2015年04月

2015年04月05日

日本対ウズベキスタン

親善試合、5−1.


・日本のスタメン

岡崎
乾、香川、本田
青山、今野
酒井高徳、森重、昌子、内田
川島

・ウズベキスタンのスタメン

ナシモフ6
ラシドフ10、ショディエフ15、トゥルスノフ17
ハイダロフ7、トゥラエフ13
メルズリャコフ4、イスマイロフ5、トゥフタフジャエフ20、ムハンマディエフ14
トゥラエフ21


◆簡単な感想

前半の早い時間に先制点を奪い、
後半の立ち上がりに追加点を奪えたことで、
その後の展開がヌルくなってしまったのは否めない。
前回のチュニジア戦と同じで、
日本が守る展開になれば大崩れすることはない。

ロングボール対策など拙い面も出たが、
本番だと吉田が出ているのでこの試合ほど大きな問題にはならないだろうが、
吉田の代わりがいないという問題は残っている。

水本と大迫の起用法が微妙だったが、
正直に言って彼らは当落線上の選手なわけで、
本来のポジション以外の仕事ができるかどうかは大きな評価点になる。

柴崎をトップ下にしたのは、
単純に海外組を疲れさせたくなかったのか、
あるいは守備を考えて本当に柴崎をここに使う可能性があるのか。
香川以外でも海外組はあまり長時間使わない印象を受ける。
また、例えば柴崎をスタメンのボランチで使って、
リードした後にトップ下とより守備的なボランチを交替させ、
柴崎をトップ下に上げるオプションも考えているのかもしれない。

出ている選手もシステムもそれほど大きく変わっていないため、
近年のザック・アギーレとそれほど大きな変化があった印象はない。
「縦に速い攻撃」も、ザックもアギーレも狙っていたところだが、
アジアの引いた相手をどうするのか、
日本の二枚看板の本田・香川との整合性、
という問題にぶつかってしまった。
結局のところ、どれだけ徹底して選手にやらせられるかが課題になる。

ただ、多くの選手を招集して呼んだフィールドプレーヤーを全員試したあたり、
世代交代や選手層やオプションということを考えていると同時に、
多少選手が変わってもチームを機能させられる自信があるのかもしれない。
また、これは偶然かもしれないが、
チュニジア戦で若い選手を中心に縦に速いサッカーをして、
ウズベキスタン戦でベテラン中心のサッカーをしたところをみると、
直近のアジアの予選はベテランを起用しつつ従来との妥協案で進め、
長期的には若手で堅守速攻にシフトしていくのかもしれない。


◆メモ

FKは香川が蹴り、本田は中へ。

5分、日本のチャンス。
持ち上がった森重が左足で低い斜めのパス。
これが中に入ってきた本田に入り、ワンタッチで岡崎へ。
本田・乾がワンタッチでつないで香川がDF裏に抜け出し、
PA内左からクロスを上げるがブロックされた。

左CKは乾が蹴る。

5分、日本の先制点。
CKを弾かれたボールを青山がロングシュート。

6分、日本のチャンス。
本田が右サイドでキープして、中に上がった内田に落とす。
バイタルでフリーの香川が受けて前を向き1人引きつけ、
乾がDF裏に抜けてDF2人を引きつけ、
DFから距離を取った岡崎がパスを受けて左でワンタッチシュートを打つが、
DFにブロックされた。

ウズベキスタンは立ち上がりぼけっとしている印象。
ハイダロフが香川にマンマーク気味につき、
陣形は4−1−4−1のようになっている。

13分、日本のチャンス
またもや持ち上がった森重が左足でDF裏に浮きパス。
乾があっさり左SBの裏を取り、
慌てて戻ってきた左SBをかわしてシュートを打つが、
DFにブロックされた。

日本ペースなのだが、
今野がつりだされたときに青山のカバーがイマイチで、
バイタルからミドルを何本か打たれる。

ウズベキスタンは日本のDFに高さがないことを見越して、
特に右サイドからロングボールを放り込んでくる。
間延びすると青山のスピードでは広い範囲をカバーできない。
日本はボールを奪うと早めにDF裏を狙うので、
ボールを持たれる時間が長くなる。


