2017年11月16日

日本対ベルギー

親善試合、0−1.


・日本のスタメン

原口(8)、大迫(15)、浅野(18)
井手口(2)、長澤(25)
山口(16)
長友(5)、槙野(20)、吉田(22)、酒井宏樹(19)
川島(1)


・ベルギーのスタメン

メルテンス、ルカク、T・アザール(ボルシア)
シャドリ(WBA)、デブルイネ、ウィツェル(天津権健)、ムニエ(PSG)
フェルトンゲン、フェルマーレン、カバセレ(ワトフォード)
ミニョレ


◆簡単な感想

エデンがいないベルギーには勝つチャンスがあったし、
勝たなくてはならなかった。
まあ、WC杯後の地位が確保されていない監督が、
長期的なFIFAランクを気にすることもないのだろうが、
協会もプライオリティを置いていないのでは話にならない。

もちろん、予選が終わって本選向けの選手選考の途中だということはある。
例えば、ブラジル戦で足を引っ張った久保だが、
予選で活躍した選手だし、まだ若いから一度のミスで切るのも良くない。
浅野は走ることしか能がないが、SHが足りないので使うしかない。

初出場の長澤は想像以上にハマっていたが、
このペースでは90分は続かないこともはっきりした。
もちろん親善試合で交替が効くので問題はないし、
ブラジル戦で悪くなかった森岡をもう1度チェックしたいのも当然。
どちらも90分は使えないという難点はあるものの、
香川の守備力が低く、柴崎もどれだけ復活するか分からない現状では、
この2人が使える目途が立ちそうなことは大きな成果だった。
井手口はこのレベルでは足元の技術が不足しているが、
90分走れるのだからしょうがない。

杉本を使っているのは、最後のオプションになるかどうかのチェックだろう。
この試合を見る限り難しそうだが、ブラジル戦の幻のゴールもあるので、
国内の親善試合でもう1度チェックされる可能性はありそうだ。
念のために書いておくと、岡崎が23人に入るのは前提だと思う。

槙野はスピード系のCBとしてはトップに躍り出た印象で、
よほどごついCFがいたり、ロングボールを使ってくる国以外は、
彼がファースト・オプションになる可能性さえ高くなってきた。
またSBのバックアップもできるため、23人に入るのは確実だろう。

結局のところ、最後まで信頼できるSH不足が足を引っ張っている。
宇佐美を引っ張ったのはアジア対策として理解できるし、
乾の招集を遅らせたのも彼のクラブでの地位確保が理由だろう。

しかし、武藤をあまりこのポジションで起用したがらないのは理解不能だし、
原口・乾しか計算できるSHがいないのだとしたら、
原口を右で使うという手を試していないのも解せない。
ベルギーは左CBのフェルトンゲンは左足の精度が高く攻撃参加が予想されるし、
この試合で見せたようにシャドリもベルギー代表では常連の実力。
ムニエの右サイドを警戒するのも分かるが、
結局、久保の緩い守備からこちらのサイドを崩されてしまった。
乾の守備力が信用できないと考えているのだろうか。
しかし、この試合で明らかになったように、
浅野は足が速いだけで、体力もないし、攻撃スキルも低い。
代表レベルの選手ではないことは明らかだと思うのだが。。。


meitei2005 at 16:15|PermalinkComments(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2017年11月14日

日本対ブラジル

親善試合、1−3.


・日本のスタメン

原口(8)、大迫(15)、久保(11)
井手口(2)
山口(16)、長谷部(17)
長友(5)、槙野(20)、吉田(22)、酒井宏樹(19)
川島(1)


・ブラジルのスタメン

ネイマール(10)、ガブリエウ・ジェスズ(9)、ウィリアン(19)
フェルナンジーニョ(17)、カゼミーロ(5)、ジュリアーノ(18)
マルセロ(12)、ジェメルソン(4)、チアゴ・シウバ(14)、ダニーロ(22)
アリソン(1)


