決闘
D&D51話表紙2013年3月8日。
Tさん「アネ=アネの作戦の半分は予測してる・・・
でも残り半分が分からない」
3日後・・・

アネ=アネは決闘の約束をした
森に足を踏み入れた。


夜の7時。

中央都市ヒナグリフから南西に15km
離れた場所にある森。



「南西の森」
夜の森

「アネ=アネの現在位置」
地図01



森は闇に包まれている。


周囲を見回します。
アネ=アネの周囲は完全に無音。
しかし・・・


アネ=アネの周囲から強者が発する独特の
圧力を感じる。


囲まれてますね。
ここで足を止めます。
アネ=アネが足を止めると、140人
の魔女がライトの魔法を一斉に唱え
る。


森は光で照らされたドームのように
明るくなった。



魔法:ライト


140人の魔女がアネ=アネを取り
囲んでいる。


アネ=アネの30m前方にウイッシュ
使いがいた。



「キャラクターの現在位置」
魔女だらけフロア01

「ウイッシュ使い」
魔女ギルド


140人の魔女よ!
決闘をはじめましょう!


私1人で140人の
魔女を全て倒します!



1人?
他の仲間はどうしたのじゃ?
逃げました。
どこにいるか分かりません。
不気味じゃな。
何かを企んでおるのか?
何も。
・・・・・・。
まあ・・・よい。


聞いてみるか。


え?
聞く?
ウイッシュ使いはコンタクトアウター
プレーンの呪文を唱えた。


頭上の空間が割れ1.5mの亀裂が入る。
そして亀裂から赤い光があふれでた。



「1.5mの亀裂が入る」
コンタクトアウタープレーン

魔法:コンタクトアウタープ


コンタクトアウタープレーン!


イモータル(不死者)に聞くのかよ!


イモータル(不死者)って何かなー?
強くなりすぎて神様みたいになった
キャラクターのことだな。


最高レベルのキャラが厳しい試練を受けて
試練をクリアするとなれる不死身キャラだ。


「D&Dのイモータルは神話の神様みたいな
チートキャラ」
イモータル


強くなると神様みたいになるんだね。
イモータルになるまでD&Dを遊ぶ
プレイヤーっているのかな?


普通は30レベルにたどりつく前に飽きて
別のルールで遊ぶと思うけど・・・


ウイッシュ使いは空間に開いた亀裂
に向かって何やら話をしている。


別次元にいるイモータル(不死者)
に何かを質問しているようだ。



やばいですよ!
作戦がばれたら私の負けです!
さすがに分からないだろ。


マスターのTさんがアネ=アネの作戦を
知らないしな。


(半分は予測してる・・・
でも残り半分が分からない)


・・・・


・・






ふむ・・・
なるほど・・・


決闘から逃げた3人の居場所は
分かった。

(逃げたドラゴンフライルーラーの
居場所は分からん)



逃げた3人は中央都市ヒナグリフ
の東にある海沿いの崖(がけ)で
待機しておるな。


「逃げた3人は海沿いの崖で待機」
地図03


私達の居場所がばれた!
逃げた3人の居場所はすぐに
分かったが・・・


アネ=アネが何を企んでおるか
サッパリ分からん。

お主は何を考えておるのじゃ?



私は目の前の悪人を許さない。
ただそれだけです。
不気味じゃな。
とりあえず殺しておくか。
ウイッシュ使いは1人の魔女に片手で
合図した。
御意(ぎょい)。


合図を見た1人の魔女はテレポートの魔法を
唱え、どこかにテレポートした。


魔法:テレポート


テレポートした魔女はどこにいったの
ですか?
テレポートした魔女は伝令役じゃ。


逃げた3人に追っ手を差し
向ける。



やっぱ追っ手がくるよなー。
俺たちも危険ゾーンに突入か。
私たちも危険が楽しめるね♪


ワクワクしすぎて過呼吸になり
そうなの♪



今までのピンチに比べれば準備が
できてるだけマシかもよ。


作戦が失敗したら全員ヤバイけどね。


「作戦が失敗したら私はきっとこうなる」
これぐらいのピンチ

















【崖上のド卑怯作戦】
では・・・場面転換。


10ラウンド後(60秒後)

