2009年03月

2009年03月28日

感想がない

WCアジア最終予選、日本対バーレーン、1−0


・日本のスタメン

玉田
大久保、田中、中村
遠藤、長谷部
長友、トゥーリオ、中澤、内田
楢崎


 えー、全く書くことがなくて困ってるんですが…

 守備で素晴らしいヨミを見せた遠藤と、凄い運動量だった内田。
ACL出場組は早めに体を作ってるのが功を奏したんでしょうか。
その割りに玉田の調子は良くはなさそうでしたが。え? いつもあんなもん?

 思い起こせば、ちょうど1年前のバーレーン戦に敗退し、岡ちゃんの俺竜宣言。
次の5月のコートジボワール戦から玉田をFWに起用し、
その後、数試合で岡田ジャパンは急速に完成度を高めていった。
実際、去年の後半からチームのスタイルと質はほぼ一定の状態を保っている。

 代表という時間が限られた環境でこれだけ短期間に完成させられたのはなぜか。
理由は単純。それはそもそも大した完成度ではないから。
あるいは低レベルな完成を成し遂げて、そこから動かしてないから。
その証拠に、最近の岡田監督の発言を見てみると、
精神面と選手個々人の精度ぐらいしか言及していない。
つまり、岡田監督の中ではチームはすでに完成している。

 WCまであと1年以上あるのだが、このチームが成長することはなさそうだ。
バーレーン相手にまぐれのセットプレーで得点して、
後のチャンスはカウンターから内田のシュート1本だけというチームが、
WCに出てどういう目に合うのかは目に見えている。


◆追

 現状の代表が低レベルな完成を成し遂げていると書きましたが、
せめてカウンターの精度だけは無理なく上げられると思います。
前の3人とSB、場合によってはボランチにスピードがある選手が揃っているわけで。
そこがあれば最悪でも見れたもんになるんじゃないかと。


◆追2

 日本代表はもう成長(変化)しないと書いたが、
起用される選手が変わればチームも大きく変わる可能性はある。
一番わかりやすいのが怪我で、玉田や俊輔が負傷すれば変わるかもしれない。
逆に化け物FWが台頭すると変わるかもしれないが、
その可能性がどれだけあるのやら…

meitei2005 at 22:37|PermalinkComments(20)TrackBack(0) 岡田ジャパン 

単純に駒不足

J1節、FC東京対アルビレックス新潟、1−4

・東京のスタメン

近藤、赤嶺
羽生、金沢、今野、梶山
徳永、茂庭、平松、長友
権田

・新潟

ペドロ・ジュニオール(9)、大島(10)、矢野(11)
松下(7)、本間(15)、マルシオ(10)
ジウトン(29)、永田(6)、千代反田(5)、内田(17)
北野(1)



 初戦にホームで1−4と完敗した東京。
ヒステリックにわめいているブログも散見されたが、
後から冷静に見直してみると元来勝ち目のあまりない試合だったことが分かる。

 理由は単純に駒不足。
まずカボレのコンディションが整わずFWは赤嶺と近藤。
芸(攻撃を構築するテクニック)のない2人の組み合わせで、
必然的にロングボールが増えることになってしまった。
しかも赤嶺は体はあるのにハイボールに勝てないのは相変わらず。
近藤はそこそこ頑張っていたが、これでは苦しい。

 次にDFでは佐原が欠場。
代わりの水戸から移籍してきた平松は能力は低くはないが、
J1でやるには粗がありすぎる感じ。
1失点目のCKにつながった新潟のサイド攻撃では、
ペドロの縦の進入を軽視して縦に進ませてピンチを招いた。
またそのCKでは着いていたジウトンにフリーでヘッドさせている
(ひょっとしたら徳永がマーカーだったかもしれないが)
3失点目のパスミスも酷かったが、今後使い物になるかは微妙。

 後はGK、塩田が不在で20歳の権田君。
前半はプレー機会の少なさに助けられていたが、その後はミスのオンパレード。
運よく失点につながらなかったが、これではどうしようもない。

 去年に引き続き徳永はいらない選手。
守備は緩慢で攻撃ではほとんど機能しない。
ちなみに2失点目を招いたCKも、
徳永が動きなおした矢野のマークを怠り、
スローインから自陣深くまで進入されたのが原因。
それもあっての中村北斗の獲得だと思うが、やはり使えないようで。
ここを何とかしないとシーズン通して足を引っ張られるだろう。

 今野も相変わらず地味に駄目。
岡田ウィルスとはよく言ったものだが、
そうでなくても劣化が著しい。
そろそろ見切り時だと思うのだが…

 一方の新潟はベストメンバー。
マルシオが復帰してペドロ・大島・ジウトンを獲得。
スタメンだけなら単純に新潟の方が戦力が上だろう。


◆前半は東京ペースだが…

 東京はプレシーズンの試合ではSBを高く上げた戦術を採用。
ところが新潟が3トップのため、これは不可能に。
しかも守備に不安があるためブルーノではなく金沢を使ったため、
ビルドアップが非常に難しくなっていた。

