2016年11月18日

三浦九段のスマホ不正疑惑について

サウジ戦と見せかけて、斜め上の将棋の話題。
しかも読者層を絞り切れていない、長い悪文。。。


この問題は不正があった派、なかった派でもめている。
先に自分の意見等をまとめておく。


・白か黒か

自分は羽生さんと同じように(寄らば大樹)
白とも黒とも言えないだろうというもの。
白の証明は原理的に不可能だし(悪魔の証明)
黒であることも証明は難しいだろう。
もちろん、スマホやPCから通信記録等が出てくれば別だが、
まともな悪人なら証拠を残すようなことはしないだろう。


・一番悪いのは将棋連盟

電王戦が始まって以降こうした問題が起こることは懸念されてきたし、
例えば田中寅彦九段は理事会でスマホ制限等を提案したが、
結局総会に回されて、そこで否決されてしまったらしい。
もっと早い段階で対処しておくべきだった。


・渡辺竜王も悪くない

彼の行動やその理由、いきさつについては彼のブログに書かれている。
あの時点、状況では仕方なかったと思う。


・将棋連盟の更なるミス

連盟は10月12日に処分を発表し、会見を行っている。
ここで問題だったのは、処分理由を明確にしなかったこと、
あるいは明確に伝えられなかったことである。
また、棋士個々人にメディアへの対応を許したことも大きなミス。
ここで情報をコントロールしなかったことで、
不必要な混乱を生み、棋士個々人に負担をかけてしまった。
本来であれば緘口令を出して、
情報を一本化しなければならなかった。
特に直後に竜王戦を戦う渡辺竜王は辛かったと思う。


・私の棋力

私の棋力はアマチュアレベルで、
その実力は20年前に地方の道場で初段だった、
という人と互角ぐらいでやっていた程度。
最近はもっぱら「見る将」で指してすらいない。
従って、三浦九段の手がソフトっぽいかなどは全く分からない。


・さらに、さらに

私は将棋ソフトを持ってもいないし、
インストールして自分でデータを取ることすらしていない。
(忙しい暇人なので)

関心があれば、アプリを使って確認してほしい。


・以下の文章の意図

上に書いたような自分の棋力なので、
個々の手について自分の感想を述べることはほとんどない。
以下では主に、三浦九段が不正をしたと言われている数局で、
最早プロよりも強いと考えられるコンピューターソフトと、
手の一致率が非常に高いという点について考える。
結論を先に書くと、一致率が高いことは必ずしも不正を意味しないが、
逆にプロの存在意義がより怪しくなってくる、というものだ。


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meitei2005 at 00:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会 

2016年10月15日

オーストラリア対日本

ロシアW杯最終予選、第4戦、1−1

気温は15度程度とかなり涼しい模様。


・日本のスタメン

本田
原口、香川、小林
長谷部、山口
槙野、森重、吉田、酒井高徳
西川


・オーストラリアのスタメン

ユリッチ9
ロギッチ23
ルオンゴ21、ジュディナク15、ムーイ13、ジアンヌ17
スミス13、スピラノビッチ6、セインズベリー20、マクガワン19
ライアン1

中盤13番のスキンヘッドのムーイがブレシアーノに見えるオールドファン。


◆アジアの戦いは難しい

これまでと戦術も選手起用もかなり変えてきた日本。
両サイドにスピードのある選手を起用し、槙野をSBにして、
最近ボールをつないでくる豪国相手に守りを固めてきた。
いろいろ意見はあるだろうが、「この時点での」最前手だったと思う。
トップ下が清武ではなく香川だったこと、
浅野と交替したのが本田だったことも、
コンディションということを考えたのだろう。