ここは中央都市ヒナグリフの500m
東にある海沿いの崖。



「東の崖」
東の崖


メスとシックスティとセールちゃんは崖
沿いで待機していた。



「パーティの現在位置」
崖01


ここでの作戦は私が考えたの!
1撃必殺のド卑怯作戦だよ♪
メスといい・・・
お姉ちゃんと言い・・・


おまえら姉妹ってエゲツない作戦を考える
よなー。

親御さんの顔が見てみたいわ。


そうこう話をしていると・・・


パーティの20mほど前方でブフォンという空気
をえぐる音が発生した。


ん?
テレポート?
うん。
何者かがテレポートしたようだ。


目の前で、高さ20mもある攻城塔が
登場した。

攻城塔には四本の手が付いている。



「四本の手が付いた攻城塔」
攻城塔01


攻城塔が地面に手を
つけた衝撃で大地が
縦に揺れた!



攻城塔は、女騎士を連想させる凛とした
声でパーティに話しかける。
残念だが・・・
君たちを殺しにきた。


もう君たちを庇(かば)えない。


声が女ってことは・・・


攻城塔の正体はウェッポンマスタリー
先生か?



「攻城塔の正体はウェッポンマスタリー先生」



うん。
ウェッポンマスタリー先生。
うむ。
強敵なの。
というか・・・


高レベルの戦士は魔女よりも危険よね。
攻撃されたら即死よね。


なぜこんな無謀な戦いを始めた?


なぜアネ=アネの暴挙を止めない!


「アネ=アネ」
アネ=アネ


良い質問だね!


無謀な戦いをする理由・・・
それは・・・


・・・・・・


・・・・


・・



無謀な戦いがした
かったからなの!



え?
俺は違うよ。
あんたもけっこうな危険人物よね。
そんな理由で戦うのか!


そんな理由で、崖を背にして背水の陣
で挑むのか!


狂ってる!


「背水の陣」
崖02


ウェッポンマスタリー先生は地響きを上げ
ながら1歩前に出た。


そして巨大な切っ先をプレイヤーに
向けた。



「巨大な切っ先をプレイヤーに向けた」
剣を突きつけた


じゃー作戦実行なのー♪


クルリンと回って♪


・・・・・・


・・・・


・・



高さ30mの崖に
飛び込むよ♪


 
崖に飛びこむの!


なに!?
そんじゃ・・・まぁ・・・


俺も崖にダイブする。


ま・・・まて・・・
ちょ・・・待ってよ。


私も助走をつけて崖から飛びおりる。


本当に狂っているのか?
3人とも敏捷性(デクスタリティ)
判定は成功だよ♪


(デクスタリティ)敏捷性


追いつめられて自殺?
困惑したウェッポンマスタリー先生は
崖(がけ)をのぞき込んで下を見た。


・・・・・・


・・・・


・・






ド卑怯作戦!


大起動!


!?
崖の下から巨大な羽ばたき音が聞こ
えた。


羽ばたきは空気をかき回し・・・
台風のような暴風を巻き起こす!



上昇!
上昇なの!
ウェッポンマスタリー先生は何が起きた
か分からない。


崖の下から・・・
台風のような暴風と共に・・・


・・・・・・


・・・・


・・



全長50mの巨大
なドラゴンフライが
姿を現した。



ルーラーちゃん強襲02


崖から飛び降りたメスとシックスティと
セールちゃんは・・・


巨大なドラゴンフライの背中に
乗っている。



「巨大なドラゴンフライ」
ルーラーちゃん強襲01


崖に落ちるフリをして、ドラゴンフライ
の背中に乗る作戦が成功したぜ!


「崖に落ちるフリをして、ドラゴンフライ
の背中に乗る計画」
ルーラーちゃんに着地


巨大なドラゴンフライは元の姿に
戻ったルーラーちゃんなの!
ルーラーさまと呼べ。


ルーラーちゃんはディスペルマジックによって元の
姿に戻っていた。


魔法:ディスペルマジック


ルーラーちゃん!
奇襲だよ!


ウェッポンマスタリー
先生をつかんで、崖
から引きずり落とすの!



メスは20面体のサイコロを振って
カリスマ(魅力)以下の数字をだし
てー。


成功すればルーラーちゃんはメスの指示
に従う。


(カリスマ)魅力


うひゃあー!
サイコロの目は1なの!


恐ろしいほど大成功!
運命を感じたの!