◆簡単な感想

評価の難しい試合になってしまった。


・失点シーン

1失点目は吉田の軽率なファウル。
確かにプレミアではファウルは取られないかもしれないが、
ビデオが導入されたことも含めて対応する必要があった。

2失点目の直前のPKは山口と吉田のミス、
チーム全体の攻守の切り替えの遅さとまっとうなやられ方。
しかし2失点目自体は、ピッチに対応できない井手口の軽率なミスで、
あそこにボールを転がせばブラジルでなくてもやられてしまう。

3失点目は日本が前掛りになったところで、
久保が最悪の戦術・状況判断からボールをロストしてのカウンター。
また、陣形が崩れた際の守りの拙さもあった。


・個々人

もちろん、このレベルの相手に現行のチームが戦ったことはないので、
色々想定できない、あるいは試さなければことが多かったのは事実だ。
特に前線・中盤は若返りが進んでいて、彼らが対応できるかは未知数だった。

大迫はキープ力や高さは通用するが、
前から追いかける時のスピードや体力のなさ、
またカウンター時にもスピードが足りないことは明らかになった。
まあ、ここはある程度想定されていたことだ。
押し込まれる展開を予想するなら武藤などを使った方が良いのかもしれない。

予選で大活躍の久保は散々だった。
攻撃では見せ場を作れず3失点目の原因になったし、
守備でもマルセロを抑えることができなかった。

井手口は荒れたピッチに対応できずミスを犯した。

山口はポジショニングやカバーリングの能力の低さが改めて露呈した。
今までのレベルではスピードと体力でカバーしていたが、
このレベルになるとそれも難しい。

久保・井手口・山口は所属クラブのリーグのレベルの低さも課題か。
若い久保と井手口は経験を積めば改善の余地はあるだろうが、
山口は海外進出に失敗しているし、
彼の問題は一向に改善の余地がないので難しいかもしれない。

長谷部はアンカーでなければスピードと俊敏性の面で厳しい。

槙野がある程度通用したのは意外だった。

交替選手では森岡が使える可能性が出てきた。
守備を考えると香川を使いづらいので、
柴崎が無理なら彼を使った方が良いのかもしれない。


・守備戦術の問題

上記の選手起用も含めて、対ブラジルの守備戦術もイマイチだった。

日本の方針はパスがあまり上手くないブラジルのCBを放置し、
それ以外はマンツーマン気味に対応するというもの。
そのため、中盤の3人の並びが順三角形になっている。

1つ目の問題は長谷部が前に出ないといけないので、
彼のスピードと俊敏性では若干厳しい部分があること。

2つ目は大迫のスピードと体力では、
CBのパスコースを十分に限定できないこと。

ただ、一番大きな問題はマルセロ対策。
いくら酒井が1対1に強いといっても、
世界最高のアタッカー相手には必ずSHの協力が必要になる。
しかし、ブラジル(マドリー)のたちが悪いところは、
その後ろに控える左SBの攻撃性能が極めて高く、
注意しないとそこから崩されてしまうことだ。
そう考えると久保に求められる守備のタスクは非常に重いもので、
現実にこれをこなすことはできなかった。
もちろん、これは世界でもブラジルだけと言ってしまって良いのだが、
8分の1の確率でWCのリーグで当たる相手であり、
また日本がリーグを勝ち上がった場合に、
これまた8分の1近い確率で当たる相手だ。
(これはベルギーも同じである)
これは良いシミュレーションになっただろう。


・まとめ

こうした不手際が重なったため、前半で3失点を喫してしまった。
しかし、世間で言われるほど悪い試合でもなかった。

後半に入ってからは巻き返して、後半の早い段階で1点を返し、
その後も何度かは惜しいチャンスを作って見せた。
ブラジルも追いつかれることはもとより、
2点返されると後味が相当悪いので真剣にやっていて、
それは試合終了後のフェルナンジーニョの意気の上がり具合でも明らかだ。

ブラジルも選手交代を多く行ったが、
ネイマール以外は運動量の落ちた選手の交替や、
交替選手の見極めのためで、交替選手のモチベは高かった。
また、そもそも交替選手もトップレベルが多い。
もちろん、本番ならばネイマールを外したかどうかは微妙で、
しかもコウチーニョがいれば後半にもう少し攻撃を作れただろうが、
これぐらいのことは本番でも起こりうる。

