2013年11月

2013年11月22日

ベルギー対日本

親善試合。2−3。


・日本のスタメン

柿谷
香川、本田、岡崎
長谷部、山口
酒井高徳、吉田、森重、酒井宏樹
川島

・ベルギーのスタメン

ルカク
メルテンス、アザール、ミララス
デンベレ、ビツェル
フェルトンゲン、フェルメーレン、ファンブイテン、アルデルヴァイレルト


◆感想

最近は、勝てば日本の地力、
負ければザックが無能と書くパターンばかりで、
実際にそれは大体あっていたと思うのだが、
最後の最後にザックの謎の覚醒と、
FWが当たりという引きの強さ。
ここが噛み合って日本の本当の力が発揮されてきた。

オランダ戦でフル稼働の岡崎に代えて前半だけの清武を右SH。
ベルギーの右SHはオランダほどではないので香川がスタメンだが、
ボランチは長谷部・山口で手堅い起用。
DFは防空を考えて森重と酒井宏樹。
内田はオランダ戦の凡ミスが響いたのかも。
左SBに酒井高徳は単純に長友のコンディションの問題。
1トップは柿谷がスタメンだったが、
ラストチャンスを与えたということだったのか、
ベルギーの大柄なDF相手に裏抜け勝負ということだったのか、
ベルギーがオランダほどCB・ボランチからの組み立てを重視しないので、
そこの守備を重視しなかったということなのか。

日本に地力があるのは間違いない。
オランダ・ベルギー相手に1トップとボランチとSBとCBが調整中。
特に守備で連携にマズい部分があり、訳の分からない失点もしているのに、
攻撃力が破壊的で点が取れてしまう。
(オランダとベルギーが好調でなかったことも事実だが)

今まで何度も書いてきたように、
単純に選手の所属クラブや実績を並べてみれば、
日本が「既に」世界の強豪であることが分かる。
(ベルギーを強豪と呼ぶのであれば)
実際にアルゼンチン・フランス・ベルギーにも勝っている。
普通にW杯ではベスト8以上を狙ってほしい。


・得点シーン

日本の1点目。
最近試みている本田の右サイドに開いたプレーから
酒井宏樹と山口が上がってくるとメルテンスがマークを混乱。
そのまま酒井にパスが通って素晴らしいクロスに柿谷が合わす。
フェルトンゲンがあまりサイドに出て守備をしないという、
ベルギー守備陣の欠陥が露呈した。

日本の2点目。
この得点のポイントは香川のプレーとベルギー守備陣の対応だった。
まずライン際で高い位置に上がった酒井高徳からやや中寄りで香川が受ける。
ここに右SBのアルデルヴァイレルトがかなり前に出て対応。
香川は中に入りながら近くの本田に入れ、本田にはビツェルが対応。
するすると上がってきた遠藤が受けて酒井高徳に預け、
アルデルヴァイレルトが空けたスペースに上がってワンツーを受ける。
この時、最初から酒井高徳のマークをしていたアザールと、
上がってきた遠藤についたミレレスはマークの受け渡しに失敗。
再び香川が近くによってボールを受ける動きをして、
アルデルヴァイレルト、ファンブイテン、ビツェルをひきつけスルーし、
バイタルでフリーの本田がフェルマーレンのスライディングの
ちょうど上にシュートを通してゴール。

日本の3点目。
リードされたベルギーが慌て気味に奪いに来るのを、
上手くいなしながら日本が俊敏性を使ってボールを右サイドでつなぐ。
長谷部が一度右サイドに流れてデンベレをサイドにひきつけ、
岡崎が縦を突いて全体をサイドに寄せ、
酒井宏樹で左SHに交代で入ったデ・ブライネをひきつけ、
長谷部がフェライニを簡単にかわしてフリーでバイタルに侵入。
この間に柿谷がファンブイテンの視覚から消え裏に抜ける動きで
ファンブイテンのマークをずらして楔を受けてDF裏に浮きパス。
岡崎のワンタッチシュートがきれいに決まった。

こうしてみると、ベルギーの失点は全てサイドを崩されていて、
改めてサイドの攻防・守備力の重要性が確認できる。
ベルギーは中の固さ・強さは間違いないのだが、
SB・SHの守備とサイドにボールをつなぐボランチやCBへの
守備が疎かになっていた。


・交代策など

この試合で最後に細貝と今野を投入して本気で勝ちに行ったのは、
やはり勝利という結果が欲しかったのだと思うが、
この試合は中2日の親善試合だったので評価が難しい部分がある。

