ショットバー のんびりウイスキーを楽しむ空間

池袋東口にひっそりと佇んでいるバーテンダーの日記です。 お酒の事、おつまみのこと、日々の仕事のことなどをつぶやいています。

朝から元気いっぱい

曇り空ですが、蒸し暑さがなくて、さわやかな朝です。

ランチのハヤシライスに、いつもはピクルスを添えているのですが、今日は、70年もの間、三代にわたってかき混ぜ続けてきたという、老舗八百屋ご自慢のぬか漬けキュウリとカブを添えます。

試食を兼ねて、朝のまかない飯にしました。

試食にしては、多いかもしれませんね。
なにせ、このぬか漬けはべらぼうに旨いもんだから、自分でも食べたい一品なんです。

本日のハヤシソースと、サンマの塩焼き缶詰、インスタント味噌汁で、豪華な朝食になりました。

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店頭ディスプレイに、今日から招き子猫が登場します。
よく見ると、店内のストリングカーテンの向こうで、母猫が祈っているのが見えると思います。

この祈り猫、招き猫は、五十数年来の友人が、開店祝いにくれたものです。
かわいいので、カウンターの中に置いたり、客席に置いたりしてみたのですが、今回の置き方が一番しっくりと来ます。

初めて営業の最前線に立つ子猫の無事を祈っている。

そういう、設定にしてみました。

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今日も、ランチからスタートします。
 

バーバリー15年

常連のお客様から、素敵なタータンチェックのラベルのスコッチをお預かりしました。

バーバリーの15年です。
液面低下も、滓もまったくありませんから、状態は極めて良いように見えます。

昔、その方の父上がいただいて、そのまま床の間に積み上げてあったのだそうです。
来週、ウイスキー好きの方をマーリンズバーでもてなすので、その時に開栓してほしいとのことでした。

このスコッチは1980から1990年代前半に流通した高級ブレンデッドウイスキーですから、多分コルクは折れると思います。
ウイスキー特級の表示がされていないので、90年代前半と思われます。
20年以上前のモノになりますから、コルクを中に落とさずに、全部引き上げて、シリコンの栓をすることになると思います。
うまく全部引き上げることができるかどうか、そういうことも含めて、古酒の開栓は実に楽しいイベントです。

何杯か、お客様がお飲みになったあとは、お店に寄贈してくれるということですから、ご希望の方にお飲みいただこうと思います。

調べてみると、バーバリーは、ハイランドモルトをキーモルトにしているらしいので、まろやかで飲みやすい、バランスの取れたブレンデッドなのかな、と興味津々です。
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二十世紀末の記憶:ホワイトホース8年


日本で、ウイスキーをロックで、バーのカウンターで飲むイメージを作り上げたのは、このウイスキーかもしれません。

若き日の、イッセー尾形の一人芝居CMを見つけましたので、ここに貼っておきます。


1908年に英国王室御用達となったこのブランドは、一般的に言えば、味に甘みがあり、ストレート、ロック、水割り、ハイボールと、いろいろな飲み方に適していると思います。
スコッチのピート香が苦手な人でも飲みやすいと思います。
 
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今では、ごく普通の金属製スクリューキャップですが、これを発明したのがホワイトホースであったといわれています(1926年)。

ホワイトホース8年は当店に二本、未開封で在庫しています。
一つは、アルコール度数40度、700ml。
もう一つは、度数43度、750ml。こちらがイッセー尾形のCMで使われているボトルです。
700mlは、新しいタイプです。

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このウイスキーが日本国内で人気になった背景としては、1989年の、ウイスキー特級表示の廃止、すなわち、200%以上の税金が改定され、国産の高級ウイスキー(サントリークレスト、ローヤルなど)と同水準になったこととが挙げられます。

ちょっと横道にそれますが、サントリークレストは、響17年と同じころ、響より一つ下という位置づけで販売されましたので、今でいうと響12年と同レベルと位置付けられるでしょう。

今の、国産プレミアムウイスキー人気からいうと、響12年とホワイトホース8年(12年より下という位置づけ)が同じとは想像できないかもしれませんが、1990年代は、それまで高嶺の花であった本場のスコッチウイスキーが、手の届くところに来たということで、人気がありました。
当時は会社務めをしていた私も、ボーナスでホワイトホース8年を買って、自室で飲んだことを思い出しました。
 
上記のことより、このホワイトホース8年は、43度のほう(写真左)が、1989年~1995年前後、40度(写真右)が、1990年代半ばから20世紀末(2000年頃)と推定されます。

オールドボトルというには、年数が短いですが、十数年~二十数年前の、プチオールドボトルという感じでしょうか。

ですから、希少価値というのは特にありませんが、今となってはなかなか手に入らない、昭和の記憶を持つスコッチウイスキーということで、そのうち封を切って、一杯700円でご提供したいな、と思っています。

