怒りのメルビン!

ただ、そんなに怒ってる筈はないのです。

レヴェナント

ディカプリオの演技が凄いとか、CGが凄いとか、描写が凄いとか、そんなことは置いといて。これは何なんだ?という印象しかたたない。
ふれこみが確かすべてを失った男の復讐の物語的な感じだったと思うが、それ以上のことは特になく、主人公の大変な苦労話に過ぎない。
結局ありがちな復讐のお話しで、騒ぐほどの映画だとしたら、上記のディカプリオ、CG、描写といったことだけになってしまう。

ネイティブアメリカンの問題はそれなりに大きなテーマであるにもかかわらずその辺は深く切り込むことはない。
ネ イティブアメリカンに対する白人の侵略という事実をどうとるかで、こうした問題は観点が変わってくるとも思うが、この映画ではそうしたスタンスは明確で はなく、ただ息子さんを殺された人の復讐の話なので、ならば(ネイティブアメリカンといった)そんなに難しいテーマを絡める必要はなかったと思う。

有事における人事の失敗はあながちあり得ることだが、ここでの(人選による)ミステイクはなかなか酷いにもかかわらず、そこも意外と不問であったりもする。じゃ、何なの?となる。
細かくは問題の熊の襲撃のシーンですらも致命傷を打たないのはクマの性質にあるのかないのか?わからないが、あのへんも何なの?とはなった。

結局、どうしたいのかわからない映画であった。
45点

スポットライト

いやいやいや。
大丈夫なのか?この映画。

もちろん、映画としては悪を暴いていくスリリング、かつ痛快な物語ではあるが、それどころじゃないだろう、と。
思えば10年以上前の真実を題材にした作品であったことにも驚く。なにがってこんなすごいこと、知らんかったがなーということに。

ことほど左様に日本においての宗教スキャンダルは無関心なわけだ。しかし考えてみたらキリストは世界三大宗教。知り合いにもそこそこ信者はいる。むちゃくちゃ重大なスキャンダルである。
そしていまこんな重大なことを知らされて、これ大丈夫なんかい?ということしかない。映画批評している場合でもないわな、と。それほどとんでもない話です。

80点。
映画の良し悪し以前に是非一度、ご覧ください。

あの先輩はどうなったのか。

学生時代、やたら僕に説教する2年上の先輩がいた。
「俺はな、お前と違ぉて、将来のことを真剣に考えてんねん!」
こういう感じで常に上からの関西弁だった。
「ええか、日本がアカンようになるとしたら、そら、地震や。あれでだいたい台無しになんねん。おれは人生台無しにしたないねん。せやから東京なんかまったく興味あらへん。」
「え、じゃぁ先輩どこに住むんですか?」と、聞くと、ひときわ大きな声で、
「神戸やがな。神戸は大丈夫や。」
言っていた。大丈夫じゃなかったなぁ。
この先輩さらに自慢げにこう言っていたことが思い出される。
「ええか、就職もな、あと50年絶対大丈夫な会社に就職せなアカンで。その点俺はもうシャープに内定もろてるから大丈夫やねん。」
先は読めないとは言いますが、こうも間違えるとは夢にも思わなかっただろう。
なんの根拠もないけど、この先輩の言うことは当時から胡散臭いなぁとは思っていたけども。

春キャンプまとめ (セリーグ)

セリーグ
YS
チーム全体の雰囲気は良い。
先発は数が充実も、5,6枚目に不安定要素抱える。そもそも4枚目までも勝率5割キープの実力なので、このあたりの奮起が必要。成瀬は厳しく、原樹理は大きな新戦力と言い難い。杉浦がいまいち安定的な健康状態でないのも気がかり。
ブルペンは当然不安だが、ペレス、久古、中沢、岩橋、竹下と左の枚数が増えてきたことは評価。か、と言って使えるかどうかが別問題。ぺレスの制球力は非常に気になるところ。
高山獲得ならなかった外野に関してはバレンティンが固定されることで攻撃力は昨季以上望めるのではないか。CFは山崎を押しているが、坂口で落ち着くのではないか。
キープレイヤー:杉浦、石山、坂口、バレ

G
層の厚さはダントツで戦力面での問題はない。
内海復帰に伴い、6枚目争いはし烈になる見通し。ドラ1桜井も質が高く、これが落ち着くと外人枠を2枚に絞ってくる可能性あり。外人は3枚ともトップクラスなので、これを2軍に蓄えておくとは何とも贅沢だ。
攻撃陣も各ポジションにバックアップが充実。固定化を明言している新監督の采配に不満分子が出てくることが不安要素。
キープレイヤー:岡本、桜井、大田、高木隼

