中学生メルの哲学レンズ

『嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する』(スピノザ)
13歳、アスペルガー(ADHDハイブリッド)の女子が、気に入った本などを書いていきます。

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』

・面白さ    ★★★★☆
・読みやすさ ★★★★★
・本のポイント
今大流行中の本。様々な文豪たちの多彩な文体を真似し、カップ焼きそばの作り方を説明している。

・気になった箇所

「   星新一
「よし、できたぞ」
エヌ氏は得意げな表情で顔をあげた。手には白い四角形の箱を持っていた。
「私の計算が正しければ、お湯を入れて五分したら完成するはずだ」
箱の中にお湯をいれると、熱が逃げないようにフタをしめた。五分後、エヌ氏がフタをひらいてお湯をすてると、素晴らしい麺ができあがっていた。
「成功だ、焼きそばになっている」
声を上げてよろこぶと、エヌ氏はソースをかけてそれを食べた。
「これを売れば大儲けになるぞ。名前は何にしよう」
エヌ氏は知らなかった。それが「カップ焼きそば」という名前ですでに売られていることを。」(96ページ)

星新一の所を抜き出しました。
すごーく似ていますね(笑)

というか読んでいて気付きましたが、「◯◯風の文体でカップ焼きそばの作り方を書いてみた」というものより、「◯◯の元からあった文章を、カップ焼きそばの作り方に変えた」という感じのものが多いですね。
夏目漱石やシェイクスピア、沢木耕太郎などがそうでした。

とにかく載っている文豪の数が多いので、様々な本に手を出すきっかけになればいいですね。
中には、ヒカキンや星野源など誰でも知っていそうな人や、求人広告、迷惑メールなどの変わったものもあるので、そんなに本を読まない方でも充分に楽しめると思いますよ。

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対話的で主体的な深い学び?

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前回のアクティブラーニングについての続き(?)です。

アクティブラーニングでは、仲間や教師との対話を中心として生徒に深く学ばせようとしていますよね。
ですが、対話を通して「深い学び」をする以前の問題があったりします。

例えば、自分と話す人とで、日常的に使っている言葉が違っていたり。
(言語ではなく、概念での話です。)
小5か小6で、友達とディスカッションをしていた時、私は「理論」という言葉を用いて話しました。
私は普段から使っている言葉でしたが、友達は意味を知らず、話が噛み合いません。

想像してみて下さい。
小5、6年生に「理論ってなに?」と聞かれた時、あなたは素早く答えることができますか?
難しいですよね。
そもそも、「理論」の意味を分かりやすく説明できる人自体少ないでしょう。
「理論」は「理論」でしかありませんからね(笑)

このように、対話に支障をきたしてしまうことがあるわけです。
そして話す相手が、自分が必要としている情報を持っていないかもしれません。
深い話ができない相手かもしれません。
つまり、対話する人によっては「深い学び」に繋がらないことがあり得る、ということです。

ちなみに、私の「深い学び」を手助けしてくれるツールは、本です。
クラスメイトや先生達と対話するだけでは到底手に入れられないような情報や知識が、本には沢山詰まっています。
そして私は、話し言葉は頭から抜け落ちてしまう(記憶に残らない)、という特性を持っています。
なので、対話を通して学ぶより、活字から学んだ方が効率が良いのです。

アクティブラーニングを否定しているわけではありません。
その教育法で伸びる生徒もいるでしょうし。
私にとっては都合が悪いですけどね(笑)

皆さんもこの機会に、流行りのアクティブラーニングについて、そして対話することについて、考えてみたらいかがでしょうか?

photo credit: Universalmuseum Joanneum Terry Winters @ Kunsthaus Graz via photopin (license)

