妥当な結果反町ジャパン総括(1):その背景

2008年08月12日

必然の敗戦

北京五輪、日本対ナイジェリア、1−2

 初戦を落としたことで実質的に勝つしかなくなったナイジェリア戦。
前半から積極的に攻めに出たものの、運動量の低下と共にスペースを作り、
そこにスピードと決定力だけはあるナイジェリア攻撃陣に攻め込まれてしまった。


◆1失点目

 1失点目は香川がボールを失ったところから。
李と、直前にハイボールを競っていた谷口は前方に、
本田圭佑は逆サイドの高い位置で立っていた。
細貝の戻りが遅れたため、5人で守ることになり、
本田拓也がドリブルする相手に対応するとバイタルがすかすか。
こうなってしまっては、DFに守る術はない。

 2失点目は点を取りに出ていたのだから仕方ないが、
なぜ同点の後半13分にあれだけバランスを崩していたのか。

 まず運動量が落ちていたこと。
アメリカ戦と同様に前半から飛ばした日本。
特別、体力的なアドバンテージがあるわけではなく、
後半途中から動きが落ちるのは当然だった。

 特に本田圭佑のポジショニングが酷かった。
スピードと体力がないため、
手堅いポジショニングをしていては攻撃に間に合わない。
そこで谷口にロングボールが入った時点で上がっていたのだが、
当然、裏を取られるリスクは大きい。

 また勝たなければならない状況と得点力不足という自己認識、
これら、多少無理でも攻めに出させる原因になった。


◆ロングボール

FW 李、谷口
DH 細貝、本田拓也

 FW(シャドー)とボランチの顔ぶれを見れば、
日本はこの試合で中盤の細かい組立を放棄してきたことが分かる。
比較的CBのフィードが良いため、谷口の高さをつかったハイボール、
あるいは李の俊敏性を生かしたスペースへのパスを多用していた。

 これで前線にボールが収まると、
数少ない日本のストロングポイントであるSBに展開。
ピッチの状況からすると、これは悪い作戦ではなかったし、
実際チャンスもそこそこ作れていた。

 最大の問題は運動量を要求されるということ。
気温が下がったこと、後半途中から雨が降ったことで、
初戦ほど動きが落ちてしまうことはなかった。
しかし、ロングボールの多様はどうしても中盤にスペースを作るし、
特に本田圭祐はこの展開についていけなかった。

 戦術と選手起用の不一致。
反町監督の作戦は机上の空論、作戦倒れと言われても仕方ない。


◆3バック

 それがどれだけ意図的だったのかは分からないが、
リードされた後の日本は両サイドを高く上げ、
代わりに本田拓也が最終ラインのカバーをすることが多く、
実質的に3バックのような形に移行していた。

 その際、本田圭祐がボランチのような位置に入っていたのだが…
後半30分に疲れの見えた細貝と梶山が交代しているが、
本来なら本田と交代させたいところだったはずだ。

 結局、本田圭祐を使い続けることになってしまったわけだが、
これは最後の18人を選んだ段階でほぼ見えていたこと。
最後まで彼の所で減点を重ね続けることになってしまった。

meitei2005 at 18:52│Comments(2)TrackBack(0) 北京五輪 

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この記事へのコメント

1. Posted by てつ   2008年08月13日 10:13

要するに今回の敗因は
〜手が無能やった(細貝、内田、安田除く)
反町が無能やった
H芯を選んだ人達が無能やった
まあこんなとこやろと思います。

しかしあれですな、サッカー選手だけですな。負けた後で言い訳じみたコメントするのは。他の競技の選手はもっと謙虚やのに…
2. Posted by 酩酊   2008年08月13日 15:37
サッカー協会の無能さは今に始まったことではありませんが、
選手や監督はこんなもんじゃないかと思いますね。
少なくとも反町監督以上の"日本人"監督はそういませんし、
選手も大半は他の世代と比べても見劣りしない。
散々批判した本田圭祐にしたって、使い方1つで大分マシになる。
ただ、世界で戦う以上、監督の能力は足りてないのは事実ですが…


> しかしあれですな、サッカー選手だけですな。負けた後で言い訳じみたコメントするのは。他の競技の選手はもっと謙虚やのに…

 彼個人のプレーが低調だっただけに、本田圭祐の発言は腹立たしいですね。
曰く「サッカーに勝っても、試合に負けている」
とてもサッカーで勝ったとは思えませんでしたが…









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