戦う弱者
D&D22話表紙2011年12月11日。
やったー15話とつながった!
今のテロルはダミアン君が
動かしてるのかな?
あ・・はい。

「パーティの情報」
パーティの情報

「周囲は火の海」
山火事2

「周囲はドラゴンフライだらけ」
ドラゴンフライの群れ

「ダミアン君がぶっささってるテロル。
私はその肩にしがみついてるの♪」
ダミアンテロル01

これから何が出てくるか分から
ないから静かに移動したほうが
いいと思うの。


わ・・分かりました。
コナーさんに合わな・・ないと。
近くにいると思うよ。

「メスとダミアンは野営地にいる」
野営地火事

ダミアンは静かにうなずいた。
コナーを探すなら20面ダイスをふって
ウィズダム(知恵)より低い数字を
だしてー。

ダイスの目は4!
成功なのー。
お前ってサイコロ運が
凄くいいな。
北に40mほど離れた場所に
茂みがあり、その先で二人
の人物が話しをしている。

ダミアン君。
北に進むの!
音を立てないでソロソロ移動するよ。
(ここは慎重に行動するの!)

あ・・はい。
テロルはつま先立ちになり音を立て
ないで北に20mほど進んだ。
茂みの先でシックスティとコナーの
姿を確認した。


「コナー」
コナー


シックスティは20面ダイスをふって
デクスタリティ(敏捷性)より低い数字
をだしてー。

デクスタリティ(敏捷性)18のシーフ
が失敗するわけがない!
ダイスの目は17で成功!

あれ?
コナーのデクスタリティ
(敏捷性)判定は失敗した。


ということは、俺はテロルが
接近したことに気がついて・・・


コナーはテロルが接近した
ことに気がつかない。



そうなる。
よし!
ナイスなタイミングだ!
ここはズバッと・・・
コナーさんに言うべきですね。

おい!
コナー!

あんたはなぜ俺達を巻き
込んだんだ?

なぜダミアンみたいな
弱そうな男を使って
「テロルの実験」を
やろうとした?



「弱そうなダミアン」
ダミアン


コナーは微妙に顔を歪ませ
ゆっくりと口を開いた。

ヒナグリフ国は
人材不足です。

え?
人材不足?
この実験で貴重な人材を失う
わけにはいかない。
だからテロルの実験は、失って
も痛くも痒くもない人材を使う
しかない。



弱いダミアンと・・・
どこの馬の骨ともわからない
弱そうな冒険者を使えば
テロルの実験で悲劇が起き
ても我々に痛手はない。




え?
それだけ?
コナーさん
テラ鬼畜なの♪
理由はそれだけです。
さあ約束どおり協力して下さい。


ふざけんな!
ボケ!
失っても痛くも
痒くもない人材って
なんだよ!



お前は弱い人間をなん
だと思ってるんだよ!

弱いダミアンの命を
好き勝手に使っても
いいと思ってるのか!





強い勝ち組の男だから
なんでもしていいと思って
るのなら大きな間違いだぞ!


それは・・ちが



ガゴン!



え?
何の音かな。
テロルが近くにあった木を
ブン殴った音。



「ダミアンとテロル」
ダミアンテロル02

木は・・・

メキメキメキッ!
バリバリ !
ガサガサッ!

という様々な音をまき散らしながら
バッタリと倒れた。

「倒木」
倒木

ダミアン君キレ
ちゃったー!


怒って当然だ。
怒って当然です。
ダミアン!
お前がコナーに危害を加えたら
お前は職を失うかもしれない。
犯罪者になるかもしれない。


でも・・・
こんな扱いを受けて
黙っていられないよな。




メスたちは大変な
状況よねー。
一番大変なのは
セール。

「あと少しでドラゴンフライに殺されるかも
しれないセールちゃん」
売り上げちゃんピンチ

そうだった!
私やばいじゃん!


(やばいです!
セールちゃんやばいです!)









【弱者の戦い ダミアンの真意】
「燃え上がる魔女の裏庭」
山火事2
山道で燃えあがった火がさらに
大きくなる。
炎は天を焦がす勢いで広がり
夜道を照らした。

マジ死ぬー!
マジ死ぬー!


ダミアン君とりあえず
落ち着いてなの。

売り上げちゃん。
いえセールちゃんのほうが
圧倒的にピンチなのでは?

炎の中でテロルがゆっくりと
コナーのいる場所へ向かった。


ダミアンテロル02

「そうだよなダミアン。
気に食わないよな」
そういってダミアンと
テロルの前に立つ。


・・・・・。
この世界には「強い男」と
「弱い男」がいる。
すっげー嫌な現実だよな。


・・・・・。
ゴーマンな「強い男」を目の前にして
たくさんの「弱い男」がうつむきながら
生きてきた。

あああ。
ダミアン。
おまえはこの後に破滅する
かもしれない。



でも殴っち
まえ!




