2018年11月13日

こちらは、blog 「メパシネマ」です。

メパシを名乗る管理人が鑑賞した映画の感想・批評などの駄文を、その映画を見終わった日付・時間の更新日付で公開していくブログです。
基本的に「DVDパッケージに書かれているあらすじ」の範囲以上のネタバレはしないようにしています。

鑑賞したのにまだ書いていない原稿が現時点で400作分あります。

クレイジーズ」「アパリション -悪霊-」「ディアボリカル」「都市伝説:長身の怪人」「アイ・フランケンシュタイン」「ハングマン」を見ました。

今年は
ボヘミアン・ラプソディ」「ヴェノム」「ザ・プレデター」「アントマン&ワスプ」「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」「ジュラシック・ワールド/炎の王国」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」「レディ・プレイヤー1」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「ブラックパンサー
を劇場でみてきました。

昨年は
スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ジグソウ:ソウ・レガシー」「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」「ブレードランナー 2049」「エイリアン:コヴェナント」「トランスフォーマー/最後の騎士王」「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」「メッセージ」「スプリット」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」「ワイルド・スピード ICE BREAK」「ドクター・ストレンジ
を劇場でみてきました。
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メパシ


mepashi at 02:04コメント(0) 

2018年11月09日

Bohemian Rhapsody 
ボヘミアン・ラプソディ(2018年/イギリス、アメリカ)

1116

1991年にDIEしたイギリスのロックバンド「クイーン」のヴォーカリストのフレディ・マーキュリーの半生を描いた傑作伝記映画「ボヘミアン・ラプソディー」。2018年初夏辺りから予告編が流れ始め、見る前から神映画だと確信した今作を劇場公開初日に鑑賞してきた。主演は「ナイト・ミュージアム」シリーズに出ていたラミ・マレック。2010年の企画当初はサシャ・バロン・コーエンに決定したが降板し、2013年頃にはベン・ウィショーになったと報じられたがこれもポシャり、ラミになったというわけだ。

私がクイーンの音楽に出会ったのは、フレディ・マーキュリーがエイズで亡くなった後のこと。リアルタイムで発売時に聴いたアルバムは死後リリースされた1995年作の「メイド・イン・ヘブン」のみだ。当時熱烈なファンというわけではなく数多く聴く洋楽バンドの1つとして触れていたが、そのフレディの声の圧倒的存在感は唯一無二だなぁと思っていた。今となっては二人とも死んでるデヴィッド・ボウイとの共演曲「アンダー・プレッシャー」などは感動的で何度も聴いたなぁ。

ということで今作のお話。そのフレディ・マーキュリーに焦点を当て、1985年のライブ・エイド出演を物語のピークに当ててその半生を描いている。空港でバイトをしていたパキスタン系の若者ファルーク・バルサラ(ラミ・マレック)は街のライブハウスでギグをしていたスマイルというバンドのメンバーのブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)に声をかける。売り込みだ。

直前にヴォーカリスト兼ベーシストが「このバンドじゃ上に行けないから移籍するぜ」と脱退してしまったところで、そこでファルークの試しに歌ってみた声を聴いたバンド側は興味を示し、ファルークをヴォーカルに、新たにベーシストにジョン・ディーコン(ジョセフ・マッゼロ)を入れて仕切り直し。ファルークは名前をフレディ・マーキュリーと改め、バンド名も「クイーン」を名乗ることとなった。

ちょうど同時期にフレディは洋服屋の店員メアリー・オースティン(ルーシー・ボーイントン)と出会って恋愛関係となり、婚約まで行くこととなった。後にフレディは自身がゲイであることを自覚し、彼女との婚約は破局されてしまうのだが、それでも生涯の友としての関係は続くこととなる。

さて、クイーンとなった彼らはギグを続けるが、フレディの発案でバンドの機材車を売ってアルバムを制作。このアルバム制作風景で何でも感でもやる姿が楽しく、それを見ていたレコード会社の人が興味を示したりする。やがて三枚目のアルバムに入る「キラー・クイーン」でヒットを飛ばし、所属会社は第二のヒットを期待して次作の製作費と環境を用意するが、そこでクイーンが作ったのは後に代表曲となるが長いのでラジオでかけづらい「Bohemian Rhapsody」だったりした。

そんなこんなでバンドは快進撃を続け、「We Will Rock You」をこしらえたり、「Another One Bites The Dust」をこしらえたりしていくが、バンドのローディーのポール・ブレンター(アレン・リーチ)がフレディを独占しようとしてバンドとの間を切り裂き、ソロ活動させたり毎晩めちゃくちゃなパーティーをしたり男をあてがったりして、バンドとしては絶不調期に陥っていったりするのだが…。

ということでバンドの栄枯盛衰とその後の復活までを描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディー」。正直なところ、私は映画を見て過去に泣けたことがないのだが、今作では初めてそんな経験をした。なんというか映画というよりもものすごくよいライブを裏話を含めて堪能したという感覚なのだが、恐らく劇場にいたほとんどの皆さんも同じ感覚だったと思う。本編が終わっても誰も立ち去らずに最後までいたりした。

本作で描かれるのはフレディという稀代の天才パフォーマーの生涯と奇天烈さなのだが、彼の才能を信じ、そして家族のような絆を結ぶバンドメンバーとの関係性がキモ。信じあい、喧嘩しても最後は戻ってくる家族の姿を描いたドラマとして秀逸だ。

そして何より素晴らしいのはやはりそのクイーンの楽曲の圧倒的なパワー。曲を知ってる人もCMソングくらいでしか聴いたことのない人にも届く曲の良さと声のインパクトが全編を恐ろしく熱いものにしている。極めつけはやはりライブ・エイドのシーン。このシーンのフレディがとり憑いたかのようなラミ・マレックのパフォーマンスとバンド本人らに激似のバンドメンバーらの姿に言葉も出ない。もう一回見に行こうかなぁ。

エンドクレジットの最後の最後にあの曲を流すのも反則だよなぁ。素晴らしすぎる演出に最後までノックアウトされる。ただ、何十回も聴いた曲で歌詞の意味もわかっているが、できれば歌詞の字幕をつけて欲しかったなぁ。それがあれば本当に完璧だった。

ということで稀代のヴォーカリストの半生と反省、そしてバンドメンバーの家族のようなあたたかい関係を描いた大傑作伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」。できればオアシスのギャラガー兄弟に見ていただき、いろいろ思いなおしていただけたらと思う。


mepashi at 21:10コメント(0)洋画:伝記・史劇 

2018年11月05日

Venom 
ヴェノム(2018年/アメリカ)

1115

腕はいいが頭の悪いジャーナリストに宇宙から来た生物が寄生して凶悪な怪人になったりするSFアクション映画「ヴェノム」を劇場にて鑑賞した。サム・ライミの「スパイダーマン3」にもちょろっと出ていたが、スパイダーマンを悪くして怖い口をつけたような風貌の黒い怪人だ。主演はトム・ハーディ。監督は「ゾンビランド」や「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャーだ。