T 
新監督が作り上げているストイックで元気な面はチーム全体のムードを上げている。
ただし、戦力的な面に不安はある。
藤浪以外の先発の老朽化、藤川なのか?岩崎、秋山、岩貞、誰にせよ5,6枚目の台頭が見いだせない。ブルペンに関しても同様な問題が生じている。攻撃陣も層は厚いのだが、クオリティがそれほど上がっているわけではなく、ベテランの老朽化と若手の躍進不足は否めない。この両面を覆す選手の台頭が望まれる。
キープレイヤー:今成、マテオ、横田、高山

C
エースが抜けた穴を総動員でカバーすることになるが、エースがいてもギリギリだった現状を踏まえると、厳しい戦いが余儀なくされる。その中で即戦力の新人2枚が加わったことは単純に大きい。セリーグでは一番チーム事情を理解した補強をしていると思う。上原(明治〜日ハム)をあっさり1位指名から外した判断は今更ながら素晴らしかった。
攻撃面ではルナの加入であれだけ大事に育てた堂林に強烈なプレッシャーをかけているが、外人頼みは否めず、逆に言うと、一人のケガが大きく響く。また昨年パッとしなかった丸、菊池の躍進も上位進出には必須条件だ。
キープレイヤー:岡田、横山、野村、大瀬良

D
雰囲気が良くない。
コーチ人事など、何とかならないものか、と思う。
戦力面も5,6枚目以降は全くわからない。若松、大野など、いい投手が出てきているが、後ろも含めて不安要素の方が多い。
攻撃陣もこれまたパッとしない。いつまで経っても出てくるはずの若手が出てこないというのは何か根本的な問題を感じざるを得ない。ただ、新人捕手木下に期待はしている。
キープレイヤー:ビシエド、濱田、高橋周、木下

DB
可能性はいろいろと感じる。
現時点では先発陣にパンチがない。とはいえ、井納がさらにブレイクし、熊原、今永のどちらかが活躍すれば上位進出は十分にあり得ると思う。
攻撃陣では筒香が大爆発の予感だ。新外国人のデカさは中日同様、一瞬期待してしまうが、こればっかりはわからない。バルディリスの方が安心感はあった。つまり不確定要素に頼らざるを得ない。ラミレスがどういう野球をするのか、配球をベンチからするらしいが、そのへんは楽しみだ。
キープレイヤー:ロマック、熊原、今永、嶺井

大統領の執事の涙

またしても。

や、素晴らしい映画でした。
なのですが、なんですか?このタイトル。
「の」がひとつ多いのも気になるのですが、こんなタイトルじゃないです。
どうにかしてほしいです。
前回書いた「博士…」もそうですが、日本の映画会社は深刻なタイトル付け間違い問題に直面していると言わざるを得ません。

映画の方ですが、すごい波乱万丈の生涯を描いているので、多少、おさまりきらず、短縮が気になるところもあるにはありますが、最初から最後まで目が離せなかった。ただただすごい話です。

子育てに関しても考えさせられるものがありました。

結局親の生き様みたいなもので足りなかった点を知らず知らず子供は補っていくのでしょうか?良いことであれ、悪い子ことであれ。

オープラの演技も意外に凄かったし。

94点でどうでしょう?

恐ろしく出てこない

今シーズンの初め、今年は新しいキャッチャーが台頭する年になると書いたのだが、信じられないほど、誰も出てきていない。梅野、小林、会澤、高城、松井、嶺井、吉田、田村、全滅だ。開花していた中村もなんなら、落ちていっている。

近藤がまぁ踏みとどまっているが、大ブレイクという感じでもない。

森友はDHで居座る勢いを感じる。20歳でDHて。

アマチュア野球も結構細かく見ているが、出てこない。

恐ろしく、出てこない。

博士と彼女のセオリー

やはりタイトルのネーミングというのは大問題である。

この作品、しょーもない恋愛ものだろうと思って寝るためだけに選んだのだが、とんでもない大作だった。
スケールが果てしなくデカい。宇宙の起源、愛、結局そのあたりを深く描いている。深く問いかける。
眠気などすっかり吹っ飛ぶ作品である。

どーしてこの作品にこれほどまで観る意欲を削ぐタイトルをつけてしまったのだろう?
と思って現代を調べたら「The Theory of Everything」とある。
ま、まぁ、博士と彼女の・・・よりはマシだが、これも酷い。

