先に先日集団訴訟を集めるお話しをしました。

様々なご意見を頂き、ありがとうございます。
「相談に乗って欲しい」、「訴訟を手伝って欲しい」という意見もありました。
ですが、意外と多かったのが「おかしいのではないか」というものです。
それは、「いくら瑕疵があるとはいえ、自分が稼いでいるのにまだお金を取りたいのか」というものでした。
「自分自身も損をしているのであればまだしも、儲けているのになんで訴えようとしているのか解らない」、「契約書の瑕疵を攻めるなんてせこい」といったものです。
法律を犯している訳ではないのですが、倫理の面でおかしいという意見、案外たくさんいただきました。

確かに、私はこちらの情報商材で稼いでいます。それは事実です。
この前話したように、一ヶ月で数十万円以上は稼いでおり、この情報商材を初めてから二年間で、生活が大分楽になりました。
それまで我慢していたものも買える様になりましたし、車も買い換えてしまいました。
それまではガソリン代ですら節約していたものの、今ではガソリン代の値段の変動すらあまり気にならなくなったものです。
それは、自分自身の努力…というよりも、この情報商材の優れた特徴のおかげによるものです。
また、これは別の方から匿名で頂いたメールなのですが、私が購入した際には契約書に瑕疵があったのですが、現在では瑕疵もしっかりと修正されているとの事。
それを考えると、情報商材の内容そのものに対して過失がある訳ではないのですから、返金訴訟をする理由もないと言えます。

このようなことから、集団訴訟の募集を停止する事に致します。
多くの方からお叱りを受けました。「誰のおかげで稼ぐ事が出来ているんだ」といったものです。
言われて見ればごもっともですよね。私は「契約書の瑕疵を付けば更にお金がもらえる」といった点に頭の中を支配されてしまっていたのかもしれません。
「まだまだお金が欲しいのかよ」、「恩を仇で返す気か」といったご意見、本当にたくさん頂きました。
この事で気付かされたのは、この情報商材がいかに多くの人から信頼されている情報商材かという事です。情報商材業界は今、とにかく劣悪なものが増えていると言われています。
それこそ「使い捨て」ではないですが、何も役に立たないような情報商材もあれば、同じものを名前を変えて販売しているケースもあると。

そのような情報商材の中で、実際に稼いでいる情報商材に出会えたのは私にとっては偶然だったかもしれませんが、実はとても幸運な事だったのかもしれません。
情報商材関連の掲示板などを見ていると、様々な情報商材が「詐欺」、「糞商材」と叩かれている中、私は自分が購入した今回の商材には、一度たりともそのような思いを抱いた事はありませんでした。
むしろ感謝すらしているにも関わらず、「契約書の瑕疵を付いてお金を取れる」という思いから、集団訴訟を募集するなど最悪です。

妙な正義感に支配されてしまっていたのかもしれませんが、これも正義感ではなく、偽善なのかもしれません。
集団訴訟を行ったら、情報商材のビジネスからは当然離脱しなければならないですから、契約書の瑕疵を付いてちょっとしたお金を得るのは、長い目で見たら実は迷惑な話なのかもしれません。
なぜなら、購入代金よりも稼げる金額の方が高いのです。
実はそれも言われました。
「情報商材の購入代金は安くはないが、稼げる金額を考えたら購入代金のコストパフォーマンスは悪くは無い。
それを引き換えに稼げる分のお金を諦めなければならない上、そちらに手数料を支払うとなると、一番得をするのはそちらなのではないか」というものです。

実はこの意見にはっとさせられました。情報商材で稼げていない人であれば、集団返金訴訟もありがたいものかもしれませんが、稼げる情報商材である以上、私が手数料を取るとなると、私の行為そのものも、他の稼げない情報商材業者と変わらないものなのかもしれません。
そのため、集団訴訟の方は取りやめる事に致します。
もしかしたら集団訴訟の事を真剣に考えたという方には申し訳ないのですが、集団訴訟の方は取りやめる事に致します。

客観的に考えても、「収入」という点はもちろんですが、やはり「稼がせてもらっている情報商材」への行動としては不適切だったと言わざるを得ません。
この情報商材で稼いでいる自分の行動としては不適切極まりないものでした。
ご迷惑をおかけした関係者各位さまにはお詫び申し上げたいと思います…。
また、稼いでいる方に対しても侮辱かもしれませんでしたし、本当に軽率でした。