梨人(なしんちゅ)のキセキ 梨で明和町をもっと元気に!

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

群馬県・明和町で、若手の梨農家や後継者などが集まり、2013年に立ち上がった団体「梨人」(なしんちゅ)。梨づくりのプロフェッショナルになることはもちろん、梨で町をもっと盛り上げようと、日々奮闘中。その足跡をメンバー4人が週替わりでつづっていきます。

新製品

 TKB47(矢沢)です。
 アリスタとは別の農薬メーカー(石原産業)からも、天敵ダニの製剤が売られていました。商品名は「システムミヤコくん」。その名の通り、中身はミヤコカブリダニです。いつから出ていたのか、全く知りませんでした。これまでは野菜類(施設栽培)だけが対象だったところ、ごく最近にニホンナシにも適用拡大されたそうで、町役場にもJA全農ぐんまから営業の挨拶がありました。
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 試供品の本体はこんな感じ(恐らくダニは入ってない)。このままでは畑に置けないので、↓このようなケースに入れて使うそうです。

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 これも試供品のケース。フック部分の紙は厚く、強度はスパイカルプラス本体よりも明らかに優ります。この中に、本体パックに加えて、産卵用フェルトと保水資材がセットで入っています。使用量は「1樹あたり2~5パック」とのことですが、価格はどうなんでしょうか。


舶来品

 TKB47(矢沢)です。
 今月16日、昨年同様に天敵(ミヤコカブリダニ)を入れました。10アール分100パックで19,560円(税込み)と高価ですが、これでハダニ類被害とダニ剤の散布回数を減らせれば、導入の価値は大いにあります。
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 去年から使っているアリスタの「スパイカルプラス」。紙製のフックが極めて脆弱なため、直接枝にかけると、このようにヤバイ状態になります。さらに、運良く落ちなくても、雨でパックが水浸しになると天敵ダニが溺死してしまう場合もあり。
 メーカー担当者によれば、そもそも野外での使用を想定していなかったため、こんな構造になっているそうです。改善を要望しても、海外の製造元には届きづらいとも言ってました。

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 そこで、このような補強材(果実袋を改造)を特注したとのこと。パックの落下と水浸を防ぐには効果がありそうです。 

有袋で甘くなる

TKB47(矢沢)です。
 市場出荷主体の産地では、少なくとも幸水、豊水、あきづきに関しては無袋が普通でしょう。直売のみの明和でもほぼ同様です。東京では、今でも大気汚染がひどい?せいか、無袋では果面の汚れが目立つ上に、ナシヒメシンクイと吸ガ類の被害も激増します。このため、大部分の農家は赤ナシ・青ナシに関わらず、全ての果実に袋をかけています。

 品種、袋の種類やその年の気象条件によって変わることもあるかも知れませんが、「有袋より無袋で果実糖度が高くなる」というのは一般的な事実でしょう。しかし、全く逆の場合の場合もあるようです↓(農研機構公表資料 httpwww.naro.affrc.go.jporgkarcqnokenyoshino79524_KAJYU.pdf から引用)。
甘太袋熊本
 要するに、「甘太では、白色一重袋をかけると、無袋に比べて毎年安定的に糖度が2度上がる」という話です。この試験を行った場所は熊本ですが、埼玉からも同様の報告が出ています。

 糖度17%以上で食味はどうなのか?
 甘太以外でもそうなる品種はあるのか?
 
 自分で確かめるしかないようです。

本には書いていないこと

 TKB47(矢沢)です。
 袋掛けを始めて2週間。他の仕事や雨休みも挟みながら、今日まで2,200枚かけました。まだ残り1,000枚以上あります。今年も去年同様に、青ナシの新星と新興が対象です。幸水、豊水にはかけません。
 ところで、プロなら恐らく常識ですが、このやり方↓はNGです。
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 この状態で少し強い風に吹かれると、袋ごとボタボタと墜落していきます。初めてナシに触った頃にはこの事実を知らず、大変もったいないことをしました。


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 「中央部をへこませて耳を付ける。」これだけで見事に風を受け流すことができるのです。誰が発見したのか分かりませんが、教科書には載っていない(私が知る限り)先人の知恵です。

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