
普段、日本においてあまり積極的にテレビのスイッチを入れないボクでも、海外旅行へ行くとなぜか、リモコンを探してしまいます。
タイにおいてもそうで、夜、宿に帰るとすぐにテレビのチャンネルボタンを押し、野球中継のCM時間の中年オヤジのように、あれこれ番組を探しまくります。
しかも、大体の場合、テレビを、朝までつけっぱなしでいるんですね。地球に優しくありませんが、なんとなくこの方が安心できるので。
「タイ語分かんないのに、タイのテレビ見てもしょうがないじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、タイでは、どこも巨大なパラボラアンテナが立てられて、大概、海外の衛星放送が見られるようになっており、地元タイのテレビのみでなく、CNNやBBC、日本のNHK、カタールのアルジャジーラや中国中央電視台など、世界中の番組が見られます。
ボクが泊まるような安宿でも例外でなく、数えたわけではありませんが少なくとも40チャンネル以上はチャンネル選択が可能です。
その中でもボクが主に見るのは主にスポーツ。
ちょうど、この時期、欧州サッカーリーグが佳境にあり、衛星放送では欧州、特にイングランドのプレミアリーグの試合を週末を中心に放送しています。
日本では金を払わないと見られないような試合が、タイの安宿では「無料」で見られるなんて、ちょっとお得な気分で、面白いですね。
そして、このスポーツチャンネルは、それ以外にもプロラグビーやら、トライアスロンやら、モトクロスレースなど、日本では滅多に見られない番組が目白押しで、スポーツ観戦が好きなボクにとっては、楽しいことこの上ありません。
今回、多々あるスポーツチャンネルの中で、「クリケット」の試合中継を生まれて初めて見ました。
この「クリケット」、野球の元になったという説もあり、投げられたボールをバットのようなもので打ち返し、得点を競う競技です。
日本では馴染みのないスポーツですが、全世界で数億人がプレーしていると言われ、その数は、サッカーと二分するほどと言われ、日米でメジャーな野球なんてものは足元にもおよびません。もっとも、そのほとんどが英連邦諸国でプレーされているため、巨大なインドとパキスタンの人口が含まれているというのがミソです。
で、やっていたのはインドプレミアリーグの試合。ほぼ連日、放映されていました。
正直、ボクはこのクリケットというスポーツ、野球に似たスポーツであることくらいしか知らず、ルールも全く解りません、なのに、見入ってしまうんです。
中継を見ていると、同じバッターが何回も打っていることと、打ったボールをダイレクトキャッチするとアウト、打ったボールがダイレクトでスタンドに入れば、6点で、転がってラインをオーバーしたら4点ということは、理解できましたが、細かいルールとかは解らないので、帰国後に調べることにしました。
インドリーグなので、ムンバイ○○とかチェンナイ△△とかいったチーム名があって、一応全国リーグになっており、それぞれの応援席でチアリーダーのダンスやら、ボードを持った応援とかが繰り広げられており、点が入ると、スタンドが映し出されます。
ホーム&アウェイなのか解らず、どちらの応援もけっこういたことと、観客がやたらと白人が多いのが気になりました。インドってこんなに白人多かったっけ?それとも、イギリス発祥のスポーツだから白人しか見に来ない?
ルールとかも気になったので、帰国後調べてみると、なんとインドリーグは今年はインドが総選挙の年にあたるため本国インドでなく、遠く離れた南アフリカで全試合を戦っているそうです。どうりで両チームを平等に応援して、かつ、観客に白人が多いはずですね。インド系の人はおそらく移民か?
中継していたテレビ局もインドの局ではなく、南アのスポーツチャンネル。そういえば、南アも英連邦ですね。
よく考えてみると、タイってやたらとイギリス寄りのスポーツ中継が多いですね。
サッカーもプレミアばかりだし、ラグビーもそう。そうそう、テニスや馬術の中継もやっていたのを記憶しています。そのかわり、バスケットや野球をみることはほとんどありませんでした。
タイ王室を始め、もともとイギリス文化を多く取り入れている影響かもしれませんが、イギリス贔屓であることは間違いないでしょう。
ただ、いくらイギリス贔屓とはいえ、クリケットのインドリーグをわざわざ見るタイ人っているのでしょうか?
で、クリケットに話を戻しますが、WEBで調べると、クリケットの試合は、無茶苦茶時間がかかり、途中ティータイムまであるそうで、なんともイギリスらしいですね。
そんなわけで、どうやらこの中継は試合の全部を撮しているわけではないようです。時間に追われている日本人には向かないスポーツであることよく分かりました。
マーケット的に野球が成功している(一部の国で)ものの、これだけ中継が盛んであることは全く知りませんでした。野球とクリケット、似て非なるものであり、ともに盛んな国がないというのが面白いですね。同時に、インドリーグなのに南アで試合して客も入り中継もあるとは、マーケティング的には成功しているということで、イギリス文化というのは強かで根強いものであることがよく分かった気がします。もう少し、クリケットについては、勉強してみたいです。
こんな感じで、退屈である宿にいる時間もテレビをつけて充実した時間を過ごしています。次回訪タイ時には、どんなスポーツが中継されているか楽しみです。
画像は、カートゥーンチャンネルで見た、やまねずみロッキーチャックです。
昭和40年代を生きたことのある人にしか解りませんね。カルピス劇場でハイジの前に放映されていたものです。「♪緑が森ってどこだろな?」という主題歌が懐かしかったです。
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