後半、今野・内田と水本・太田が交替。
水本をアンカーに置く模様。

6分、日本のチャンス。
流れの中から川島のキックを香川がヘッドでそらし、
岡崎が乾に落としてDF裏に走りこんでスルーパスを受ける。
DFが寄せる前にミドルを打つが、ゴールの上。

8分、日本の追加点。
右サイド自陣深い位置からのスローインで、
相手のプレスをかいくぐって香川経由で左に開いた乾へ。
PA内の1対1は失敗するが、
フォローした太田がワンタッチでファーでフリーの岡崎にクロス、
岡崎がヘッドでしっかり合してゴール。

日本が守って速攻・カウンターを狙う展開。

17分、乾と宇佐美が交替。

18分、日本のカウンター。
自陣左サイド深い位置でボールを奪い、
縦パスを受けた香川が落として宇佐美がワンタッチで縦パス。
岡崎が香川に落として、前を走る本田に預け、
左サイドに駆け上がった宇佐美に通す。
1対1からPA角からDFを抜き切る前にクロスを上げるが、
ゴール前に飛び込んだ岡崎にわずかに合わず。

22分、乾の代わりに香川が左CK。

23分、香川と柴崎が交替。
そのまま柴崎がトップ下に入る。

26分、本田と大迫が交替。
これもそのまま右サイドに入る。

33分、日本の3点目。
相手のFKからカウンター。
抜け出した柴崎が前に出たGKの裏に冷静にループを蹴り、
岡崎がクリアされないようにブロックしてゴール。

36分、ウズベキスタンが左CKからゴール。

37分、岡崎と川又が交替。

37分、宇佐美がゴール。

44分、右CKから森重が折り返して川又が5点目。


◆個人

香川、後半疲れたのか守備がよくない。
青山、やはり守備が不安(47)。肝心のパスでミスが多い。
森重、左足のキックが好調(5,13)


meitei2005 at 19:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ハリルホジッチ・ジャパン 

2015年04月03日

日本対チュニジア

親善試合、2−0。


・日本のスタメン

川又
武藤、清武、永井
山口、長谷部
藤春、槙野、吉田、酒井宏樹
権田


・チュニジアのスタメン

アカイシ(23)
サシ(13)
モンセル(15)ナテル(14)ラゲド(6)ベンハティラ(10)
マールル(12)アブデヌル(3)ベン・ユーセフ(2)ハナシ(7)

アブデヌル(3)はモナコ。


◆簡単な感想

チームの初戦ということもあってか、
監督は清武・永井・山口・長谷部と手堅い選手起用をしてきた。
見ての通りチュニジアはフィジカルがあって、
少なくとも元気のあった後半途中までは守備もしっかりしていたが、
ボールを持たされると相手をきれいに崩すほどの技術はない。
日本が怖いのはボールを失ってからのカウンターなので、
攻撃時は早めに前線にボールを入れることを重視していた。
また、FWのスピードを考えたらサイドに開かせた方が攻撃は機能するのだが、
ボールを失ったときの攻守の切り替えを重視したのか、
SHは中に入ってくることが多かった。

この戦術の犠牲になったのが清武で、
狭い空間での細かいプレーを得意としていないのに、
前半は相手のプレスも激しく、味方も寄ってくるので周りが混雑していた。
また、トップの川又がポストが上手いわけでもないので、
良い形でボールを持つ機会は少なかった。
それならば香川を使えば良かった気もするが、
いろいろな選手に出場機会を与えるということの他にも、
清武の方が守備意識が高くFKが上手いことを重視したのかもしれない。

同じ理由で武藤と永井も攻撃面で良いプレーをほとんど見せられなかった。
SBの攻撃力を生かしたかったのかもしれないが、
彼らは周りを使うプレーが特別上手いわけでもない。

川又・武藤・永井・藤春・槙野・酒井・権田は懸念のポジションの選手選考。
いずれも3年後がどうなるか分からないベテランの代わりになれるかどうか。
ただ、いずれも微妙な感じで、世代交代の先行きはあまり明るくない。
本田不在時には太田か藤春を起用すれば左利きの蹴り手になれるため、
藤春の起用はこの点も重視しているのかもしれない。