もちろん「中長期的な」チーム作りには課題も多い。
こうした戦術を起用するのであれば、
特にそれに相応しいSHの準備がおろそかになっていて、
彼らの動きが悪くなった後半には押し込まれてしまった。
前線も本田と香川の起用がベストだったのかは微妙だ。
日本の攻撃的な選手が守備に走り回る姿は確かに違和感がある。
ただ、武藤の負傷というアンラッキーがあったことや、
これまで日本相手にボールを持ってくる相手とやっていないこと、
これらを考えると仕方ないのかもしれない。

だから、現時点での最大の問題はUAEに勝てなかったことなのだろう。
このあたり、考えたら分かりそうなものなのだが、
やはりアフリカやフランスでの経験が多い監督だと、
チームに守備や規律を求めることが優先されて、
下手でもべたべた守ってくる相手をいかに崩すか、
という点についてはなかなか上手い答えを出せないのだろう。
おそらく、その答えが宇佐美へのこだわりだったのだろうが、
彼の個人技で崩せるほどアジアは甘くはない。
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meitei2005 at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2016年10月14日

『ダーウィン文化論』

おそらく、訳があまりよくないこともあって、読みにくい章がある(3章は科学哲学者の文章だからしょうがない)

8-10「文系」側の反論はありふれている。
文化の反要素還元論(統合論)、「ミーム」概念の不明確さ、従来の文系の研究に対して加える知見がないこと、など。
特に8章の「自己を標準化する」に関する議論は、
ウィトゲンシュタインのパラドックス「ルール(規則)を学べない」を思いださせるものだった。

たしかに、
ミーム概念提唱者の方にもアラがあるのは否めない。
そもそも、
6章「動物の社会的学習」で指摘されているように、
なんでブラックモアがこれほど「模倣」に拘るかは分かりにくいし(これは後で議論する)、
既存の文系に敬意がないのは間違いない(10章)。

このあたり、
ある意味中間的な進化(動物)心理学者(4章、6章)、人工知能研究者(5章)、生物人類学者(7章)の議論が参考になる。
例えば、
日本人なら日本のサル学を思い出して人間以外の生物の社会性を思い出したりするが、
7章「文化は由来する」にもこの紹介がある。
確かに、
現在の人間の文化を1つ1つのミームの模倣に還元することは無理があるように思えるが、
例えばサルが仲間に餌を分けるというtit-for-tatであれば十分成立しているように思われる(
アクセルロッドへのリファーがないのも、この分野の人たちの了見の狭さを感じさせる。)。
こうした、
単純なものが積み重なってとても要素に還元できなさそうな複雑なメカニズムを構築することは、
他にいくらでもある。


模倣と知性・ニューラルネットワーク

ここで、
特になぜブラックモアが「模倣」に拘ったのか考えてみよう。
おそらく、
動作の模倣であれば「学習」という知的な要素を排除できるからではないか。
「ただの模倣」であれば、
学ぶ側のめんどくさいメカニズムの話をスキップして、
単純なダーウィン的な選択メカニズムに乗せることができる。
しかし、
8章の著者が(おそらく)議論しているように、
知的な要素を抜きにした単純な動作の模倣というのはありえないか、
あるいはあったとしてもその動作の「意図」が伝わらないので文化的な意味を持たなくなってしまう。
例えば、
ドーキンスはブラックモアの本(『ミーム・マシーンとしての私』)の序文で折り紙の折り方が模倣されていく例を挙げているが、
そこでは「正方形」「中心点」「左右対称」「(完成形としての)船」といった知的な概念が「指示のコピー」に必要であることを示している。
もちろん、
こうした知的な概念が既に共有されていれば、
折り紙の折り方を正確に伝達するのは比較的容易だろう。
しかし、
その概念自体はいったいどこから来たのだろうか。