白い馬が、競馬の重賞で勝ったときがいいんだけど、白い馬は競馬で見たことないですね。

なにか、機会を見てぜひ、開栓したいと思います。

古酒開栓ダンヒルオールドマスター

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ダンヒルオールドマスターが、出入り口近くの棚でひっそりと眠っています。

以下ネットからのコピペ
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 ボトルは1845年にダンヒル家のためにデザインされたモデルのレプリカ。左右非対
 称でやや歪んだ形をしているのは、当時はまだボトル製造技術が未熟で、暖炉の熱
 で片側が溶けたためという。さらにボトルには全て通し番号入り。ボトルに添付さ
 れている登録証で登録すると証明書が発行され、ロンドンのダンヒル本店に保管さ
 れているダンヒル・オールド・マスターの名簿に記載される。
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当店のボトルの通しナンバーは、D31755. 

1982年に発売されています。
1985年頃からは、Dが縦長の、ダンヒルのロゴに変わりましたから、これはそれ以前の一番初期のものでしょう。
日本では1987年に発売されたそうです。
だから、この一本は海外から買ってきたものでしょう。

なぜ、こんなものが私の手元にあるかというと、父親が全くアルコールを受け付けない体質であること、田舎の一軒家であり、いただきものをいくらでもしまっておく押入れがあること、これがすべてです。

当時、外国旅行というのは、とても贅沢なことでした。
そして、スコッチウイスキーは極めて高価でしたが、現地で購入すると比較的安く買えました。
3本まで、無税で持ち帰ることができた時代です。
4本目からは、購入価格の3倍くらい(記憶が不確かですが・・・・・・)の税金を払わなくてはなりませんでした。
だから、海外旅行のお土産は、とびっきり高価なウイスキーというのが定番でした。
ちなみに、日本でダンヒルオールドマスターの縦長ロゴの新ラベルで発売されたときは三万円だったそうです。

250%の高課税がかかっているので、本体価格は8000円くらいでしょう。

開栓していないので、味は不明です。
ただ、ウイスキースキの方のブログを読むと、驚くほどおいしいという記述がありますし、ダンヒルが、最高品質にこだわってIDV社に特注したブレンデッドということですから、おいしいでしょう。

これを飲んだら、ダンディになれるんでしょうか。
ま、そんな期待を少しだけしながら、ちびちびとやってみましょうか。
近々、開栓するつもりです。 

スイング? それともロック?

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常連さんが、仕事を一緒にしている方をお二人連れて、御来店くださいました。 一人は、イギリス人。オーダーは、ビール。 もう一人は、アメリカ人。オーダーは、ジャックダニエルのロック。 三人の会話は全部日本語でした。 イギリス人もアメリカ人も、まるで日本に生まれ育ったかのように自由に日本語で、会話を楽しんでいました。 常連さんがイギリス人に 「スコッチウイスキーじゃないの?」 答え。 「海外にいるときに、日本人は日本酒をオーダーする?」 すっごく日本語が上手いというか、日本人の発音と全然聞き分けられないです。 せっかくネイティブの英語使いがお二人もいるので、以前から気になっていたことを聞いてみました(もちろん、ネイティブのジャパニーズで)。 ジョニーウォーカースイングをつついて、ユラユラと揺れるのを、みてもらって、 「スイングっていうと、ブーンと振り回すようなイメージがあるんだけど、こういう揺れもスイングでしょうか?」 アメリカ人 「Swing でもいいけど、Rock(ロッキングチェアのロック)かなぁ」 イギリス人 同意。 でも、ロックだと、ウイスキーの飲み方とか、BGMのこととか、違うニュアンスも感じられるので、スイングを選んだのかな。 勘だけど、そんな気がします。 【今日わかったこと】 ユラユラと揺れるということで、スイングまたはロック。 スイングには何かでつるすなど、固定点があって、そことつながっていて動きがあるときというニュアンスが多少強いのかな、というのが今日の気づきです。  ジョニーウォーカースイングをロックで飲んで酔ったら、ブーンと強くゆれるのか、ゆらゆらと揺蕩うようにゆれるのか、あなたの感覚は、スイング、それともロック? 今宵、ジョニーウォーカーを久しぶりに一杯いかがでしょうか。

新規入棚 アバフェルディ12年

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ハイランドのシングルモルトが新たに入棚しました。
アバフェルディ12年です。

