2008年11月

2008年11月24日

物量という名のヴィジョン

J32節、ヴィッセル神戸対FC東京、1−1

◆感想

 5連勝中で波に乗る神戸と、リーグ最終盤まで優勝争いに絡む東京。
好調同士の一戦は見ごたえのある熱戦となった…

 とまあ、普通の文章だったらこんな感じで切り出すのかもしれないが、
神戸の5連勝の相手は降格争いの大宮・アウェイで弱い京都・落ち目の浦和・
アウェイで弱い大宮・降格争いの東京Vとショボい相手が続いている。
5連勝の前の6連戦は2分4敗と散々な結果だが、
相手は名古屋・G大阪・鹿島・復調した横浜FM・清水・アウェイ新潟で、
強い相手にはやはり勝てていないようだ。
もちろん「ちゃんとしたチーム」でなければいくら相手が弱くても勝てないわけで、
その意味では神戸が「ちゃんとしたチーム」なのは間違いないが、
かといって「中位」を上回るものがあるかと言われると…

 一方の東京も形式的には優勝争いをしているのだが、
得失点差もあるし、この試合に引き分けてしまったことで可能性はほぼ0に。
しかも勝点52というのは、例年なら「好調な中位」程度の位置づけに過ぎない。

 しかし、東京には上位を狙うヴィジョンがあり、
それが、現状での完成度では神戸の方が上回っていたにもかかわらず、
東京が追いつくことを可能にしたように感じた試合だった。


◆展開

 この試合は、大半の時間で神戸が優勢に進めていた。
シュート数でも22−16と6本上回っている。
中盤の運動量、特に得点も取った田中の動きは傑出していて、
金南一が東京の中盤を潰し続けていた。
左SHの大久保は自由に動いてチーム最多のシュートを放ったし、
右SHの馬場は目立たなかったが
東京の強みであるカボレ・長友のラインを良く抑えていた。

 戦力的に見劣りしないはずの東京が苦戦したのは、梶山と徳永に責がある。
4−1−4−1気味の東京と4−4−2の神戸なら中盤の人数は東京の方が多くなる。
しかし梶山は攻守共に活躍できず、このシステム上の優位さを生かせなかった。
もちろん相手は韓国代表主将の金南一で、彼に勝てというのは酷かもしれないが、
羽生・今野のフォローがありながら活躍できなかったのは痛い。
失点シーンも梶山のミスからボールを奪われたところから始まっている。

 徳永は、相手の大久保が自由に動き回るため、
攻撃時には比較的フリーになりやすかったはずだが、
ほとんど攻撃に絡むことができなかった。
石川が中目のポジションをとってサイドのスペースが空いているのに、
タイミングよく攻撃参加することができない。

 前半にリードされた東京は、後半の立ち上がりに攻勢をかけるが不発。
そこで後半途中から次々と選手を入れ替えてきた。
ここでの最大のポイントは、梶山を残すという城福監督の判断だった。
ベンチにはエメルソンが控えていて、彼を梶山と交代させるべきだった。
負担をかけている石川・羽生と動きが落ちる平山の交代は予定通りなのだろうが、
特に負けていて終盤パワープレーをすることを考えると、
決して動きが悪くは無かった平山を残しておいた方が良かった。

 それでも神戸の動きが落ちてきた後半の後半に東京ペースになり、
パワープレー気味の展開からカボレが抜け出して同点ゴールを決める。
しかし、この流れでも梶山のミスが目立ち、押し込んだ割りにチャンスが少ない。
その後は中盤スカスカの激しい打ち合いになったが、
どちらかといえば神戸の方が勝ち越すチャンスが多く、
結果的には1−1のドローで試合は終了。


◆物量という名のヴィジョン

 梶山の扱い1つ取ってみてもそうだが、
コンディション・選手起用・ゲーム運び、
いずれをとっても東京に有利な要素は無かった。

 しかし、それでも東京は追いついて引き分けに持ち込んだ。
その差がなんだったのかといえば、単純に物量だと思う。
神戸はスタメンこそ良かったが、交代選手はさほど活躍できず。
一方の東京は大竹・鈴木・赤嶺がそれぞれの良さを見せた。
(ただ鈴木は少し狙いすぎだったかもしれないが)

 物量で上回ったといっても、東京ガスが楽天より金持ちだから、
というような単純な話でもない。
おさじさんのところにあるように、この2チームの選手の給与総額を見ると、
むしろ神戸の方が上回ってるぐらいだ。

