May 20, 2004

壮絶な日

僕のスタジオはFM電波が入らないので、J-WAVE「JAM THE WORLD」は聞き逃しました。が、どうやら河野太郎氏の努力も、 島村宜伸議員がぶち壊したようですね。
現状には安心できる要素など何もありません。
付帯決議にも、大臣の答弁にも、何一つ、法的な拘束力はあり ません。そして、レコード輸入権を行使できるのは、海の向こ う側の無数の著作権、著作隣接権者なのです。
彼らが輸入権を行使しても、誰も嘘をついたことにはならない ようになっている。RIAA、あるいは五大メジャーは、一度も 行使しないと名言したことはないのですから。
そして、大丈夫、大丈夫という大臣や議員やレコード協会は、 いざという時には「認識が違っていた」という言い訳をする だけでしょう。
彼らが大丈夫、大丈夫と言えば言うほど、彼らの欲しいもの が分かります。このまま法案を通したいということです。 付帯条項すら付けることを認めず(付帯決議は法律の一部で はなく、六法全書にも書きこまれませんが、付帯条項は法律 の一部であり、拘束力も持ちます)、このまま通したいから こそ、必死に安心させようとしているわけです。

それにしても、今日は頭がクラクラするようなことの連続 でした。何もしないのに疲れ果てました。 昼に二本の取材。その後、仕事を始めようと思ったら、 次々に耳を疑うような電話、さらに、ヤッタ!と思わず飛び 上がってしまったファクス。これまで会話をする機会など なかった大先輩の高名な評論家の方が、僕の言葉に耳を傾け てくださって、問題を理解してくださったのでした。 さらに、残された日数で何をすべきか、誰と話すべきか、 アドバイスをいただきました。実は、先日までお隣に住んで いて、顔見知りではあったことが、思わぬところで役に立っ たのかもしれません。

その他にも、激励の電話があったり、タレコミの電話があったり、 音楽業界の中も急激に動き出していて、推進派だった人々の 認識が変わりつつあることも知ったり。おかげでまた、やることが 増えた。今はまだ言えませんが、本当にもう、こんなことになるとは 思わいませんでした。
タレコミによると、さすがに音楽業界の中での僕の立場も ヤバくなっているようですが、でも、人生は一度きりです。 それに、そもそもは個人的な恩返しです。 悔いのないようにやるだけ。その後のことは後のことで なるようになるでしょう。

memorylab at 00:05│TrackBack(1)

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 「輸入権」問題:衆院審議“前夜”の攻防戦  [ 試される。 ]   May 25, 2004 18:55
書き物があって少なからぬ時間を割いていたので、 久しぶりのエントリーとなる。 (しかも、これを書いている最中、  そしてその後にも更なる展開があった。  それについては、まず私の中でゆっくり消化してから