W杯本番だと中4日なので、清武→岡崎の交代が不要で、
岡崎のコンディションが良ければ交代は終盤まで不要。
遠藤を途中投入するパターンで1トップを交代させたとして、
最後の1枚は終盤にならないと切りづらい。
ボランチをローテーションさせて交代させないとしても、
1トップと左SHを交代させると本田は終盤まで交代させられないし、
そもそも本田を交代させるプラン(代えの選手やポジション移動)もない。
GL2連勝とか3−0とか夢の展開にならない限りは、
本田(と岡崎)はほぼフル稼働しなければならない様子。
また、酒井高徳を起用すると交代させるのは難しそうだ。

また、柿谷・大迫の両揃いで豊田の立場が微妙に。
しかし、この試合のように2点リードした後半の後半なら、
防空と守備を考えたら豊田がいるなら使った方がよかったかもしれない。
1つのポジションに3人用意するのは難しいが、
2列目3枠も清武含めまだ4人しか決まっていない。
どうせ本田の代えが効かないのなら、
本田を下げるときには2トップにする手もあるのだが。


・個々人

柿谷。失礼しました。まだ裏抜けを使ってもらえないことが多い。
香川。ベルギーの選手が切り返しにまったくついてこれない。
   守備も割と頑張っていた。
本田。交代されないのを織り込んで前半は抑え気味、後半はフル稼働。
   あと流石にベルギーのCB相手にはポストプレーがあまりできなかった。
清武。悪くはないし裏抜けなども見せるが攻撃面であまり良さが生きない。
   特に柿谷と併用された時にはスルーパスをもっと狙ってよいのだが。
岡崎。キレキレ。運動量と俊敏性では長友と並ぶ化け物だと思う。
長谷部。相変わらずパスタッチが悪いが、大きなミスはない。
山口。守備意識は買うがファウルが多く、
   親善試合でなければ前半でイエローが出されたかもしれない。
酒井高徳。相変わらずのマヌケぶり。攻撃面では香川との連携が必要。
吉田。立ち上がりにミスもその後は安定。ただ左CBだと左足のパスは上手くない。
   そう考えると今野が左足をある程度使えるのは偉い。
森重。前半は出足が悪くパスミスも。後半も不用意に寄せて抜かれた場面。
酒井宏樹。身体能力で相手SHに完勝。ただし、マークの受け渡しにまだ難がある。
     クロスも含めて世界トップクラスのSBになる素養はある。
川島。相変わらず飛び出す判断が悪い


・その他

吉田が左なのが地味に気になる。
グアテマラ戦も同じCBの並びで、SBは左長友、右酒井高徳。
吉田も大概だが森重の左サイドでの守備や左足は壊滅的なのだろうか?

香川・本田・清武の並びだと機能しないことが多かったが、
右SB酒井宏樹に本田と山口が絡んで右サイドからの崩しは機能。
ただ、1点目ぐらい良いクロスが入らないと得点にはならない。

日本はベルギーの早いリスタートに対応できないことが多い。

ベルギーは前の試合で負けていてホームなので基本本気なのだが、
アザールとフェライニを併用せずアザールをトップ下で使ったあたり、
模索中の部分もあるのは間違いない。
フェライニの動きをみるとあまりコンディションが良くないのかもしれない。
また、アザールを得意の左SHにするとどうしても守備が薄くなるが、
チェルシーのコールとは違いフェルドンゲンではあまり広いスペースをカバーできない。

フェルトンゲンは左SBもそれなりにこなして能力の高さを証明。
ただ、やはり俊敏性には難があって日本の選手に手を焼き、
あまり外に出て対応しないので日本が右サイドを崩しやすくなった。
コンパニを入れると世界レベルのCBが4人いるベルギーと、
世界クラスのSBが4人いる日本(本当は3人か)
移籍できたらお互い大儲けなのだが…

