52話表紙2013年3月18日。
アネ=アネ「これが小虫の正義です」
首を切られたアネ=アネは両ヒザを
つき、前のめりに崩れ落ちた。

崩れ落ちたアネ=アネの首から、血が吹き出る。



深夜。

中央都市ヒナグリフから、南西に15km離れた
場所にある森。


「南西の森」
夜の森

「キャラクター情報」
キャラクター情報1

「アネ=アネの現在位置」
地図01

「アネ=アネは139人の魔女と戦闘中」
フィールド00


始まるのか。


アネ=アネがテロルに転生する。


ゴースト来てください。


首をはねられた私を、テロルに
して下さい。



「ゴースト」



私もついでにテロルにして欲しいの♪
ついでにどうかなー?
おまえは絶対にテロルにならないと思う。
(もしなったら、愉快なテロルになって
Tさんでも管理できない存在になる)


「メス達の現在位置」
地図02


絶命したアネ=アネの魂に
ゴーストが話しかけた。


弱者の祭壇になるのか?


テロル(威嚇)になり傲慢(ごうまん)な
強者に死を与えるのか?


死を与えます。
なんと・・・
素晴らしい・・・
アネ=アネの体から大きな心臓音が発生
し、森中に響き渡る。


ドックン!

ドックン!

ドックン!

ドックン!



なんじゃ?
何がおきた?
私は傲慢(ごうまん)な強者に死を与え
ます!
素晴らしい。
素晴らしい。


あなたこそ我々が求めていた本物の
祭壇だ!



「こっちの祭壇は、我々が求めていた祭壇と
違ってた」
テロル+濁流01


ゴーストが吠えた。


その瞬間・・・


何千何万何億というゴーストが
地面の中から大量発生した。



「何千何万何億というゴースト」
悪霊


のたれ死んだ弱者達のゴースト。

自殺した弱者達のゴースト。

殺された弱者達のゴースト。


この世界は弱者のゴーストで
埋め尽くされていた。



大量のゴーストがラスボスになる気が
する。
何千何億というゴーストは集結し巨大な
雲になった。
来い! ゴースト!
私を祭り上げろ!
大量のゴーストが
アネ=アネの肉体
に流れ込む。


大量のゴーストで形成された巨大な雲が・・・
雷雲のように放電しながら・・・


・・・・・・


・・・・


・・



アネ=アネ
に流れ込ん
だ!



 
衝撃大


もう後戻りできない。
元のお姉さまには戻れない。
(予定ではリンカーネーションで
元のエルフに戻る予定だが・・・)


そんなにうまくいくかな?
(誰にリンカーネーションをかけてもらうか
決めてねーし)


「戦いが終わったらリンカーネーションをかけて
もらってエルフに戻る予定?」
魔法:リンカーネーション


ではアネ=アネ。
はい。
この紙を渡しとく。
テロルの能力が書いてある。


Tさんはお姉ちゃんに、テロルの能力が
書いてある紙を渡した。



見せてー♪
見せてー♪
駄目ー。
アネ=アネだけー。
HPは凄いですね。
あとは私の能力で変動します。
では続きから。


アネ=アネの筋肉はメキメキという
音とともに膨張し・・・



血を噴き出しながら
肥大化した。



血を噴き出しながら


あああああああああ!
あああああああああ!
アネ=アネの体は膨張し変異する。


そして・・・
身長8mまで膨れ上がった。

アネ=アネの脊髄が、鋭い針に変異し
首の断面から鋭い針が生える。



変身完了なの!
アネ=アネは
全長8mの
テロルに変異
した。


「全長は8mのテロルに変異した」
アネ=テロル03


テロルの体は自由に動かせますか?
うん。
自由自在に動かせる。
お姉ちゃんの1人舞台が続いてうらやま
しいのー。
プレイヤーが別行動をすると、行動して
ないプレイヤーは退屈かもな。


別行動をしたのは、俺達の自由意思だしな。
我慢しようぜー。


面白いのう♪
まさかテロルに化けるとは♪


魔女に罰を与えます。
ん?


勝つつもりなのか?
たかがテロルで?


