読んだ気になるブックレビュー(ビジネス書、ベストセラー中心の書評ブログ)

本当に面白いお勧め本を紹介します。ビジネス書やベストセラー中心のブックレビュー(書評)ブログです。

【映画レビュー】可もなく不可もなく惹きもなく:バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

映画レビューです。

評価:★なし
※ミシュラン方式の3段階評価です。

アメコミいやアメリカヒーロー映画の2枚看板バットマンとスーパーマンの対決です。
監督は「300」「ウォッチメン」「マン・オブ・スティール」のザック・スナイダー。

ザック・スナイダー監督というとバイオレントでダークな作風。
彼が監督の場合だと、ヒーロー物でもやっぱり暗くて暴力描写すごいんだろうなーと予想がついてしまいます。
この作品の前作「マン・オブ・スティール」もヒーローエンターテイメントというよりはかなり暗めな作品でした。
ヒーロー物の中でも、かなり陽なスーパーマン(マン・オブ・スティール)もあれだけダークなコンプレックスムービーにできる、ザックのブラック力?もさすがではありましたが。

ご存知だと思いますが、アメコミには2つの大手会社「DCコミック」と「マーベル」があります。
DCにはスーパーマン、バットマン等々のヒーロー達がいてマーベルにはアイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマン等々のヒーローがいます。それぞれピンでも活躍しているのですが、「アベンジャーズ」のようなヒーロー大集合作品があり、クロスオーバー作品といわれています。
マーベルのクロスオーバー作品が「アベンジャーズ」、DCのクロスオーバーが「ジャスティスリーグ」。
マーベルのアベンジャーズ映画化のヒットに対抗してかわかりませんが、DCの「ジャスティスリーグも」2017年から映画化されます。ジャスティスリーグの入り口の作品として今回のバットマン vs スーパーマンがあるわけです。だからタイトルもジャスティスの誕生となっているわけですね。

「ジャスティスリーグシリーズ」としてはマン・オブ・スティールから開始されています。スーパーマン役のヘンリー・カヴィルはマン・オブ・スティールと本作でも一緒ですし、ジャスティスリーグでも続投が予定されているようです。
アベンジャーズシリーズと比較すると、ザック流の暗くバイオレントな作風のためエンターテイメントに徹していず、カタルシスや爽快感を感じるつくりにはなっていません。エンターテイメント性はアベンジャーズに軍配が上がるでしょう。鑑賞時に家族連れのお子様は微妙な表情で退出していました、ご両親の映画のチョイスにも疑問がありますが、エンターテイメント性は彼らの表情が率直な評価でしょう。

ではストーリー性はどうでしょうか。バットマンの登場により、近年のクリストファーノーランの偉大なるバットマンと比較してしまいますが、クリストファーノーランシリーズの特に「ダークナイト」と比較するとストーリーラインは薄くかなり霞んでしまいます。悪くもないストーリーなのですが、ジャスティスリーグのプリクエル(前日譚)なんですよ、まずは登場人物の紹介をさせてねというような顔合わせをメインとしたサラッとしたストーリーです。

バットマンとスーパーマンの対決理由もマン・オブ・スティールでスーパーマンが敵と対決した際に、数千人の被害を出し、その中にバットマンの中身のブルースウェインの会社でビルの倒壊や従業員の被害があったという、ちょっと薄めのきっかけ。もう一つの理由として人類がコントロールできない超人的な存在がヒーローだとしても、いつ人類を裏切るかわからないという点なのです。きっかけの両方ともが規模の大小は別としてバットマン自身にも当てはまる事だとは思うのですが…、今回のバットマンもョーカーとの戦い後という設定なのでバットマン自身も同じような被害をだし同じような迫害を受けているんじゃなかったんだっけ?という気がしてなりません。本当はそういう事は建前で単純にスーパーマンの存在が気に食わなかっただけ?なんじゃないかなとも思えます。