「サイコロの目は1」
ダイスの目1


ルーラーさまと呼べ!
ドラゴンフライルーラーは前足で
ウェッポンマスタリー先生の巨体
をガッチリつかむ!


そして・・・








崖の下に
引きずり
落とした!



衝撃大


!!!!!!
ウェッポンマスタリー先生は30mの
崖から落下して、岩に激突。


ダメージは
63点!



崖の下にある岩が、ウェッポンマスタリー
先生の体につき刺さる!



血01


うそ?
あっさり勝った?
落下ダメージならレベルの違いなんて
関係ないぜ♪
みんなの勝利なの。



ほとんど私のおかげだけどな。


メスは作戦を考えたから作戦に
貢献してるかもしれんが・・・

シックスティとセールは確実に
何もやってない。



むぅ。
痛いところを。
せめてセールだけでも崖に落ちてほし
かった。
え?
のんびり話す暇はなさそう・・・


新手が沢山登場!


新手?
魔女ですか?
魔女じゃない。


茂みの中からヒナグリフの兵士が
20人現れた!



「ヒナグリフの兵士が20名」
兵士


ヒナグリフの兵士が新手?













【アネ=アネの戦い】
ここで場面転換。
今度はアネ=アネの戦い。
ぬぉ―――!
何が起きたか気になるの!
時間を少し戻して・・・


ウィッシュ使いの会話からスタート。
場所はライトの魔法で照らされた森の中。


「森の中」
夜の森

「139人の魔女に囲まれるアネ=アネ」
魔女だらけフロア01


逃げた3人には追っ手が向かっておる。


メス、シックスティ、セールはすぐに
死ぬじゃろ。



いえ。
返り討ちです。
口だけは立派じゃが。
勝算はあるのか?
ウイッシュ使い。


あなたでは、私の首は
切り落とせません。



それはなぜじゃ?
あなた達と戦う3日間の間・・・


魔女に殺された人間の死体を
捜索しました。



・・・・・・。
そして魔女が蟹の巣穴に死体を捨てて
いるのを目撃しました。


「全力で蟹を有効利用」
ジャイアントクラブ


誰の目から見ても魔女は間違っている。


魔女には人の首をはね、人を裁く
資格はない。



資格ね・・・
来い140人の魔女よ!
貴様達を裁いてやる。


ふぅ。


ウイッシュ使いは軽くため息をついた。


正しいが、愚かじゃな。
わらわが現実を見せねばなるまい。
ウイッシュ使いは呪文の書を開き
ソードの魔法を唱える。


真っ白に光輝く魔法の剣が地面の下
から召喚された。



魔法:ソード


マジックユーザーって剣も使えるんだね。
高レベルのマジックユーザーは戦略の
幅が広いよなー。
剣の光に釣られて・・・


1匹の蛾が光輝く剣に接近した。
・・・そして光輝く剣に接触!


蛾はパンという音と共に破砕し燃え
尽きた。



小虫の正義は無意味じゃ。
いくぞ!
魔女!


鬼のような形相でウィッシュ使い
に突撃します!



まさかの玉砕アタック!
お姉さまー!
超無茶ー!
・・・・・。


(今の所は予定通りか・・・)


ではイニシアチブ。


私は3。


5です。
走ってウイッシュ使いに接近します。
わらわはそなたほど愚かな人間に
出会ったことがない。


そなたとは中身のある話ができると
期待しておった。

しかし語る言葉もない。
お主は阿呆じゃ。



「現在位置」
魔女だらけフロア02


・・・・・。
光輝く剣はトンボのように高速で
飛翔し・・・


アネ=アネに襲いかかる!


斬撃a(大)


死んでも私は勝つ!
サイコロの目は16。


アネ=アネ
は16点の
ダメージを
受けた。



ダイスの目16


お姉さまのヒットポイントがゼロ。


「お姉さまのヒットポイントがゼロ」
キャラクター情報2


白く光輝く剣に切りつけられた
アネ=アネは・・・


首を切られ
絶命した!



血07


こ・・・これは・・・
まさか・・・
始まるな。
首を切られたアネ=アネは両ヒザを
つき、前のめりに崩れ落ちた。


崩れ落ちたアネ=アネの首から
ポンプのように血がビャッビャッ
と吹き出る。



血06


血が吹き出るたびにアネ=アネの
肉体は・・・


痙攣(けいれん)
した。



血11





「次回・・・」
アネ=テロル01

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