続いているSNSへの動画投稿に端を発したトラブルに、心痛めています。

本来人と人をつなぐコミュニケーションツールだったはずのSNSなのに、どうしてコミュニケーションを遠ざけ相互理解を阻む方向に使われてしまうのか。

やりきれない気持ちでいたら、ふとある絵本を思い出し、引っ張り出してきて読みました。

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「白い矢と桜色の矢」。今は亡き小野亮平さんが、この世に残したメッセージ。

以前「そば処花野」で、ひいさんにいただいた絵本です。

舞台は古代吉備。温羅と吉備津彦の戦争の真っ最中。

それぞれの陣営で相手を殺すために働いていた白い矢と桜色の矢は、ある日空中で衝突し地面に落ちます。そこで、初めてお互いが美しく、同じ父親から生まれた兄妹だったことに気づきます。そして、話し合っているうちに、考えを改めていきます。

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温羅は困った人を助けるため、城をつくり、みんなを守っていること。
ミコトは、村人を守るため、命をかけて、戦っていること。
どうやら、とんでもない誤解が、この戦いを、まねいたらしい。


そして二本の矢は、戦いを終わらせるために動き始めます。

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うん 僕 もっと強く 賢い矢として 生まれ変わりたい!
勝つためじゃなく 戦いを終わらせるための矢として。
争うって 悲しいよ。


みんなそれぞれ、自分の正義を持っているけれど、それは普遍的なものではなくて、個別正義に過ぎない。それぞれが己の正義をぶつけるだけでは、やがて決裂し戦争になってしまう。

流されない強い心を持って、お互いを尊重し合いながら争いを終わらせる方向に働ける主体になっていこう。

それが、小野さんが残した我々へのメッセージだったのではないかと思います。

♪ 悲しいね 悲しいね 悲しいね 争うばかりじゃ 悲しいね(渡辺美里「悲しいね」)

(今回SNSで炎上した2つの事例について、自分なりの思いを吐露してみようと書き始めたのですが、何の意味もない駄文に終わってしまいました。)


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