グラスからの香りは、柑橘系のさわやかさを感じます。
口に含むと、甘味があり、そのあとで苦み、酸味などが来て、スコッチ特有のピートの香はうっすらと感じます。

これがシングルモルト? と思うほどにバランスがとれていて、のみやすいです。

ぜひお試しください。

ホワイトホース

ホワイトホース ファインオールドのビンが様変わりしました。
写真の真ん中のモノが新しいビンです。

ホワイトホース12年と比べると、そっちよりも背が高いんです。

当店においてあるウイスキーで一番背が高いのは、マッカラン12年です。
その次が、ブッカーズ、その次がホワイトホースということになります。
スクリューキャップの白馬のデザインも変わりまして、いかにも溌溂とした白い馬のイメージになったような気がして、私はこのボトルのデザインは素敵だなと思います。

でも、これまでのどっしりとしたデザインもなかなかのものなので、このビンはしばらく棚に置いて飾っておこうと思います。
 
白い馬が野原を駆け抜ける映像のCMでご記憶の方も多いと思います。
味に甘味があり、ストレートでもスムーズに飲めるおいしいブレンデッドスコッチだと思います。

アイラモルトの一つであるラガヴーリンをキーモルトにしているため、磯の香(ヨード臭)もしますが、すぐに甘い香りが広がってきます。
ウイスキーをあまり飲んだことがないという方には、まず、これをおすすめすることが多いです。
ホワイトホースなら、ストレート、ロック、水割り、ハイボールと、どの飲み方でもスーッと受け入れていただけるような気がしています。
 
新しいビンのホワイトホースと12年を飲み比べてみるのも面白いと思います。
口の中で広がるシェリーっぽい甘さは共通ですが、12年はラガヴーリンのほかに、スペイサイドのモルトも使っているので、ヨード臭はかなり抑えられています。
別のブレンドと考えたほうがいいのかもしれません。
 
ホワイトホースの名前の由来は、スコットランド軍の定宿であった「白馬亭」からきているそうです。この旅籠はスコットランド人にとって自由と独立の象徴で、のちには英国王室御用達となったそうです。

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イチゴのプレザーブ

今日も、フルーツのことを書きます。
よろしくお付き合いください。

ウイスキーのフレーバーを語るとき、スパイシーとならんで使われるのがフルーティー。
ウイスキーは、フルーツとよく合う酒だと思います。

バーテンダーの腕というのは、カクテルを作る技術以外でいうと、そのままでも美味しいウイスキーを「飲む」という体験に、どれくらいのサプライズを盛り込めるかだと思っています。

だから、見た目は普通のオレンジやレモンを、東京で手に入る一番いいものにすれば、気が付く人は「あれ? このレモン、美味しいね」というサプライズに出会います。
カシスオレンジは、いいオレンジが手に入らないなら、オレンジは飾りません。
オレンジが飾ってあったら、ぜひ、食べてみてください。

私の店では、長年付き合っている友人が八百屋をしていて(レストランや料亭への納品がメインです)、一番いいものを毎週届けてくれますので、野菜とフルーツを使ったメニューが、一人でこじんまりとやってるバーの割にはそろっていると思います。

明日、長崎県の、小粒でとても甘い極上のイチゴを使ったプレザーブ(砂糖でさっと煮るもの、ジャムほど加熱しないもの)を作ります。 この季節だけの美味です。

いい素材を手に入れるところで、美味しいかどうかが決まります。
バーテンダーは調理人ではないので、あれこれと味変をすることは、私はしません。
やろうとしても、できません。
いい素材と出会ったときに、バーという空間で、お客様に喜んでもらえるようなおつまみと季節のカクテルを考えるところが、私の仕事です。

イチゴのプレザーブをローズマリー風味のラスクに載せれば、素朴で滋味深いスイーツになりますが、ウイスキーには合わないと思うので、おつまみにはしません。
バニラアイスのトッピングと、ウォッカのソーダ割りのトッピングにします。

イチゴをおつまみにするのなら、カマンベールチーズと生のイチゴを組み合わせます。
金属のカクテルピックでこの二つを刺すと、見た目もお洒落なおつまみになります。
アイラモルトのウイスキー以外なら、バーボンでもスコッチでもアイリッシュでもカナディアンでも、お酒の味がおいしくなります。

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フルーツ

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今日使う予定のフルーツたち。
 
 トマトは、旨味と甘味があり、しっかりした味です。
これなら、冷やしトマトで、いけます。

アボカドは、最高の品を八百屋が届けてくれました。 

花見酒

昨日は日曜、定休日でした。

300円均一ショップを覗いたら、手ごろな大きさのエアープラントが売られていました。
小さなかごに入れて飾りたくなり購入。

東池袋三丁目にある西友の隣の公園では、桜が見ごろでした。
西友に戻って、カップ酒を買いました。
一人花見をしている人が、4,5人いました。

一人ぼっちでいることを楽しみました。
お酒のほどよい酔いが心地よいです。



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