しかし、確かに上手いタイトルが思い浮かばない。
そう簡単にタイトルをつけられないほどの映画だったと思う。

だからこそ、「博士と彼女のセオリー」はない。


映画自体は90点

大阪都構想

ハワイに行ってる間に大阪都構想が否決されていた。
僅差だとのことだが、これが橋下徹に対しての嫌悪感からの否決ならば、残念だ。
各メディアの論調や本人の即政界引退の会見からも実際に橋下は嫌だで否決された格好なのだろう。

私がこの大阪都構想を支持する理由は特に大阪市民ではないので関係ないのだが、この選挙はホントにすごいことだと思った。

まず、横行している政治のおかしな部分の根幹にメスを入れたということ。
で、その話題を広く有権者に訴えたこと。
しかもそれらを腐敗していた政治を直しながらじっくり行ったこと。

三つめのじっくりかけてしまった部分が敗因だという論調もあったが、そういうこと言うメディアは最低だと思う。
早くやっていたらファシズムだと言い、じっくりやったら飽きられる。
意味が分からない。

大阪の市民も何をもとに否決したのだろう?市長に押し、府知事に押し、それまで赤字財政だったのを立て直した立役者である。都構想はその橋下氏が最初から言っていたことだ。急に言いだした話じゃない。
もちろん、橋下氏の他の政策に賛成したり反対したりでそれまで投票していた人もいるのかもしれない。
が、あくまで本線が都構想であることくらいは知っていただろう。

有権者が矛盾しているのだ。
もちろんそれ以前にメディアが目一杯橋下については批判したことも事実だ。
その批判手法がかなり汚かったことも否定できないだろう。
それを見ていたはずの有権者が今回可決できなかった。
自民、民主、公明、共産までもが反対に走ったことを一般有権者はなぜ不思議に思わない。
単純に現役の政治家が被害を被るから反対しているのだ。気づけっちゅーの。
政治家が利権を守って有権者が得をすることなんて少ないのだ。それくらいのことはわかるだろうに。
それ、マスコミは教えてくれないことももう気づいた方がいい。


ずーーーっと続いているこの国のダメな選挙結果が再び更新された。
大阪という合理性を重んじる土地で行われた結果だけに残念さも倍だ。

バードマン

ドキュメンタリーじゃない限り、長まわし、したくなる気持ちというのはよくわからない。
これは完全に古い人間的な考えかもしれないが、カット割りがないっていうことがどうにも気持ち悪いのだ。
最初にドキュメンタリーじゃない限りって言ったように、作品にリアリズムを強く要求する場合は長く回すことでの編集してない感が信頼につながると思うのだ。
なので、この作品で長まわしは必要ないという気がしてならない。

ただこの作品は長まわしどころか、最後までずっと回しという演出なので、意味合いが違うのだろう。
落ち着かないことには変わりない。
ただ最後の方まで行っといて最後の最後でカット割りする。
これが最も納得いかないというか、あれだけひっぱっといて最後まではいかないんや、という。

でも、まぁ過去の栄光にすがる悲哀を描くのに、この演出でやる必要があるのか?というのもある。
最後(の方)まで回しっぱなしという企画が先なのか、落ちぶれていくおっさんの悲哀というテーマが先なのか?
それによっても違うでしょうが、少なくとも、最後の方まで回しっぱなしやってみるよという映画であれば、この映画でなくていいような気がする。もっと「事件」を扱う感じの題材の方がフィットすると思うのだ。

と、いうことでこの映画がアカデミー作品賞と言われると疑問符しかつかない。

もちろん、エドワード・ノートンの存在感や劇中ドラムの使用法など、特筆すべき点もあった。ダメな映画とも思わない。が、その年の最高峰的なポジションで語られるような映画でないことも確か。

75点。

わからなかった話

「プロ野球天国と地獄」(タイトル曖昧な記憶)という番組での元巨人大森剛氏。
慶応大から鳴物入りでドラ1入団のあの人。

結局一軍では通用せず、「そんな態度ではどこ行っても通用しないぞ!」と怒られて近鉄から戦力外。
その言葉がキツくて、パニック障害になったという。

やがて必ず野球界以外で「通用しない」と言った奴を見返してやると奮起したと。
行った先は巨人のスカウト。
これは完全な野球界だとは思うが、坂本を(外れ)1位指名して成功した、と。