本田・香川が入ってから攻撃が機能したが、
相手の運動量が落ちていたので評価は微妙なところ。
ただし、年齢も考えるとオプションとして本田・香川を使う作戦は興味深い。


◆メモ

立ち上がり0分の右サイドのFKは藤春が蹴る。

チュニジアは4−4−1−1で自陣でボールが入るのを待つ守備。
ただ、トップ下の選手が右サイドにいることが多くやや左右非対称。
槙野にはボールを持たして吉田を1トップがケアする模様。

日本はWGのスピードを生かして高い位置からプレス。
攻撃時のWGはサイドに張るというよりも、
中に入ってきてボールに絡む意識が強い。

7分、日本の左サイドからCB間にスルーパスを通される。
槙野はFWより前に出ていたが、
吉田はラインを深くしていたのでオフサイドにならなかった。

案の定、ボールの落ち着きどころが少なく、
比較的、吉田・長谷部のいる右サイドでボールをつなぐが、
逆サイドの武藤・藤春はほとんどボールを持てない展開が続く。
川又もポストが上手い選手ではない。

18分、おそらく初めての藤春の1対1で抜きかける。

20分、左サイドから断続的に仕掛け押し込む。
藤春から山口に戻し、ワンタッチで楔を入れる。
中に入った永井がそらして武藤が抜けかかるがカットされCK。
直後の左サイドからの清武のCKを川又がヘッドするが、バー。

20分ぐらいから清武が組み立てに絡んで攻撃が機能し始める。

28分、日本のチャンス。
中盤のボールの奪い合いから素早く永井に入れる。
前を向いてワンタッチでCBの間にスルーパス。
川又が受けて絞ってきた右CBを左にかわすが、
戻ってきた左CBにボールを奪われた。
おそらくこれがハリルホジッチが狙っている形。

30分ぐらいから再び停滞・攻められる展開。

39分、日本のカウンター。
自陣深い位置でボールを奪って左サイドに展開。
武藤が清武に縦パスを入れ、清武はワンタッチで左に流すが、
右CBにカバーされて藤春にはつながらず。

42分、日本のチャンス。
右サイドからのスローインで縦のスペースに走りこんだ川又へ。
カットされるが、こぼれを清武が拾ってワンタッチで横の武藤へ。
怪しいドリブルで仕掛けるが、DFとぶつかった川又がファウルを取られる。


後半、選手交代はなし。

後半はなぜか日本の左サイドでのプレーが増える。
日本のボランチの関係性は、長谷部が前とボールサイドを担当するので、
長谷部が左サイドに来る時間が長くなる。
あるいははっきりと左右を入れ替えたか?

47分、日本のカウンター。
自陣右サイド深い位置でボールを奪い、酒井が川又へ縦パス。
ボールを収めて長谷部に落とし、長谷部が1枚はずして左に展開。
武藤がPA角から1対1で縦に仕掛けてクロスを上げるが左CBがクリア。
外を追い越した藤春は無駄走り。
清武がゴール前で突っ立っていて、ニアに走りこまない。

58分、清武・永井と香川・本田が交替。

やはり本田と香川がそろうと細かい崩しが機能する。
チュニジアの選手は疲れてきて時間を稼ぐ時間が増え、
中盤のチェックもゆるくなってくる。

65分、本田の右CKに吉田が合わせるが、
その前で競った槙野がファウルを取られる。

66分、右サイド奥からの相手のクリアミスをカットし、
逆サイドに上がっていた藤春に山口がワンタッチで低いパスを入れ、
藤春もワンタッチでゴール前でフリーの川又に落とすが、
川又のシュートはヒットせず。

71分、川又・武藤と岡崎・宇佐美が交替。

76分、自陣からのカウンター。
岡崎が縦パスを落として香川が拾ってDF裏へ抜け出した本田へスルーパス。
左サイドからファーの岡崎にクロスを上げるがトラップミス。

77分、日本の先制点。
自陣でボールを奪って長谷部がワンタッチで素早く岡崎に縦パスを入れる。
落としをうけた香川は前を向いてドリブルし、相手を引きつけて左へ。
ボールはやや流れるが本田が何とかワンタッチでクロスを上げ、
ファーの岡崎がヘッドで合してゴール。

