2009年06月

本末転倒

昨日は暑い一日でしたね。

今日も真夏日になるところがあるとか。

まぁ、夏らしく暑いのは悪いことではないのでいいですよね。

〜クールビズ〜

社会にすっかり定着した言葉です。

夏期に環境省が中心となり行われている環境対策の一環であり、衣服の軽装化キャンペーンのことです。

ネクタイや上着をなるべく着用せず、28度以上に設定された冷房に対応できる軽装の服装を着用するようにする取り組みです。

北海道では6月・9月はすでに涼しいこともあり、7・8月に行われているところの方が多いのではないでしょうか。

しかしこのクールビズ、何気に疑問を感じないでしょうか。

この時期、ノーネクタイの涼しげな服装での会議が多いのですが、室内はしっかりと冷房が・・・ときには肌寒いくらいに・・・・・・

そもそもクールビズの目的を理解しているのか?って思うんですよね。

当社も事務所はクールビスを行っておりますが、期間中はできるだけ冷房を入れないようにしています。

どんな取り組みであれ必ず目的はあるはずです。


日常のちょっとした「本末転倒」を考える朝でした。

士別

おはようございます。

今日は久々にスケジュールゼロの一日です。

妻は仕事なので子供たちを連れてイチゴ狩りにでも行こうかと思います。


昨日は士別で会議でした。

朝10時から夜7時まで、じつに9時間に及ぶ長丁場・・・

さすがに頭も身体も疲れました。


会議終了後、士別メンバーが設えてくれた会食に参加。

restaurant_13ムービーはこちら

「かわにしの丘〜レストランμ(ミュー)」

士別は羊の町として有名。

ここではサフォーク羊料理を楽しませてくれます。小高い丘の上にあるレストランで、士別の街並みを観ながら食事ができるとあって、たくさんのお客様が来ていました。

じつはこのレストランの運営会社は地元の建設会社なんです。

将来的に公共事業は先細りとなることを見据え、新たな事業の柱として取り組まれたのでしょう。

さらに、レストラン経営だけではなく農ビジネスにも取り組んでおり、おそらく業界の中でも注目を集めているのだと思います。

食事と会話を楽しみながら、新たなビジネスに挑戦する同社の姿勢を感じてきました。

そして今朝、何気にテレビを観ていると、太陽ビジネスに関する特集が放送されていました。

2020年までに日本の温室効果ガス排出量を現状より15%削減する。それを実現するため国内太陽光発電量を20倍にする。

先日、麻生首相が発表した政策に基づき、国をあげて取り組んでいる一大プロジェクトです。

多くの企業がこの新たなビジネスチャンスを手にしようと積極的に取り組もうとしています。

放送の中で、石油販売大手「昭和シェル」が紹介されていました。

石油販売を商売とする同社にとって、クリーンエネルギー開発は本業の足を引っ張る行為ではないかと思う方も多いでしょう。

しかし、限りある化石燃料の枯渇を見据え、いまから新しいビジネスを育てていこうといった中長期的なビジョンあっての取り組みなんだと思います。

経済・社会・環境・・・ 大きな転換期を迎えています。

過去の成功体験にしがみついていても企業が生き残ることなど出来ません。

成長産業であれ衰退産業であれ、自ら置かれている環境の中で長期的な展望を持ちチャレンジを繰り返すスピリッツが必要です。

もちろん当社は今年も新しいチャレンジをいくつか取り組みます。

失敗は成功の糧、失敗が多いだけ実りも大きい。

創造のスピリッツを持ち頑張りましょう!

CM完成!

ウィズハウス清田「刻のガーデン」誕生のテレビCMが完成しました。

7月から放送されます。

眩しいほどの室内と爽やかなガーデン・・・

どうぞ実際の雰囲気を感じにいらしてください。

取材

おはようございます。

長雨もようやく昨日で終息宣言でしょうか。

今日は日中の気温が30度近くにまでなるとか。北海道にも夏の訪れですね。

昨日はウィズハウス清田で月刊クォリティの取材を受け、来月号に葬儀業界の特集を掲載するとのことで、当社の家族葬戦略についていろいろお話をさせていただきました。

消費者の宗教離れをどう考えるか、互助会の寡占化にどう対処するかなど、出版社としては読者が好むような記事を書きたいと言うこともあるのでしょうが、私から言わせるとどうでもよい質問ばかりが出ていました。