今では戦力外になった選手を「そんな態度じゃ通用しないぞ!」と罵る役になったという。


この話がですね、ま、ありがちな感動誘発スタイルで展開されるわけですが、全く刺さりません。
なんでしょうか?この話。

まずイメージの話をさせていただくと、これは申し訳ないですが、態度の悪い選手だなぁという印象でしたね。これは野球ファンとして見ていてそう思ったのですから仕方がありません。慶応のエリートですげーホームランバッターで、元木より下の評価(ドラ2)じゃ嫌だって入ってきたあたりから。
なんか不振の頃も、覇気を感じない選手で、この選手がいずれ脅威になるなぁとは感じない選手でした。
近鉄の人事の方はかなりまともなことを言ったのではないでしょうか?
パニック障害に陥ったというのは可哀想ではあります。しかし、まぁ、それほどまでに態度が悪かったのを初めて指摘されたわけだから目を覚ましてもらわないと困るというものでしょう。
野球界以外で見返してやるという発想は素晴らしいと思います。ま、「見返してやる」は全うなことを言った人にするべきことではないですが。

で、巨人のスカウト。
就職先があったのはいいことですが、なんといいますか、野球界以外じゃないですよね。コネがないと絶対になれない職業です。坂本獲得を自身の手柄というようなことですが、あまり素敵な自慢話じゃないですよね。番組では隠していましたが、実際は堂上君に行ったわけですし。

で、最後の「態度が悪いぞ」っていう係になっているというのを誇らしげに言うくだり。
あれは、なんなんでしょうか?

自分がやられてパニック障害になるほど嫌なことを、坂本獲るほどの成功に至った俺のことを考えれば、やるべきだ、と。理論が破たんしています。

スポーツ選手のドキュメンタリーには知られざるドラマがあって、感心するのですが、こと、この話に関してはさっぱり共感できるものがない話でした。視聴者の皆さんはあれで感動したのかな?

アメリカン・スナイパー

戦争映画を作るなら、そこにどういうメッセージが込められているか、は重要だと思う。
単に戦争はダメですよ、的な感じならだれにでも作れると思うのだ。
クリント・イーストウッドという人は監督として非常に高い評価を得ているが結局その域を出ない。
素材の良さだけを忠実に作るというタイプだと思う。
だから第二次大戦の映画でも複合的によくできているというだけで、単体では「硫黄島」以外は深みがない。

この映画に関しても同様にスナイパーに照準を当てた「スターリングラード」に比べると、緊張感やその裏に組まれたストーリーの深さは足りない。結局いつもそういうイメージ。
なのに、評価だけは毎回高い。

ただ文句を言いたいわけではない。
例えば、彼がファミリーに戻っていく様。この辺の葛藤は本作の重要なテーマである。戦争における異常さを如何に日常に取り戻していくかという作業。その辺の描写はほとんど、カットされてしまっている。視聴者の想像に任せるにしても、ちょっと実際のところ、どうなのか?これはわかりえない。

例えば幼少期、弟を救うことから始まった彼ら一家の「正義」の概念。これについてもある一定の疑問は投げかけてはいるが、投げっぱなし。これを投げっぱなしにしておくのは、ま、いいのかもしれないが、視聴者側には敵を倒した時の「やった!」という感情を煽ってしまう。演出としては本意ではないはずだ。しかしサドルシティでの脱出などにおいて、敵側は相当死んでいる。敵が死んだことへの映画にありがちな「やった」感はここではマイナスな筈だ。なのに、生き延びたことが良かった、でその結果敵が死んで良かったの図式になってしまう。

なにもかもが、「プラトーン」になれとは思わない。しかし、戦争では当たり前のように人が死んでいき、そのことのやるせなさはキープしとかないといけないと思う。フィクションでないのなら、尚更である。

65点

斬新すぎる演出

昨日、知り合いの結婚式にて。
お色直しのウダウダな時間帯。男女のシンガーが歌っていた。テンション低く。とはいえ、カラオケで2曲フルで歌った。テンションが低いし、何も盛り上げないので普通に拍手もなく終わってしまった。ウケないから心折れてやめてしまったのか、と思い、ちょっと気の毒だなと思っていた。
お色直しが終わり、新婦が帰ってきた。
「さて、続いては歌のプレゼントです」と司会。
なんと心折れたはずの例の2人が出てきた。今度はちゃんと自己紹介もしてさっきよりテンションが高い。
「では、僕たちの歌聞いてもらいましょう」
で、始まった曲、さっきフルでやった曲。
2曲。
もう一度言いますが、さっきフルでやった曲。
いやー。
いろいろなパターンの演出、あるけど、リハを客全員にしかも直前に見せて本番やるというスタイル。
これは斬新すぎるな。
客に媚びないというアーティストはいるだろう。
が、これはやりすぎではないだろうか?