お話はまず宇宙に送られた探査船(乗員あり)が地球に帰還する際にしくじって大気圏で爆発して東マレーシアあたりに墜落する場面から始まる。その探査船には宇宙で見つけた謎の生物「シンビオート」の生体サンプルが4つほど載せられていたが、1つは墜落時に紛失。残りの3つは宇宙船の持ち主であるライフ財団のもので、その財団の方が回収して持ち帰ったりする。

ちなみに紛失した1体はかろうじて生きていた宇宙船の乗組員に寄生しており、救急隊に運ばれる際に健康な現地の女性救急隊員に移動して、マレーシアのどこぞの村に消えていったりした。

話変わって舞台はサンフランシスコ。敏腕ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)はその辛口な取材姿勢でそこそこの人気があって順風満帆。女性弁護士の彼女アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)とはデートしたり部屋でまぐわったりしていて、結婚も秒読みという感じ。

そんな彼に所属する会社のボスから依頼を受けたのは、前述のライフ財団のトップであるカールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)の独占取材。実はライフ財団は人体実験などよろしくないことをしているという噂があり、エディはこれを暴いてやろうと意気込むがボスからは「ライフ財団は大物過ぎてヤバいから頼むからおとなしく普通に取材しろ」と命じられる。

しかし、ちょうどそのライフ財団関係の弁護の仕事をしていたアンのパソコンにあった裁判の資料を見たエディは、独占取材開始後わずか1分にしていきなりカールトンを叩きまくり、さらには資料にあった名前を口にして揺さぶりをかけたりする。案の定取材は打ち切りとなり翌日にはエディは会社をクビに。さらには情報の出どころとしてアンも弁護士事務所をクビになり、そのことでアンと決定的に破局してしまったりした。

というか、この一連の流れのエディの後先考えなさはあまりにも馬鹿すぎて救いがないなぁと思う。クビになって当然だし、彼女も別れて当然だ。それから半年くらいが経過。いまだに別れた彼女に未練のあるエディはなかなか仕事が見つからず、部屋や飲み屋で自堕落な生活をしていた。

一方のライフ財団のカールトンは「いずれ地球の資源は枯渇するので、生き延びるには宇宙に出ていくしかない。その際にこのシンビオートと共生できるから人類存続の鍵」と考え、回収した3体の宇宙生物シンビオートの人体寄生実験を部下に命令。モンジャラみたいな感じのシンビオートを適当に集めてきたホームレスに寄生させて経過を見るが、みんなだいたい上手くいかずに死んでしまったりする。

正直、このカールトンという男は目的のためなら人命をいとわない非情な男ではあるが言っていることはそれほど間違ってはおらず、ミスったりした使えない部下は容赦なくクビにしたり人体事件の材料に回したり、ホームレスという町のごみを有効活用したりと思い切りがあったりする。彼の元で働きたいとは思えないが、カリスマ性はあるなぁ。

しかし、そんな彼の実験をどうかと思った部下のドーラ(ジェニー・スレイト)はカールトンを告発する証拠を集めてもらうためにプー太郎状態のエディに接触。最初は突っぱねるエディだが、未練がましく家の前まで押し掛けた元カノに新しい医者の彼氏がいることを知ってガッカリし、腹いせにライフ社をぶっ潰してやろうとドーラに協力。彼女の手引きで研究所内に侵入してみたり。

そこでいろいろあってシンビオートに寄生されたエディは超人的な力で研究所を脱出。その後、追っ手を差し向けられるエディだが寄生したシンビオートがエディを気に入ってこれを守ってヴェノムの誕生。追っ手や警官隊をぶちのめしたりいろいろと大活躍するわけだったりした。

それとは別に冒頭のマレーシアで民間人に寄生したもう一体のシンビオートはなんとか頑張って香港に移動。そこでアメリカ行きの飛行機に乗るっぽい白人の少女に移って自由の国アメリカへ。そしてエディが上手いこと寄生生物と共生しているのを見てムカついているカールトンの前に現れてみたりするのだった。

というわけで今回の「ヴェノム」。最悪の悪役が主人公という触れ込みの一作だが、その実それほど悪い感じじゃないなぁという印象。主人公役のトム・ハーディが寄生した生物の内なる声と会話しつつ、共闘して敵と戦っていく様が見どころなわけだが、当のヴェノムがなかなかいいヤツで、なんだかんだでエディの言うことを聞いて彼を守っていく謎のバディ感が面白い。

ヴェノムというキャラクターはもっと敵をこう、頭からバリバリ食いまくったり、敵の首を飛ばしたり、胴体を貫いたりとかするのかなぁと思ったがそうした描写は数えるほど。日本版の本作のチラシにある「最悪」はちょっと誇大広告だなぁ。

例えば、人を食うかどうかのやり取りでも
「腹減った、だれか食う」「やめろ!」「うるせぇ!(バリボリ)」
ではなく
「腹減った、だれか食う」「悪人以外やめとけ」「わかった」
だしなぁ。言うこと聞いてちゃダメだろ。

なんか、そのエディとヴェノムの関係から「寄生獣」のシンイチとミギーの初期の関係が想起されたり。敵のカールトンは「人間こそ寄生虫だ」みたいな広川市長みたいなことを言ったりもするし。

そんな今作だが、アクションシーンのスピード感はすさまじく、中盤の目玉であるバイクのチェイスや警官隊を蹴散らすシーンは見ごたえがあるし、ラストの同族バトルもCGがすごすぎて何が起きているのか初見では認識しがたいが素晴らしい出来。お話も「チャッピー」などに通じるような”底辺の者による強者への抗い”が顕著に描かれていて王道の展開。大人の鑑賞に堪えうる一作だ。

正直、見る前は「スピンオフならではの真の主役が不在で本編がなにも進行してない感」があるのかなーと想像していたがそんなことはなく、かといって「今後スパイダーマンと敵対する強力な悪役の誕生秘話」という感じでもなく、人間の男と寄生生物の奇妙な共生バディアクション映画として単品できっちり成立している。(「最悪」を期待すると期待外れだが、それは宣伝が悪いということで。)

というか、トム・ハーディという稀有の役者が演じているということも相まってヴェノム&エディのキャラが非常に魅力的で、今のトム・ホランド版の童貞スパイダーマンでは存在感的に太刀打ちできないのではと思う。底辺まで落ちたことのある男を前に、あんなガキじゃ相手にならんだろう。

あと、「アントマン&ワスプ」のときもそうだが、元カノの新しい彼氏が社会的地位がありつつも好人物で、主人公に非常に協力的なキャラなのは最近の流行りなのかなぁ。昔ならそのポジションは「主人公の敵」で嫌味ったらしかったりし、なんだかったで途中で死んだり器の小ささが露呈して破局し、結局主人公が彼女とヨリを戻したりするものだったが、今はそういうのはないのかなぁ。

というわけで今回の「ヴェノム」。なかなか面白いバディムービーだった。ただ、本編終了後にオマケ映像が数回出てきたが、最初の方は「アベンジャーズ」シリーズのように別作品で回収されることが(ほぼ)確約されているものとは異なり、「ホントにこの伏線が今後回収されるのかなぁ?」というような感じのオマケで見ていて複雑な心境になる。この時間が無駄にならないかなと。