 
アネ=テロル02


え。
わらわの見立てでは、テロルは上級
マジックユーザーの魔法2発で破壊
できる。

前回のテロルはメテオスウォームが
効いたよな。


「ニセ弱者コロガシのテロルはメテオスウォーム
で足が砕けた」
メテオ


テロルの弱体化能力を使い・・・


わらわ達を最弱のマジックユーザーになる
まで弱体化させたとしても。

わらわ達は負けぬよ。


なぜですか?
最弱のマジックユーザーになっても
マジックミサイルは使える。


139人の魔女がマジック
ミサイルを放ち。

テロルを破壊するじゃろう。



「マジックミサイル139本で278~973の
大ダメージ」
魔法:マジックミサイル


魔女の数が多すぎるの。
アネ=アネどうするんだ?


作戦でなんとかするのか?


・・・・


・・





139本のマジック
ミサイルはやばい
ですね!




くらえば死にます!


無策!?
おねーちゃん!
おねーちゃん!
(あれ? 期待はずれ?)
テロルになるまでは評価しよう。


だが小虫がテロルになったところで
魔女ギルドには勝てぬよ。

わらわ1人で始末できる。



なんだか勝てない気がしてきたの。
お姉さまテロルの小物感が半端ない。
今までのテロルで一番弱そう。


「↓弱いのコレ?」
アネ=テロル01


私は負けませんよ!


前に一歩でます。


テロルと化したアネ=アネが一歩踏み
込むと、地響きが鳴り・・・


衝撃で木にくっついていた小虫がパラパラ
と落ちた。


工夫のないデカブツにわらわが負ける
わけがない。


竜はいつまでも竜。
子虫はいつまでも子虫じゃ。



思いあがるな!


勝負だ!
ウイッシュ使い!



・・・・


・・





では戦闘開始。
レッツ イニシアチブ。


こちらは6。

 
ダイスの目6


ぶっ。
この局面で6。
Tさん鬼や。


・・・・


・・



私は5です。
負けたの!
OWATA!
ではウイッシュ使いの攻撃。


ウイッシュ使いはライトニングボルト
の魔法を唱えた。

ウイッシュ使いの指先が青白く放電
する。



魔法:ライトニングボルト

とりあえず半分ぐらい削っておくかの。
ウイッシュ使いは放電した指先を斜め
上空に向けた。


その刹那(せつな)・・・


電荷を帯びた極太の
光線がテロルの右胸
を貫いた!


 
衝撃大


ST判定失敗です!
あー!
OWATA!



ダメージは
62点。


ライトニングボルトの直撃でテロルの
上半身は黒く焼け焦げた。


あー!!
え?
死んだ?


・・・・・・


・・・・


・・









生きてます・・・


次を喰らったら死にますが・・・


ウイッシュ使いはテロルを見上げながら
語りかける。
詰みじゃな。


次の一手で魔女を皆殺しにしなければ
お主は死ぬ。

そして一手で魔女を皆殺しにする方法
は存在しない。



ぐっ・・・
ガチで詰んでるように見えるの!
(ホントに期待はずれ?)


万策つきた?

アネ=アネの作戦はテロルによる
ゴリ押し?



お姉さま!
テロルで土下座をしましょう!
ウイッシュ使いには土下座が通用
しない。


「ウイッシュ使いに土下座をしたセールちゃん
はペチャンコになった」
魔女の死体01


では最後の行動
をどうぞ。



その前に、エルフだったアネ=アネの
所持品を見てください。


私はアルものを魔女から奪いました。

そしてアルものを教会で蘇生しました。



そういえば49話の前半で・・・


アネ=アネはアルものを魔女から
奪った。



「アルものを魔女から奪った」
アリモザイク


そういえば50話の中盤で・・・


お姉ちゃんに渡されたアルもの
を教会で蘇生したのー。



アルものってなによ?
それはね・・・


・・・・


・・



アリ

!?


もしかしてアルものを使って!?


やられた!


んー?
急にどうしたのよ?
私が所持しているアルものとは・・・


アリの死体が入った
箱です。

そしてアリの死体を
教会で蘇生しました。



「アリの死体が入った箱」
アリの木箱


どういうこと?
どういうこと?
(察しがよくないと分からないだろう
なー)
ゴースト!