そしてバットマンのルックスもクリスチャン・ベールのストイックでスリムマッチョな残像が残っているので、今回のベン・アフレックのバットマンは横の幅が広がりムッチリした印象です。バットマンの正面が映し出される度にそのムッチリしたシルエットに違和感を覚えます。

後半に強敵が現れ、クライマックスのシーンがあるのですが、なんでこんなドキドキしないんだろう、緊迫感や切迫感が感じられません。ジャスティスリーグがあるから、どうせ善玉が勝つんでしょという安心感があるからという部分もあるのかもしれませんが。あまり比較してもしょうがないのですが、クリストファーノーランとクリスチャン・ベールのバットマンと比較すると、クリストファーノーラン&クリスチャン・ベールを超えることは難しそうだなという印象です。
ジャスティスリーグに登場するヒーロー候補の顔みせ(ほんの瞬間ですが)もありますが、彼らがピンで映画になるのはジャスティスリーグ後の予定のようです。次作のジャスティスリーグで初登場となるわけですが、消化し切れるんだろうかストーリー的にジャスティスリーグにもすでに不安が…期待値はダダ下がりですね。
多分、惰性でジャスティスリーグも観ちゃうんだろうけど、あまり期待できないなーという印象を持ちました。スターウォーズ(SW)のプリクエル(機↓供↓掘砲鬘咤廚世らといって惰性で見る感じに近いですね。もうすでにそんな期待値って、あーもったいない。

クロスオーバー作品として一定の成功をしている「アベンジャーズ」もエイジオブウルトロンで失速しました、シビルウォーで持ち直して欲しいのですが、「ジャスティスリーグ」も上映前からすでに期待薄な状態になってしまっていて…、うーん残念だなー。期待を裏切って「ジャスティスリーグ」面白くなってくれないかな。
良い点を言うと上映時間が2時間半弱という長時間ですが、それなりに飽きなく見終えることができました。また、ワンダーウーマン役のガル・ガドットが綺麗でした…それと比較してスーパーマンの恋人ロイス・レイン役のエイミー・アダムスの微妙さが際立ちましたが…。

ザック作品でも「ウォッチメン」はダークで絶望的なストーリーと監督の作風がマッチし、とても良い作品となっていましたが、正統派ヒーロー物をディレクションするのはザックは向いていないのかな。残念ですが、次のジャスティスリーグは予想外に面白い作品になる事を期待しています。観ても損はない映画だとは思いますが、エンタテイメント性やデートムービーとしての期待はしないほうがよいですね。

【映画レビュー】あの名作もしっかりリブート:クリード チャンプを継ぐ男

映画レビューです。

あのロッキーのリブート(スピンオフ?)作品、クリードです。
今年はリブート作品が豊作ですね。
SW(スターウォーズ)、ターミネーター、ロッキーと全て名作なのですが、いずれの作品も続編でコケてしまっています。

ロッキーもなんとか許容できるのはEP4まで、あとは無かった事にしたい作品でしょう。
近々でロッキーのEP1〜4を見直しましたが、やはりEP2以降は作品としてのパワーがかなり落ちますね…。
EP5やファイナルは惰性で過去の遺産に頼った作品といわざる得ないでしょう。

SWはプリクエル(前日譚という意味でEP1,2,3を指す)で作品自体が暗黒面に陥り、ターミネーターも3以降は本当の意味での黒歴史
となりましたが、賛否両輪はあると思いますが、SWはEP7やターミネーターはジェニシスで見事にリブートしました。

さてさて、ロッキーはどうかというと…続きを読む

【映画レビュー】インタステラー:ハリウッド式旧角川SF映画

映画レビューです。

評価:★なし
※ミシュラン方式の3段階評価です。

不朽の名作ダークナイトで観客の心をわしづかみにしながら、世紀の凡作ダークナイト ライジングで観客の期待を見事に裏切ったクリストファー・ノーランの監督作品。
ダークナイトライジングの日本語サブタイトルが「伝説が、終わる。」確かに、ダークナイトという伝説的な作品を、退屈な続編で終わらせたと皮肉に思ったものです。
私の評価では作風を見るとダークナイトがまぐれあたりの名作で、ダークナイト ライジングが実力なのではという気がしています。