私がいつも軸として持ち続けているもの。それはお客様に顔を向けた仕事です。

当社はホームページにお客様アンケートを公表しています。それには良い意見もあれば手厳しいご意見もあり、すべてOPENにしています。

そんなことをなぜずるのか・・・理解できない同業社がほとんどだと思います。

でも私はそれが当たり前のことであり、葬儀社として最低限しなければならない情報開示責任と考えています。

葬儀というものは二度三度あるものではありません。生涯にたった一度しかないのです。

そんなの当たり前でしょうと思われるかもしれませんが、問題なのは私たち葬儀社がそのことをしっかり自覚して葬儀と向き合っているかと言うことです。

普段の生活で何気に購入するようなものなら、あのときの買い物は失敗したとか、あのときは得をしたなど、後悔や喜びを繰り返しても構いません。

でも、葬儀はそういうことになりません。

人生でたった一度しか訪れることのない「別れ」

大切な愛する人との最期を後悔することなく過ごしていただくため、私たち葬儀社がしっかりとお世話しなければなりません。

べつに金額が高いとか安いとかではなく、お客様が本当に求めているものは、安心して頼れる相手ではないでしょうか。

その信頼に応えるべく、一期一会でお客様と向き合う精神が必要だし、それを形にし表現しなければなりません。

宗教者離れについてどう考えるか、などと聞かれても、それは単なる宗教者の努力が足りないことに他ならないのではないでしょうか。

こんな過激なことを書けば批判を受けるかも知れませんが、私はそう思います。

たとえばお店を経営しているとします。昔は繁盛していたのにいまはパッタリと暇になってしまった・・・

こんなとき、そこの店主はどう考えるでしょうか。

「大型店の時代だから仕方ない・・・」とあきらめてしまうのか。

「自分の努力が足りない!!」と創意工夫をして改善につなげるのか。

この例えと同じです。

もちろんすべての宗教者がそうとは言いません。でも、少なからずあると思います。

互助会の寡占化にどう対処するか、と聞かれても、別に互助会対策で仕事をしているわけではありません。

繰り返しになりますが、お客様に顔を向けた仕事を軸としています。

互助会がどうだとか、業界がこうだとか、私にはまったく関係ありません。

お客様の役に立てているか、お客様に喜んでいただけたか、お客様に感動していただいたか、それが当社のバロメーターです。

お客様の役に立てていれば商売は続けることが出来ます。繁盛することが出来ます。逆を言えば、世の中の役に立てなければ商売は成り立たないということです。

とてもシンプルでわかりやすいと思います。

経営戦略、営業戦略など「戦略」という言葉をよく使います。

戦略と聞くと、何かドライでビジネスチックな印象を受けますが、言い換えればなんのことはない、どう役に立つか・・・ということです。

仕事であれなんであれ、とにかく軸を持つことが大切です。

何のために、誰のために、なぜそれをしなければならないのか。

日常のちょっとした取り組みも、深く考えると面白いくらい想像が膨らみます。

「想像」を「創造」に繋げる・・・

メモリアルグループの皆さん、我が社は感動を創造する企業です。

常に意識を持って行動してくださいね。

利益と社会的責任

おはようございます。

連日続いた雨降りも今日で終息しそうですね。

北海道に梅雨はないはずなのに、これも温暖化の影響なのでしょうか。

昨日、とある企業から生ゴミ処理機の提案がありました。

当社は3つの飲食部門を持っていますが、そこで出される生ゴミの量は1日あたり300キロくらいでしょうか。

いまは地元の収集業者によって廃棄してもらっています。

この生ゴミを特殊な処理機で自家処分するというもの。

1台の処理機で1日に約50キロの生ゴミを処理することが可能だとか。

機械自体かなり高額で、1台約600万円ほどします。

コストパフォーマンスだけを見れば従来通り一般廃棄物として処理してもらうのが賢明です。