私の所持品からアリが入った箱を取り
出して下さい。

そしてテロルの頭部までアリを運んで
下さい。



仰せのままに。
ゴーストは地面に落ちていたアリの
入った箱を拾い・・・


1匹の生きたアリを取りだした。
そしてヒトダマのように浮遊し・・・



「ゴーストがテロルの頭部まで移動した」
フィールド03


テロルの頭部まで移動した。

ウイッシュ使い。


あなたは小虫の正義に意味などないと
言いました。


世界の常識じゃ。
これが小虫の正義です。


何を考えておる?


ゴースト!



テロルの先端
にアリを突き
させぇぇ!!




あなたをテロルに選んで本当に
良かった。
ゴーストは・・・


アリをテロルの先端に
突き刺した。



「アリをテロルの先端に突き刺した」
蟻


え?
アリをテロルに刺すとどうなるの?


「アリをテロルの先端に突き刺す」
蟻02


テロルの周囲10kmにいる生物はアリ
より弱くなります。
そうなると・・・
魔女はアリよりも弱くなる。

ついに始まるのか・・・


・・・・


・・





!?
!?
テロルの弱体化能力でよって、アリより
も弱くなった魔女達は・・・


自分の体重を支える力さえ
も失ってしまった!

魔女達は、次々と自分の
体重につぶされ絶命した!



血01


グチャ!
グチャ!



これがお姉さまの作戦!?
人間がつぶれる時に発生する音は
「グシャ!」ではない。


人間がつぶれる時に発生する音は「グチャ!」
ゼリー状の何かがつぶれる音。


今まさに魔女達はグチャ!
・・・と言う音と共に次々と
つぶれ絶命した。



グチャ!
グチャ!
グチャ!
グチャ!
グチャ!
グチャ!
グチャ!
グチャ!


血02


大量虐殺なの!
魔女だけではない。


テロルの周囲10kmにある全ての
動植物もアリよりも弱くなった。

木々もつぶれた。

野ウサギもつぶれた。

鹿もイノシシも熊も・・・



全て潰れ
た。

巨大ブラッド


お姉さまやりすぎー!
やりすぎー!
(まさかここまでとは・・・)
(こんな特殊な状況を処理できる
マスターは少ないかもな)


俺には無理。


TRPGって大量虐殺もできるんだね。
理屈では可能。
実行するプレイヤーは少ない。
昔、俺がマスターをやってた時にな・・・


地下10階のダンジョンの入り口に
水路を引いたプレイヤーがいた。



「ダンジョンの入り口に水路を引いた」
水没ダンジョン01


ダンジョンの入り口に水路を引いたら
どうなるのかな?
ダンジョンに水が流れ込んで・・・
ダンジョンが水没・・・


地下10階までにいる雑魚敵も
地下10階のラスボスも溺死した。



「水責めで皆殺し」
水没ダンジョン02


鬼だね。
TRPGのプレイヤーは大量虐殺が
可能。


可能だけど・・・


大量虐殺はマスターがせっかく
作ったシナリオを無茶苦茶にして
しまう危険性がある。



俺の場合、せっかく準備した地下10階
のダンジョンが水没して駄目になった。


その時の俺は涙目だったぜ。


プレイヤーが暴れすぎるとマスターイジメに
なる時もある。

やり杉君はいくない!

(大量虐殺をOKした当時の俺にも問題が
あったけどな・・・)


(私は、面白そうなら虐殺でもOK)


そもそも私はアネ=アネの虐殺を簡単に阻止
できた。


テロルの先端にある針は太い。
太くてアリが刺さらない。



・・・と私が判断すれば、アネ=アネの作戦は
崩壊する。


「簡単にアネ=アネの作戦を阻止できた」
蟻03


(阻止できたけど・・・)


面白そうだったから、あえて阻止しなかった。


では続きをスタート。


弱体化によって、テロルの周囲10km
は全て真っ平らになった。

大地は血と肉片でできたジャムで塗り
つぶされている。



「酷いことに・・・」
フィールド04


作戦成功・・・だよね?
色々問題があるけど・・・


後はヒナグリフの兵士さんをなんとかすれば
私達の大勝利なの。


「後はヒナグリフの兵士さんをなんとかするの」
兵士


・・・・・。





おお・・・
わらわの娘達が・・・


すべて・・・
すべて・・・



ギ・・ギ・・


「戦いは終盤戦へ・・・」
ボス2人


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