捕手躍進の年

日本のプロ野球は昨年にも言えたが、今年はさらに捕手の新旧交代が過熱する年になりそうだ。
現段階でレギュラーを確定と言いきれる捕手はソフトバンクの細川とオリックス伊藤くらいではないか?
古田さんの殿堂入りの際、野茂さんがゲストスピーチで「投手の質が向上しているのに対して、捕手の質が全く追いついていない」という主旨のコメントをしたが、同感だ。
ここ数年の捕手の質は無残であった。
日本球界は稀代の大捕手を失ってから辛うじて矢野、城島が光を放った程度で後は転落の一途だった。
今年はその流れにもしかしたら歯止めをかけるかもしれない。微かな光明に期待をしてしまう年だ。

まずスワローズ。
実は中村が台頭し、相川が巨人に去ったということでここは心配なしと思う方が多いだろう。しかしながら、中村に関しては不安だ。なんかこの若者から活気を感じないのだ。打ってるから、まあ、いいのだが、西田の方がいいんじゃないか?という疑念は拭えていない。相川がいなくなったことでチームを引っ張るという活力が彼からは欲しい。

巨人。
阿部が一塁転向で相川を獲得し、保険を掛けるというのは巨人らしい。期待の若手であろうが、選手を信頼しないチームだ。ただ、小林には相川を踏み台にすることを課せられる。肩はいいだけに、バッティング勝負だろう。これが打ちだしたらえらいことになってしまう。ブレイクするかも度合いでは1,2を争うのだろう。

阪神。
頭角を現した梅野が定着するのか?これがきっちり定着すると、彼の場合はバッティングがいいので、一気にチームの浮上にも直結するだろう。結局藤井や鶴岡かい!という状況だと厳しい。が、ここも巨人同様若手を信頼しない傾向がある。どちらに転ぶのか?

広島。
會澤翼が果たして定着するのか?一度外野などにコンバートされていたが、それなりの理由があるのだろう。その欠点が埋まるのか?こちらもどうやらバッティングには非凡なものを感じるだけに阪神のケースと似ている。

DeNA
黒羽根、高城、嶺井と誰がブレイクしてもおかしくない。鉄砲肩の高城に注目は集まりそうだが、嶺井も大学日本代表で梅野より上の評価を受けていた捕手。くすぶっている理由がよくわからない。

中日。
ここは兼任監督がどれくらい引くか、って話だが。現実マイルストーン的な記録にこだわっている様子なので、今季の若手の台頭は正直望めない気がしている。

西武。
バッティングでは圧倒的な魅力を誇る森友哉だが、炭谷は守備が安定している。キャッチングもとても良くなったと思う。差は歴然なのだが、森友を使わないことには成長が望めない。田辺さんの方針は如何に?というところだが、昨年の使い方を見る感じ、保守的に行くのではないかという気がする。

楽天。
嶋で順当でしょう、という意見がほとんどだろう。私もそう思う。が、気をつけろ。監督があの男だ。

ロッテ。
里崎が辞めて、まさしく後継者争い。川本、吉田、江村、田村に至るまでチャンスの幅は広い。ここまで、目を見張るキャッチャーはいないが。

日ハム。
キャッチングが下手すぎる大野の過大評価は何なのか?肩は強いが、さほど打つわけでもなくなってきて、近藤を試さない理由がわからない。と、思っていたところに今季はチャンスが訪れている。ここは少し楽しみだ。

最後にソフトバンク。
(山下)斐紹という若手にブレイクの期待がかかる。だが。
彼の登録名「斐紹」とした球団の担当者!いったい、どういう神経なのだろうか?
一般人「斐紹」、読めますかね?まず読めませんよね。
「あやつぐ」が正解なんですけどね。
登録名をファーストネームにするというのは、「鈴木」が多いからファンにわかりやすくファーストネームにしましょうねってなるわけですよ。あ、でも「一郎」もありきたりですね、じゃ、「イチロー」ってカタカナにしましょうって決めていくわけでしょう?
山下じゃありきたりまではいいよ。
だからって「斐紹」はダメだろうよ。わからんかね?ダメだってことが?
野球ファンの間でもこういうキャッチャー論議の最中に「あのソフトバンクの名前の読めないキャッチャーも期待できるよね?」みたいなことになってしまうわけよ。

史上最も不親切な登録名だよ。
話の論点が完全にずれきったところで今日は終了。





2014野球シーズン

2014年のMLBは非常に面白かった。
まさかの大躍進を遂げたカンザスシティが最後に負けてしまったのは残念であるが、サンフランシスコも相変わらず非常にいいチームで、素晴らしいワールドシリーズだった。