問題なのは、前半途中からの日本のペースダウンが、
日本の運動量の問題なのか、失点したことによる精神的なものなのか、
それとも戦術等それ以外の問題なのかということだろう。
後半に動きが改善したことを考えると、運動量の問題ではなさそうだ。
後半のような戦い方ができるのなら、前半の途中からそれをやれば良いわけで、
それができなかったのは精神面か監督の戦術の問題ということになる。
しかし、中盤の陣形をいじってマーク相手を明確にしたこと、
前半の立ち上がりはかなり積極的に前に出たことを考えると、
戦術として消極的だったとも考えにくい。
いずれにせよ、強豪相手には前半の内に複数失点してしまう可能性はあるわけで、
それをいかに早い段階で立て直して反撃するかは重要な課題だ。
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meitei2005 at 17:47|PermalinkComments(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2017年09月02日

日本対オーストラリア

ロシアWC最終予選、2−0。

・日本のスタメン

乾14、大迫15、浅野18
井手口2、長谷部17、山口16
長友5、吉田22、昌子3、酒井宏樹19
川島1


・豪国のスタメン

クルーズ10(ボーフム)
トロイージ14(イタリア系)、ロギッチ23(セルティック)
スミス3(ボーンマス)、ルオンゴ21(QPR)、アーバイン22(ハル)、レッキー7(ヘルタ)
スピラノビッチ6(杭州緑城)、セインズベリー20(江蘇蘇寧)、ミリガン5C(元千葉)
ライアン1

控え:ユーリッチ9(スイス)アミニ15(スイス)ライト(ブリストル)
   ガースバック(ローゼンボリ)マクガワン(河南建業)デゲネク(横浜)
   マクラーレン(ダルムシュタット)フェレイラ(ポルトガル)

ミル・ジェディナク(アストンヴィラ)は相変わらず負傷中。
ベンチが1人少ないという謎。


◆簡単な感想

・前提条件

前回の日本戦でのできや、自力がほぼなくなったことを考えると、
選手選考の時点ではサウジがUAEに勝つ可能性が高かった。
最終節に豪国がタイに勝つことを前提とすると、
日本は2分けではだめで、どちらかには勝たないといけない。
逆にいうとこの試合に引き分けでもサウジには勝たなくてはならず、
引き分けが負けにほぼ等しいという状況だった。
これが選手選考に反映されている。

豪国にとっては、いずれにせよこの試合は引き分けで良かった。
サウジがUAEに勝ち、この試合に引き分け、最終戦のタイに勝てば、
勝ち点は豪国20、サウジ19、日本18。
サウジと日本のどちらが勝っても引き分けても豪国はWCに行ける。

実際には29日にサウジがUAEに逆転負けを食らい、
日本はこの試合に負けても引き分けても、最終サウジ戦で引き分け以上で、
WC出場が決まるという微妙な状況になっていた。
(最終節に豪国がタイに勝つのが前提)

逆に豪国の立場から考えると、
この試合で負けてしまうと勝ち点でサウジに並び、得失点差は負け。
最終戦のタイ戦は勝つ可能性がかなり高いが、
消化試合になった日本がどれだけ真面目にやってくれるか分からないし、
得点を多くとらなければならないことはプレッシャーにもなる。
もちろんこの試合に勝てればよいのだが、
引き分けでも、次のタイ戦に勝ちさいすればWC出場。


・作戦

しかし、現実は面白いもので、
引き分けでも負けでもあまり変わらない日本が守備を固め、
引き分けでも良い豪国がボールを支配する展開になった。
これは単純に、豪国が近年のプレースタイルに忠実だったことと、
それを見越した日本がその対策をしてきた、ということだと思う。

そこで日本の対策を見てみよう。
まず、3人の守備能力の高いMFを起用して、
バイタルにスペースを空けないようにする。
サイドも守備ができるSHを起用して固める。
豪国が自陣低い位置で組み立てると連動して前に出て、
そこを突破されると素早く帰陣して4−1−4−1を作る。

攻撃ではとりあえず大迫に入れ、スピードのあるSHと、
運動量のある井手口・山口がそれをサポートする。
MFは場合によってはFWを追い越して攻撃するし、
そこでボールを奪われると、すぐに守備に切り替えプレスをかける。
両サイドは個人で勝負できるし、手間取れば体力のあるSBがサポート。
長谷部はいつもの「安全保障」を請け負う。