おおおおおおお!!

テロルがゆっくりとコナーに
歩み寄る。


コナーとテロルの距離
残り10m。



ダミアン!
君を利用したのは事実だ!
だがここで私に危害を加えて
なんになる?
そんなことをしてもヒナグリフ
国に損害を与えるだけだぞ!


うるせー!
おまえは報復されて当然だ!
コナーは腰の鞘からレイピアを抜いて
テロルに切っ先を向けた。

この状況は少し難しいね。
もう少し静観するよ。


コナーとテロルの距離
残り5m。



テロルはコナーの5m手前で
立ち止まった。
そしてテロルはゆっくりと左足
を前にだした。

ぐっばいコナー。
遺言だけでも聞いてやろう。
私はヒナグリフ国のために
生きただけだ。
やり方が血塗られていようが
私は私の生き方を誇る。


まだいうか!
やっちまえダミアン!


テロルはコナーの前でゆっくりと
上体をかがめた。


そして・・・



・・・・



・・






静かに
ひざまついた



ひざまついたテロル

え?
コナー各管区長。
テロルの実験は成功しました。
テロルを自由自在に操れます。

まてよ!


「失っても痛くも痒くもない人材
を使うことにした」
・・・なんていった男になんで
ひざまづくんだよ!




分かっていました。
コナーさんが最初から
利用していたことぐらい。


分かってたのか?
だったらなんで?
僕がやれる男だと
コナーさんに見せ
たかった。


ダミアン。
僕は生まれた時から弱かった。
僕は誰よりも弱かったから
馬鹿にされ続けてきた。



行動が遅い。

物覚えが悪い。

視野が狭い。




愚鈍な亀


騎士団にはいった時も僕は弱かった。
馬小屋で働いている少年のほうが
僕よりよっぽど有能で頭が良かった。


「馬小屋」
馬小屋

弱いのはしょうがねーよ。
そういう弱い男に無茶を
させる奴が悪いんだ。


そうやって優しく対応してくれる
人もいる。
僕を怒鳴りつける人もいる。

「怒鳴りつける人」
怒る人

そりゃ・・・まぁ・・。
怒鳴りつける奴もいるわな。
コナーさんにテロルの実験を命令
された時は怖くてしょうがなかった。
怖くて2日も眠れなかった。


怖くてしょうがなかったけど。
これは僕にとってチャンスでもあった。

ここでテロルの実験を成功させれば
僕は「テロルの乗り手」として周囲
の人間に認められるかもしれない。




・・・・・。
僕は弱い男だ。


弱い男だけど周りの
人間に認められたい。

認められるためには
自分の力を示さない
と駄目なんだ。




おまえがテロルに乗ったのは
おまえの意思なのか?
命令したのはコナーさんだけど
テロルに乗ったのは僕の意思だ。



「僕の意思でテロルに乗った」
ダミアンテロル01

そっか・・・すまなかったな。
余計なことをして。
男の戦いを邪魔してしまったな。

ダミアン。
任務御苦労。
この場を乗り切れたら
君は見習い騎士から正式な
騎士になるだろう。



どうやら私はダミアンをみくびって
いたようだ。

これからもヒナグリフの騎士として
強い男であってくれ。



強い騎士

コナーの話を聞いたダミアンは
最初はキョトンとした顔をして
いたが・・・


コナーの言葉を理解し
両手を押さえボロボロと
泣きはじめた。



男の涙

やばいぞ・・・。
俺達を陥れたコナーに報復する
つもりだったのに。
ものすごく報復しにくい空気に
なってしまった。

これにて一件落着なの♪
早くおうちに帰ろうよ♪


じゃーここで解散♪

・・・・


・・




ちょっとまてこらー!
ドラゴンフライに囲まれた
私はどうなる!



「ドラゴンフライに囲まれた私」
売り上げちゃんピンチ

あーーーー。
あーーーー。
あーーーー。


ジェットストリーム「あーーーー」
は酷すぎる!










【共闘するの! これから大反撃なの!】

「火炎が渦巻く魔女の裏庭」
山火事2

コナーさん。
話がまとまったみたいだし
ここらで共闘しないかなー?
 
仲間は1人でも多いほうがいい。
共闘は大賛成です。


仲間の命を粗末にする奴と
仲間になるのはなー。
ヒナグリフ国のためには手段を
選んでいる暇は無いのですよ。

「すべてはヒナグリフ国のためです
ハーイル! ヒナグリフ!」
ヒナグリフ

こいつは変わらんな!
悪人のままじゃねーか!
喧嘩はこの森から脱出して
からでいいよ。
それまでは共闘だよ♪

むぅーー了解。
というわけでセールちゃん。
私たちが助けにいくまで
生き延びるんだよ。

生き延びる術があるなら
教えて欲しい。


「この状態は変わらないのよね」 
売り上げちゃんピンチ

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