August 2004

August 31, 2004

情報解禁

すみません、24時間伸びました。9/1未明。
といっても、ここには書かないかも。
まずは親しい方々にメールで伝えます。

と思いきや、未明のニュース(メール)で椅子から飛び上がったのは僕でした。
動くなあ。うすうすは知ってはいたのだけれど(8/3のBLOGに書いた)、いやでも、素晴らしい月になりますよ、9月は。

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August 29, 2004

渋谷GABOWLで

「mihimiho vol.2」。今回は川本真琴さんがゲストでmihomiho+makoto 仕様でした。ネット予約受付当日に、気がついたら130名も予約が 入ってしまい、12時間で予約終了。あとは当日券としたのですが、 最終的に164名は、たぶん、GABOWLの動員記録でしょう。
当日はそのために、まずはハコの内部に十分なスペースを作るた めの配置換えから。2時入りして、気がついたら12時まで立ちづめ で働きづめでした。ナガミー、ワカちゃんがボランティアして くれたので助かったあ。
GABOWLは十分な音響設備がないので、マイクなどはすべて持 ちこみ。ミキサーもなんと入力が7チャンネルしかない。 なのでマッキーのミキサーを持ち込んだのですが、結局、 音質面を考えると7チャンネルの中でやりくりした方が良い ので、すべて7チャンネルでやりました。アコピ、アコギ、 フルート、鉄琴、オルゴールなどなど、次々に登場する アコースティック楽器に応じるためセットチェンジの 度にインプットは総入れ換え。かつリヴァーブください、とか、 ディレイでダブしてとかいうリクエストにもすべて応え、 モニターも転がしがないのをその場で工夫して作ったり。 オレって逆境に強いなあ。
アーティストの方々はそんなことはつゆ知らず、演奏して いたわけですが、打ち上げで今日は7チャンネルのミキサー だけでやった、と明かしたら、みんな仰天していました。 最後の全員総出のセッションなんて、どう考えても数合わ んもんね。
そうそう、打ち上げで初めて川本真琴さんとお話しましたが、 彼女と僕は誕生日が一緒なのでした。 誕生日が一緒の人に会ったのって、こんなに長く生きている のに初めてな気がする。1/19生まれには有名な女性アー ティストが多いのですが、ユーミンも宇多田ヒカルも会った ことないしなあ。ジャニス・ジョップリンもだ(当たり前)。 川本さんとは血液型も一緒。となると、性格的な共通点とか あるのだろうか?と思ったが、どうなんだろ。
なわけで、目のまわるような一日でしたが、お客さんも長時間 の立ち見にもかかわらず楽しんでくれたようで、なんか笑い声 が多いライヴだったのも良かった。あと、FLEX LIFEの大蔵くん の選曲も最高でした。

さて、このイヴェントで今年の夏も終わり。週明け、どうやら31日 未明あたりに、昨日、書いた件は情報解禁になりそうです。 面白くなりそうです。つ〜か、面白くしなきゃ、面白くならない わけで、面白いことにはもちろん全面賛同、全面協力です、僕は。

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August 28, 2004

夏の終りに世界は動く

昨日、公取が動いたニュースを僕に教えてくれたのは、クラムボンのミトくんでした。その場には、昼に公取が入って大変だった某社の法務の人もいて、いろいろと教えてくれました。といっても、全然、関係ない集まりで居酒屋に居ただけなのですが。

今日も公取は10社のレコード会社に入ったようです。この「着うた」の独占をめぐる公取の動きは、それだけにとどまらないレコード業界に対する牽制球のように見えます。レコ協加盟社の中心となる15社が評的だったわけですが、レーベル・モバイルはレコ協と同じビルの中にあるそうで、レコ協としては輸入権問題、会長辞任に続いて、激震が続くというところでしょう。さらには、9/7に行われる公取の懇談会の主旨説明で、最初に再販制度に触れていたりするところからも、「着うた」問題はきっかけに過ぎないだろうと思えてならないです。
「着うた」について問題となったのは、原盤権、公衆送信可能権の取り扱いではなくて、ただ単に主要レコード会社による独占、価格維持への懸念でしょう。が、輸入権にしても、輸入盤が締め出されれば、再販価格制度のもとでの国内メーカーだけの競争になり、申し合わせたような高価格が維持されるという方向に進みかねなかったわけで、そこは音楽ファンの反対の声や13項目の付帯決議によってかなり押し戻しはしたものの、やはり独占、あるいは競争の排除という問題を孕んだものでした。
そして、この先には日本での音楽配信ビジネスということがあります。アメリカではiTunes Music storeの独占を阻むべく、熾烈な価格競争が行われている。公取としても、当然、そこは睨んでいるでしょう。