それに比べて日本のプロ野球の情けなさにはちょっと悲しくなってしまった。
パリーグ覇者のソフトバンクはシーズン終盤で1勝9敗???追うオリックスも自滅状態。史上稀に見る情けないペナントレース終盤であった。客観的に見ていて盛り下がるだけ盛り下がった。クライマックスシリーズがあって良かったというものだろう。

一方の阪神は圧倒的に強いと思ったら、ペナント終盤で巨人との直接対決で大失速。優勝を逃したと思ったら、CSではあっさりその巨人を破り、かと思えば、日本シリーズではこれまたあっさり負けるという。王者の風格のかけらもない。

や、しかし情けないと言えば、なんと言っても巨人だ。なんとも覇気のないセリーグ王者であった。ここ数年でも最弱の巨人という感じがしてしまった。その弱さの原因は完全に覇気のなさだ。勝てるという雰囲気がないチームだった。

その好対照がカンザスシティだったであろう。カンザスシティもサンフランも勝とうという覇気に満ち溢れていたが、考えてみれば勝ち進んでいるチームに覇気があるなどということは当然のことである。その当然のことが阪神にも、ソフトバンクにも弱く感じられたし、巨人に至っては全く感じなかった。

阿部、村田、坂本、ついには長野までもなんかチームの雰囲気を変えるぞ、という気迫のようなものが見えてこなかった。阪神も同様で強いて言えば、西岡なのだが、その西岡がミスを重ねてしまうとがくーんと落ちていった。

こうした気迫だとか、根性だとかをプロスポーツで論じること自体、僕は大嫌いなのだが、論じざるを得ないほど、酷かった。いくら何でもそれはないだろうという。

打撃トップ10に一人も入っていない、あんな巨人を優勝させてしまった阪神以下他のチームも大いに反省しなくてはならないシーズンだったと思う。毎年ただでさえメジャーの方が面白いと感じてしまう日米の野球の差だが、今年ほど露骨に差が出たことはないだろう。まして今年は日米野球で結構な本物が来日してしまう。

いよいよもってしっかりしないと日本の野球は本当にやばいことになってしまう。にもかかわらず、メディアの論調にそうした危機感が感じられないのはどうなってしまったんだろう?

錦織の件

錦織の快挙は本当に偉大なことだと思う。
この何年か前までは想像もしなかった偉業にいろいろな方がいろいろなことを言っている。
最近、非常に鼻につく長谷川豊氏がこんなことを言っている。
http://blogos.com/article/94049/
なんとも、浅い。
IMGに行ったから才能が開花した、については一理あるんだと思う。
だからと言って日本人のメンタリティがマズいかのような考え方に落とそうとするのはあまりにも浅はかだと思う。
フェルプスに勝った萩野君やマー君が世界で活躍するのも日本を捨てたからとでも言いそうな勢いだ。

一方、小さい頃の恩師であるという松岡修造氏は、今回の決勝進出で全く新しいテニスを世界に発表したと言う。
そして今回の大きな躍進の一因にメンタルの成長を掲げた。

前半部分、新しいテニスの発表についてはある程度までは賛同できる。
あれだけ小さい体で動き回って常に速く打ち、粘るというテニスが正真正銘トップレベルで発揮されたというのはここ数年、確かに見ていない。新しいと言えば、確かに新しく感じる。が、初めてではない。80年代のマイケル・チャンがまさしくこんなスタイルだったように思う。

私は松岡氏の「メンタル面の成長」をやたら誇張するのにはどうも賛同しかねる。メンタルの成長はそれはあるだろうが、ここまでの躍進の最大要因がメンタルなんだとしたら、ちょっとそれは信じられない。
信じられるのはマイケル・チャンがコーチになって新たなテクニックを身につけたことなのではないだろうか?
これならば、大いに信用できる。

松岡さんのウィンブルドンベスト8には確かに心躍った。
だが、今回の錦織のUS決勝はあれを完全に超えた。
逆にいうと、残念ながら、松岡さんのWinベスト8が霞んでしまった瞬間でもある。

そして今回の偉業の心の踊り方はマイケルのフレンチオープン優勝に近い。
おそらく、マイケルはコーチ就任以降、錦織のメンタル面よりもテクニカル面を上げたはずだ。錦織も認めているが。メンタル、メンタルというコーチングではなく、徹底したテクニックを鍛え上げたコーチングなんだと思う。