82分、日本の追加点。
相手のボールをカットして、吉田がワンタッチで本田へ縦パス。
本田がキープして宇佐美・岡崎とつなぎ、
左を追い越した香川がPA内で勝負して怪しいクロスを上げると、
GKが弾いたところを本田が詰めた。
岡崎・香川と2人続けて股を抜いたパスを通しており、
相手は対応が難しかった。

83分、山口・酒井と今野・内田が交替。
長谷部は再び右へ。

85分、槙野が岡崎に浮きパスを入れ、
DFに弾かれたボールを香川が拾って1対1を仕掛け、
PA手前からシュートを打つが、
GKが横っ飛びワンハンドでパンチング。

88分、中盤の奪い合いで今野が競り勝ち、岡崎が香川にパス。
相手を引きつけてDF裏にスルーパスを通し、
宇佐美が左45度からシュートを打つが右ポスト。


◆個人

武藤、前半はほとんど何もできず。
清武、FKの精度が良い。相変わらずのシュートの精度。
永井、やはりプレスのかかりが良い。意外とパスが上手い。
酒井、相変わらずのパスミス(5,38)。やはり内田と比べると安定感が…

アブデヌル(3)、カバーが良く永井の抜け出しをケア(4)。


◆清武ウォッチ

1分、権田の低いクリアキックを一度ヘッドで槙野に戻し、
ワンタッチで戻ってきた縦パスを受けて前を向いてカウンターに入るが、
タッチが伸びで右SBにつぶされてしまう。
このとき、3トップがほぼ並列に高い位置に走りこんでいた。

2分、左SB裏に抜け出し、長谷部の浮き縦パスを受けた川又の落としを受けに入るが、
落としたボールが左CBにカットされてしまう。

3分、中盤右サイドでボランチ2人と永井が寄せてボールを奪い、
近くの清武が受けて前を向いて川又への縦パスを狙うが、
左CHにカットされる。

8分、権田からのGKを武藤が右CBに競り勝って川又にそらし、
川又は清武に落とすが、清武が寄せてきた右SBにあっさり奪われる。

組み立て時はあまり下がってこない様子。
しかし、守備の時はボランチを助けている。

11分、左サイドから右サイドに大きな展開。
一度吉田まで戻して相手の陣形を縦に間延びさせてから、
再び長谷部が永井に縦パスを入れ、
軽くそらして近くの清武にわたり、
左CBを引っ張り出して右サイドからクロスを上げるが、川又には合わず。

22分、中盤右サイドで永井がボールを奪って中央に入ってきた武藤へ。
右サイドに走りこんだが清武にパスをだし、
左CBとの1対1で抜くがファウルを受け、相手にイエロー。

25分、中盤でボールを拾って永井に預けて右サイドのスペースに抜け、
酒井・山口・清武とつないで永井に縦パスを狙うがカットされる。

26分、右サイドからのスローインを川又が受け、
こぼれたボールを清武が拾ってキープして酒井に戻し、
右サイドのスペースで再び受けて2人引きつけてワンタッチで縦パス。
永井がスルーして武藤がワンタッチでDF裏に流し、
永井が走りこんで右サイドからクロスを上げるがDFに当たる。

31分、右サイド奥からのスローイン。
永井がワンタッチでDF裏に転がし、長谷部がゴール前に折り返し、
清武が左足でシュートするがコロコロ。

その他、39、42分のプレー参照。

前半は相手のCHに捕まえられて、
カウンター時以外はほとんど縦パスが入らない。

49分、この試合初めて清武に日本ボール保持の流れから縦パスが槙野から入る。
酒井から吉田・長谷部・槙野と上下につなぎ、
右サイドから左に移動してきた清武に縦パス。
ワンタッチで長谷部に落とすが、
長谷部のワンタッチのパスはDFがカット

55分、やはり中央左の長谷部から、CH間の清武に縦パスが入り、
ワンタッチで後ろにそらずがつながらない。

後半は相手のCHの動きがやや落ちたためか、
2度縦パスを受けることができた。

meitei2005 at 16:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ハリルホジッチ・ジャパン