ちなみに、
先ほど私が挙げたtit-for-tatの例であれば、
個体の識別、その個体の過去の行動ぐらいの情報しか必要ないので、
「知的」な能力がなくても模倣できるように思われるかもしれない。
しかし、
それを模倣するためには、
身近な個体(例えば親)が仲間にエサを分けているだけではなく、
時にはそれを行わない場合があり、
それが過去のエサを分けてもらわなかった個体の行動に依るのだ、
ということを理解する必要がある。
ここまでくると「心の理論」が必要かもしれず、
このようなもっとも単純な利他的な行動すら単純な模倣と言えるかどうか怪しくなってくる。
もちろん、
ある程度サルに知性があれば、
tit-for-tatを親が子供に教えればことが足りる。
この場合、
tit-for-tatだけではなく、
それを子供に教えるということもセットになったミームが継承されていくことになる。

こうしてみると、
やはりブラックモアが狙った分析対象を模倣に限定することで、
めんどくさい人間の心理・知能の分析をスキップするという戦略が失敗していることが分かる。
分析対象を単純な模倣に限定してしまうと、
少なくとも多くの文系研究者が重視するもののほとんどが抜け落ちてしまう。
4章の著者も言うように、
「自然科学による文化理解は、「文化の伝達に関する研究が基盤となしえるような確固とした心理学的理論なしには」成立しない」という
「キャッチャーのルール」が正しいように思われる。

しかし、
人間の知的な側面を理解することは非常に難しい。
要は、
ニューラルネットワークはブラックボックスだ、ということだ。
例えば我々は有限の経験から無限に表現可能な言語を学ぶが、
それがどのような機構になっているのか簡単に説明することはできない。
ただ、
ある程度の知性を前提にしてしまえば、
例えば簡単な協力的な行動の原因となるミーム(この場合はtit-for-tat)を議論することは可能かもしれない。
このあたりは、
何が前提にされているか、自分が何を前提にしているのか、注意しなければならない点だろう。
あるいは、
「ミーム」といっても何層もの階層があると考えた方が良いのかもしれない。\\


既存の社会・人文科学:書かれたもの

ブラックモアらがミームを模倣によって学ばれるものに限定したせいで扱われなくなってしまったが、
もっとも分かりやすいミームは「書かれたもの」だろう。
聖書、法律、文学、論文(特許)などなど。
これらはそれぞれ、
宗教学、法学、文学、計量書誌学といったものの分析対象になっているが、
それぞれ宗教ミーム学、法律ミーム学、文学ミーム学等と言い換えても問題ない。
制度化された宗教がない社会でも言葉で伝承される神話や規範の分析は可能だ(人類学)。
ミームという観点はこれらの学問にあまり影響を持たないような気がするが、
それらが繰り返し個体によって学びなおされているというのは重要な視点かもしれない。


meitei2005 at 13:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Book 

2016年10月12日

日本対イラク

WCアジア最終予選、第3戦、2−1。審判団は韓国

オーストラリア戦後で完全周回遅れです。。。
(追)酒井宏樹はこの試合のイエローで豪国戦は出場停止です。


・日本のスタメン

岡崎
原口、清武、本田
柏木、長谷部
酒井高徳、森重、吉田、酒井宏樹
西川


◆豪国戦の選手起用から振り返るイラク戦

この試合、勝つには勝ったが後半ロスタイムの決勝点で、
とても褒められた試合内容ではなかった。

この試合については選手や監督について多くの言及がされているが、
それぞれそれなりに正しいと思うので、細かくは繰り返さない。
(おそらく)あまり言われていない点としては、
審判団が韓国だったので笛がまともで、
先制点も含めて日本に非友好的ではなかったことは大きかった。

この次の豪国戦は、もちろん負傷した岡崎は別だが、
それ以外も大きく選手が入れ替わっていて、
豪国対策ということの他に、
イラク戦で監督が良く思わなかった選手が代えられたのだろう。

清武は前半こそ良かったが後半には消えてしまい、
柏木も得意の良いパスを見せる機会はなかった。
地味に深刻なのは酒井宏樹で、
特に攻撃面で本田と連係が取れないことが痛い。