まぁ、今作は本国で結構ヒットしたようだし、「デッドプール」のように続編が作られてそこで続きが描かれることになるならまぁいいかなぁと思う。が、そのあと最後に出てくるオマケはちょっといただけない。10分近くの長いクレジットのあとに本編とは関係ない別作品の宣伝を挟んでくるとは思わなかった。余韻も何もあったもんじゃない。大丈夫か、ソニー。


mepashi at 21:10コメント(0)洋画:アクション 

2018年10月29日

Hangman 
ハングマン(2017年/アメリカ)

1113

人を吊るして殺害しつつアルファベット一文字を胴体に刻んでいく趣味の悪い連続殺人鬼と、それを捜査する2人の刑事と取材記者の女性の姿を描いたサスペンススリラー作「ハングマン」を鑑賞した。主演は刑事役が久しぶりのアル・パチーノと「スター・トレック」シリーズで3,4年置きに活躍しているカール・アーバンだ。監督は今作と同年にニコラス・ケイジ主演の「ヴェンジェンス」を撮ったジョニー・マーティン。

お話の始まりは本編の一年くらい前のこと。老刑事のレイ・アーチャー(アル・パチーノ)が路肩に車を停めて車内でクロスワードパズルをしていると後ろから青いバンがすごい勢いで走っていて車をこすって行ったりした。ムカついたアーチャーは付近の車に応援を要請しつつもこれを追いかけ、追い詰めてドライバーを逮捕。この時点ではあまりどうってことのないオープニングだ。

そして一年後。警察署にジャーナリストのクリスティ・ディヴィス(ブリタニ―・スノウ)が取材で訪ねてくる。彼女に取材と同行を許すことになったのは、一年くらい前に奥さんが惨殺されていて今でも心に傷を負っている刑事ルイニ―(カール・アーバン)。一方のクリスティも額に過去のなんらかの事件で受けた傷があり、彼女は警察の実態についての記事を書こうとしていた。

で、その晩ルイニーに張り付いて車で移動するクリスティだったが、車内の無線から付近で死体が見つかったとの連絡。場所はウェイワード小学校の校庭で、行ってみると首吊りの死体が。しかし、胸元にナイフか何かでアルファベットが刻まれており、だれかヤバイ奴が起こした他殺であることは明らか。

まだ近くに犯人がいるかもしれないと思ったルイニーは校内を探索。するとある教室に二つの人形があり、黒板には「ハングマンゲーム」らしきものが書かれ、人形のそばにはルイニーとアーチャーのバッチ番号が残されていたりする。

この「ハングマンゲーム」というものにはあまり馴染みがないが英語圏ではよくあるものらしく、出題者と回答者に別れて単語を当てるというもの。出題者はあらかじめ回答の単語の文字数だけの空欄を作り、回答者がアルファベットを一文字ずつ回答。単語の中に含まれているアルファベットがあれば空欄に書き込み、なければ首吊りの絵を少しずつ描かれるというもの。描ききるまえに当てればいいというわけだ。

犯人の指名ということで引退同然だったアーチャーが現場に引き戻され、ルイニーとアーチャー、そしてクリスティの3人はこの殺人事件を捜査することに。しかし、毎晩決まって11時に新しい絞殺が起き、そこに残された手がかりを追いつつもギリギリで時間切れでまた新しい死体が吊るされていく。果たして犯人は? 二人の刑事を指名した目的は?という感じだ。

というわけで今回のサスペンススリラー作「ハングマン」。絞首刑ゲームに見立てた連続殺人で二人の刑事を翻弄する謎の殺人鬼の所業を描いた一作だ。取材する女性ジャーナリストの額の傷のこと、刑事ルイニーの殺害された奥さんのことなど、登場人物らの過去の事件などが徐々に明らかになりつつも、謎めいた連続殺人の捜査が進められていく。

老練の刑事役のアル・パチーノと、現役刑事のカール・アーバンとの武骨な組み合わせに綺麗な女性ジャーナリストが加わり、その三名が協力しあっていく様はなかなかのものだ。また、儀式めいた殺人もさることながら青いトーンや途中犯人をニアミスで取り逃がす場面があるなど、なんとなく「セブン」を思わせるものがあったりする。

が、肝心の謎解き部分…犯人像を当てにいくあたりの推理などがあまりにあっさりしすぎたりして、全体的に甘いなぁという印象。冒頭の場面の伏線としての使い方もあまりに短絡的だし、毎夜毎夜人間一人を高いところにつるし上げるという荒業を成し遂げるのを一人で行っているというのもさすがに無理を感じる。いくつかの殺害の中には、ものすごい高いところに吊るしてあるやつもあったし。

犯人の動機などはそれほど悪くはないし、光る部分がないわけではないのだが、もう少し見ているこちらの脳をピリピリと刺激するような推理要素と手がかり配置を盛り込んで欲しかったなぁと思う。

次に続きそうなラストになっているが、次は作られないだろうなぁ。。


mepashi at 01:31コメント(0)洋画:サスペンス&ミステリー 

2018年10月28日

Rampage 
ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年/アメリカ)

1112

宇宙空間で行われていた動物実験が失敗して生体サンプルが墜落し、それを浴びた3種の動物が超巨大化して暴れまわるアニマルパニック映画の秀作「ランペイジ 巨獣大乱闘」を鑑賞した。主演はドウェイン・ジョンソン。監督は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でも彼とタッグを組んだブラッド・ペイトンだ。

お話は現代の地球の外側の宇宙ステーションでのこと。どうも人類はゲノムか何かをいじくって不治の病の治療の研究をしていたが、わりとヤバい結果に繋がりがちなのでアメリカ政府はその技術を「大量破壊兵器になっちゃうぜ」と認定。そんな中で宇宙ステーション内でやっていたゲノム実験が失敗し、船内のクルーのほとんどが死亡。

唯一生き残ったアトキンスは脱出を試みるも「研究成果を持ってこい」と本部のクレア・ワイデンに言われてそれを何とかサンプルを3点入手。が、実験により狂暴化&巨大化したネズミが襲ってきて酷いことになり、脱出ポッドは大気圏上で大破して3つの研究サンプルのみが地上に落下したりした。

ここの無重力状態での暴走ミッキーマウスとの追いかけっこはなかなかスリリングな描写で、短いシーンながらも「ライフ」を想起させられたりする秀逸な場面。ここだけ抜き出して一本の映画にしてくれないかなぁ。

舞台は変わってサンディエゴの動物の保護区か何か。元軍人で、今はそこの霊長類学者のデイビス・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)はゴリラたちと意思疎通ができ、特に珍しい白い毛のゴリラのジョージとは手話で会話ができるほとコミュニケーションが取れていたりする。一方で彼のガイドぶりを見てホレた女性客からのデートの誘い(行けば確実にヤレるやつ)はすんなり断るなど、動物以外との接触を敬遠しているフシがあったりする。