でもって、再び、軽い情報リークをしていまいますが、日本での音楽配信については夏の終わりに、インパクト絶大なニュースが飛び交うでしょう。ムフフ。
ITMSの日本進出を首を長くして待たなくたっていいんです。そりゃあ、スティーヴン・ジョブスは天才だけれどね、でもね、アップルもまだやってないことを僕達が日本でやれるかもしれない。やりましょうよ、日本の音楽界発で、世界に先駆けて。この指とまれ、だ。

ところで、明日は渋谷gabowllで「mihomiho Vol.2」。前売り券は12時間くらいでソールドアウトしちゃいましたが、若干、キャンセルが出ていますので、17:30より当日券販売をするようです。 ライヴは朝日美穂、もりばやしみほ、川本真琴、全員でのセッションも3曲ある模様。僕はPAオペレーターです。

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August 27, 2004

何が起こるか分からないですね

http://www.asahi.com/national/update/0826/012.html

23日の「軽い情報リーク」のために、公正取引委員会に電話した際、高橋としか名乗らず、 懇談会の日時について質問しただけだったのですが、電話を取った方から「あの、国会に行かれた」 と問われて、課長さんに取り次がれてしまいました。そんな応対からも、公取がレコード業界に目を 向けているのは明らかに思われたのですが、その矢先にコレ。 僕などとしては、着うたよりも、これが音楽配信ビジネスに対して、独占をさせない牽制力になるのか どうか、というのが気になるところです。僕の回りでは、面白いことが企てられつつある矢先でもあり。

公正取引委員会による「音楽用CD等の流通に関する懇談会(仮称)」は9/7の午後2時からになったようです。 僕もこれは傍聴に行こうと思っています。

http://copyrights.livedoor.biz/ も本日、更新しました。文化庁に我々が還流防止措置の運用にあたっての ガイドラインとして要望した28項目をまとめました。
また、FREE MUSIC WATCHDOGのTシャツの販売を始めました。みんなで音楽の自由を守る番犬になろう!なんちゃってね。

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August 23, 2004

軽い情報リーク

公正取引委員会がこのような会合を催すようです。

音楽用CD等の流通に関する懇談会(仮称)

趣 旨
 我が国におけるCD等の販売については,他の主要国にはない再販制度が独占禁止法適用除外行為として認められており,既に自由な価格競争を制限されている。このような中で,本年の著作権法改正により,来年1月よりいわゆる「商業用レコードの還流防止措置」が導入され,一定の条件の下で海外からの輸入も制限されることとなっているなど,音楽用CD等の国内流通の環境も今後,大きな変化が生じることも予想される。
 そこで,公正取引委員会としては,このような環境の変化が,我が国音楽用CD等の流通市場における競争や消費者利益に与える影響について,広く意見交換を行い,今後の競争政策の運営に資することを目的として,「音楽用CD等の流通に関する懇談会(仮称)」を開催することとしたものである。

ピーター・バラカンも参加するようです。
また、会議は公開の予定。日時は近日中に公正取引委員会のHPで発表されるはずです。

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August 21, 2004

またまたブランク

が開いてしまいましたが、ま、夏休みということで。
もう一週間前になってしまいましたが、ライジング・サン・ロック・フェスティヴァルは楽しかったです。朝日新聞にもライヴ評を書く予定ですが、日本のロックっていいなあ、とごくごく素直に思ってしまった二日間でした。僕はほとんどレッドステージの周辺にいましたが、クラムボンだ、ポラリスだ、UAだ、ゆら帝だ、バッファロー・ドーターだ、ROVOだ、というような流れなので、もうバックステージはもう知り合いだらけ。勝井さんとか鈴木正人くんとかZAKとかが、3ステージやった、4ステージやったという話を聞くにつけ、なんだか面白い時代になったなあと思いました。
二日目はラス前の渋さ知らずが終った時点で多くの知り合いが帰っていく中、最後のオリジナル・ラヴまで粘って、文字通り、朝日の中でのライヴを楽しんできました。オリジナル・ラヴはベースが鹿島達也、キーボードが上田禎。ダチがこんな大きなフェスティヴァルでトリを取っているのもなんだかグッと来るものがあったりして。
ライジングサンの会場は広大で、砂ぼこりで喉がきつかったのを別にすれば、よくオーガナイズされた、居心地の良いフェスティヴァルでした。食べ物屋の充実ぶりも良かったな。
輸入盤規制問題に関するトークは一日目の深夜と二日目の御昼時に。時間帯のせいか、どちらもあまり人は集まりませんでしたが、一日目はほとんどの人が問題を知っていました。二日目はほとんどが知らない人だった。パワーポイントを作っていたので、一日目はそれを使って、問題を分かりやすく解説するという感じでやりましたが、二日目は炎天下でスクリーンが視認できない状況だったので、ほとんどフリートーク。桑原茂一さんとかなり関係ない話ばかりしていたかも。でも、茂一さんの喋りは面白いね、さすが。
でもって、東京、戻ったら、あれやこれや問題山積み。レーベル業務もWATCHDOGも、まあ、一日、一日、頑張って進むしかないですが。