 ではなぜ東京が物量で上回ったかというと、監督・フロントのチーム作りの妙。
赤嶺・大竹は今年ブレイクした選手達だし、平山も当初は不良債権でしかなかった。
石川もシーズン通しては使えない選手だったが、今季は稼働率がかなり上がっている。
控えの鈴木も使えなかった栗澤とのトレードで戦力補強したもの。

 これは、以前にも書いたことだが、城福監督のローテーションが大きい。
今シーズンは東京にとって決して順調なシーズンではなく、
ブルーノ・石川・羽生・エメルソン・茂庭・長友らの負傷があったし、
今野・梶山ら代表組の調整が難しいときもあった。
しかしバランスの良い選手層を城福監督は上手に使ってみせた。
またこうすることで控え組のモチベーションを保てているし、
出番を得た若手が成長することも可能になった。

 選手を入れ替えても致命傷になるほどはチーム力が落ちない、というのは、
監督の戦術の運用が(大まかには)上手くいっている証拠だ。
どんなボンクラでも適当に選手を試していれば、
偶然運よく「ハマる」構成に辿り着くこともありえる。
この状態で同じ選手を起用していれば、選手間のコンビも熟成され、
それなりの機能性を持ったチームができる。
ただ、これだと中心的な選手や数人が同時に離脱すると上手く行かなくなるし、
コンディションを崩す選手を入れ替えることが容易ではない。
一方、監督がチーム機能のメカニズムをそれなりに理解している場合、
問題が生じてもそれなりに処置をすることが出来る。
これが、一見すると必ずしも完成度が高くない東京が、
それなりに上の方に来れている原因だ。


◆展望

 Jリーグもとうとう残り2試合となった。
東京は事実上優勝の可能性がなくなったとはいえ、
ACL出場権の3位の可能性は残されている。
しかも相手はアウェイで弱くアレッサンドロと永田が出場停止の新潟と、
降格争いをしていて調子が落ちている千葉。
ここをおいしく2連勝でいただければ、
上位同士の潰しあいが残っている名古屋・大分、
死にかけの上にG大阪・横浜と手強い相手を残した浦和、
守備が不安定で強いのか弱いのか分からん川崎は上回る可能性がある。

 ただし、長期的に見て来年のACL出場には懐疑的だ。
平山の更生・赤嶺と大竹のブレイク・石川のモデルチェンジ・茂庭の復活と
城福=東京はこのシーズンでかなり進歩を見せているが、
今野や徳永といった乗り遅れ組がいるのも現実だし、平山の更生も道半ば。
もう1年は地道にチーム作りに励んだ上で、
国内カップとリーグ3位以内を目指して再来年にACL挑戦の方が良いと思う。

meitei2005 at 22:11|PermalinkComments(12)TrackBack(0) Jリーグ08 

2008年11月20日

カタール対日本

WC最終予選、0−3


 戦前に危ない危ないって騒いだときに限って快勝したりするんだからなぁ(苦笑)


◆望外の試合展開

 この試合に関しては、もちろんカタールの守備のボロさというのはありますが、
日本にとって考えうる限り最も都合の良い試合展開になりました。

 まず、前半の前半の内に先制点が奪えたこと。
あの田中のゴール自体は角度が無いところからのGK股抜きという
高度な技術か幸運が必要なシュートだったわけですが、
見逃せないのは長谷部が囮になっていたこと。
あれはチーム全体の動きがなければありえないプレーです。

 長谷部自身は現状の好調の上に、ブンデスが始まったばかりで、
しかも比較的ドイツから近い中東というコンディション面での有利さもありました。
ただ、チーム全体としてはJリーガーのコンディションが落ちている上に、
現状のやり方が多量の運動量を要求するものなので、
先制点が奪えてなければ、あの動きはそうは続かないはずでした。

 しかし、先制点が奪えたことで試合運びがはっきりしました。
アウェイということもあり、しっかり守るという意思統一が可能に。
この試合ではCKこそ8本とりましたがシュートは10本。
3点目を取った後にボール回しをしたので試合全体の支配率は上がってますが、
前半の支配率は決して高くは無かったのが印象的です。

(08/11/24追)
 試合を通じてのボール支配率は46−54。
試合後半のポゼッションを入れてこの数字なので、
前半は少なくとも支配率で上回ってはないようです。

