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ジャカルタでやりたかったことのもう一つ。
鉄道に乗ること。
ジャカルタには日本のJICAとJR東日本などの協力で日本の中古車両が走っている。
ミャンマーにも走っていたが、こちらは都市鉄道。KRLジャボタベックといい、電化された線路を8−10両の通勤列車が走っているのだ。
滞在中2日間、時間配分を考えて何本か乗ってみた。

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まずはホテルの近く、ジャカルタの中心駅、ジャカルタコタ駅。
上野駅地平ホームのような頭端式ホームが並ぶターミナル駅だ
ここでカード式のチケットを購入。ただ、スイカや韓国のT-moneyのようにプリペイド式でなく、その都度窓口にカードを出してチャージし切符を購入する。

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ホームに出ると、早速元東京メトロ6000系(元千代田線車)が停まっていた。

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コタ駅のホームはかさ上げ工事がしてあるホームとそうでないホームがある。
そうでないホームには、階段状のステップが設置されている。

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主力の元JR205系。
埼京線や横浜線、南武線で走っていたものだ。
以前、日本の学生が南武線の車内でスマホをなくし、ジャカルタで見つかったということが話題になったが、要は座席に挟まり車両ごとジャカルタに運ばれたということである。




ジャカルタコタ駅に入線する元JR205系。ジャカルタ南部にある高原の町BOGOL行き。



元東京メトロ5000系。



元東急8500系。

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ジャカルタコタ駅は元々長距離線のターミナルとして機能していたが、現在はガンビル駅などに役割を譲り、近郊路線の発着しかない。ただ、車内清掃などの整備で回送列車として入線することがある。たまたま長距離列車が撮影できた。タイのそれよりは質が良いようだ。

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車内や駅構内にはヘルメット姿の物々しい警備員がいる。結構な数だが、その分安心かと。
車端部には女性専用車両もある。

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シートはJR時代と同じもの。車内の設備はほぼ日本で使われたままだ。