4−1−4−1は3月のUAE戦で採用している。
この試合はアウェイとはいえ相手が良くなかったことを忘れてはならないが、
CHで起用された今野が得点を挙げるなど、悪くはなかった。
UAE戦もボール支配率では相手を下回ったが、
シュート数では相手を上回り、この試合と同様の結果が出ている。
http://blog.livedoor.jp/meitei2005/archives/52194496.html


・選手起用

乾・浅野・井手口の起用がサプライズだと言われている。
しかし、上の作戦を考えれば至極妥当な選手起用だった。

これまで原口の謎の大活躍があったものの、
乾は起用が少ないのがおかしいぐらいだったし、
原口がチームで出番が減っていることを考えると、
守備力が計算できる乾の起用は当然の策。

同じ理屈で右SHも守備力が前提。
スピードがなく運動量の落ちた本田はだめで、
武藤もあまり調子が上がっていない。
久保もヘントと同様に調子が上がっていないようで、
それならドイツで試合に出ている浅野、となったのだろう。
特にカウンターが多い展開になるなら、
浅野の足技のなさが響くことはないだろう。

上で書いたようにUAE戦で4−1−4−1を採用していた。
CHの今野は良かったものの、香川は守備力のなさを露呈し、
アンカーの山口は危ないところでファウルを犯すなど、イマイチだった。
そこでコンディションも微妙な香川を下げるのも当然で、
山口を前目にして彼の運動量を生かし、長谷部が全体の制御。
井手口のところは柴崎とどちらか迷うところだが、
最近代表ご無沙汰の柴崎より、
直近のイラク戦で出ている井手口の方が良いと考えたのだろう。

逆に4−2−3−1だと香川をトップ下にするしかないが、
コンディションが微妙な上に波が多い。
控えの小林祐希もまだ海のものとも山のものともつかないし、
久保の調子がイマイチなのもすでに書いた通り。

しかし、4−1−4−1にしても、
選手層の薄さという問題は残ってしまった。
これは「前提条件」のところで書いたように、
この試合とサウジ戦のどちらかには勝たなければならないと想定されたため、
攻撃的なオプションとなる選手を多く招集したからだ。
そのため、CHの控えで計算できる選手がいなくなってしまった。
酒井高徳と長友が両サイドができて、槙野もSBができることを考えると、
今野か遠藤航を呼んでおくべきだったかもしれない。
(酒井高徳のCHは緊急手段だと考えられているのだと思う)


・試合展開

ハリルの計算通りの試合だったと思う。
支配率は38−62だが、シュートは15−4、CKは8−3。
明らかに日本の方が効率よく攻撃ができていた。
実際に点が取れるかどうかは運の要素がかなりあるが、
幸い攻撃オプションならかなりある。

豪国は日本に引いてスペースを消されると、攻撃にならなかった。
1トップのクルーズは動いてボールを引き出すのだが、
2列目が連動して動かないため、クルーズが完全に孤立。

後半20分ぐらいから流石に日本の前線のプレスが弱まり、
それに合わせるようにユーリッチ・ケーヒルを次々に投入。
楔が入るようになり、日本に危ない場面もあったが、
乾と原口を交替させ左サイドの守備を補強したところで、
カウンターから井手口の見事なシュートがさく裂。
あとは守備固めと時間のために残りの前線も交替させ、
万全の形で日本が勝利を収めた。

日本はもう少し早い段階で選手を変えることもできた。
しかし、引き分けでも良い豪国に対して、日本は引き分けの価値がないので、
同点に追いつかれた時点で勝ち越すパターンを用意しておかなければならない。
あるいは、1−0で最後に豪国にパワープレーをされた場合に、
槙野を入れて守備を強化するパターンも考えられた。
先ほど書いたようにCHの控えで計算できる選手がいないことを考えると、
交替策も仕方がなかったことのように思われる。

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meitei2005 at 16:21|PermalinkComments(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2017年04月08日