 また、カタールは前に出ざるを得ないので必然的にスペースができて、
玉田・田中・大久保(長谷部)のドリブルや、
俊輔・遠藤から長友・内田への展開も有効になってました。
この展開は玉田・田中・大久保に負担がかかりますが、その他はそうでもない。
ここでMF・DFの体力を温存できたのが非常に大きかった。

 後半立ち上がりの2点目も、形こそできていたとはいえ、幸運なものでした。
ペナ外から玉田がゴールを決めるのを見るのはいつ以来でしょうか。
もちろん、カタールのGKが(高さ以外は)ヘボいというのもありますが。
あそこでもアシストをしたのが長谷部というのはポイント。
彼はDFのカバーをやったりサイドに回ったり大活躍でした。

 2点差になったことで試合運びが随分と楽になり、更に落ち着きが出てきました。
後半23分にはそれまでほとんどGKにキャッチされていたCKを工夫し、
ショートコーナーから俊輔がファーのトゥーリオに合わせて3点目。
GKの高さへの自信の裏をついた見事なクロスでした。

 この後は負担をかけていた田中・大久保・玉田を順次交代させながら試合終了。
カタールの選手を怒らせて、怪我をしないようにカードを貰わせたのも良い判断でした。


◆俊輔の言葉が教える問題点

 このように、この試合では日本に有利な試合展開になったわけですが、
少し運が悪かったらどうなっていたかは分かりません。
田中の先制点が決まっていなければ日本の動きは徐々に落ちたでしょうし、
相手が前がかりにならなければ玉田がフリーでシュートを打つことも難しかった。
後半にペースを落としたとはいえ、シュート数は10本しかなかったわけで、
いつもの調子ならせいぜい1点しか取れないところでした。

 CK・FKが機能しなかったのも危ないところ。
俊輔は流石の判断とボールキープを見せてましたが、ロングキックの精度が悪かった。
CKも、相手のDFとGKの高さがあるとはいえ、全くチャンスにならず。

 普通に考えたら、3点取った後に交代させるべきは俊輔でした。
日本のエースで代えが効かず(後述)、怪我をしている上に、
アジアの選手はラフプレーが多いし、アジアの審判もちゃんと見ていないことが多い。
(特にプレーの後の接触を見てないのはなんとかならんのでしょうか)

 岡田監督はなぜ俊輔を交代させなかったのか。
理由は、実は単純です。それは交代させられなかったから。
現状では俊輔抜きではチームは機能しません。
もう少し正確に言うと、全然別のチームになってしまうため、
パフォーマンスがどうなるか予想できない。
もちろん、最初から俊輔抜きということなら、
シリア戦のように組み替えてしまうことはできるんですが。

 俊輔は以下のように語っています。

アジリティー(敏しょう性)のある選手が増えて、
 オシムさんがやってきたことが今、いい方向に来ていると思う。


 俊輔は選手の立場からの真理を語っています。
その前提にあるのは、自分がいないという状況を考えないということ。
確かに敏捷性がある選手が増えてはいるんですが、
その一方で俊輔や遠藤のようなタイプが全く育っていない。
後は憲剛ぐらいですが、岡田監督は別カテゴリーだと考えているようです。

 俊輔が今の力を維持する限り、岡田監督は使い続けるでしょう。
しかし、彼がいない状況でどうするかという問題は依然クリアされていない。
現状の流れでは全く別のチームを作ることになりそうですが、
はたしてそれがいいのかどうなのか。


◆細かいネタ

・審判

 やっぱりクオリティは低いですが、
ファウルをあまり取らないのは幸いだったかもしれません。
日本のセットプレーが点になりそうな感じがほとんどなかったので。


・俊輔の発言(1)

アジリティー(敏しょう性)のある選手が増えて、
オシムさんがやってきたことが今、いい方向に来ていると思う。


 うーん、病気に倒れたとはいえ、前監督を褒めるのはどうなんでしょうか?