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August 12, 2004

重要な時に

東京にいられないことが多いのですが、今回も京都にレコーディングに行っていました。サイトのリニューアルにあたっては、小野島さんがひとりで多くを引き受けて下さいました。
「FREE MUSIC WATCHDOG」はピーター・バラカンの命名です。サイトの文章は小野島さんの草案を例によって、有志メンバーが何度も何度も推敲して、最終的にアップする文章に仕上げました。こうした作業はインターネットなしには出来なかったものです。
WATCHDOGアイコンは信藤三雄さんから「輸入盤規制に対して、自分にも何か出来ることはないか?」というお話しをもらったので、僕がお願いしました。警官風であること、太い葉巻を加えていることなどに対しては、当然ながら、議論がありましたが、音楽の自由を奪おうとする人々に煙たがられるような、マッチョな監視犬という信藤さんのアイデアをそのまま使わせてもらいました。

ただし、僕達のBLOGはあくまでFREE MUSIC WATCHDOGの情報中継所のひとつであり、信藤さんのWATCHDOGアイコンもシンボルのひとつである、というのが、僕達の考え方です。固定された組織ではなく、柔らかいネットワークとしてそこにあるもの。それがFREE MUSIC WATCHDOGのイメージです。いや、イメージというよりは、すでにそれはそこに存在していたものだった、と僕個人としては考えていたりします。
そういう意味では、「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」が「Free Music Watchdog:音楽メディア関係者有志による情報中継所」へと移行したこと自体は、大きな出来事ではありません。「WATCHDOG始動」とあちこちでトラックバックしてもらいましたが、実はWATCHDOGはとっくに始動していました。輸入権の問題、あるいはより広範な著作権管理強化の問題について、BLOGの中心とした数多くの個人サイトの間で、情報の共有化が行われてきたのですから。

実をいうと、僕の中ではこういうプランもありました。著作権法改正案が成立した翌日には「輸入権監視機構」をぶちあげるという。「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」の有志メンバーにはそのアイデアを伝え、国会での闘いの間も、それを見据えて動いていたのでした。ここでも、何度かその予告めいたことを書いていたかとも思います。
しかし、最終的には「輸入権監視機構」を立ち上げることはしませんでした。というのも、監視機構という組織を立ち上げるまでもなく、輸入盤規制に対しては、シビアな監視ネットワークがそこに出来上がっていたからです。また、もうひとつには、輸入盤規制に限らない、著作権法をめぐる様々な闘いが目の前に見えてきたからでした。
FREE MUSIC WATCHDOGはだから、すでにそこにあったものに名前をつけてみた、顔を与えてみた、というだけのことだったりします。僕達が大きなネットワークを構築したわけではないですし、その中心でいるわけでもないのです。
意地の悪い人は、そんな茫漠とした人の輪みたいなもので何が出来るのか?という問いをぶつけるかもしれません。正直、僕にもそれは分かりません。ただ、インターネットによって、かつてないスピーディーな情報共有のためのネットワークが存在しうるようになったのは確かです。それがどういう力を持ちうるのか、見てみたいという気持ちは強くあります。

一方で、組織でなければ持ち得ない力もあるでしょう。そのために、有志メンバーの中では組織作りを模索もしています。組織は大き過ぎない方が意志決定から行動への流れがスムースでしょう。「Free Music Watchdog:音楽メディア関係者有志による情報中継所」にも書いてあるように、少数精鋭の行動部隊としての組織作りというのも、次の課題としてあります。
僕個人としては、始めたからには、たぶん、これは一生続く闘いになるだろうとも思っています。だから、ゆっくり楽しみながら、やるしかないですね。

さて、明日からは北海道だ。

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August 09, 2004

お知らせ

http://copyrights.livedoor.biz/
が火曜日に3カ月ぶりの更新を行います。
今後のためのリニューアルです。

僕は8月は東京を離れていることが多いのですが、13、14日のラジングサン・
ロック・フェスティヴァルでは、輸入盤規制に対するアピールを行う予定です。
13日(金) 21:30〜22:15
14日(土) 14:00〜14:45
の予定です。

