2013年08月

2013年08月15日

日本対ウルグアイ

キリンチャレンジングカップ、2−4

試合前にだらだらと柿谷の紹介やっときながら、
7分でようやくウルグアイのスタメン紹介とか、TBSよ。。。
選手が誰かも分からないアナウンサー。
試合だけでなく全体が酷い放送でした。。。


・日本のスタメン

柿谷
香川、本田、岡崎
遠藤、長谷部
酒井、今野、吉田、内田
川島


・ウルグアイのスタメン

フォルラン10、スアレス9
ロドリゲス7、ガルガノ5、ロデイロ14、ゴンザレス20
カセレス22、ゴディン3、ルガノ2、ペレイラ16
ムスレラ1


◆一人相撲のバカ試合

通常のバカ試合は両方がバカで点が入りまくるのだが、
この試合に関してはウルグアイは極めてまともに戦ってくれた。
結果を出したウルグアイは手ごたえを感じて満足しているようだが、
こんなバカ丸出しのチームはW杯はもちろん南米予選にもいないわけで、
本当に彼らの練習になったのかは心配なところだ。

普通はミスを連発すれば一方的な試合になってしまうものだが、
日本は前線・中盤にはタレントがいるし岡崎が絶好調なので、
2点取って多少ウルグアイがペースを落としたこともあって、
それなりに盛り返して2点を返してしまった。
例えばアーセナルなど攻撃力があって守備力が低いチームは、
よくこうした一方的なバカ試合をやりがちなのだが、
日本もまさに典型的なパターンをやらかしてしまった。

失点シーンを振り返ると、全てが下らないものだった。
1失点目は相手DFからの一発のパスでDF裏を取られ、
2失点目はFKでGKが逆を取られ、
3失点目はCBのクリアミスをそのままシュート、
4失点目は柿谷と香川が守備をサボって人数不足。
この他にもGKと1体1を作られた場面が何度もあり、
酒井も致命的なミスを繰り返している。

個人のミスはどうしようもない。
吉田も川島も酒井もミスが多い選手で、
特に吉田と川島は代えもいないので難しい。
吉田は伊野波と懲罰交代だが、伊野波も頼りにならないし、
そもそも高さのあるタイプで吉田しか用意できていない(栗原?)
川島の代わりの西川も安定感のあるタイプではない。
内田も立ち上がりにパスミスを連発してミスを誘発したが、
酒井宏樹が使えるめどが立たない間は厳しい。

ただ、監督に修正可能で長期的な問題が野ざらしにされているのも事実。
まず今野の空中戦が厳しいのは明らかで、
スアレス相手にファウルを犯してFKを取られてしまった。
前線の守備が緩いのも相変わらずで、
柿谷を起用したら問題が悪化するのは目に見えている。
香川も相変わらずSHとしての守備がだめで、
前半11、17分に下がってきたロデイロに良いパスを出されている。

前線の守備が緩いのにラインを上げるから裏を通される。
1失点目はライン制御のミスなのだが、
そもそも容易に起こりうる1つのミスで失点してしまうやり方がおかしい。

また、監督はサイドから攻撃と言っているのに、
特に連携も確立されていない1トップのポストを多用し、
そこを奪われてカウンターを喰らってしまう。

挙句の果てに、監督は守備を軽視するような発言を試合前にし、
負けた後には負け惜しみにもならない戯言を口にする。
守備をサボる本田・香川を起用し続け、守備能力の低い柿谷を採用することで、
チーム全体の守備意識は停滞してしまっている。

最大の問題は、監督が選手から相手にされていないように見えること。
まあ、現実に結果が出ていないわけだし、
香川・長友・本田だけではなくその他の海外組からしても、
ザックをあまり高く評価できないのは仕方ないだろう。
冷静に考えてみればマンUやインテルあたりの選手が、
監督の言うことを聞かないのはよくあることで、
特に結果が出ていないとそういうことは普通に起こってしまう。
見る側としては選手のレベル・格の上昇についていけない部分があるのだが、
他所の強豪国でしか聞いたことのなかった問題が日本でも起きかけていることに、
悪い側面だが改めて日本人選手の変化を感じざるを得ない。

meitei2005 at 16:42|PermalinkComments(3)TrackBack(0) ザック・ジャパン