2006年10月29日

観劇感想 花鳥風月『希望の陽』(200/10/22)

既に1週間経過しておりますが、花鳥風月『希望の陽』(200/10/22) の感想を記しておこうと思います。

タイトルは『希望の陽』、「陽」と書いて『ひかり』って読むそうです。テーマは大震災後の人の心。。。 20XX年東京を中心に地震史上類を見ない大地震が発生。東京は壊滅的な打撃を受けたその1週間後、震源地に程近い避難場所での出来事。16人もの登場人物が織り成す『非日常』の中の『日常』の物語。

 

『テーマを表に出さず、人間にスポットを当て、一番芝居にし難い部分、でも、一番大切な部分を芝居にしてみました。』

パンフレットにこう書いてありましが、見事に表現出来ていたと思います。目に見えない人の想いは、意味深な言葉にしてみたところで空虚でしかありません・・・。派手なパフォーマンスで表そうとしたところで、観てる側は白けるだけ・・・。だからといって日常的な言葉と地味な演出で表現したとしても、また違うでしょう。 『何』が必要なのか?その答えは観ている私にはわかりませんでしたが、花鳥の公演からは見事に『想い』が伝わってきて涙を拭う事さえも出来ませんでした。

 

妻と娘を亡くし、その事により生きる希望を亡くした小説家。。。

1週間もの間、倒壊したビルの下敷きになっている家族の『救出』をただ待つ事しか出来ないサラリーマン。。。

報われない想いに耐え切れず『私の安全は誰が守ってくれるんですか!』と叫ばずにはいられなかった警察官。。。

誰かの為に!その想いから自警団団長を務める元SP。

 

多くの登場人物の中で特に気になった四人です。シリアス面を担当された四人と言い換えても良いかもしれません。コメディー系担当の他の人物達ももちろん良かったんですが、きっと私の暗い性格ゆえでしょう。こちらの方々に惹かれてしまいました・・・。 中でも『私の安全は誰が守ってくれるんですか!』と韓国人が不審な動きをしていると言う噂話のエピソードに胸が詰まりました。。。

市民を守るのが警察官の仕事です。しかし警察官も人である事には変わりなく、でも大震災の後という非日常の危険な世界であっても警察官としての義務は果たさなければなりません。警察官『だから』安全なんて事は決してない、警察官『だから』心が強いなんて事も決してない。『私の安全は誰が守ってくれるんですか!』っていうのは凄く人間らしいと感じたんです。。。

それから韓国人が不審な動きをしていると言う噂話のエピソードもね、、、堪らなかったですね。関東大震災の時に実際にあったわけですし。。。 今回の物語では中林さん演じる自警団団長が自分の判断ミスを認めて噂に端を発する悲しい事件には発展しませんでしたが、自分のミスを認めれる人って中々いませんからね・・・。 『自分を信じない』=『自信を持たない』私には考えられない事ですが、『自分を信じる』=『自信を持つ』事が重要だと思われている世の中である以上、これは仕方が無い事で、マイノリティーである私があわせるしか方法は無いんでしょうね。。。

シリアスな処ばかりを書いてしまいましたが、ラストはタイトルにあるように『希望』気付くハッピーエンドでした。

 

最近良く考える事なんですが、『希望』も『絶望』も含めてあらゆる相反する事柄は今この瞬間、ありとあらゆる場所に同時に存在してると思うんです。だから『もう絶望しかない!』とか『希望が見つかった!』なっていうのはちがうんでないの?って思うんですよね。

大切な事はまず『気付き』であって、次に自分の意識・想いを『どこにフォーカスするか』って事なのではないかと思っていて、花鳥の公演を観てその思いを更に強くした次第なんです。

 

簡単に言えば「気付けば『青い鳥』はいつも身近にいた」って事ですけどね☆

 


・追記

今回は親交のある役者さんが多数参加されていたので本文の方では別の視点から書く事にしました。舞台の感想と親交のある役者さん、気になった役者さんについての感想って一緒に書いちゃうと意味不明になりやすいので避けてるんです。と言いつつ分けても意味不明多数なんですがね(大汗

さて今回参加された親交のある役者さんは

・中林さん: 自警団団長を演じられました。初っ端から「何こいつ!」と思ってしまうくらいいやな感じの自警団団長でもう脱帽でした。何より良かったのは自分のミスを認めるシーン。凄く微妙な心理が何か手にとるように感じられて、ミスを認めて謝罪する姿が最高にかっこよかったです。男たるものはこうでなきゃ!なんて感化されちゃいました☆

・西地さん: N.Yから駆けつけた貿易会社のサラリーマンって設定でしたが、天然?っぽいりアクションと地面を転げまわる様が最高でした☆ 感想ではシリアス面しか書きませんでしたが西地さんを筆頭にコメディ担当(?)の方々がいたからこその感動ってのは十分感じております♪ほほえましいエピソードに生きる上で一番重要な食についてのエピソードも欠かせないものでしたからね。

・後藤さん: ゲスト出演と言う事でどんな役かと思っていたらラスト間際に登場。被災地に慰問に来た政治家とは!☆ いやぁ〜あの政治家をデフォルメしたキャラ大好きになっちゃいました♪私が持ってる政治家イメージにかなり近かったですよ(笑

・有川さん: すいませんorz 日曜日しか行く事が出来なくて拝見できませんでした(涙

・桧山さん: 日曜のみしか行けなかったので桧山さんも拝見できないかと思っていたのに政治家の妻として登場されてたんでラッキーでした♪とっても素敵でしたよ☆ でも日曜以外のバージョンはもっと違ってたんですよねorz あぁそちらも観たかった(涙

 

 

 


mera_m777 at 16:29│Comments(0)TrackBack(0)

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