面白いのは松岡氏じゃなくて杉山愛や沢松奈生子はその辺を認めている点だ。
このズレ、少年野球のいまだに根性ありき論の方々がなかなか現代野球のテクニック受け入れない図式に似ている。
スポーツを日本風とか、アメリカ風とか型にはめたり、根性、根性と言いすぎてテクニックを全く見ないコーチングスタイルはもう古いという認識が必要だ。いいものは日本にいようが、アメリカに行こうが取り入れればいいのだ。こうじゃなきゃダメだという固い考えを捨てることも重要だろう。

もちろん、そこに至るまでには我々が知りえない努力やメンタルの成長もあるのだろう。古い考えや根性論を全面否定するつもりもない。
いずれにしても、日本人のアスリートが短期間にすごい勢いで活躍している。この事実にはやはり興奮する。

ホールドと危険球

プロ野球のホールド
あれがわからない。
や、わかるのだが、なぜ引き分けの場合の最後の投手につかないのか。
引き分けは日本特有の現象であって、これで最後に投げた投手にセーブがつかないのは当たり前である。
が、引き分けをホールドとするなら、最もホールドした投手が最後の投手ではないのか?

この理論、どういうことかというと、仮に0-0の試合で7回、8回、9回毎回投手交代があってそれぞれのイニングをそれぞれの投手が0点に抑えたとしましょう。この3人には結果0−0で終わった試合であればホールドがつきます。
で、10回、11回、12回の3イニングを一人が投げ、0に抑えたとしましょう。この人にはセーブ、ホールドどっちもつかない、ということです。

その理由が交代完了したから、とあります。

なんじゃ、それ?と。

12回2アウト、極端な話2ストライクから誰かに変わってその誰かが抑えたらその3イニング投げたやつにホールドはつくということ。意味が分かりませんよね?なんで、こんな意味不明なことがそのまま放置されているのか?さっぱりわかりません。

あと、危険球。
カーブのすっぽ抜けがヘルメットのつばにかすりました、は危険球退場でしょう?
156舛離好肇譟璽箸顎をギリギリのところ、当たらずに通り抜けました、これはお咎めなしです。
どっちが危険か?って話です。

昨日のマシソン見てて思いました。
危なすぎますよ。

ホールドと危険球退場の定義は早く変えた方がいいと思います。


捕手の態度

昨日のG-T戦。

首位攻防の重要な決戦で、3−2阪神リードの9回裏阪神はここまで好投のメッセンジャーから呉に交代。
同時に捕手を梅野から鶴岡に代えた。
阿部にストレートの配球をあっさり読まれいきなりの二塁打。
ここでは敢えて阿部や犠飛を打った村田への配球は仕方がないとしよう。(全然仕方なくないけども)
ただ、二度あった致命的な暴投についてはいただけない。呉も悪いのかもしれない。しかし鶴岡だ。
ワンバウンドを止めろ、という話に関しては無理なものは無理だろう。止める気持ちでいるには違いない。
が、なんだ?あの態度は?
鶴岡は二度とも投げた呉に対して「なんでそんなの投げるの?」って顔をした。
二度目は明確にふざけるなという態度を示した。ベンチを見ながら、「俺は関係ないですよ」的な態度も示した。
あれは最低だ。
解説の小早川氏がサイン違いですかね、などと言っていたがサイン違いであろうがなかろうが、バッテリーの失策を投手のせいにするという行為はあってはならない。

捕手はとかく不利なポジションだ。
責任をすべて問われてしまう。
全然悪くなくても悪いと言われてしまうポジションなのだ。

だからこそ、絶対的な信頼を得るのでもある。
見ているチームメイトだってプロなのだから、過失がどこにあるかなどわかるのだ。
ましてあんな大事な試合で投手と捕手のどっちが悪いかなど、関係ない。
そういう失策があった時こそ、捕手はじっと鼓舞するしかないのだ。

にもかかわらず、昨今捕手による「なんでそこに投げたかな?」アピールは後を絶たない。
甲子園でやや大騒ぎされ過ぎた二松学舎の一年生キャッチャー今村君などを見ていても、投手のせいにする態度が目についた。ああいう傾向は阿部・谷繁時代の悪しき傾向だ。
阪神のベンチには元捕手関川がいるが、ああいうのを見てどう思うのだろうか?