シリア攻撃の必然性

残念ながらトランプのシリア攻撃の予言を書くことができなかった。
せめて、今後の展開について予言しておこう。

継続的か断続的かは別にして、トランプの外国介入は続く。

理由は「間が持たない」から。
国内で移民排斥法は司法で負け、オバマケアの修正も議会が否定。
これ以上、国内の政治で大きなことができないことははっきりした。
そうなると支持層に飽きられてしまうのは明らかで、
あとは軍事・外交でなんとかするしかない。
シリアはどうせ泥沼化するし、
それが済んでも世界には火種がいたるところにある。

ちなみに、国内が手詰まりになって、
外に関心を向ける手法は安倍もオバマも同じ。
もちろん、安倍は議会も抑えているから国内でやった感を出す余地はあるし、
オバマは得意の法律力でexecutive orderを連発したのだが、
トランプにはそれらがないし、たぶん次の議会選挙で共和党は負けるので、
こうなると益々やることがなくなってしまう。

meitei2005 at 15:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)政治 

2017年03月25日

UAE対日本

W杯最終予選、第6戦、0−2

・日本のスタメン

大迫
原口、香川、今野、久保
山口
長友、森重、吉田、酒井宏樹
川島


審判は安定と信頼のイルマトフ。
この時点で半分は勝ったようなものだ。


◆感想

この試合に関する感想はアトさんと大体同じで、
日本の組織(連携)もイマイチだが、UAEが弱すぎた。
小さな国でエースがいないと、こんなものと言えばこんなものだが、
それにしてももう少し何とかならなかったんだろうか。
http://atlanta.blog24.fc2.com/blog-entry-3063.html

逆にいえば、ホームでこれに負けたのは、
判定ミスがあったにせよ日本も大概だ。
そして、この試合でも個々人の良いプレーで2得点できたが、
圧倒したという感じでもないのが悲しいところ。

個々人の能力では圧倒的に上回っている。
日本の選手のミドルシュートは良いものが多く、
ふかしまくりのUAEは20年前のJリーグのようだった。
特に前線にクラブで試合に出ている選手を出したため、
連携などはあまりないのに個人技で何とかしてしまう。
1点目は久保のシュートの上手さが際立ったし
(酒井のアシストも、この時だけは何故か正確だった)、
2点目は大迫の空中戦の強さ、久保のキックの正確性、
今野の良く分からない才能がかみ合った場面だった。

守備でもDFが相手のドリブルを1対1で完全に止めた。
吉田は安定感を増し、両SBは身体能力で圧倒。

所属クラブでも出場機会がほとんどない川島の起用は謎。
そうとうシュートを打たれると思ったのか、
シュートブロックの能力を買って、なのだろうか。

上でも書いたように、組織と連係面は酷かった。
まずハリルは4−1−4−1を試したことがあっただろうか。
香川はアギーレ時代やドルトムントで経験済みなのだが、
いかんせんインサイドハーフとしての守備力が低すぎる。
攻撃面では良い部分を見せたのだが、
リードした後に早速交代させたのは当然の措置。

山口も相変わらず成長が見られない。
不要なファウルは多いし、ポジショニングも悪く、
コーチングも行えていない。
まあ、あの身体能力で欧州で通用しないということは、
どこか別に大きな問題があるのは明らか。
(同様のことは酒井宏樹にも言える)

長谷部の年齢と今回の負傷を考えると、
山口を起用し続けるのは非常にリスクが高い。
遠藤航を追加招集したが、
柴崎も含めてボランチの層を厚くしておきたい。

もちろん、最も深刻なのはSH(WG)
今は原口が死ぬほど働いているが、
一体彼がいなかったら、
この最終予選はどうなった(なる)のだろうか。
彼もお疲れ気味なので、
6月のイラク戦以降は少し怖い部分がある。

久保も、点は取ったが、SHが最適とも思えない。
FWあるいはトップ下の方が良いだろう。
本田の状況が改善するとも思えないし、
乾を呼ばないことは今もって謎のまま。
原口が左SHだから乾と被ると思っているのか。
原口は右もできるのだが。。。
武藤が復活するかが、かなり大きい。

結局監督が何を考えているかということになるのだが、
短期的な視点のみでやっているのだろう。
今回の今野など、彼の起用の成功率が高いのも事実なのだが。


meitei2005 at 17:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ハリルホジッチ・ジャパン 