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August 05, 2004

ちょっと矛盾ありだったか

と昨日のBLOGについては、アップした後に読み返して考えた。 というのは、以前、僕も書きましたからね、法律が出来てしま ったからには、誰でも権利行使は可能と考えると。
五大メジャーをはじめとするレコード協会加盟社が洋楽輸入盤 をとめようとした場合は、これまでの経緯から、音楽ファンへの 重大な背信行為になると思いますが、棚からボタモチだ ったインディー系のレーベルが、改正された著作権法を利用して、 並行輸入をとめることは責められる必要ないでしょう。
だから、POP BIZがそれを歓迎していること自体は問題ないと 思います。洋楽輸入盤は絶対にとまらない、と根拠もなしに言い続けて きたレコード協会や文化庁への皮肉やあてつけとして、権利行使 してみせる、ということを僕も考えていたりするわけだし。 あるいは、POP BIZのコラムもそういう意図を含んでいたのか もしれません。

ただ、以前から並行輸入盤は違法なものだったように書かれている のは、やはり問題でしょう。今回の著作権法改正によって、 違法な並行輸入というものが作り出されようとしているわけで、 本来はそうではなかった。並行輸入は悪であり、排除されて当然、 という考え方は、自由な価格競争を否定することにもなる。 再販制度に守られてきた音楽業界は、どうもそのあたりに甘えが ありすぎるような気はしてならないですね(POP BIZのコラムは 再販制度には批判的で、一番言いたかったのは、そこだったようにも 見えますが、輸入権も再販制度も業界保護という点では同じですから、 自社利益になる保護だけを欲しているように思えてならないです)。

僕は輸入盤を買う場合、90%はジャケット買いです。試聴して買う のは嫌いなので、本当に見た目だけで買います。POP BIZのステッカーは、 そういう時に買ってみようかなと思わせる一要素だったのですが、 これからはプラスからマイナスのイメージに転じてしまいます。でも、 それで聞き逃す面白いレコードがあるだろう、ということを 考えると悩ましいですね。音楽ファンが音楽以外のことにこんなに 心かき乱されるようになった、というだけでも、本当に輸入権と いうのは罪深い。そう思います。

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August 04, 2004

エル・スール・レコードで

「POP BIZ」のフリーペーパーをゲット。POP BIZは輸入盤 ディストリビューターで、僕は同社のステッカーが貼ってあ る輸入盤をかなりの頻度で買う。フリーペーパーはワールド・ ミュージック方面の記事が充実。なかなか読みごたえがあったが、ただ、 編集部による著作権法改正に関する記事は気に なった。これはちょっとレコード協会の意見広告よりもひどい。

著作権者、著作隣接権者に新しい権利を付与するのが今回の著作権法 改正だったわけで、権利はもらえないより、もらえる方が良いに決まっているから、 僕も最初にこの問題について知った時には、レーベルとしては棚から ボタモチ。うちにとっても、トクになると感じた。シンポジウムでも佐々木敦さんなどが同様のことを言っていたと思う。
しかし、自社の利益だけを近視眼的に見ればトクになる、と しても、それだけにとどまらない問題を孕むことだから、 佐々木さんにしても、僕にしても反対の立場を取ったわけだ。 が、POP BIZの記事の立場は、違法な並行輸入 を締め出し、ライセンス・ビジネスを行うものを保護してく れる今回の著作権法改正を歓迎、というものだった。まさに 棚からボタモチを喜んでいるわけだが、どうも書いている人は 並行輸入盤を海賊盤と同じように違法なものとして認識して、 書いているようにも見える。
しかし、並行輸入は違法ではなく、それを締め出そうとすることの方が違法行為だ。 独占禁止法を知らないのか、知らないふりをしているのか、 よく分からないが、ようやく違法なものを取り締まってもらえる、 という論調は問題だろう。

ライセンス契約を締結したのに並行輸入盤が入ってきてしまう 状況は、確かにレーベルにとっては苦しい。が、だから法による 保護が与えられて当然とするのは、他産業にはそんな保護を与え ている例がないことを考えても、行き過ぎた保護としか思えない。 その点でもPOP BIZの立場には賛同できない。 別に不買運動とか言うつもりもないけれど、正直、同社のステッカーが貼ってある 輸入盤を買う気は失せたな。
フリーペーパーにはピーター・バラカン、森田敏文氏なども コントリビューターとして名を連ねていたので、ちょっと気 になり、書いてみました。

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