・俊輔の発言(2)

最後はやっぱり(失点)ゼロで終わりたかった。
(失点しなかった理由は)一番は途中から入ってきた選手。時間は短いけど、
岡ちゃん(岡崎)が相手のストッパーにスライディングでチェックに行ったり、
寿人(佐藤)もワントラップ目がずれたときに、
足の裏でスライディングして(相手にボールを)取られないように味方にパスした。
それで相手の方は足を引いちゃった。ああいうプレーが大事。
寿人も自分が得点するために前に残ってアピールしたいはずなのに、
チーム状況を考えてやった。
後ろ(の選手)はもう疲れていて、
何が必要かというプレーをあの数分でやれたのは非常に大きい


 松井への言及はなしですか。
確かにトリッキーなプレーをやっててドッキリする場面もありましたが…
普通にスタメン格だからフォローする必要がないだけかもしれませんが。


・寺田への気遣い

寺田さんがやりやすいようにやろうと思っていたし、
寺田さんも非常にいいプレーをしてくれた


 年上ということもあって「さん」づけなわけですが、
トゥーリオ以外も寺田に気を使ってる感じはあります。
チームの雰囲気に余裕があるんでしょうね。


◆選手個々人

・遠藤

 長谷部が元気なんで、長谷部を走らせて彼はバランスをとってました。


・長友

 途中からは守備の方に気を使ってて、
得意の走りはあまり見れませんでした。


・寺田

 きちんと仕事をしていました。
無理につながず蹴るところは蹴ってました。


・トゥーリオ

 前半15分のミドルは、左足とはいえ勢いがなかった。
前からかれの左足のキックはあんなもんでしたかね?
やっぱり疲れてるように見えるんですよねー。


・内田

 相変わらずクロスが決まりません。ミスも多い。こっちもお疲れか。


meitei2005 at 23:09|PermalinkComments(10)TrackBack(0) 岡田ジャパン 

2008年11月18日

カタール戦展望:けっこうヤバいんじゃね?

 カタール戦敗北経由・岡田更迭行き、を望む人間としては、
明日のカタール戦は願っても無い「好条件」が揃って参りました。

(1)相変わらずしょっぱいFW陣
(2)俊輔負傷・松井不調で攻撃的MFの目処が立たず
(3)しかも控えに計算できる攻撃的MFがほとんどいない
(4)パワープレーをやろうにも高さのあるFWが少ない
(5)中澤負傷・トゥーリオ疲労でCBも怪しい
(6)楢崎負傷で波の激しい川口がGK(しかも劣化気味?)
(7)アウェイ
(8)Jリーグ終盤で全体的なコンディション低下

 もちろん、つっても相手はアジアなわけで、
だらだらやってても勝っちゃったり引き分けたりしかねないわけですが…
ヤバいと言った時に限って勝っちゃったりしますからね(笑)

 最大のポイントは、立ち上がりの鬼プレスしか芸がないのに、
アウェイということもあって、ウズベク戦のように
逆に立ち上がりから押し込まれる可能性すらあるということ。

 そうなると、時間が進むにつれ押し返すことは難しくなってくる。
もともと玉田とかそれほど体力があるわけではない選手を起用しているため、
プレスに行くにしても個々人によって勢いに差が出てきてしまう。
これもチームとしての意思統一ができていれば
休む時間帯をハッキリさせたりして対応できるんですが、
岡田ジャパンではそういった要素は見られない。
「唯一」意思統一できるのが全員が元気な立ち上がり、というわけで。

 立ち上がりの時間帯を逃すと、あとは最後までぐだぐだ。
しかもポイントは選手交代策もほとんどないということ。
香川を入れても流れが変わるとは思えないですし。
トゥーリオもコンディションが悪いので無理も効かないだろうし。
巻をベンチに入れるかどうかによっても違いますが、
最後のパワープレーもできるかどうか怪しいところ。

 日本が勝つとしたら立ち上がりに押し切ってしまうか、
セットプレーからどさくさの点を取るか、
あとはカタールの自滅待ちといったところでしょうか。
我慢比べに持ち込めば経験の差で勝てるはずですが…


◆スタメンをいじってくるパターン

 実は上記の問題点をある程度解消できる方策がある。
それはシリア戦のスタメンに近いメンバーを起用し、
格上の戦い方をせず守ってカウンターを狙うというもの。
負傷している俊輔と試合勘が怪しい松井はベンチに置いて、
前線を玉田・田中・大久保・岡崎あたりにして、
憲剛をボランチにして一発カウンターを狙う。
これなら前線の高さの無さは気にならないし、
「守る」ということで意思統一できれば守備の怪しさも誤魔化せるだろう。
ホームということでカタールが勝ちに来てくれれば裏をとりやすい。

 これなら俊輔・松井・遠藤をジョーカーとして使うことができる。
後半に相手が疲れてボール支配率が上がってくれば、
巻も入れて空爆に移行することも可能だろう。

 これが採用されるかどうかは、岡田監督のシリア戦の評価に依るだろう。
あれが俊輔・松井・遠藤ら不在時のオプションに過ぎないと考えているか、
それともシリア戦の「快勝」に手ごたえを感じちゃったりしているか。
岡田監督の発言を聞いてると、後者の線も捨てきれない感じもあって。
勘違いでも短期的には良かったりすることもありますからね。