その晩さっそく冒頭の研究サンプルが地上に落下。一つはジョージのそば、一つは野生の狼の群れの近く、そしてもう一つはワニが生息しているエバーグレイス国立公園の川の中。それぞれ容器から緑色のガスが噴出し、ジョージを含む動物らがこれを吸引。翌日保護区にきたデイビスは、体長が明らかにでかくなってしまっているおさるのジョージを見て驚愕する。

一方、シカゴに本社のあるエナジン社は前述の宇宙ステーションであまりよろしくない実験をしていた張本人。そこのトップであるクレア・ワイデン(マリン・アッカーマン)とブレット・ワイデン(ジェイク・レイシー)の姉妹は墜落した研究成果を回収するために傭兵部隊を派遣。しかしオオカミの群れに落ちた容器を回収しに行った傭兵らは巨大化したオオカミに皆殺しにされて失敗する。予想よりヤバいことになっていた。

そしてそのエナジン社の記者会見を見た元社員で研究員のケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリス)はサンプルが落ちたとされるサンディエゴ動物保護区へ。そこでデイビスと出会いいろいろ話すがなんだかんだあって巨大化ジョージが逃走。軍か何かにデイビスやケイト、そしてジョージらは捕まり、政府の使いであるハーヴェイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン)と行動を共にすることになる。

しかしながら、サンプルを何とか回収したいエナジン社のワル姉妹は巨大化した動物らが感知できる信号をシカゴ本社のアンテナから発信して呼び寄せ、これにより巨大生物らは市街地に。軍の攻撃をものともせず蹴散らしまくって進む化け物たちを前にデイビスらはなんとか事態を抑えようと奮闘したりするのだった。

ということで巨大化して凶悪な風貌となったゴリラ、オオカミ、ワニの三種が市街地で大暴れしまくるアニマルパニック映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」。見せ場が盛りだくさんの非常に楽しめる一作だ。正直、前年に公開された「キングコング:髑髏島の巨神」よりこちらの方がよほど面白いと思う。

ヤバいものを載せてた輸送機がいろいろあって墜落してしまう一部始終の描写も、前年のトム・クルーズの「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」にあった同じようなシーンと比べても今作の方がスリリングでよい。

この監督は「カリフォルニア・ダウン」を経験しているので大都市破壊はお手の物。そしてちゃんと見やすい日中を舞台に、三種の巨大モンスターが大暴れし、そして住民おかまいなしで激突する様がこれでもかと展開されていく。そしてそこにしっかりとドウェイン・ジョンソンが絡んでいく様も見事だ。大怪獣を前に、添え物ではなくちゃんと「四体目の怪獣」として活躍していく。

そしてそのドウェイン・ジョンソンとゴリラのジョージとの友情が織り成す後半の大逆転劇も手に汗を握る。なんというかそれらを含めて怪獣映画として完璧な一作だと思う。「もっとヤバいやつがもう一匹?!」という感じで巨大化ワニの登場シーンを印象づけるために3つ目のサンプルの行方をみんな忘れてる設定はちょっと不自然だが、それ以外は本当に文句なしに楽しめる作品だ。

「ウォッチメン」の元メンバーが二人出てくるのもちょっと面白い。共演場面はなかったけど。


mepashi at 01:28コメント(0)洋画:アニマルパニック 

2018年10月23日

陀地驅魔人 Keeper of Darkness 
除霊師(2015年/香港)

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わりと激しく幽霊が見える除霊師の人と彼を取り巻く生きてる人や生きていない人との絡みがありつつ、強力な霊との闘いを描いた香港産のホラー映画「除霊師」を鑑賞した。主演は「エグザイル/絆」や「レクイエム -最後の銃弾-」などのニック・チョン。今作では監督も兼任している。

さて、お話はおばさんに憑いた10歳の子供の霊を除霊している白髪の除霊師ファット(ニック・チョン)。相棒は女性を見るとやたら強引にナンパをするパワー型のDQNのチャン(ルイス・チャン)。彼は「ハートブレイカー」というやたらダサい異名を名乗っていたりする。除霊は完全にファットの手によるもので、寡黙な彼は憑依されてる人にドメスティックな仕打ちをしつつ的確に除霊成果をあげていたりした。

その一部始終は録画されてYoutubeか何かにアップされているが、それを見た女性記者のフォン・ジー・リン(アンバー・クオ)はこれがマジなら話題になるんじゃね?と睨んで早速コンタクト。美人なリンはチャンに強引に色目を使われつつもそれをはねのけてファットに会い、取材を申し込むも門前払い。が、その時の対応とちょっとした不思議な現象とで、ファットが本物の除霊師だと確信するリン。

なかなかファットが取材を受けてくれないので困るリンだが、チャンの紹介でとりあえず別の霊能者にも会いに行く。その霊能者のおばさんはファットをよく知っており、自身は彼ほどの力はないのよと謙遜しつつ、とりあえず呼び出したい人の名前を書いてと言ってきた。リンはその場にあった新聞に書いてあった事故死したモデルの名前を書くも、呼び出された霊はリンに入り込んで暴れて外を徘徊。何故かガソリンをラッパ飲みしようとしているところをファットに抑えられ、頭に電気を流されて我に帰ったりする。

死んだモデルはどうも悪い霊能者に騙されて犯されたのちに事故死したものと判明。ファットはチャン以外にも街のワルの連中にやたら慕われており、彼らを引き連れてその霊能者の職場を襲撃。スティーブ・アオキの顔を再構築しそこねたような顔のその霊能者をボコボコにして天罰をくらわしたりする。

一方、街ではほかの霊能者らが次々と不可解な死を遂げており、その原因が強い恨みを持って火災で死んだ霊だと判明。そいつはパワー型の霊で他の霊を捻りちぎって成仏させたり、人間にも豪快に仇を成したりしていた。やがてそいつはファットの前にも現れ、自身の死の原因となった事件とその首謀者を探せと言ってくる。断ればぶっ殺すぞと。

同時に、リンはファットの不在時に彼の家に侵入し、そこで地縛霊の女性シェール(シスレー・チョイ)と出会ったりする。シェールはその家でかつて死んだ女性で、ファットとずっと暮らしていたようだ。そんなファットとチャン、リンとシェールらは、その強力な悪霊と対峙していろいろ大変なことになっていったりするのだった。

というわけで今回の 「除霊師」。一応ホラージャンルに属する一作だが、それほど怖くはない。安心して観ていられる一作だ。ホラーでありつつもテイストに少しコメディが入っていたり、ちょっとみていてかゆくなるような恋愛映画でもあったりする。いろいろなジャンルがごった煮でぶち込まれている印象だ。

しかしながら、霊が登場するシーンの量が非常に多く、そのバリエーションも豊富で飽きさせないのはなかなかの見どころ。ファットが見えている霊がいろんな姿で次々出てきて、それらが幻想的だったり、ちょっとエグかったりとアイデアに富んでいる。特に後半に出てくるアッチの世界の魔境的ビジュアルも圧巻で、わりと目にいいものを見たなぁという満足感を与えてくれる。

まぁ、お話は本筋以外のものが多くてカットしてしまっても差支えなかったり、ラストで悪霊問題が解決したあとの後日談がやたらと長かったりと、もっと整理できる部分は多々ありそうであるが、ちょっと変わった空気感の除霊ホラー映画として充分な一作だなぁと思ったりした。