そんな、クリストファー・ノーランのSF作品インターステラー、タイトルを見てステラおばさんを思い出しましたが、interstellar 惑星間のという意味らしいですが、ホンダの新車みたいな名前ですね。
ストーリーは世界的な食糧難で、農業以外の技術が衰退した世界で元宇宙飛行士の主人公がとあるきっかけで、人類を救うための極秘計画を発見して…といった内容です。

さてこの映画のキーワードは
「食糧難、地球脱出、コールドスリープ、ワームホール、相対性理論、重力、異なる位相の存在、ブラックホール」
これで主人公が草刈正雄だったら1970年代の小松左京原作を映画化した角川映画ですよね、なんだか古い、でなくて懐かしい。星新一のショートショートを何作かつなぐと出来上がるような気もします。
相対性理論なんかを科学のムック本で分かったつもりになった、中学2年生が興奮しそうな高尚なテーマとキーワードです。

この監督の特徴として作品が長い。本作も2時間半を超える長作ですが、飽きさせない造りにはなっていますが、全体的には70年代の角川SF映画をバジェットをかけてブラッシュアップし、ゼログラビティのエッセンスをかけてレンジでチンしました的な全体的な薄さと、ラストの感動の無さが印象的でした。中途半端に科学用語に高尚さを求めて深みが全くない、高尚な作品を目指して薄っぺらくなるなら、同じ予算で徹底的なエンターテイメントにしてほしかったなー。

まー文句ばかりを書きましたがクリストファー・ノーランの期待値が高すぎた愛情の裏返しだと思ってください。でも、もう期待しないとは思います、やっぱダークナイトはまぐれだったんだなー。
この映画で良かった点は、出てくるスターウォーズでいうR2D2的なロボットがユニークだった点です。なかなか、いい働きをしていました。でもそこまでユニークではないので期待はしすぎないでください。

フォローではないですが2時間半の間を持たせる映画ですし、それなりにSFで高尚雰囲気ではありますが名作では…ないなー。

ブックレビュー:社会人英語部の衝撃/確かに衝撃かも!?の本

久々のブックレビューです。

センセーショナルなタイトルの本書社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録

評価:なし

私がこの本で「衝撃」を受けたのはサブタイトルと内容の差です。
私がサブタイトルをつけるとすると
「京大出身勉強強者のスパルタTOEIC満点道」
です。
サブタイトルは誰がつけたのかは分かりませんがセールスの為とはいえ、ミスリードが激しいですね。

サブタイトルを見ると
「英語がダメダメな社会人が奮起し英語勉強を決意、供に励まし合いながらTOEIC900点集団になる」
というイメージですが、本書の内容は
「京大出身で800点のスコアを持つ著者がTOEICで満点(990点)を目指すために、英語部を創る。方針にあわない脱落者は続出するも、入部以前より900点近いスコアを持つTOEICマニアが集結し900点集団となる」
という内容です。
この英語部では参加者の受験した毎回のスコアを公表して競わせる方式をとり女子部員の多くが辞めていったとの事。一昔前のスパルタ学習塾のような方式です、こういう環境で勉強してきたんだろうな〜。

日本と一部の国のみで、普及率が高いが欠陥も多く、国際的には認知度が低いと言われているTOEICというテストで満点を目指す理由が何度読んでも理解できませんでした。
採用する側として言わせてもらえば新卒でない限り900点以上のスコアをもっていれば、それで十分評価されます。仮に900点と990点を比較しどちらかを採用する場合は、よっぽどの英語専門職でない限り、実務経験や能力を優先して採用をするので、900点でも990点でもキャリア的には意味がないんですけどね〜。900点をとってから990点を取るために2年も費やす著者の努力には頭が下がりますが共感はできんな、やはり。
全体的に残念なのは、満点を目指すあまりに、内容が英語力UPというよりはTOEIC攻略に重きが置かれている点です。まー、英語力というよりはTOEIC満点という事自体に意味を見出してる本なのでしょうがないのでしょうが。