おそらく、この試合の監督の意図した攻撃パターンは、
原口のいる左サイドからしかけ、
本田が第二のストライカーとしてゴール前につめるもの。
シンガポール戦で武藤を左SHにしたのと逆の発想で、
本田は最初から中に入っていることが多かった。

問題だったのは、組み立ての段階でイラクの守備に対応できず、
同点になるまでこのパターンをほとんど使えなかったこと。
イラクは4−4−2にして2トップが日本のボランチをケアして、
日本のCBへのプレッシャーは比較的緩かった。
日本のCBのフィードがイマイチなことを見透かしていた。
ボランチが下がって組み立てを助けようとするが、
他の選手が連動しないのでパスがつながらない。
結局CBに戻して適当なフィードを弾き返されてしまった。

上手くいかなかった原因は色々あると思う。
選手が監督の言うことを聞きすぎることや、
余裕がなくリードした後に落ち着いてボールを回せないこと、
ここに酒井宏樹の組み立てのセンスのなさが加わるが、
内田がいないのが地味に響いている。
また、柏木も良いパサーだが、
遠藤にようにゲームをコントロールする力はないので、
組み立てが単調になってしまうのも辛い。

リードした時間帯のもう1つの問題はカウンターがとれないことで、
これは日本が格下相手の試合を強いられていて、
こうした展開にならないことが痛い。




meitei2005 at 16:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2016年10月08日

入山章栄著『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』

著者にとってこの本は『世界の経営学者はいま何を考えているのか』に続く2冊目。
この2冊は内容がかなり被っているので、両方買うと損した気分になるかもしれない。

この著者が書いていることは次のように大きく2つに分類できる。


A、最先端の経営学の紹介(経営学の内容)

B、世間の人が経営学(者)に抱いているイメージと実際の違い(メタ的な話)


本書の挑発的なタイトルは、
Aの部分で「世界最先端の経営学」を教えますよ、ということと共に、
Bの部分で、なぜ「学べない」のかを説明する、ということを意味している。

Aの部分は、内容の選択の偏りはあるのかもしれないが、
普通に勉強になるような内容だと思う。

Bの部分での著者の主張は次のようなものである。

1、経営学は科学である(経営学者は科学者である)

2、経営学を学べば儲かるというのは短絡的な考え方である。
  経営学は「思考の軸」を提供するものであり、その意味で「役に立つ」

3、しかし、現状のMBA(経営学)の教育は2の意味で不十分である。
  その理由の1つが最先端の経営学が「ツール化」されていないことである。
  ツール化されない理由は、それが経営学者の研究業績にならないからだ。

1の点については「何が科学か」とかいう議論をし始めたらきりがないが、
とりあえずデータを使った定量的な分析をしている、というところだろうか(*)
だから経営学は「居酒屋トーク」とは違うし、経営学者はドラッカーを読まなくてもよいし、
経営学者は自然科学と同じように主にデータを使った研究で評価されるし、
ハーバードのようにケース分析をしているのはむしろ少数派だ、ということになる。
これに関することだが、本書の最終章(26章)で、MBAと経営学Ph.Dは全く違い、
後者では科学者を育成するための教育が行われていることを伝えている。

(*)「科学」についての議論は多いが、
   データや実験でだけなく、ある程度まとまった理論体系がある、
       というのも科学の条件に挙げられることが多い。
   その意味では経営学は未だ科学として不十分だ、という議論はありえる。


議論を呼ぶのは3の部分だろう。
現役の経営学者が、いくら所属先と異なる国での出版とはいえ、
経営学の教育が全体的にイマイチだと言うのは度胸がいる。
ただ、これは別に経営学に限らず経済学なんかも同じだと思うが、
外部から見てそうなんじゃないかと思うことで、違和感はない人が多いと思う。
このあたりが、MBAはまだ大丈夫なのかもしれないが、
近年の旧国立大学の文系解体論に繋がっていると思う。

