不動産コンサルタントのつぶやき

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分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(まとめ編)

これまでの2回で、マンションで犬を飼うために、犬種選びが必要なことや、
飼育する上で、ルールがあることをお伝えしてきました。
3回目はシリーズ最終回ということで、マンションで犬を飼育するための注意事項をまとめてみました。


①犬を飼育したいと思ったときは、現在お住まい(もしくは購入を検討している)マンションで、
 犬の飼育ができるかどうかの確認が必要です。
 マンションのルールブックである管理規約を調べることや、管理員や管理会社等へ確認します。


②飼育できる場所や、共用スペースでの扱い方など、マンションの飼育ルールを遵守する必要があります。


③犬の飼育が可能でも、犬種や大きさ、頭数等に決まりがありますので、
 内容を確認の上、犬種を選ぶ必要があります。
 また、犬種選びには、抜け毛の量や運動量など、犬種それぞれの特徴を把握する必要があります。
 きちんと面倒を看られる犬種選びが必要です。


④犬を飼育する上で、トイレ等、最低限必要になる「しつけ」を行うことが必要です。
 しつけには、苦労することも多く、忍耐が必要です。


⑤日々の餌代のほか、毎年のワクチンや狂犬病の予防接種、フィラリアの薬剤投与等の費用も必要です。
 また、動物保険の加入や、病気のときの治療費など、思っている以上に金銭の負担が大きいかもしれません。


 一般社団法人ペットフード協会によると、2014年の全世帯に対する犬の飼育率は約15%となっています。
この数字は、戸建の世帯も含まれていますので、マンションにおける犬の飼育率は半分程度かもしれません。
私の住んでいるマンションは、全体で約160世帯ありますが、犬を飼育している世帯は5世帯もありません。
犬の飼育可能なマンションは多くなってきていますが、飼育している世帯は思っている以上に少ないかもしれません。
そのため、犬の泣き声等、犬を飼育していない世帯からは理解を得られない可能性もあります。

お伝えした注意事項を確認いただき、他の居住者に迷惑を掛けないように注意しながら、楽しい飼育生活を送っていただきたいと思います。


一般社団法人ペットフード協会 http://www.petfood.or.jp/data/

先回までのブログはこちら↓



分譲マンション、犬を飼育するときの注意事項(飼育編)

ペットを飼育できるマンションの多くが、マンション住まいのルールブックである管理規約に
飼育に関するルールを規定しています。

さて、管理規約にはどのような飼育に関するルールが規定されているのでしょうか。
私の住んでいるマンションには以下のような記載がありました。
主な規定を記載します。

・ペットは専有部分内で飼育するものとし、バルコニー等の専用使用部分も含め、
 共用部分では飼育しないよう管理すること。
・専有部分内以外で、ペットに餌や水を与えたり排泄をさせないこと。
・ペットを共用部分及び敷地内で遊ばせてはならない。
・小型犬は狂犬病予防法第5条に定める予防注射を受けること。
・廊下・階段・エレベーター等の共用部分及び敷地内では、ペットは、
 クレートにいれるか、又は必ずリード(引き綱)をつけて抱きかかえて移動すること。
・1階住戸においてペットを連れて建物内に出入するときは、テラスを利用すること。
・植栽・芝生・共用施設等の中へペットを入れないこと。
 また、植栽等の中で糞尿の排泄をさせることは厳禁とする。
・小型犬、猫等には、必要なレベルの「しつけ」を行うこと。


なお、管理規約の規定を遵守しない場合は、管理組合から指導を受けることになります。
指導を受けても改善されない場合、管理組合からペットの飼育を禁止させられます。
ペットの飼育を禁止された飼育者は、新たな飼育者を探すなど、
速やかに適切な措置をとらなければならないことになります。


先日、犬の鳴き声で迷惑をしている居住者がいるとのことで、
掲示板で案内が張り出されていました。

無駄吠えをさせないことも「しつけ」のひとつです。
トイレを覚えさせること、人を噛ませないこと等、しつけは大変ですが、
覚えてもらうことに喜びを感じます。


他の居住者から白い目で見られながらの生活は、精神的に苦痛を強いられます。
「かわいい」「たのしそう」だけのイメージだけでペットの飼育をはじめるのではなく、
他の居住者の方に迷惑を掛けることが無い様に、管理規約を確認することはもちろん、
「しつけ」についての知識をつける等をし、ペットとの楽しい生活を過ごしていただきたいと思います。


次回は、「分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(まとめ編)」です。


先回の記事「分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(犬種を選ぶ編)」
はこちら↓
http://blog.livedoor.jp/meinanfudousan/archives/1036818871.html

分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(犬種を選ぶ編)

近頃はペットの飼育が可能なマンションが増えていますが、いろいろと問題もあります。
今回から、分譲マンションで飼い犬と楽しく暮らすための注意点を、
私の経験を基に3回に分けて掲載したいと思います。
※私の経験を基にお伝えしますので、猫等他のペットについての話は省きます。


これまで私は1度も犬を飼ったことが無く、
小さな頃より、散歩等したり遊んだりできる、犬との生活を夢見ていました。
私が購入したマンションが、ペット飼育可能だったこともあり、
この度、犬を飼育することにしました。

準備として最初にしたことは、不動産屋らしく、
マンションの管理規約(ルールブック)を見ることでした。
管理規約には、飼育できる犬について下記のとおり記載がありました
(原文をそのまま掲載します)。

・抱きかかえられることのできる小型犬及び猫
・体長(鼻先から尾の付け根まで)70cm以内、体高(肩部の最高点より地上までの
 垂直の高さ)30cm以内、体重10kg(成長時)のもの。ただし、1階住戸に
 おいては体長70cm以内、体高40cm以内、体重15kg以内とする
・ペットを飼育することができる数は、原則として、1住戸に小型犬・猫の場合は、
 双方あわせて2匹、小動物は2匹、小鳥は1篭までとする


管理規約の内容によると、小型犬がよさそうです。
最初に候補にしたのは、下記の犬種。
犬と散歩をすることが夢だったので、見た目の可愛さよりも、
元気がよく、一緒に散歩ができることを優先しました。
・ミニチュア・シュナウザー
・ミニチュア・ピンシャー
・ジャック・ラッセル・テリア
・イタリアン・グレーハウンド
・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
・トイプードル

しかし、はじめて飼育する犬ですので、インターネットでいろいろ調べました。
「頭がいい」「抜け毛が少ない」「あまり臭いがしない」という
躾や世話等の生活面も考え、トイプードルがよいかなと思っていたところ、
ペットショップで運命の出会いをしてしまいました。
結局、トイプードル(シルバー、♀、生後2ヶ月)を家に迎えることになりました。
※各犬種の特徴等は、インターネット等で調べることができます。


分譲マンションでペットの飼育を考えられている方は、
まずは、マンション住まいのルールブックである管理規約を確認し、
その内容に沿ったペット選びが必要です。


次回の「分譲マンション、ペット飼育の注意事項(犬の飼育編)」にて、
管理規約に記載されている、飼育について注意すべきルール等をお伝えします。

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