捕手による妙な自己主張を良しとすると、野球の深みは消える。
阪神には多少我慢してでも梅野を使い続けてほしいし、その中で昨日の鶴岡のような態度は絶対に真似をしてほしくない。


高校野球2014

しれーっと久々に更新します。

高校野球の感想です。
残念でならないのは準々決勝、光星と敦賀気比のカード。

光星がなぜに中川君を温存したのか?
もう最初から楽しみは中川君の変幻自在な変化球vs敦賀気比打線と思っていたので先発見て愕然とした。
盛岡大付属の松本君のケースもあるし、どっか痛めたのかなどと思っていると、6回からちゃんと出てきた。
試合は決まってもーてるとはいえ、そこから1ヒットに抑えた。
最初から投げていたら?と思わせる投球だった。
ここ、光星が抜けていたら、全然違う大会になっていたと思う。

同様に沖縄尚学と二松学舎においても不可解な先発投手温存があった。
逆に富山商は日本文理戦で好投手森田君に代打を送り、逆転はしたものの、次の投手が同じサウスポーでしかも出所も似ている上にランク下という感じの球威。案の定、打たれ逆転負け。

光星の先発、二松学舎の先発にも言えることだが、打たれる雰囲気満開の投手を大事なところで送ってしまうことが今大会多すぎた。

大人(指導者)のエゴのようなもので勝敗が決したりすることも多く感じられ、全体的に残念な大会に終わってしまった。

ボール問題その2

どんどん飛ぶようにする傾向にあるプロ野球のボール。
それはそれで楽しいのかもしれない。
昨日は神宮で阿部とバレンティンの両方のホームランに同じように喜んでいるお客さんがいた。そういうファンもいるんだと思うと、確かにたくさんホームランが出る=ボールを飛ばすでいいのかもしれない。

しかしながら、本当にそれでいいのか?

考えてもみてほしい。
メジャーで活躍している日本人はダルビッシュ、黒田、田中、上原、田沢、岩隈。。。ピッチャーばっかりだ。
イチロー、松井は確かに活躍した。が、どれだけの打者が期待外れで帰ってきたか?

辛うじて青木が頑張っているくらいで中島、田中賢介、川崎。。。メジャーにすら上がれない。
一方、グローバルで飛ばない統一球で打ちまくったキューバやキュラソー(オランダ)の選手が前回のWBC後どれだけブレイクしたか。
キューバは亡命などの問題があるからわかりにくいが、キュラソー勢の台頭はすさまじい。
バレンティンは言うまでもないが、ボガーツ(レッドソックス)、プローファー(レンジャーズ)、スクープ(オリオールズ)など、全くの無名からばりばりのメジャーにのし上がっている。

この差は歴然ではないか?

この現状を見てまだボールを飛ばすのか?と言いたい。
小さくて走れて守備の上手い選手が日本人選手の典型なんて思われていいのか?
泳がされてタイミング外れた打球がスタンドに入ってしまう。
そんなことでは日本のバッティングはどんどん落ちてしまう。

こんな現状の中、ボールを飛ばせという神経はやはり理解できない。

規格が間違っているということ

プロ野球の統一球がもっと飛ぶようになっていて、基準値からして違反だったという件。

この件の問題は、もう、ファンはプロ野球の闇について慣れきってしまったという点だろう。
だからこの件もまたどうせどこどこの球団が仕組んだ陰謀だろう、とかそういう推測が支配してしまう。
しかし物事をフラットに考えてこの問題を見てみると、これはもうちょっと酷い話だと思う。

まず、統一球というのはそれまでいろいろな業者がボールを作っていたのをわざわざ統一するためにモノポライズしたものだということだ。つまりその結果、ミズノがプロ野球のボールサプライヤーとして独占企業となったわけである。

ミズノは経緯はどうであれ、この統一球の規格さえ間違えずボールを提供し続けていればそこそこの独占利権を手に入れたままになる。

単純にこの状況を理解すれば、ミズノが規格を間違えるなんて大失態をするわけがないのだ。

仮に間違えましたと謝罪した通りのことが本当ならば、ミズノという会社はもう駄目なのだ。一番あの会社が守らなければいけないプライドを捨てたということだ。商品偽装表示問題ではないが、お客様の要望、規格に合った商品を提供できません、と世の中に豪語したに等しい。しかも大口取引先の商品である。お客様(この場合NPB)は普通、こういう業者は追放する。だってちゃんと作れないっていうんだから。
これはつまりそういう話なのである。

まずNPBがまたファンを裏切ったとかじゃなくて一企業のとんでもない話として扱うべきなんじゃないのか?と。
ミズノがとんでもないことをしたぞ!って話で盛り上がらなくてはいけないでしょう。で、その次でしょう。実はミズノが悪いわけではない、ってステップに入るのは。

野球界の悪い話が日常化しすぎて話の順序がおかしくなっているな、とこの件については思いました。ミズノ製のすべてのバットにコルクが入っていたら、って考えたらわかりやすいと思う。で、それと大差ない。
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