 もし、この戦術を採って誤魔化し勝ちをすれば、
岡田監督の評価も再び上がってくるのではないかと思う。
横浜時代を振り返ってみても、選手の個人能力に依存したサッカーを続け、
久保を壊したりマルキーニョスを追い出したりする先見の明のなさを露呈しながらも、
最後のところは誤魔化しと嫌らしさで若い浦和に競り勝って優勝している。
岡田監督が優れた部分があるとすれば、根性・誤魔化し・嫌がらせなわけで、
毎試合1人ぐらいのペースで犠牲者を出しながらでも勝ち進めば、
岡田監督を敢えて解任しようという話にはならないだろう。

 要は、岡田監督が往時の嫌らしさを取り戻せるかにかかっている。
なんだかんだ言っても最後にはとにかく勝ちたい、となるのか、
それとも「俺流」ではないサッカーで勝ってもしょうがない、と思うか。

 まあ一番可能性が高いのは、この2つの間の中途半端な感じでやって、
ぐだっぐだになるってパターンかもしれませんが(笑)

meitei2005 at 16:37|PermalinkComments(8)TrackBack(0) 岡田ジャパン 

2008年11月17日

日本対シリア

 時期も逸してますし、簡単に

◆失速の理由

 多くの人の感想は「シリア弱すぎ」と「選手交代で失速」の2つかと。
前者に関しては大体のところ同感なんですが、後者に関しては若干異論が。

 ポイントは、選手交代を行う前の前半の後半に既に失速していたこと。
これについては何度か書いてきたことですが、
やはり岡田ジャパンは運動量を多用したプレスが生命線なので、
あっという間に選手が疲れてしまうというのが問題点

 過去の試合でも同様の問題が見られたわけですが、
選手交代を多く行える親善試合では露呈しにくかったはずでした。
しかしUEA戦と違って運動量の低下がハッキリ出てしまったのは、
Jリーグが終盤戦を向かえて選手のコンディションが落ちていて、
しかも比較的コンディションが良い海外組がいなかったことが原因かと。


◆攻撃的MF

 岡田ジャパンで登場回数が妙に増えている岡崎ですが、
プレス要員だと考えれば納得いくのではないかと。
じゃあ何で巻や矢野じゃないのかということですが、
彼らよりは足元がある、と思われてるんでしょうか。

 もちろん、攻撃的MFがいないという問題もあります
これは岡田監督の失敗も大きいわけですが、
俊輔・松井(大久保)の次に来る選手を全く用意できていない。
なぜか香川に拘ってますが、まだこのレベルの選手ではなさそうです。

 確かに攻撃的MFを探すのは難しいわけですが、
少なくとも香川と同等かそれ以上と思われる選手はいるわけで。
梅崎・小川・金崎・石川・羽生・二川・狩野・深井・谷澤・柏木。
もちろん将来性・試合勘・コンディション・好み(タイプ)はあるんでしょうが。
香川が今度移籍するかどうかは分かりませんが、
J2やU−19ぐらいだと大した経験にはならないような。
まあ、こればっかりは将来性が凄いんだと言われたら反論できないわけで、
結果(2年後)を見てみるしかないんでしょうが。

 CBに関しては逆にベテラン重視のようで。
それはそれでもいいんですが、寺田も33歳ですか。
WCの時には35になってるんですよね。
もちろん、35歳でもできるのかもしれまえんが、
現状の岡田ジャパンのプレッシング作戦ではどうでしょうか。
もちろん急場しのぎでしかないのかもしれませんが…


◆おまけ:長友凄かった

 全体的にチームの勢いが落ちていく中で、
長友だけは最後まで動きが落ちませんでした。
いや、あれでも落ちてたのかもしれませんが…
彼は代表とチームで他の人と同様に疲れてるわけですが、
多少怪我をしたのもあってコンディションはマシなのかも?
それにしても、今の岡田ジャパンには欠かせない選手になってきました。
岡田さんは壊さないように大事に使ってください。