2017年02月06日

プーチン時代の終わりの始まり

偶然、ロシア絡みの記事の連投。

オバマの「弱腰」外交とトランプのラブコール、
そしてアレッポの陥落で、
ロシア=プーチンの存在感は冷戦終結以降おそらく最も高まっている。
しかし、私は今がピークで後は下るだけだという印象を持っている。

ウクライナの件は永遠に解決しなくなってしまい、
ヨーロッパとの関係改善はほぼ不可能だろう。
シリアは短期的にはアサド政権が勝ちそうなのだが、
国内に火種は残ったままで、しかもスンニ派の怒りをかった。
元々ロシアには周辺地域との軋轢が絶えなかったのだが、
更に火に油を注ぐことになった格好だ。
現状ではあまりテロは起こっておらず、
相当力ずくで抑え込んでいるのだと思われるが、
今後はISやアルカイダもロシアを狙ってくるだろう。

ロシアの大統領選は2018年にあり、
直近の下院選挙などを見ている限り楽勝に思える。
しかし、その6年後はどうなるのだろうか。
ロシアでは憲法で三選が禁止されており、
2008年では腹心のネドヴェージェフを大統領に据えた。
だが、2024年にはプーチンは72歳になっており、
そろそろ後継争いが深刻化してもおかしくない。

更に経済が良くなる見込みもあまりない。
結局は資源価格の動向によるのだが、
アメリカのフラッキングとイラク・イランの国際社会への復帰等で、
長期的に資源価格が上がる可能性はあまり高くない。

その上、あまりメディアでは指摘されていないが、
プーチンの健康状態は良さそうには見えない。
体も一回り小さくなった感じだし、何より顔が優しくなってきた。
プーチンは外交の首脳を待たせることで有名だが、
あれも本当に体調が悪いのではないかと思う。

今、プーチンが死ねば、ソ連崩壊後のロシアの再建者として、
少なくともロシアの歴史には英雄として記録される。
だが、今後も権力にしがみつくようだと、どんどん状況は悪化し、
最悪の場合は不名誉な形で死を迎えることになる。

まあ、そんなことも知らずに、どこかの国の大統領と総理は、
プーチンに入れあげてホクホクしているわけなんですが。。。

meitei2005 at 18:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0)政治 | prophecy

2017年01月14日

チェルノブイリのガスマスク(Gas Mask in Chernobyl)

チェルノブイリのガスマスクが散乱した部屋は有名だ。
特に子供用のものだからインパクトが大きい。

しかし、冷静に考えてみると、なぜガスマスクが散乱しているかが分からない。
(知っている人がいたら、教えてください)

少なくとも下のワードで検索してもそれらしいものにヒットしなかった。

Chernobyl "why * mask"
Chernobyl "reason * mask"

ます、チェルノブイリで「ただちに」多数の子供が死んだことは知られていない。
放射線汚染が酷いのは衣類等も同じだし、
実際に死人が出たのなら死体と同様の処理がされただろう。

考えられるとしたら、嘔吐をする子供が多く、
窒息の恐れがあるので外したパターンだろうか。
(その割に、ゲロまみれ、という感じはしないが)

あるいは、つけてはみたものの、
息苦しいなどの理由で外したのだろうか。

そもそも、当初はソ連自体が事故をひた隠しにしていて、
子供だけが一か所に集められてマスクをしたシナリオが考えにくい。

更に、逆にあんなに均一に散らばっているのも不思議だ。

近年、チェルノブイリの観光地化が進んでいる。
日本でもクレイジー・ジャーニーなので取り上げられた。
どうにも本物だとは思えなくなってきた。





meitei2005 at 23:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会 | media

2017年01月13日

トランプ支持者とロシア(Consistency in Trump Supporters on Russia)

またもや、全く需要のない政治のお話。

トランプ支持者は白人・地方・男性・高齢者・非高学歴と言われている。
特に高齢者・非高学歴は反共・反ソのような気がするのだが、
支持者はここに矛盾を感じていないのだろうか?
もう25年も前の話なので、忘れ去ってしまったのだろうか?
(昔話はお年寄りのお得意だが)