ただ、劇中で「除霊」を「悪魔祓い」と訳している箇所が何回かあり、それが元のセリフのままなのか違訳なのかわからず、少しモヤモヤさせられる一場面もあったりなかったり。


mepashi at 00:19コメント(0)中国・香港:ホラー 

2018年10月21日

Extinction 
エクスティンクション 地球奪還(2018年/アメリカ)

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宇宙から何かが来て人々が殺められる夢を寝てるときも起きてるときも観たりするエンジニアと、彼を心配する家族、そしてその後の顛末を描いたSFパニックスリラー映画「エクスティンクション 地球奪還 」を鑑賞した。監督は「アニマルズ 愛のケダモノ」のベン・ヤング。主演は「アントマン」シリーズや「エンド・オブ・ウォッチ」のマイケル・ペーニャ。だいたいどんな役でもそのルックスからいい人そうな雰囲気を醸し出している。

お話の主人公は政府関係の施設で機械エンジニアとして働くピーター(マイケル・ペーニャ)。彼は奥さんのアリス(リジー・キャプラン)で、大きい方の娘ハンナと小さい娘ルーシーが居たりする。こぎれいな団地に住んでおり、奥さんの方はわりと仕事で成功しているようだ。なお、ハンナの方はちょっとブルゾンちえみに似ている。強制的に痩せさせたらこんな感じかもしれない。

そのピーターは夜な夜な、「夜に空から光の粒が降りてきて、光線銃を乱射して街の人がジェノサイドされまくる夢」を見て飛び起きるのが日課。それにより奥さんや子供を心配させており、ここのところおかしかったのでゴメンということで埋め合わせで仕事から早く帰ってみんなで出かけることを約束。しかし仕事中にも白昼夢を見て昏倒し、気が付くと夜になっていて約束をすっぽかしてしまったりした。

そんな日が続いて徐々に奥さんやハンナに呆れられつつあるピーターは上司の薦めでクリニック訪問を決意。が、待合室で自分と同じような夢を見ている男の告白を聞いて「やっぱり俺の夢は妄想じゃないんじゃね?」と思い引き帰したりする。それを聞いて思い切りガッカリする奥さん。とりあえずこれから近隣の友人を呼んで奥さんの昇進記念ホームパーティーをするので、その間はしっかりして接待してくれと言われる。

その接待も適当にやってベランダで空を眺めているピーターだったが、宴がお開きになってみんな引き上げて一番仲のいいお隣さん夫婦のみになったとき、本当に空から光が次々と降ってきて街を破壊。爆風でガラスが割れ、ピーターとお隣さん家族は家の中に伏せたりする。

「旦那の夢はマジだったんかい」と驚く奥さん。そして謎の飛行艇が外から団地内をサーチして撃ってきたり、謎のスーツを着た何者からが侵入して住民らを次々と虐殺する楽しい状況に。そんな中、なんとか逃げ出そうとピーターらは非常階段や窓そうじのゴンドラなどを駆使して命がけのかくれんぼをしたりするわけだったりした。

ということで今回見たのはこの「エクスティンクション 地球奪還」。何者かが攻めてくる系のSFパニック映画だ。前半は主人公の見る「侵略の夢」を周りが妄想扱いするわけだが、予告にある通りそれが現実になるのは容易に想像つくので、いつマジな展開になるのか見ていてハラハラ。そしていざデストロイが始まると団地内での謎の敵とのステルス戦でこれまたハラハラ。なかなか手に汗を握る一作だったりする。

やはり一度思ってしまうとブルゾンちえみにしか見えない娘ハンナや、ぬいぐるみの猿に執着するあまり何度か親を窮地に陥れる幼い娘ルーシーらを守りつつ何とか建物を脱出しようとするピーターとアリスらだが、中盤にはちょっとした一波乱もあり、全体的に小粒な映画ながらも見ごたえは充分。夢の中で描かれた伏線のミスリード具合もちょうどよい塩梅で、全体とおして「なかなかの良作」という感じだ。

そしてやはり主役のマイケル・ペーニャの人の好さそうな風貌が今作でも遺憾なく効力を発揮し、ピンチ状態で家族をなんとか守ろうとするお父さん役として感情移入度は抜群。今年は「アントマン&ワスプ」や「バッドガイズ!!」などで彼を見ているが、今作での彼も相変わらず味があっていいなぁ。

あと、奥さん役のリジー・キャプランはどこかで見たことあるなぁと思っていたが、「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」で突然主役チームに加わるルーラ役の人だった。あの時と全然印象が違うなぁ。



mepashi at 23:33コメント(0)洋画:SF 

2018年10月14日

Detroit 
デトロイト(2017年/アメリカ)

1109

1967年にアメリカのデトロイトで起きた大規模な暴動と、そのさなかの一夜の最悪の出来事を描いた実録サスペンスドラマ映画「デトロイト」を鑑賞した。白人警官による黒人へのひどい暴力や尋問を赤裸々に描き、今なお残る人種間の差別や対立問題などをみせつける恐ろしい一作だ。監督は「ハート・ロッカー」や「ゼロ・ダーク・サーティ」など、そこらの男性監督より骨太な映画を作る女性監督キャスリン・ビグロー。白人である彼女が、今作のような白人の恥部をテーマに撮るというのもなかなか興味深い。

お話はまず紙芝居で時代背景から。南北戦争後に大量の黒人が南部を離れて北部に移動し、白人らと衝突を繰り返していた。世の中的には差別のない社会が望ましいとされたが実際は酷いもので、暴力的な白人警官らに監視されつつ黒人らは狭い街に押し込められて生活していた。

で、1967年のデトロイトのある晩、黒人が多く入り浸る違法酒場に警察が突如のガサ入れ。全員逮捕で裏口から移送するはずがドアが開かず、表のドアから出すことになったので大勢の人目にさらされる。それにより「なんで捕まえるんだ!」と黒人市民らから反発が起き、それが冒頭に発展して街では破壊や略奪が行われることとなった。警察は何とか鎮圧しようとパトロールしまくるが、暴徒の活動が激しく抑えきることはできない。抑圧されているのはわかるが、黒人が経営する店まで荒らして略奪するのはどうかと思う。

そんな中、捜査や鎮圧のためならわりと激しいことも辞さない白人警官クラウス(ウィル・ポールター)は街で略奪していた黒人青年を追跡。特に武器とかを出したわけではないのに後ろから撃ち、撃たれた青年はその後死亡する。警察の上司はこれを問題視するも、暴動で人手が足りないからかクラウスを特に罰することはしなかった。

話変わってそのデトロイトの街出身のコーラスグループ「ザ・ドラマティクス」の話に。彼らは地元のステージでデビューライブを行う予定だったが、出番寸前で暴動が発生したということで客が避難。売れるチャンスが先送りになってしまい、リーダー的なポジションのラリー(アルジー・スミス)は落胆の色を隠せない。とりあえずメンバーとローディーのフレッド(ハンナ・マリー)らはバスに乗ってモーテルへ移動を試みる。