以前紹介したイングリッシュ・モンスターの最強英語術も効率無視の求道的な方でしたがTOEICにハマる人の共通点は求道的という事になるのでしょうか。
でも、イングリッシュ・モンスターの最強英語術は英語本というよりは、イングリッシュモンスターの奇異な半生記としては面白かったですけどね。

この手の本って、実用的な本ではないが英語勉強の学習欲を上げるモチベーション本か実用的なノウハウが満載のノウハウ本かのどちらかに該当するのですが、本書は著者に共感しにくくモチベーションUPもイマイチでノウハウもパラパラとしかなく、中途半端な印象があります。

最後に良いところを書くと、音声を多量に聞くだけでとか本を大量に読むだけでといったような、ファンタジーな英語学手法でなくTOEIC公式問題集をひたすらこなすといった、忍耐はいるけれども現実的な方法を紹介しています。また、TOEICスコアが300〜400点の人が900点代を目指すには、毎日2時間程度の勉強を少なくとも3年、長ければ10年!続けなければいけないという、英語を気楽に始めようとする人には、良くも悪くも「不都合な真実」を伝えている点です。

立ち読みをして、感性があう方にはお勧めします。
私にはこの暑さと求道心はあいませんでした…。

【映画レビュー】リベンジマッチ:スターローンとデニーロの殴り合い?

映画レビューです。

往年のスター、シルベスタ・スターローンとロバート・デ・ニーロがボクシングで対決。
しかも二人ともアラセブ(アラウンド セブンティ)。

エクスペンダブルズ以降のスタローンは、自分の痛々しさを割り切って、あえて勝負している気がしています。
自分のみっともなさも売りにする、その意気やよし、なんか清々しい気がします。

評価は★(3段階評価)、普通にというか結構面白いです。楽しめました。
※評価方式ミシュラン方式に変えました。

今回のリベンジマッチも目玉はアラセブのスターローンとデニーロのボクシング、そしてヒロインは60代のキムベイシンガーという設定自体がシュールすぎる。そしてそのシュールさもパロディにし敢えてやっている往年のスターたちの懐の深さを感じます。

70を目前としてまだビルドアップされているスタローンの肉体、多分ボディダブルはしてないと思います。そして、70代にしてはいい体をしているが、脂のコッテリのりまくったデニーロの肉体。
スタローンは「巨乳、ブラはつけないのか」というように劇中で突っ込みます。
お互いのポンコツ?さや設定のご無体さもきっちりネタにしてます。

クライマックスもボクシングシーンもロッキーを彷彿させる懐かしい構成ですが、改めてみると渾身のパンチをこんなに何発も打ち合ったら、現実だと死んじゃうよね‥なんてことも思っちゃいますが、そういう面も含めニヤニヤして見れます。

色々と突っ込みどころは満載ですが、この映画なかなか楽しめます。アメリカではこのキャストと設定の映画に対して「豪華なキャストも薄いシナリオで台無し」というような”極上の料理にはちみつをかけるがごとき批評”もあるようですが、まあそういう原理主義的な池には「真面目か」とでも言っておけばいいでしょう。

監督もコメディ中心に成功しているピーター・シーガル、予告編も明らかにコメディ使用。
改めて考えるとコメディとは銘打たずにシュチューションの面白さや、それを飲み込んだ登場人物のセリフも秀逸でなかなかのコメディ作品だと思います。もちろん、映画は芸術性やしっかりとしたシナリオがないと認めないという、海原雄山的な芸術原理主義の方にはおすすめしませんが。
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