中学生メルの哲学レンズ

『嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する』(スピノザ)
13歳、アスペルガー(ADHDハイブリッド)の女子が、気に入った本などを書いていきます。

『マキアヴェッリ語録』

・面白さ   ★★★★☆
・読みやすさ  ★★★★☆
・本のポイント
中世イタリアの思想家マキアヴェッリの語録。経営者やリーダーの人が読むといいかも。

・気になった箇所

「人を率いて行くほどの者ならば、常に考慮しておくことの一つは、人の恨みは悪行からだけでなく善行からも生まれるということである。
心からの善意で為されたことが、しばしば結果としては悪を生み、それによって人の恨みを買うことが少なくないからである。
このような場合の善行は、まったく、善意によってそれを為したものの、仇になってしか帰ってこないものだ。」(95ページ)

「指導者ならば誰でも、次のことは心しておかねばならない。
それは、個人でも国家でも同じだが、相手を絶望と怒りに駆りたてるほど痛めつけてはならないということだ。
徹底的に痛めつけられたと感じた者は、もはや他に道なしという思いで、やみくもな反撃や復讐に出るものだからである。」(118ページ)

とても面白いのですが、この本、読み過ぎには注意です。

かなり非情だと思ってしまうことが書かれているので、これを全て本当に実践してしまったら、周りの人から「この人、人間じゃない…」「情がなさすぎる」と思われてしまうことになりかねません。

あくまで参考程度にしておきましょう。 

(でも、経営者って時には非情なこともしなければいけないから、大変だよね…
お疲れ様です。) 

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塾のチラシ、自分で作ってみた!

 私の家は新聞を取っています。
その中に折込チラシが入っているのですが、もうすぐ新年度が始まるこの時期は、塾のチラシが大量に入ってきます。

そこで、塾のチラシっぽいものを自分で作ってみました。

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Illustratorでぱぱっと作ったので色々と雑です。
そして、何故か赤い文字がぼやけるという訳の分からない現象まで起こっています。
女の子のイラストは、下書き、ペン入れ、色塗り含めて10分で描いたので、ベタ塗り&線が汚いです。
本当はもっと上手いはず(笑)

〇〇大学何人とか、合格実績No.1とか。
よくありますよね~。
でも、どういう基準でNo.1なのかよくわかりませんし、どこの塾もNo.1と言っているので、どこが本当の1位なのか謎です。

塾の文言って、本当不思議ですね(笑)

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通知表に関する考察

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学校に通う者なら、嫌でも必ず貰わなければいけない物。
それを見て喜ぶ者もいれば、「人生終わった…」などと絶望する者もいる…
様々な物語を見ることが出来る紙。
それが通知表。

↑なんか中二病っぽいですね(笑) 
私も先日、通知表を貰いました。

普通の通知表は、54321で評価する欄があったりしますよね。
その隣に身長、体重や生活態度などの項目があったり。

ですが、私はテストを受けていないので、評価のつけようがありません。
54321の数字の代わりに、今学期みんなが勉強した内容が書かれています。
各教科ごと丁寧に書かれていました。

先生、お疲れ様でした(T_T) 

そして、通知表に関することで気になったのが「どうして、他のみんなはそこまで通知表の評価にこだわるのか?」ということです。

評価が悪かったら、親に怒られるから?
それとも、自分のプライドが傷つくから?
将来が心配だから?

理由はいろいろあると思います。

ですが、私は、そんなに気にしなくてもいいんじゃないかと思ってます。

親に怒られる?
通知表やテストの点数だけで子どもを評価しようとする親は、大した人間ではありません。

自分のプライドが傷つく?
学校の中だけで自分の価値を決めようとしているということは、まだまだ世界が狭い証拠でしょう。

将来が心配?
学生時代の評価なんて、大人になったらそんなに気にしなくなると思いますよ。
点数が悪くても十分生きていけるはずです。

あとは、進学のこと。
みんな内申点を気にしてます。
点をつける先生の顔色を伺いながら、好きでもない教科をいやいややってますよね。
一体、こんな気持ちで勉強して、なんの役に立つのでしょう。
でも、そういうシステムだから、従わざるを得ない。特に公立を志望する人は。
親の経済力もありますしね。

そんなしがらみをとっぱらった上での私からの提案です。
「自分を受け入れてくれない学校は、自分に合う学校ではない。」
こう考えたらどうでしょう?