(経営学でも会計等の制度的な知識は使えるが、
 法学でも憲法関係なんかは使えない。
 最初から短期的な利益を放棄している文学・哲学は関係ない)

ただ、疑問なのは3の後半の部分だ。
もし本当に最先端の経営学が「役に立つ」ものであるなら、
なぜそれを「ツール化」する人が現れないのだろうか。

例えば近年「ビッグ・データ」という言葉が盛んに使われている。
そこではSTATA, SPSS, SASという統計パッケージが用意されている。
これらは、本来プログラミングで実装するのが面倒な手法を
予め用意してくれているという、まさに「ツール化」されたものだ。
これらは別に統計学者が研究業績になるから作ったのではなく、
お金になるから会社や専門家が用意したものだ。

なぜ同じようなことが「最先端の経営学」では起こらないのだろうか。
確かに統計的手法と異なり統計パッケージとして売ることはできなくても、
本にして売れれば、その後の講演生活も含めて、著者として十分に割に合うはずだ。

1つの考えられる理由は、そもそも「ツール化」が難しい、というものだ。
これは、問題がそもそも難しいのだから、それを解けないのは恥ずかしいことではない。

しかし、これは現行のMBAの存在自体を否定するものである。
冷静に考えてみれば、たった2年間の教育で高度に専門的な技能が身につくはずもない。
自然科学は「最先端の経営学」よりも遥かに勉強することが多いと思うが、
それは小学校からコツコツと理科等で知識を積み上げて来ているのが大きい。
それでも最近では、それこそ最先端の分野では修士では対抗できなくなって、
博士でなければ待遇が悪くなる分野なども出てきている。
法学でもロー・スクールは通常3年だし、
それもそれまでに社会科学系の大学教育を受けてきていることが前提になっている。
「最先端の経営学」では、自然科学ほどではないにせよ統計や数学の知識がいるし、
実際にデータを回すとなると最低限のプログラミングの知識もいる。
また、本書でも挙げられている「リアル・オプション」や、
前著で議論された「内生性」の問題など、社会科学独自の考え方も必要だ。
文系で楽しい学生生活を送り、社会人になって非知的な環境で過ごした人間が、
こうした知識を習得するのにはいったい何年かかるのだろうか。
日本人には、さらにこれに英語という足枷が加わることになる。

更に問題になってくるのは、
ツール化の難しい最先端の経営学がそんなに役に立つのなら、
なぜそれを身に着けた最先端の経営学者を企業が雇わないのか、という点だ。
自然科学系を考えたらこれは明らかで、
自然科学の知識は役には立つが、簡単なマニュアルに落とし込むことは難しいので、
企業は修士や博士を持った人間を好待遇で採用している。
最先端の経営学を学んだ人間が同じ扱いを受けないのは、
そもそも最先端の経営学がやっぱり役に立たないのか、
世界中の企業経営者が揃いも揃ってバカだ、ということを意味している。

結論をまとめると、「最先端の経営学」は「役に立たない」し、
それをMBAで2年で学ぶというのも無理だろう、というものだ。
念のために書いておくと、アカデミックな意味で経営学が無意味とは限らない。

しかし、こうなると最後に疑問になってくるのは、
「役に立たない」経営学がなぜこれほど世間でもてはやされているかだ。
1つは、ケースなど古典的な学習法は役に立つ、というものだろう。
また、これも従来からよく言われることだが、
MBAはそこで学んだことにほとんど意味はなく、
そこで得られる人脈が重要であり、
あるいは高い授業料を払い、厳しい環境を潜り抜けてきたという
シグナルに意味があるのだ、という意見も多い。
特に大学が大衆化した現代では、シグナルは重要になっていると思われる。

meitei2005 at 14:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Book 

2016年07月26日

柏木の袖

うでが伸びたように錯覚させる技を使う気だろうか。。。

meitei2005 at 15:26|PermalinkComments(2)TrackBack(0)スポーツ 

2016年04月02日

日本対シリア

W杯アジア2次予選、5−0.