 一方の内田はやや低調で、ことごとくクロスがひっかかる。
もちろん、中に高さがないってのはあるんですが…

meitei2005 at 21:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0) Jリーグ08 

2008年11月11日

J31節反省

 3勝6敗。予想外の惨敗。
柳沢・ラフリッチのスーパーゴールとか、新潟の健闘とか、
青山・ピクシーの大チョンボとか予測不能なプレー(采配)が続出。

 Jリーグは6チームに優勝の可能性が残されるという、
05シーズン以上の大混戦となってきました。
(しかもこの6チームは全部15勝なんですね)
まあ、勝点の上に得失点の差もあるので、
川崎と東京の優勝はかなり厳しいとは思いますが。
これで東京が得失点差1桁代で優勝でもしたら大笑いですよ。


◆横浜FM - 京都。1−3。ハズレ

 柳沢が2得点とか言われても…
横浜は何度かあった決定機を決められず。


◆札幌 - 浦和。1−2。当たり

 浦和はなんとか勝ちましたとさ。


◆大宮 - 川崎。2−1。ハズレ

 うーん、川崎はジュニーニョの衰えが…


◆柏 - 名古屋。2−1。ハズレ

 米山の交代策が大チョンボでした。


◆G大阪 - FC東京。1−3。当たり

 ガンバはやっぱりお疲れ模様。
明神のCBも悪くは無かったですが、
平山の3点目はやはり厳しいところ。
東京はラッキーな部分も大きかったですが、
城福監督の平山更生が成功しているのが驚愕。
ただ特に前半の守備は褒められたものではなく、
播戸が全盛期なら前半だけで3点取られて終わってました。


◆磐田 - 清水。1−0。ハズレ

 あのミスはなんだったんでしょうか(笑)
しかし、今の磐田に先制されて逆転できないのも清水の実力。
結局シュート数が9本しかないわけで。


◆鹿島 - 新潟。0−0。ハズレ

 稀に見る好試合でした。
コンディションと面子が揃ったときの新潟はやっぱりいいチームです。
マルシオが絶好調なら勝っていたかもしれません。

 一方の鹿島はやや停滞気味。
小笠原不在で全体的な質が落ちていることもありますが、
こおろぎ・ダニーロをスタメンで使ったことで、
切り札がいなくなってしまった感じもあります。
そんなに田代の調子が悪いんでしょうか?


◆東京V - 神戸。0−2。当たり

 妥当といえば妥当な結果。
前半の前半の神戸の猛攻を凌いだものの、
トータルでみて東京Vが勝てる試合ではありませんでした。
追い込まれて福西の本気が見れたのが収穫。
あのシュートを決めていれば…
それにしても土肥はなんとかならんのでしょうか。


◆大分 - 千葉。0−0。ハズレ

 うーん、これだけ好調な大分でもジンクスを破れず。
まあ普通に千葉がいい試合をしたってのもあるんですが。

meitei2005 at 19:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) Jリーグ08 

2008年11月07日

J31節予想

 今回は前節よりは予想が当たりそう。
「柏−名古屋」「G大阪−FC東京」を当てられるかどうか。


◆横浜FM - 京都。横浜FM

 前節ようやく3点を取って勝利したFM。
FMはホームに強く、京都はアウェイで弱い。


◆札幌 - 浦和。浦和

 浦和はここに勝てないようでは…


◆大宮 - 川崎。川崎

 デニス・マルケスの復帰情報がないのですが、
直前の天皇杯も出てないし、仮に復帰しても試合勘がどうか。
彼がいないのなら大宮が勝つ可能性は低い。


◆柏 - 名古屋。引き分け

 4試合引き分け中の名古屋と、守備が不安定化して調子の良くない柏。
名古屋はマギヌンの復帰が微妙で、復帰してもコンディションは万全では無さそう
ただ中村直志が復帰することで中盤の守備はマトモになるのではないかと。


◆G大阪 - FC東京。東京

 ACL後は勝てないチームが多い。
一方の東京は前節鹿島に勝利するなど調子もいい。
ガンバは12日にACL決勝第2戦も控えているし、
あの監督は控えメンバーを多く使うことはないかもしれないが、
やはり無理は効かないのではないかと思う。


◆磐田 - 清水。清水

 普通に考えて今の調子なら清水。


◆鹿島 - 新潟。鹿島

 まあ、普通に。


◆東京V - 神戸。神戸

 ディエゴが残り4試合全て出場停止だそうで
ヴェルディの降格がいよいよ現実的なものになってきました。


◆大分 - 千葉 。大分

 ここも普通に。千葉はやや下降気味。

meitei2005 at 20:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0) Jリーグ08