通知表だけで自分を評価してしまう。
それはとても残念なことで、自分を過小評価する癖が身についてしまうかもしれません。
学校って本当はものすごく狭いところで、世界を見てみると、もっと自分を高く評価してくれる場所や人が存在するはずです。

だから、狭い場所だけで自分の価値を決めないでおきたいものです。
もったいなすぎるので(笑)

それと、通知表がなくても進学しやすい仕組みを考えて下さいね。大人の皆さん。

photo credit: Matthias Neugebauer 1-2-3-4-5 via photopin (license)

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【閲覧注意】なぜ私は仮面が好きなのか

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私は仮面がとても好きです!
この間、東京に行ったときに、国立博物館でたまたま金春(こんぱる)家の能面と能装束が特別展示されていていました。
(博物館に連れて行ってくれた方が、とても博識で、詳しく解説して頂きました。ありがとうございました。)
撮影可能だったので、沢山写真を撮ってきました。 

ふと思ったのですが、私はなぜ仮面が好きなんでしょうか?
分析してみようと思います。
ちなみに私は能面だけではなく、伎楽面、神楽面、鬼瓦から、洋風の仮面、アフリカの仮面などなど、仮面全体が好きなのです。

なんでこんなに惹かれるんでしょうかね。

考えられるのが、仮面は顔が動かないから好き、ということです。
私は発達障害なのですが、カウンセリングをするときは、表情が豊かなカウンセラーよりも、あまり表情が変化しないカウンセラーのほうが安心して話せたりします。

つまり、仮面は顔の微妙な表情の変化を読み取る必要がないので、リラックスして見ることができると考えました。

能面などは無表情なので、多くの方は怖いと感じるかもしれませんが、意外に発達障害の人たちには怖くないのかもしれません。
実際、知り合いの発達障害の傾向がある人は、仮面が好きだったりします。
不思議ですね。

発達心理学の研究者の方、共同研究しませんか(笑)


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『モンテーニュ エセー』

・面白さ   ★★★★★
・読みやすさ  ★★★★☆
・本のポイント
元祖エッセイ。ボエシの親友のモンテーニュが書いたもの。
    
        
・気になった箇所

一方の得が、他方の損になる

「アテナイの人デマデスが、その町のある男を有罪とした。埋葬に必要な品々を商っているというけれど、暴利をむさぼっているし、おまけに、たくさんの人が死ぬことで利益を得ているのではないかというのだ。でも、この判決はまちがっているように思われる。というのも、なにごとも他方が損することで、はじめて一方が儲かるのであって、デマデスのように考えてしまったら、あらゆる利益を有罪とする必要が生じてしまうではないか。
若い人たちが浪費してくれるから、商人は商売が繁盛するのだし、麦の価格があがれば農民が、建物がこわれれば建築家がもうかるのだ。そして、裁判官や検察官だって、訴訟やもめごとがあればこそ、商売が成り立つのである。聖職者の名誉とか仕事にしても、われわれの死や悪徳のおかげではないか。「医者ならば、友人が健康であっても喜ぶようなことはないし、兵士ならば、自分の町の平和でもうれしくはない」と、ギリシアの喜劇詩人は言っている。もっと悪いことには、人が、その心の奥底を探ってみるなら、心のなかで願っていることの大部分が、他人を犠牲にすることで生まれ、はぐくまれていることに気付づくはずだ。」

確かに、ものごとは誰かの犠牲の上で成り立っていますよね。
受験だって、誰かが落ちているから、自分が合格しているわけだし。
というか、犠牲者を出したことがない人間はいない。
そう私は考えています。

この本はエッセイの元祖です。「エッセイ」という言葉は、題名の「エセー」が語源と言われています。
(元祖と言っても、『徒然草』とか『枕草子』のほうが先なんですけどね(笑))

わざと難しく書いていなくて、偉そうにも書いていない。
人間のドロドロした部分を、正直に描いているところがとても好きでした。

※私は『モンテーニュ エセー抄』宮下志朗編訳 みすず書房 を読みましたが、絶版なので、中公クラシックスのものを載せておきます。

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『知的複眼思考法』

・面白さ   ★★★★☆
・読みやすさ  ★★★★☆
・本のポイント
就職協定や偏差値問題などの社会問題から、複眼思考法のポイントを知ることができる本。
    
        
・気になった箇所

「塾と学校を、それぞれケースとして比べてみたとしましょう。塾も学校もクラスの集団としての均質性はいずれも同じくらいと見てよいでしょう。しかし、所属への強制力は違います。塾だったらやめようと思えば簡単にやめられますから、学校のほうが所属の強制力は強いでしょう。」(260ページ)