しかし、街でマジで暴動が起きていてバスも攻撃されたので皆は車から降り、そのまま散り散りに。ラリーとフレッドは「アルジェ・モーテル」にたどり着き、そこで様子を見ることにする。ステージに立てなかったのは残念だがとりあえず今夜はパーッといこうということでモーテルの中庭に繰り出し、そこで物凄い恰好をしている白人女性のジュリー(ケイトリン・デヴァー)とカレン(ケイトリン・デヴァー)と知り合い、まぁまぁいい感じに。

その女子2名の案内で別の部屋に訪れたラリーらは、なんか悪ぶって粋がっている黒人数名と出会う。その中の一人カール(ジェイソン・ミッチェル)はイキりすぎている馬鹿で、暴動鎮圧で州兵らが出てきて狙撃手などを警戒している状況で競技用のピストルを撃ったりしてちょっと関わりたくない感じ。ラリーとフレッドは部屋を去り、女子2名もなんだかんだで移動して別の部屋で元兵士のグリーン(アンソニー・マッキー)とトランプで遊んだりしていた。

そんな時、窓の向こうに州兵らがいるのが見えたカールは、何を思ったかイタズラで競技用ピストルを兵らに向けて発砲。音に驚いた州兵らはマジの狙撃と勘違いし、アルジェ・モーテルから撃たれたと特定してそれを包囲。カールを含め、中にいた黒人らは全員とばっちりで容疑者扱いされる。そこに地元警察のクラウス(ウィル・ポールター)やフリン(ベン・オトゥール)が来て、とっさに逃げようとした黒人の一人を射殺。ラリーやフレッド、カールの仲間たち、グリーンや白人女子二人は捕縛され、「誰が撃ったんだ?銃はどこだ?!」と激しく尋問を受ける。

一方、その近所の店で警備員をしていたディスミュークス(ジョン・ボイエガ)は事態を知って現場に駆け付け、警官らが黒人らに度を越えた尋問をするさまを目撃するが何もできず、クラウスらの人の道を越えた尋問はやがて痛ましい結果へと陥ってしまったりするのだった。

ということで今回の「デトロイト」。具体的な差別発言などは描かれないものの、明らかに黒人らに敵愾心を持っている白人警官らが、現場で逮捕された冤罪の黒人らに人道に反した尋問をしていった様を描いた実録サスペンスドラマ作だ。このようなことが当時まかり通っていて、いまなお人種間の軋轢が残っているという事実を見せつけられてやりきれない思いが胸中に広がる一作だ。

「カールがおもちゃの銃を撃っていた」という肝心な事実を何故か言わない黒人らにちょっと不思議さはあるが、それに輪をかけて酷いのは「お前らの中に絶対に犯人がいる!」「(女性に対し)お前は売春婦だ!」と決めつけまくる警官らの歪んだ執着心。その描写やラストの顛末に至るまで非常にムナクソが悪く、勧善懲悪的なオチもないので痛快さが微塵もない一作なのだが、見る価値は充分にあると思える。

そんな緊張感と圧迫感があふれる今作「デトロイト」だが、特に目を引くのは一番ひどい白人警官のクラウスを演じたウィル・ポールター。印象的な釣りあがり眉毛が本当に憎たらしく感じる。「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」の少年役から「メイズ・ランナー」の悪役を経て、よくぞまぁこんな悪い役を受けたなぁという感じだが、その演技には鬼気迫るものがあり、痛烈な印象を放っている。本当に憎たらしいが、すごいなぁ。

それから「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では卑怯な脱走兵を演じたジョン・ボイエガが今作では正義感のある警備員の役。その正義感は警察に目をつけられた若者をかばうほどのものではあるが、今回のモーテルでの現場ではヤバすぎて傍観していることしかできない。その何もできなさが非常にリアルでよい。そして後半では事件の容疑者にされそうになり、その恐怖でブルブル震える様も上手いなぁと思う。他の作品では気づかなかったが、この人はデンゼル・ワシントンを思わせる凄みや厚みがあり、このままキャリアを重ねたら彼のポジションに行けるんじゃないかなぁと今作を見て思ったりした。

そして、明確な主人公のいない今作の中で、一番感情移入しやすいのは狙撃の容疑者の一人とされるコーラスグループのリーダーのラリー。彼を演じるアルジー・スミスはなかなか端正なルックスと(吹き替えでなければ)美しい歌声を持っており、非常に人気の出そうな役者さんだなと思った。注目だなぁ。

あと、アンソニー・マッキーがファルコンとして「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で逆賊側について結果逮捕されて謹慎中のときという感じの元兵士のグリーン役で登場。白人警官らにこれまた理不尽にいたぶられるが、ファルコンなら仕方ないと思う。甘んじて受ければいいと思う。

というような今作「デトロイト」。カメラの手振れや捕縛されてる人の顔のアップの多様で臨場感を生み出し、そこに居合わせたかのような錯覚に陥ることができる重厚にして痛烈な一作だ。本当、見終わった際の気分は決して良いものではないが、見るべきものをちゃんと見たなぁという満足感は確かに感じられる。キツいので何回も見たい作品ではないけど。


mepashi at 19:44コメント(0)洋画:ドラマ 

2018年10月11日

Inconceivable 
ダブル/フェイス(2017年/カナダ)

1108

医者の先生夫妻の家にベビーシッターとして住み込むことになった女子が不可思議な行動をとり始める地味に怖いスリラー作「ダブル/フェイス」を鑑賞した。ニコラス・ケイジが二人の女性に罠にハメられる風のDVDパッケージになっているがこれが大きな嘘で、罠らしいことをしてくるのは一人だけ。あと、実際は奥さん役のジーナ・ガーションが主演だったりする。ニコラス・ケイジは準主役だ。

なお、その二人を手玉に取る美女を演じているのはニッキー・ウィーラン。彼女は「レフト・ビハインド」で旅客機の機長役のニコラス・ケイジと不倫未遂をするCA役で共演しており、ジーナ・ガーションの方もかつて「フェイス/オフ」で共演している。ニコラス・ケイジとの新旧共演対決という感じだなぁ。

さて、お話は本編から少し前のこと。どこぞの家の奥さんが旦那のいないうちに赤子マディを連れて家を出ようとするが、ちょうど帰宅した旦那とハチ合わせ。詰め寄る旦那に対し、反射的に台所で包丁か何かを手に取って刺してしまう。一発ではなく二発刺しているので、罪的にはちょっと重いなぁ。というわけでそんな場面を挟みつつ本編へと移行。

アメリカのオハイオ州あたりのこと。どこぞの公園を走る医師のブライアン・モーガン氏(ニコラス・ケイジ)。走ったら非常に気持ちよさそうな公園ルートを走っていてうらやましい。わりと豪勢な屋敷に戻る彼を待っていたのは奥さんのアンジェラ・モーガン(ジーナ・ガーション)。彼女も医者で二人の間にはコーラという名前の4歳くらいの娘がおり、アンジェラは現在育休状態らしい。