最近のロシアがらみの話は、ひょっとしたら流れを変えるかもしれない。
(と、先に言っておくと、後で当たったら嬉しい)

meitei2005 at 22:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会 | 政治

2016年12月31日

縁故民主主義(Crony Democracy in Japan)

縁故資本主義(Crony Capitalism)という言葉は有名だが、
現在の日本や世界の政治は「縁故民主主義」と、
それへのポピュリスティックな反発(Populism)と考えると分かりやすい。

アメリカではEstablishmentとかWashington (Insider)などと呼ばれる、
政治・経済・メディアを含めた既得権益が、
トランプとその支持者の攻撃対象となった。

日本ではメディアの統制が強固なので、これが議論になることは少ない。
例えばアベノミクスの中身は要は円安推進で、
製造業・大企業の業績を改善させて日経平均などを上昇させ、
その恩恵を受ける旧来型メディアを黙らせるというものだった。
新聞の消費税の軽減税率だけがメディアへの利益誘導ではない。
もちろん、そもそもの前提として新聞の独禁法での扱いと、
テレビ局の電波法での扱いで優遇されていることは言うまでもない。

この点では、アメリカの既存メディアは(Foxなどを除き)
反トランプに偏っているとトランプや保守層で怒っている人は多いが、
思想面ではともかく経済面では既存メディアはあまり甘い汁を吸っていない。

日本でもネットで情報を得ている人にとって、
既存メディアの腐敗というのは耳タコだろうが、
それがどちらかというと左右の対立やメディア単独の利益の問題として扱われ、
政治・経済も含めた既得権益だという議論は相対的に少ない気がする。

meitei2005 at 18:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)社会 | 政治

2016年11月18日

三浦九段のスマホ不正疑惑について

サウジ戦と見せかけて、斜め上の将棋の話題。
しかも読者層を絞り切れていない、長い悪文。。。


この問題は不正があった派、なかった派でもめている。
先に自分の意見等をまとめておく。


・白か黒か

自分は羽生さんと同じように(寄らば大樹)
白とも黒とも言えないだろうというもの。
白の証明は原理的に不可能だし(悪魔の証明)
黒であることも証明は難しいだろう。
もちろん、スマホやPCから通信記録等が出てくれば別だが、
まともな悪人なら証拠を残すようなことはしないだろう。


・一番悪いのは将棋連盟

電王戦が始まって以降こうした問題が起こることは懸念されてきたし、
例えば田中寅彦九段は理事会でスマホ制限等を提案したが、
結局総会に回されて、そこで否決されてしまったらしい。
もっと早い段階で対処しておくべきだった。


・渡辺竜王も悪くない

彼の行動やその理由、いきさつについては彼のブログに書かれている。
あの時点、状況では仕方なかったと思う。


・将棋連盟の更なるミス

連盟は10月12日に処分を発表し、会見を行っている。
ここで問題だったのは、処分理由を明確にしなかったこと、
あるいは明確に伝えられなかったことである。
また、棋士個々人にメディアへの対応を許したことも大きなミス。
ここで情報をコントロールしなかったことで、
不必要な混乱を生み、棋士個々人に負担をかけてしまった。
本来であれば緘口令を出して、
情報を一本化しなければならなかった。
特に直後に竜王戦を戦う渡辺竜王は辛かったと思う。


・私の棋力

私の棋力はアマチュアレベルで、
その実力は20年前に地方の道場で初段だった、
という人と互角ぐらいでやっていた程度。
最近はもっぱら「見る将」で指してすらいない。
従って、三浦九段の手がソフトっぽいかなどは全く分からない。


・さらに、さらに

私は将棋ソフトを持ってもいないし、
インストールして自分でデータを取ることすらしていない。
(忙しい暇人なので)

関心があれば、アプリを使って確認してほしい。


・以下の文章の意図

上に書いたような自分の棋力なので、
個々の手について自分の感想を述べることはほとんどない。
以下では主に、三浦九段が不正をしたと言われている数局で、
最早プロよりも強いと考えられるコンピューターソフトと、
手の一致率が非常に高いという点について考える。
結論を先に書くと、一致率が高いことは必ずしも不正を意味しないが、
逆にプロの存在意義がより怪しくなってくる、というものだ。


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