昨日(4/11)NHK Specialで新型ウィルス対策専門家チームの格闘状況の放映を見た「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防〜感染拡大阻止最前線からの報告」

私も30代の頃には、このような危機プロジェクトに入っていたり、応援したりしたことが何度もあるので、懐かしく思いながら見た。
(我々の場合は新システムの開発が間に合わずに、応援体制を投入して対応するので、終盤の格闘状態が今回のウィルスと同じような状況になり、我々は「火が吹いた」と言って火事場の状況で仕事してました)
危機と言われる時の状況は、技術や環境が違っても、状態というのは何処でも同じという感じがした。
ただ、私の場合と2つの点が違っていて、違和感を覚えた。

一つは、火事場の現場に責任者が誰も写っていない、ビデオに出てこない。
総理大臣も厚労大臣も出てこない。
私の場合だと正月返上で仕事していると、プロジェクト責任者の部長とかがお雑煮や寿司を持って慰労に来るのだが、ここにはそういう場面がないのではという感じがした(カップラーメンだけで、寿司桶が残っていない)。

もう一つは、我々の場合には、問題解決のキーパーソンには雑用をさせないで、問題解決に専念できる環境を作るようにし、雑用は応援部隊で処理するようにしていた。
しかし今回は、押谷さんらのキーパーソンが悩み、ビデオ出演して今回の問題の大変さをPRしている。
我々の場合は、プロジェクト責任者の部長か、火消し応援部隊のヘッドが常に現場に常駐して、雑用を他の応援部隊に割り振ったり、会社上長やお客への対策状況の説明はそういう応援者が取り仕切り、キーパーソンが百パーセント問題解決に専念できるようにするのが鉄則である。
(データの収集・整理から、報告資料の作成、夜食の準備からホテルのアサイン等、雑用はたくさんある)
しかし今回の専門家プロジェクトでは、全てを専門家プロジェクトで対応していて、官僚や政治家は「専門家様、全てよろしく」といって外で傍観しているような気がする。

こういうプロジェクトは、私の経験では確実に失敗する。