次ぐ2位に。他に市中心街の上前津
、栄、高岳、丸の内の各駅もワースト10に入っています。


駅前などに自転車が放置されていることが常態化しており、正直ニュースにな
らなければ気にも留めませんでした。
当然、街の景観を悪化させ歩行者や緊急車両などの通行の妨げになるだけでな
く、高齢者や体の不自由な方の通行の安全をも脅かし、バリアフリーの観点か
らも問題となっています。


これに対して名古屋市は、久屋大通、栄の両駅がある栄地区で19年度に駐輪場
を1022台増やし約5500台分とし、23年度までに7000台分に増やすことで放置自
転車対策を講じるとしています(ただし、上前津、高岳駅周辺は、地域の理解
を得るのに時間がかかっており、19年度に整備は進んでおらず)。
また、10月から撤去保管手数料を改定(1台1500円から3500円に引き上げ)し、
「自転車を大切にし、放置自転車をなくすこと」を考えてもらうためCM制作
(11月)もしています。


来年、これらの対策が実を結び、放置自転車台数減少・ワースト脱却のニュー
スを見聞きしたいものです。

不動産の広告

個人的な買い物のため、あるアプリで商品を探していたところ、
不動産広告を見かけました。
探していたのはシューズボックスなので、「シューズボックス」と検索したところ、
シューズボックスの数の5倍以上の1Rの賃貸マンションの募集広告が出てきました。

おそらく、賃貸マンションの募集ワードに「シューズボックス」付きというワードを拾って
検索に引っかかったのだと思いますが、正直な感想として、「このアプリで賃貸マンションの
情報を出したとしても、どれだけ効果があるのだろう。」と思ったところです。
(そもそも、本当にシューズボックスを探している人にとっては邪魔な広告だと思います。。。)

広告宣伝費が分かりませんので、費用対効果はわかりませんが、このアプリを見る人が
どれだけ賃貸マンションを探しているのか、広告掲載媒体とお客様がミスマッチのような気がします。
個人的には、賃貸マンションより中古や新築の分譲マンションのほうが、アプリ利用者と
広告があっているような気がします。(主婦層の方が見ているだろうと想定されますので。)

おそらく広告宣伝費が安く、表示回数の確保がされている広告だと思いますが、
利用者と広告の違いがある媒体にはあまり掲示するものではないと感じました。
(ただし、最近の追跡型と呼ばれる広告も、頻繁に表示されすぎてどうかなとも思います。。。)

コロナ禍での東京出張

先日、日帰りでの東京出張がありました。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響なのか個人的には例年になく出張が少なく、東京への出張も今年は最初で最後になります。コロナ禍に陥って以降初の東京出張になりますので写真を交え所感を記したいと思います。

8時台の「のぞみ」指定席ですが、ご覧のとおりガラガラです。平日朝の新幹線というと出張のサラリーマンで熱気ムンムンというイメージがあったのですが、過去のものになってしまったようです。
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12月だというのに富士山は全く雪を纏っておらず夏山のようでした。ようやく寒波が到来するようですが、少しは雪化粧するのでしょうか。
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久々の新橋です。SL広場前は人がかなり少ない印象でした。
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新橋から虎ノ門ヒルズ方面に歩きます。歩道上に小さなファミリーマートがありました。特例的な措置で建築しているのでしょうが、こういったものを見ると東京は進んでいるな、と思います。
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渋谷です。かなり人が出ています。今回、池袋にも行きましたが、どちらも若い人が多い印象でした。
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渋谷では相変わらず大規模な再開発が進行中です。銀座線に乗ろうとしたのですが、場所が変わっていて迷ってしまいました。
IMG_1989




































写真は撮りませんでしたが、山手線などの車内も比較的空いていた感じです。渋谷や池袋はそれなりに人が多かったのですが、それでもコロナ前よりは減っているのでしょう。以前、名古屋ローカルのテレビ番組で誰かが東京と名古屋では人々のピリピリ度合いが違うというようなことを言っていましたが、今回の出張ではそういったことはそれほど感じませんでした。折しも東京・名古屋についてもGoToトラベルキャンペーンの一時停止が打ち出されるとの報道もありました。この先どうなるのか先が読めない状況ですが、どこの街にいても気を付けなければならないことには変わりありません。

越境物は建物だけではない!空を見上げて確認しましょう!

土地や建物の取引において、隣接地との境界を確定することや、お互いの構造物の越境関係を確認することは重要です。

区画整理地など、新しく開発された街並みでは、隣接地との境界がはっきりしているため、越境関係が生じている可能性は低いのですが、古くからある街並みでは、確定測量をして、お互いの境界が確定すると、雨樋や塀の一部が隣接地にはみ出していたり、隣接地からはみ出ていることが少なからずあります。

構造物が隣接地へはみ出していることや、隣接地からはみ出ていることを、不動産取引上「越境」といい、越境している構築物を「越境物」といいます。

越境物がある場合は、すぐに相手方に撤去を求めることはせず、再構築が必要になったときには、今回決まった境界を順守するとする、覚書を取り交わすことで、解決していくことが多いです。

越境物は、建物の一部や、塀などの構築物に多いですが、稀に敷地の上空に電線や支線が通過していることがあります。その場合は、電線等を所有している電力会社などへ、その電線や支線が通っている電柱に記載されている電柱番号を伝え、撤去を要請することになります。

電線等は、建物の上空を通過しているため見落としがちです。また、電力会社などに撤去を要請してもすぐに撤去してくれませんので注意が必要です。越境関係を確認する際は、建物だけではなく、空を見上げ、建物の上空を確認することが必要です。
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