しかし、地球の環境問題は皆さんが思っている以上に深刻で、企業責任として環境問題に取り組む必要性を感じてもいます。

利益と社会的責任・・・

今朝の新聞には、セブンイレブン本部による値引販売制限に対して排除命令が出されました。

廃棄されてしまう商品は加盟店側が負担することになり、月に30〜50万円にも上っていたとか。

契約上は買取った商品なので店舗側で自由に販売出来ることが謳われていますが、実際には本部からの指導によって値引販売が出来ない構図になっていたようです。

廃棄された商品の額は年に600億近くになるとか・・・

海を渡ればその日の飲み食べもままならなく命を落とす人が大勢いるというのに、国内自給率の低い日本で横行している「もったいない」行動。

セブン本部の戦略上、値引販売をはじめると経営に危機的状況をもたらし兼ねない事情もよくわかります。

利益と社会的責任・・・

企業にとってこの天秤は永遠に付きまとう課題だと思います。








先日、知人の紹介で就職希望の青年と面談する機会がありました。

彼は24歳。

子供の頃から車が好きだったということで、学校を卒業後は自動車メーカーに整備士として就職。

皆さんご存知のとおり、昨今の世界的経済危機の影響をもろに受けている自動車産業です。ご多分に漏れず彼も会社の都合で職を失うことに・・・

すでに職種など選んでいられない状況なのでしょう。まったく違う分野への就職も考えているとのことでした。

いろいろと話をしている中で、彼の「夢」について尋ねてみると、

「夢ですか・・・」

答えはすぐに見つからないようでした。

企業も人も「夢」を持つことが大切という話をしながら、自分が彼と同じ24歳の頃を振り返ってみると、正直言って夢など何も持っていなかったような気がします。

でも今はしっかり持っていますけどね。

夢を持っていない人はいないと思います。ただ忘れてしまってるだけです。

描いていた夢を「現実」という箱に入れてしまっているのです。

彼にも必ず夢はあるはず。その夢を「車」に見出していたのでしょう。

たとえ仕事が車とは関係のない分野を選ぼうが、夢の実現は出来るはずです。

箱を開くも閉まうのも自分次第・・・

この混沌とした時代に負けることなく頑張ってほしいと思います。






スタジオ


今日は午前中から札幌でした。

8時から札幌東斎場でミーティングの予定でしたが、時間に到着すると駐車場には車が無く、もしやと思い高田部長へ連絡してみることに。

「ルルル・・・」

(高)「はい高田です。おはようございます。」

(私)「おはようございます。ところでミーティングの会場は札幌東斎場でよかったですか?」

(高)「え?・・・・・・」

(私)「・・・・・・」

(高)「ごめんなさい。本社で待ってました。」

(私)「え?・・・・・・」

(高)「すぐ向かいます!!」

(私)「・・・・・(^^;) 」

そんなやりとりがありましたが、無事にミーティングも終了。

そのまま円山にあるスタジオへ・・・

090619_111541


ウィズハウスのCM作り替え作業に立ち会いました。

スタジオには超マニアックな編集機材が並んでおり、やはりプロがつくるムービーは別格です。

まずは映像を編集。

次にMCの音入れ。

最終調整。

完パケ。

新しいCMは7月13日から入ります。どうぞお楽しみに。




国民の関心が命を救う

こんにちわ。

バタバタしており更新を怠っていました。すみません。

今日の衆議院本会議で臓器移植法改正案が審議され、脳死を人の死とするA案が採決されました。これで法案は参議院へ送られることとなり、改正法案成立が現実味を帯びてきました。

いまから10年前に施行されたこの臓器移植法、すでにご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、少しおさらいをしてみたいと思います。

臓器移植法案は死者の臓器を別の患者へ移植することを認める法律で、この法律により国内での臓器移植手術が可能となり、当時はマスコミが大々的に取り上げたいたのを記憶している方も多いと思います。