・日本のスタメン

岡崎
宇佐美、香川、本田
山口、長谷部
長友、森重、吉田、酒井高徳
西川


◆簡単な感想

この試合の前提条件なのだが、
前のアフガン戦に勝利して、
他グループの条件から最終予選出場が既に決定。
また、最終予選のどのポッドに入るかが話題になったが、
シリアはまともな国際試合をしていないので、
勝ったとしても得られるポイントは限られていて、
第2になるか3になるかはサウジの他力だった。
(結果的にはサウジがUAEに引き分けて日本は第2に)
一方のシリアは勝ちと引き分けで自力だった。

この試合の日本の選手起用は、右SB以外は、
おそらく監督の中のベストメンバーだろう。
シリアのカウンターをケアしてボランチは守備的だが、
これでも前半の途中までは十分攻撃が機能していた。
宇佐美がドリブルで相手を抜けたことや、
右SBが酒井高徳だったことが大きかった。
また、アフガン戦で本田と香川を温存して、
彼らのコンディションも良かった。

内容でも結果でもは完勝だったように見えるが、
いつもの「決定力不足」で心理的には切迫した試合が続いた。
追加点は後半21分だったが、
最後の3点も後半40分を過ぎてからと、
帳尻を合わせて完勝にしたような印象を受ける。

議論を呼んだのは原口のボランチ起用。
もちろん、山口の負傷交代だったとはいえ、
なぜ柏木ではなく原口だったのか。
おそらく、前線の動きが落ちてくる中で、パスを出せる柏木よりも、
ドリブルや動きが持ち味の原口を起用したのだろう。
守備では前に突っ込みすぎてカウンターを食らう場面もあったが、
攻撃面では良いアクセントになっていたと思う。
なお、原口のボランチ起用はシンガポール戦でも用いている。

山口の負傷がなければ、
岡崎と宇佐美の交代のタイミングがもっと早かったのではないかと思う。
また、ボランチの選手層の問題だが、
長期的にはU23の遠藤が使えるので問題はあまりない。

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meitei2005 at 18:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2016年01月31日

韓国対日本

U23リオ五輪最終予選、決勝、2−3。


・日本のスタメン

久保11、オナイウ20
中島10、大島8、遠藤3、矢島21
山中6、植田5、岩波4、室谷12
櫛引1

中島・植田は4戦連続、久保・遠藤・室谷は3戦連続、山中は2戦連続でスタメン。


・韓国のスタメン

チン・ソング18
リュ・スンウ10、イ・チャンミン8、ムン・チャンジン7、クォン・チャンフン22
パク・ヨンウ6
シム・サンミン2、ソン・ジュフン4、ヨン・ジェミン5、イ・スルチャン3
キム・ドンジュン1


◆感想

お互いにコンディション的に厳しい試合。
五輪出場を決めたので選手を変えてくるかと思われたが、
日本は勝負を優先して中心メンバーを連投してきた。

お互いに動きが悪いのは仕方のないところで、
この試合では日本は始めて流れの中から失点してしまった。
確かに韓国の大きな展開やワンタッチのパスワークは見事だったが、
この試合でチームの守備を評価することは難しい。

しかし、それなりに日本を研究してきたと思われる韓国のおかげで、
日本の問題点がはっきりしたのも事実だろう。
守備では山中と岩波がイマイチだった。

だが、最大の問題点は攻撃にある。
韓国にしっかりマークされてしまうとボールをつなげず、
オナイウは全くボールを収めることができなかった。
CBではキックの上手い選手はいないし、
MFは走力はあるがキープ力のある選手はいない。
幸いこの大会ではリードする試合が多かったのだが、
この試合のようにリードされる展開だとかなり苦しい。
監督曰くこのチームの特徴は多様性で攻守両面備えていることだそうだが、
攻撃面の不備が最後に明らかになってしまった。
山中の起用も攻撃面を補うためで、
確かに1アシストをしたのだが、逆に失点にも絡んでしまった。