そんなあるとき、アンジェラはシングルマザーのケイティ・ウェルズ(ニッキー・ウィーラン)と知り合う。アンジェラのヨガの先生で友人のリンダ(ナタリー・エヴァ・マリー)とも共通の知り合いで、コーラよりちょっと年上の娘マディが。その日にアンジェラの家で家飲みパーティーをして意気投合。やがてケイティはアンジェラの家のホームパーティーにも呼ばれるようになる。この時点でケイティの娘の名前がマディなので、冒頭を観飛ばしてなければ旦那を殺して出てきた女性がケィティだと分かる。5年くらい前なのかなぁ。

ちなみにブライアンの母ちゃんだけはケイティを見て「なんか不気味で好きになれない」と非難するが、アンジェラとケイティはどんどん意気投合していき、ケイティは過去の離婚の経緯を話したり、アンジェラは過去の流産の話や今実は妊娠中であることなどを打ち明けあう。アンジェラはなかなか子どもができにくかったり、流産しやすかったりして、夫ブライアンの夢である「子だくさんの大家族」がなかなか叶えられず苦悩していたりした。

結局新たなご懐妊はまた流産してしまうのだが、その倒れた際にもケイティが付き添い、更に結びつきは深くなっていく。やがてケイティが仕事の関係(内装)でコロラドかどこかに引っ越す話となったが、アンジェラは「自分も復職するし子供の面倒も見てほしいから、離れに住み込んでくれないか?」と提案。ケイティはこれに賛同し、マディとコーラの面倒を見ることに。

深夜にブライアンが屋敷のプールでトップレスになって泳ぐケイティを見てしまうというハプニングがあったりするも特に際立った三角関係などは起きず、むしろある時ケイティはリンダを部屋に連れ込んでまぐわっていたりなどの同性愛趣味を露呈。まぁ、相手がブライアンじゃなかったので驚きつつもホッとするアンジェラ。そんなアンジェラはリンダに新たな子の代理母を依頼することになっていたが、ケイティはそれを知るとひそかにリンダを殺害。事故として扱われる。

代わりにケイティ自身が代理母を名乗り出てアンジェラは信頼してお願いをし、リンダやコーラの面倒を見つつ徐々に膨らんでいくケイティの腹部。が、復職したアンジェラを横目にケイティはコーラに対して「自分がママよ」として接し始め、マディとコーラは本当の姉妹のようになりつつケイティに懐いていったりするのだった。

ということで今回の「ダブル/フェイス」。新しく知り合った人が実はちょっとヤバかった系のスリラー作だ。中盤まで目に見えてヤバいシーンはなくて徐々に不安が募る形となり、後半になって主人公のアンジェラが後手をうって追い詰められていく様が描かれていく。

その怖さはサイコキラーとかそういう系ではなく、日常の中で自分のものだったはずのものを徐々に奪われていく怖さが今作の主。それでいて犯人が奪いたいのは主人公の財産や地位といったものではないのが少々変わっている。その目的にはちょっと物悲しさもあり、見終わって心にいい感じにしこりが残ったりする。

ただ、主人公の夫婦のキャラクターはアラフォーくらいの設定と思われるのだが、それを演じているのが撮影当時53~55歳のニコラス・ケイジとジーナ・ガーションで、特に後者が妊カツを頑張っている姿に「大丈夫なのかな?」という疑問がどうしても生じてしまう。あまりその手の話題に詳しくはないが、年齢的にだいぶ厳しいよなぁ。

加えて、友人にして代理母となるケイティ役の女優さんニッキー・ウィーラン は35歳くらいで、ジーナ・ガーションとは約20歳差。同年代どころか母と子くらいの年齢さなので、劇中での二人の関係性にもちょっと違和感が。ジーナ・ガーションはだいぶ若くは見えるけどさ。

そんな感じの「ダブル/フェイス」。危険な友人役のニッキー・ウィーランの美貌が特に印象に残る一作でもある。乳出しのシーンもしかり、でも、そのシーンはなくてもよかったような。



mepashi at 00:19コメント(0)洋画:サスペンス&ミステリー 

2018年10月08日

The Midnight Man 
ザ・ミッドナイトマン(2017年/アメリカ)

1107

3時間半の間を逃げ切れば勝ちだが高確率でブッ殺される魔人を呼び出した若者らが遭遇する恐怖を描いたホラー映画「ザ・ミッドナイトマン」を深夜に鑑賞した。監督は「キャビン・フィーバー リブート」のトラヴィス・Z、出演は今作の解説を各所で調べると「インシディアス」シリーズの霊能者ババァのリン・シェイや「エルム街の悪夢」シリーズのフレディのロバート・イングランドの名が出てくるが、彼らは主演ではなく脇役だ。

なお、今作はどうやらアイルランドかどこかの映画のリメイクらしいが、元の作品を知らないので特に影響はなかったと言える。

お話はまず1953年のこと。明かりを消した大きな家の屋根裏で、10歳くらいの女子2名と男子1名が何やらまじないをしている。どうも、床に書いた白い円の中にいると大丈夫だったり、午前3時33分まで我慢すれば大丈夫らしいのだが、3名のうち少女メアリーと少年マックスは「ハリー・ポッター」の吸魂鬼みたいな恰好をした謎の怪物ミッドナイトマンに景気よくブチ殺され、アナのみが生き残ることに。冒頭から子どもでも容赦なく殺すスタイル(しかも描写を隠さずにきっちり魅せる)に、この後本編への期待が高まっていく。

そして現代。冒頭のエピソードに出てきた家が本編でも舞台。そこにはもうおばあちゃんになっている冒頭の生き残りアナ(リン・シェイ)が。この邸宅に一人で暮らしているようだが具合が芳しくなく、孫娘のアレックス(ガブリエル・ホーク)が来て面倒を見ている。しかし、アナはボケているのかアレックスに結構強い態度をとったりし、アレックスはけなげにその対応に追われていた。

アナを演じているのは前述のとおり「インシディアス」シリーズのリン・シェイだが、今作を含めて彼女はわりと気違いなババァの役を演じることがあり、孫や親族から怖がられていないかなぁと時折心配になったりする。

そんなアナにアレックスは屋根裏から大事な手鏡を探してきてと頼み、アレックスはそこで祖父のものらしいカバンを発見。手鏡はそこで見つかるのだが、そのカバンの中に厳重に保管されている謎の箱を発見する。おりしもそこに少し前に携帯で呼んでいた友人マイルズ(グレイソン・ガブリエル)が登場。彼氏役にしてはちょっとイケてないルックスで、恐らくは「機転が利く親しい友人」キャラなのだろうと顔から推測する。

その箱を開けてみようぜという話になり、見ると中にはろうそくや塩の容器など冒頭に出てきたまじないゲームの儀式グッズ一式が。そこに突如ばあちゃんが現れ、「なぜゲームを開けた!」とブチ切れてダウン。そもそも屋根裏は長い間アレックスは出入り禁止だったらしく、ばあちゃんの「手鏡を屋根裏のカバンからとってきて」で誘われた感が全開でどうかしていると思うが、とりあえず回診の先生が来てアナの容体を見たりする。