しかしこの法律は臓器提供者側に年齢青年がかけられており、15歳以下の臓器提供を禁止しています。

そのため、難病で移植が必要な子供は国内での移植を受けることが出来ず、膨大な費用のかかる海外での臓器移植か死を待つかのどちらかを選択せざるを得ない状況でした。



↑ 臓器移植法に苦しむ子供を紹介したニュースです


このように、臓器移植しか助かる道がない子供たちは国内に多くいます。

本来であればもっと早い段階で法案改正について議論されるべきところですが、国会はなかなか取り組もうとはしませんでした。

それはなぜか・・・

答えは簡単です。私たち国民がそのことに関心を寄せ声をあげなかったからです。すべては私たち国民の無関心が原因です。

ではなぜ今になって国会は法案改正に向けた審議を進めたのでしょうか。

これも答えは単純です。今年になってWHO(世界保険機構)が海外での臓器移植を原則として禁止する決議を採択したからであり、これによって海外での臓器移植の道が閉ざされてしまうと国内で臓器移植を待つ多くの国民が犠牲となるからです。そうなれば世論も高まり国会が追求されてしまう。つまり、国民が騒ぐ前に何とかしようと考えるからです。

このブログを見た議員などは反論するのでしょうが、現実はこうでしょう。

このように、国民の関心によって社会が大きく変えることが出来るのです。

私たちの関心ひとつで命が救われる・・・

国民としての責任を感じる今日この頃です。

今日は見学相談会

こんばんわ。

さて、今日はウィズハウス北12・ウィズハウス清田で施設見学会を開催します。

ウィズ清田は先月完成した「刻のガーデン」のお披露目を中心にした見学会。

ウィズ北12ではお花をこよなく愛された故人を想定して、花をテーマにしたお別れのカタチを表現します。

それぞれ施設ごとにコンセプトを持ち、具体的にどのように表現するのが効果的かを考え、深化して参ります。

最近ではホームページで「家族葬」のキーワードで検索される方が非常に増えています。

一般消費者の中に家族葬という言葉が定着したことを意味しているだと思います。

でも残念なことに、家族葬のカタチを表現出来ていない葬儀社が殆どではないでしょうか。

当社はウィズハウスで家族葬のカタチを表現しています。

家族だけの葬儀だからできること・・・大きな斎場では出来ないこと・・・

その棲み分けをしっかり出来ていなければ、この先の成長はないと確信しています。

それぞれ斎場の館長が、どれだけ特徴のある店創りができるか・・・すべては人によって決まります。

今日の見学会、すべてのお客様に「一期一会」の気持ちでお迎えするようにお願いしますね。


12%

こんにちわ。

なんだか梅雨のような天気が続いています。

近くの恵庭カントリーではプロゴルフツアー「日本プロ」が本日より開催です。あいにくの天気の中、石川遼選手をはじめトッププロが熱戦を繰り広げていることでしょう。

さて、話は変わりますが、12%という数字は皆さんすでにご存知でしょうか。

政府の経済財政諮問会議による「骨太方針2009」の素案が公表され、2017年度までに現在5%の消費税率を12%に引き上げることが避けられないとの見通しを明らかにしました。

昨年来の世界的な経済不況により、日本においても多額の財政出動による経済安定化政策が進められています。先般予算審議が可決された総額15兆円もの財政出動は記憶に新しいことと思います。

定額給付金を受け取り、一時的に「お小遣い」を手にした国民は正直うれしかったのだと思います。もちろん私も同じです。

でも、そのお金も元はといえば「税金」です。

すでに借金漬けになっているのに余計お金を使うのですから、当然どこかで穴埋めが必要となります。

ここ最近の緊急的な支出だけで大きく影響するわけではありませんが、すでに日本は破綻寸前な状態です。

借金を返していくには消費税を12%にまで引き上げなければならない・・・ということです。

個人の家計にとっても非常に大きな負担ですが、企業はそれ以上に大変です。

消費税が7%も上がるということは、業種にもよりますがザックリ2〜3%程度の営業利益率を押し下げることになります。

8割の企業が赤字、黒字企業も10%に満たない営業利益率で経営をしているところが殆どではないでしょうか。

そんな状況で今より2〜3%もの利益を失うということは、企業体力の衰退、すなわち経済の低迷・・・深刻な不況を招きます。

経済活動が弱まる→税収が減る→借金を返せない→また消費税を上げる・・・・・ 最悪のスパイラルですよね。

この膨大な借金を返していかなければならないのは今の子供たちです。

何の罪もない彼らに天文学的な借金を残し、私たちは年老いて死にゆくのです。

このような先祖を・・・彼らは尊び敬うことが出来るでしょうか。

もう政治家だけに任せてはおけません。そろそろ国民レベルで真剣に考え議論する必要があるのだと思います。
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