「監督がどういう意図で選手の入れ替えをしているか分からない」(長谷部)
監督の意図が分からないとまずいんじゃ…

meitei2005 at 18:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ザック・ジャパン 

2013年11月19日

日本対オランダ

親善試合、2−2。

クライファートのコーチ姿がこの試合最大の見せ場。
松木がわめくのを見事にスルーするアナウンサーと、
名波の率直なコメントも印象的だった。


・日本のスタメン

大迫
清武、本田、岡崎
長谷部、山口
長友、今野、吉田、内田
西川


・オランダのスタメン

レンス、S・デヨング、ロベン
ファンデルファールト、デヨング、ストロートマン
ブリント、フラール、デフライ、ヤンマート
ジレッセン


◆感想

正直、スタメンを見るまでは、オランダが日本をボコボコにして、
ザックが首になればいいのに、という期待しかなかった。


・選手起用

ところが何かの間違いかザックが豹変し、合理的なスタメン起用。
ロベンは長友だけでは中に入ってくるプレーは止めづらく、
それをフォローするのが遠藤や香川では頼りない。
そこで遠藤を下げて長谷部を左ボランチに回し、香川に代えて清武。
日本の左サイドの守備だけを考えれば香川と岡崎を入れ替える手もあったが、
香川に右SHの経験が無いことと全体の守備を考慮してのことだろう。
また、ファンデルファールトやストロートマンの存在を考えると、
遠藤では不安なので山口を起用。
1トップは得点の取れていない柿谷を下げて、
柿谷よりは守備の期待できる大迫を起用した。

この選手起用は交代策という意味でもうまい手だった。
今までは最強の攻撃陣がスタメンだったため、
そのメンバーでリードされたり攻撃が機能しない場合に、
なかなか良い交代策を用意できなかった。
香川・遠藤あたりを控えにしておけば、
この試合のようにリードされた時に投入することができる。


・試合展開

試合は選手起用を生かして低い位置からでも繋いでくるオランダにプレス。
立ち上がりはこれがハマるが、内田の凡ミスから失点。
その後は日本のペースが落ちたのと守備に綻びがあったこともあり、
ロベンのスーパープレーが決まってしまう。
ところが前半終了前に日本のショートカウンターが決まり、1−2。
後半は香川と遠藤を起用しデヨングがいなくなったことで益々日本ペースになり、
見事な流れから同点ゴールを奪い、
その後もチャンスは何度も作ったが勝ち越すことはできなかった。


・守備の改善と課題

上で書いたように選手起用は合理的だったが、
いかんせん一夜漬けなのでそこここに穴が開いていた。

まずデヨングへの守備がイマイチだった。
大迫と本田が受け渡すのだが、本田がスピードと体力がなく、
大迫も完璧ではないため、上手くプレスをかいくぐられてしまう。
2失点目もそこが起点になってしまった。

世間では評判の良い山口もイマイチ。
ボールを奪う出足は良かったが、
前に出る出ない、寄せる寄せないの判断が悪いことが多かった。
もちろん、彼の場合はコンビネーションも問題もある。

ただ、積極的に前から行くという方針が出来たため、
空振りもあったがそれなりにボールも奪え、
ザックJとしては珍しくショートカウンターも何度か見せた。


・攻撃面

攻撃面では前にも書いたように、
前目のタレントのコンディションさえよければ形になる。
本田は不調だが、それでも点を取ってしまうのは流石。
香川も大分復調したし、遠藤も後半限定だったからかキレていた。

点が取れない柿谷だが、ジーコ時代の大久保を思い出させる。
それなりに能力があるのは分かっているのだが、
こうなってくると見切り時が重要かもしれない。


・個々人

大迫。得点とアシスト以外はミスも多いがピッチを考えたらこんなものか。
   外からのクロスの時にファーに流れる傾向があるが、
   左サイドからだと岡崎がファーにいるのでニアに入った方が良い。
岡崎。流石の運動量
本田。名波が言うように元気がなくボールロストも多い。
   ただ、悪いなりに簡単にさばいたり点を取るのは流石。
清武。守備は安定しているが狭い局面でロストが多い。
   長友を生かしたいのは分かるが、
   直線的なスピードを生かすためにはもっと開いた方が良いのかも。
香川。ミスパスも多かったが、オランダの大男からしたら香川を捕まえるのは困難。
長谷部。名波が言うようにロベンに決められた場面は残念。
今野。プレスがかかっていれば空中戦でもそれほど苦労しない。
吉田。珍しく良かった。プレーを単純化できれば能力が生きる。
内田。相変わらず浮き球の処理が下手なのはなんとかならないのだろうか。
   裏を取られたり空中戦に負ける場面もあり感心できない。
西川。守備機会は多くなかったが、全体的に安定していた。

meitei2005 at 14:24|PermalinkComments(1)TrackBack(0) ザック・ジャパン 

2013年11月10日

ゲームへの忠誠心が足りない

オンラインゲームで口論、刺す 殺人未遂容疑31歳逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131110-00000017-asahi-soci

オンラインでのことが問題なら、
オンライン上で刺すなり煮るなりすればいいのに・・・

meitei2005 at 12:53|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 社会