 こうなると、逆に前半が東京ペースだったのが不思議なぐらいだ。
長友がいる方の右サイドに羽生と梶山が絡んでチャンスを作る。
新潟のジウトンが不安定なことも幸いしていた。

 ところが、後半はこのジウトンにやられてしまう。
東京が攻めているうちはジウトンのところは穴でしかないが、
逆に一度守りに回ってしまうとジウトンに対するは梶山。
しかも梶山はポジションは自由に動かすし攻守の切り替えも遅いので、
簡単にドリブルで何十メートルもドリブルで進まれてしまう。
ペドロが引っ張っているので長友は前に出られず、
金沢の行動半径がそれほど広くはない。

 監督の交代策も失敗。
金沢を下げて鈴木を入れて梶山をボランチに下げるところまでは良かったが、
機能していた羽生と点を取った近藤をカボレとブルーノに交代させたのが大チョンボ。
コンディションの整わないカボレは全くチャンスを作れず、
ブルーノ自体は良くても羽生がいなくなったマイナスも大きかった。
残った赤嶺は最後まで全く仕事をせず、今野は彷徨い続けていた。


◆継続的な選手補強の重要性

 昨シーズン、前半戦のFC東京の躍進について、
移籍が成功したことの重要性を指摘しておいた
今シーズンはエメルソンを切って平松(水戸)と中村(福岡)を獲得したわけだが、
この補強策は失敗だった可能性が高い。

 まず徳永のところをどうにかしなければならないのだが、
相変わらず中村は登録すらされていない状況。
平松については上で書いたとおりで、
佐原が怪我や出場停止が多いことを考えたらCBの控えは重要だが、
平松が使い物になるかどうかはかなり怪しい。

 頭数が多い割りに使いにくいFW勢も解消されないまま。
カボレも赤嶺も平山も近藤も帯に長くたすきに短い。
鈴木をFWとして使えることも考えたら、
2人ほど処分して能力の高いFWを取るべきではなかったか。

 ブルーノが復帰したこともあり、
戦力がそろってくれば昨シーズン程度の力は出せると思うが、
それを上回ることはかなり難しいだろう。
そこを城福マジックでなんとか、という期待もあるだろうが、
徳永にせよ平山にせよどんな名監督でも使いこなすのは不可能だろう。

 このあたりは、選手補強で甦った新潟と対照的だ。
もともと鈴木監督のチーム構築自体の評価は高かったのだが、
いかんせん選手層が薄すぎてその力を発揮できていなかった。
今季はペドロ・大島・ジウトンを獲得してマルシオが復調。
前線が過剰になったため3トップという慣れないシステムを採用しているが、
駒さえそろっていれば力のある監督ならなんとかまとめていける。
しかし、選手がいなければどんなに優れた監督でも勝つことは不可能だ。

 人間、できることとできないことがある。
解けない問題ならば、諦めて次の問題に移らなくてはならない。
最も手っ取り早く、可能性が高く、真っ当なのが選手の入れ替え。
それを怠ったフロントの責任は大きい。


meitei2005 at 00:05|PermalinkComments(4)TrackBack(0) Jリーグ09 

2009年03月20日

鹿島不調の2つの仮説

J2節、アルビレックス新潟対鹿島アントラーズ、2−1


 去年、連覇を果たした鹿島だが、勝ち点63と決して誉められた結果ではなかった。
どちらかというと、ACLにウェイトをおいたガンバや、
監督のごたごたがあった浦和や川崎の自滅に助けられた棚ボタ優勝だった。

 成績が低下した一因が前半戦の停滞、
特に6節から13節まで4分3敗と勝てなかったことにあるのは明らかだ。

 この原因として考えられるのがACL絡みの連戦
これは前のシーズンの中間報告のところで詳しくまとめておいた。
この試合にしても全体的にパフォーマンスが悪くミスが目立ち、
それにいらだったマルキーニョスあたりには不要なファウルが目立った。

 もう1つの有力な仮説としては中心選手の不出場がある
鹿島は6節から13節まで全く勝てなかったと書いたが、
内田が6節から10節まで欠場し、13節も途中出場となっている。
また五輪で内田が出場しなかった19節から22節も、
鹿島は1勝1分2敗に終わっている。

 もちろん、この2つの仮説は背反するものではないが、
どちらがどの程度重要なのかは気になるところだ。
最も簡単な検証方法は、片方の事態だけが起こった試合の結果を見ること。
その意味で、この試合は1つ目の仮説を補強すると思う。
もちろん、たった1試合だし決定打というわけでもない。
今季の新潟はマルシオが復帰した上に戦力が整備されていて好調。
幸いACL辛みの連戦は何度もあるし、
岡田ジャパンで内田が壊れることも想定されるので、
そこに注目してみるのも面白いと思う。

meitei2005 at 18:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Jリーグ09