「あるいは、同じ中学校でも、私立と公立の比較という、これまた別の種類のケースで比較するのもいいでしょう。中学の場合であれば、私立校から公立校に転校することはそれほど難しくないでしょう。その反対に、いったん公立中学に行っている子どもが、学年の途中から私立を受け直すことは難しいはずです。つまり、公立中学校のほうが私立よりもいじめが起きやすいとすれば、集団所属の強制力が原因であると考えることができるかもしれません。」(260~261ページ)

常識にとらわれた単眼思考をいつまでも続けるんじゃなくて、自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考えてみようよ~ といった感じでしょうか。

実を言うと、知的複眼思考法のポイントより、“知的複眼法を分かりやすくするための例題”のエピソードのほうが面白いと感じてしまいました(笑)

著者は東大出身で、現在はオックスフォード大学の教授です。
思考法も勿論ためになりましたが、寄り道のエピソードも面白く書いてしまうという技術が素晴らしいと思いました。 
 

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『僕とツンデレとハイデガー』

・面白さ   ★★★☆☆
・読みやすさ  ★★★★★
・本のポイント
またまたラノベっぽい本。今度はハーレム系。萌えアニメ好きの方におすすめかな(笑)
    
        
・気になった箇所

「 わたしは、理性は人間の行動の原動力にはならないと思う。
人間は、なにかの対象から快や苦を予測すると、快を取りこもうとしたり、苦を避けようとしたりする。そこで理性による推論がなされて、その結果、わたしたちの行動が決まる。でもこの場合、行動を決めているのはなんだろう。理性による推論は、快や苦に感じる情念の、後にくるものなんだよね。
もしなんの衝動も感じない対象だったら、そこにあるのはただ理性による分析だけ。でもそれだと人間のふるまいになんの影響もあたえることはできない。
だから、本当のことをいうと情動のないところに人間の行為はない。それどころか理性が意志を妨げたりすることもできず、実は理性は情念の奴隷でしかないし、またそうあるべきものなんです。」(124ページ)

『ニーチェが京都にやってきて 17歳の私に哲学のこと教えてくれた』に出てくる哲学者は、みんなかっこいい男性でしたが、こちらは可愛い女子高生ですね。

個性豊かな女子高生が哲学のことを教えてくれる、なかなかいいですね。
キャラのおかげか、内容が頭にするっと入ってきます(笑) 
 
※上の写真の表紙は、文庫化されて改変されたものです。私が読んだのは、文庫化される前のものです。

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『ニーチェが京都にやってきて 17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』

・面白さ   ★★★☆☆
・読みやすさ  ★★★★★
・本のポイント
哲学の本というか、ラノベに近い印象。ラノベ好きな人にオススメの哲学入門書。
    
        
・気になった箇所

「科学は研究や理解するのに訓練が必要です。例えばある一定の数式を理解出来るスキルがあったり、知識を持っていないと判断できないじゃないですか。
“哲学史”を理解するには知識も必要だろうけど“哲学”はどうでしょう? 僕たちは哲学に関して大した知識を持っていなくても、考えることができますよね。
自分がどうして生きているのだとか、自分は何者なんだろうとか。答えは出ないとしても、考えて誰かと話し合うことが出来る。つまり知識や資格がなくても、誰しも追求することが出来るんです。」(314ページ)

悩んでいる主人公が、哲学でだんだん大切なことを知っていくという、王道ストーリーです。

普段はボカロ小説やラノベばっかり読んでるけど、哲学がちょっと気になるな…と考えている中高生にはとてもいい一冊です。
もちろんそう考えている大人にも。
これを読み、もっと哲学を知りたい!と思ったら、最後の文献一覧の中から気になる哲学者の本を覗いてみたらどうでしょうか。


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メルのプロフィール


名前:メル(女)

年齢:13歳(中学1年)

住所:九州・熊本県

教室に入りたくなくて、保健室登校を続けています。
哲学、アニメ(魔法少女系)、perfumeなどが大好きです。

メール:satsumeru@gmail.com
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