監督の経験から今後も2トップが使われるのだろうが、
現状だと久保に求められるものが多すぎるように思われる。
本来はSHをどうにかしたいところなのだが、
A代表でもSHは不足気味で現実的な選手は思いつかない。
野津田は復帰するにしても、カイオの帰化は間に合わないようだし、
そもそもカイオが今のチームにハマる可能性も低い。
柴崎をCHに入れることでどれだけ改善するだろうか。

南野がいれば多少は事態は改善するだろうが、
前回も書いたように右サイドではあまり大活躍はできそうもない。
相手に守られた時を想定しての中島の起用なのだろうが、
チャンスメークは良くてもゲームメークでのデメリットが大きすぎる。
とにかく我慢するしかないのだろうか。

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meitei2005 at 19:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)リオ五輪 

2016年01月28日

日本対イラク

U23リオ五輪最終予選、準決勝、2−1.

・日本のスタメン

久保11、鈴木9
中島10、原川7、遠藤3、南野18
山中6、奈良13、植田5、室谷12
櫛引1

中島・植田は3戦連続スタメン、久保・遠藤・原川・室谷は2戦連続。


◆感想

イラン戦とは多少選手を入れ替えてはいるが、
日本の考え方はイラン戦と同じだったと思う。
日本もイラクも準々決勝で120分を戦っているが、
日本は中3日なのに対し、イラクは中2日。
交替選手もしっかりしているので、
長期戦に持ち込めれば勝つ可能性が高い。

また、イラクもA代表選手が多く個人能力は高いので、
守備から入るというのは当然の作戦。

シュート数4−10、CK5−10、支配率51−49という数字から、
日本が狙い通りにシュートの少ない試合に持ち込んだことが分かる。
ロスタイムのゴールは出来すぎだったが、
延長戦になっても負ける可能性は低い試合だった。

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meitei2005 at 15:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)リオ五輪 

2016年01月24日

日本対イラク

U23リオ五輪最終予選、準々決勝、3−0


・日本のスタメン

久保11、オナイウ20
中島10、原川7、遠藤3、矢島21
亀川15、植田5、岩波4、室谷12
櫛引1

井手口は発熱でベンチ入りせず。


・イランのスタメン

ミラド11、モタハリ10、トラビ17
アリ・カリミ7、ナギザデ16、サゲビ20
ヘイダリエ3、ダネシュギャル2、チュシュミ4、アブドラザデ13
アフバリ1

A代表はミラド11、トラビ17、アリ・カリミ7、他。


◆戦術・組織・成熟度・選手層の差

イランはGLでターンオーバーを使っていたとはいえ、
最終戦でGL突破をかけて中国と苦しい戦いを強いられており、
特に自慢の攻撃力を支える前線の選手たち、
モタハリ10、トラビ17、サゲビ20がスタメンで中3日。
一方の日本はチームとしては中2日だが、
オナイウ、中島、植田以外の8人はしっかり休んでいる。

どちらのチームも狙いははっきりしていたと思う。
イランはスタメンにA代表組も含めて最強の攻撃陣を揃え、
90分以内での決着を目指してきた。
一方の日本は長い戦いにして体力勝負を目指す。
右SHは南野ではなく矢島を起用し守備を固めた。

もちろんコンディション的に日本の方が有利だったのだが、
それを生かせるような監督の作戦・選手起用があり、
選手たちもそれをしっかりと実行できていた。
また、こうした試合を実行できるような選手層があり、
それを選んできた監督のチーム作りの勝利でもある。
関根を外し、南野をベンチに置いた采配が成功し、
タレントで上回るイランに勝つことができた。続きを読む

meitei2005 at 18:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)リオ五輪