パティシェ娘がひさしぶりにかえって来て、
いつもの様に 新作試食用のケーキを たった一個、
持ってまいりました。(たった一個〜! 

これは 決して 愛する母への 土産なんかじゃなく、
あくまで 只今試作中の まだ店に出せない品を
味見検討反省改善
(まぁ 経営学的に言うなら、 PlanーDoーSeeってやつですかい)
する為のものでありまして、 本人は一口二口食べれば、
もーあとはいらないらしく(毎日ケーキづくしだから太るし?)

それをハイエナの様に他のみんなが フォークもって、 寄ってたかって食べ、 しかも 美味い!
なんて 単純な感想ではなく 神妙な顔して
「お酒の風味が足りない」だの、
「普通すぎてインパクトにかける」だの、
「 あんたは天才だ! おとりよせスイーツにできる!」だの、
「苺味にしろ」だの、
「間にハムいれてみろ」だの、
(ちなみにこの日は新作ミルフィーュだった)

終いには
「早く職場やめて、メケメケの隣にケーキ屋開けばいーじゃん」
などと好き勝手な無茶苦茶な事まで言い出し
(いや、私の本音ですが…)

たった一個のケーキでこーも 盛り上がれるとは、
普段ケーキも買えないのか?

まるで 三丁目の夕日で、 テレビが来たお家に 近所のみんなが集まって大盛り上がり!
みたいなノリであります。

は買うものではなく、 わが家は作るもの!
でありましたから。

日曜日は全くお客様が見えず、 岐阜からお笑い声楽家の
(本人はまじめにやってるつもりらしいが・・)
ひさみちゃん(ほぼ実名)が 私とやるライブの練習に来ておりました。

そこにクローズしたのに 仕事さぼりに来た常連のおっちゃんと 我が娘と 4人 ホットカーベットの上で
ぐだぐだしながら、
一つの皿にのせられた  を囲み、
ワイワイがやがや。
おっちゃんだけは ・・ 圧倒されて無言・・

そんな わが家同然状態の カフェの一日でありました。

そんな日に来たお客扱いされてないお客様は、
(その日の犠牲者はおっちゃん)
果たして 幸・不幸・
どちらなんだろうか・・とおもいながら。

叱られたら 「だから何?どうっだっていーじゃん(フランス語)」とメケメケ精神で乗り切るんだ。

おっちゃんも 「クローズしてる店にお構い無しで入ってきてるからお互い様よ」と怒ってる様子もなく、
私に「そりゃ 客も客だな」
と悪態をつかれながらも、 どっぷりくつろぎ
「あ〜もう 帰んなきゃ あんまり遊んでりゃ 女房においだされるー」

っと 長屋のはっつぁんみたいな事言いながら、帰っていきました。