安静状態となったばあちゃんのさっきのブチ切れ方が異常だったので逆にさっきの箱に興味をもってしまったアレックスとマイルズは、どういう思考回路でそうなったのか理解できないが、中に入っていた説明書通りにやってみようぜという話になる。やり方は紙に名前と血で押印し、家の中の電気を消し、玄関にその名前を書いた紙を張り付けて深夜0時にノックを指定回するとか。それにより家のどこかにミッドナイトマンが召喚されたようなのだが、その説明書の先が破れていて読めなかったりする。

何故全部読んでからやらないのかと、ここにきてアレックスらが馬鹿さを露呈し始める。登場当初のけなげに痴呆老人の世話をする姿に騙されていたが、よくあるホラー映画の殺され役の若者らと同じだったか。それはさておきゲームはスタート。この時点で今作の残り上映時間はクレジットを入れて54分。その時間内で3時間半の死闘を描くわけだね。

説明書きを最後まで読めなかったアレックスとマイルズにそれぞれ恐怖な現象が景気づけに発生し、これマジじゃねぇかと戸惑う二人。そして説明書の切れ端の残りも見つかり、「一か所にいてはならない」「ろうそくが消えたら10秒以内に再点火しないとミッドナイトマンが来る」「ろうそくに点火できないときは床に塩で円を描いてその中で身を守れ」「3:33まで生き延びろ」とのこと。あと、家から出てもアウトだ。

そのタイミングでいきなり共通の友人のケリー(エミリー・ハイネ)も現れ、事情を聞いて「二人を助けるため」という意味の分からない理由で彼女もゲームに参加。かくして若者らは制限時間までミッドナイトマンから逃げられるのか? という感じだ。

そんなわけで今回の一作 「ザ・ミッドナイトマン」。ツッコミどころは満載だが描写はなかなかいいホラー映画の佳作だ。ろうそくを消さないように3時間保つのは最初は楽そうに見えたが、ミッドナイトマンが近づくと自動的に消えるという子狡い設定があって気を抜けず、かつミッドナイトマンは「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のペニーワイズのようにその人の「恐怖するもの」を具現化してくるのでトリッキーさがあって生半可ではない。塩の円も壊してくるしね。

ゲームのオチに関しては、現代人らでありながらスマホを一切使わない(ネットでの都市伝説がどうこうとか話が出てくるし、スマホがない時代ではないと思う)のでうすうす「スマホがあった成立しないオチとしてこうくるんだろうな…」と想像していたらその通りだったりしたが、それでも絵的にきっちり激しいものをみせてくれるので満足感は充分。

まぁ、おばあちゃんがボケているのかなんなのか途中まで意味不明なのが不気味だったり(後半で真相がわかるけど)、途中参加したケリーが怪物の話に一番詳しくて堂々としつつアレックスとマイルズを助けるために自発的にゲームに参加するイイ女だったのに、いざ始まってミッドナイトマンが現れると「これ、ただのゲームのはずでしょ?」とうろたえまくったりしてちょっとキャラクター像がブレているなぁという印象は否めない。

ピンチに陥ったそのケリーをおいて替えのろうそくを探しに行ったアレックスとマイルズが、ケリーをほっておいていきなりキスとかしたりしてるのも「今じゃないだろ」と思ったりする。

そういった各人物のブレが多少見受けられツッコミどころに不自由しない一作ではあるのだが、今作はホラー映画としての圧倒的なパワーがあって悪い印象にはなっていない。ホラー映画としては充分正解な出来栄えだり、この設定でいくらでも続編は作れそうな気がする。そうなったら、ミッドナイトマンの起源に迫ったり、新ルールが追加されたりとかするんだろうなぁ。

エピローグで描かれる場面も適当だったなぁ。


mepashi at 01:57コメント(0)洋画:ホラー 

2018年09月30日

Stephanie 
ステファニー 死体と暮らす少女(2017年/アメリカ)

1105

一軒家に一人ポツンと生活している少女と、その彼女を襲う怪異を描いたスリラー作「ステファニー 死体と暮らす少女」を鑑賞した。邦題がちょっとネタバレ気味でよろしくないが、今作の最大の秘密やらには触れていないので鑑賞時の楽しみを損ねるほどではなかった。

監督は「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「ダークタワー」など、名だたるエンターティメント作の脚本を手掛けているアキヴァ・ゴールズマン。今回はめずらしく監督業だ。

舞台は周りを木々に囲まれた一軒の家。アメリカらしいなかなか広い戸建てだ。その家でどっかで見たことがあるが名前が思い出せないネズミの3DCGアニメを見ているのは少女ステファニー(シュリー・クルックス)。彼女はその家に一人住み、暇そうにピアノをメチャクチャに弾いてみたり、フランシスと名付けられた亀のぬいぐるみと話したりしていた。

親の姿は見えず、少女が一人で生活しているので家の中は若干荒れ気味。二階に上がる階段の壁に変な傷があったり、天井の物凄い位置に何故か包丁が刺さっていて不穏な雰囲気。冷蔵庫の食べ物はすでにイカれていて数日はこの状態だったと推測できる。

食べ物はシロップや冷凍のブルーベリー、そして瓶づめのフルーツなどをミキサーでジュースにしたもの。それを幼いステファニーが自分でやっていて、瓶を落して割ったりとかいろいろ危なっかしくてヒヤヒヤする。てか、栄養価的に偏りがありすぎるので、その点でもモヤモヤしたりする。タンパク質とか摂れてなさすぎるだろ。

そんなわけでステファニー以外無人の家なのだが、彼女は何故か家の敷地内から出ようとせず、平気そうな顔をしつつも不自由な生活を続けている。そんな彼女がいる家で、夜になると何か唸り声をあげる姿の見えない怪物が来たりしてステファニーは布団やテントの中に隠れたり。

そんな異常な状況が30分くらい続いたあとでお話は転機を迎え、やがていろいろありつつ「怪物」がらみで事態が恐ろしいことになっていったりするのだった。

これ以上詳しいことは書けないネタバレ禁止の今作「ステファニー 死体と暮らす少女」。前半の少女の一人芝居シーンの異様感と、謎が徐々に明らかになってとんでもないことになる後半と、90分以下という短い上映時間ながらなかなか魅せるストーリーラインが秀逸な一作だ。

その後半で出てくる「怪物」の正体が具体的に何なのかについて触れられていない点は少々気になるが、一軒家のお話が大きく広がっていく展開は私としてはグッド。絵的にもなかなか面白いし、恐怖描写も張り詰めた緊張感と意表を突いた事象とで驚かされる。

どんな俳優が出ているのかとか、どんなジャンルなのかとかいろいろ言いたいことはあるが、ネタバレを防ごうとすると本当にこれ以上書きようがなく、他の作品に比べて文章量が少なくて申し訳なく思えるが、この「ステファニー 死体と暮らす少女」はなかなか印象深い一作だった。

今作のプロデューサーの一人のセス・ウィリアム・マイヤーは、「バイバイマン」や「ヴィジョン/暗闇の来訪者」に関わった人だ。監督もそうだが、この人も経験を積んでる人なんだだなぁ。


mepashi at 00:44コメント(0)洋画:ホラー 
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