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『心はなぜ不自由なのか』

・面白さ    ★★★★★
・読みやすさ ★★★★☆
・本のポイント
人間の自由意志についての見解が覆される。人の自由を妨げるものについて深く掘り下げていく。

・気になった箇所

「自由は目の前に広がる選択肢の数だとすれば、不自由はその選択肢を与えられながら、それを封じられた数の関数です。つまり、目の前の対象を手に入れる自由の裏には、それを手に入れられない不自由がありますし、いまを遊び楽しむ自由の裏には、何かのために遊び楽しめない不自由があります。端的に言って、自由の数だけ不自由がある。そうだとすれば、皮肉なことに、人間は自由になればなるほど、不自由にもなるということになります。
文明が進み、目の前の選択肢が広がって、それに比例して欲望が肥大していくとき、人が頭のなかで描く自由度は高まり、しかし現実に味わう不自由度も高まるというのが、多くの人の現実なのかもしれません。それでははたして幸せになれるのかどうか。こんなふうに考えていけば、何か不安な結末が予感されてしまいます。」(213~214ページ)

確かにそうかもしれませんね。

例えば、何処かの遊園地に遊びに行ったとします。
自分は自由に楽しく遊んでいますが、その裏には従業員の方たちが働いています。
従業員の方たちが園内を掃除したり行列を整理しているからこそ、自分が自由に遊べる訳ですね。
それはつまり、従業員の方々の自由を奪っていることになります。

自由と不自由は天秤にかけているようなものなのでしょうか。
誰かは自由になれば、誰かが不自由になる。
しょうがないことなのかもしれません。

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アクティブラーニングに一言。

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今教育業界で流行りのアクティブラーニングですが、現役中学生として少し言いたいことがあります。
(※アクティブラーニングとは、学修者主体の学習手法の一つであり、学修者が能動的に(アクティブ)に学修(ラーニング)に参加する学習法の総称です。)

アクティブラーニングについて、「アクティブラーニングは全能だ」とか言う方々が出てきています。
もう宗教化してしまっているようにも思えますが(笑)
どの教育法にも“完璧”“全能”などという言葉は当てはまりません。
必ずどこかに欠点があります。

アクティブラーニングの場合、とにかくアクティブに自分で動き回って学びに行かないといけない訳ですが。
「コミュニケーションが苦手」「人が多い所や音がうるさい所は苦手」などの理由で、その学習法では勉強したくない、伸びないという生徒がいることを忘れないで下さい。

私もそうです。
私は人と会話したり協力したりすることが苦手ですので、「アクティブラーニングをやれ」と言われたら断固として拒否するでしょう。
聴覚、視覚過敏でもありますし。
逆に、自分一人で黙々と本を読んだり問題を解いたりしている方が頭に入ります。

つまり、学習方法の多様性を認めてほしいということです。
例えば、アクティブラーニングで学ぶコースか、自分一人で静かに学ぶコースかを生徒に選ばせるなど。
アクティブラーニングと自習と両方やるコースがあってもいいですよね。
入ったコースが合わなかったら、別のコースに乗り換えOKという決まりがあればもっと良いですね。

全員が全く同じ学習法で学ばなければいけないという決まりはありません。
自分がこれと思ったやり方で学ぶというのが一番効果的なのではないかと思います。
自分の中で納得もいきますしね(^^)

photo credit: ThoroughlyReviewed Reading Book Study Student - Must link to https://thoroughlyreviewed.com via photopin (license)

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仕事のパフォーマンスと私生活

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ミュージシャンや芸能人のプライベートのスキャンダル。
週刊誌やニュースのエンタメ欄では、数え切れないほどのスキャンダルが載っています。

不倫などで話題になってしまった芸能人は至る所でバッシングされ、更には芸能界を引退してしまう人もいますよね。

例を挙げると、ゲスの極み乙女。の川谷絵音さん。
不倫騒動で一時期話題になりました。
一回は活動を自粛してしまいましたよね。
ですが、あの人が作る音楽はとても素晴らしい物ばかりです。
“天才”とでも言うべきでしょうか。
私は川谷さんの音楽は好きで、今でも聞いています。

日本のメディアの悪い癖として、「人のプライベートを暴露して、素晴らしい才能を潰してしまう」というものがあると私は思います。
もちろんそれを好んで買う人が多いというのもあるんですけどね。
「才能と人格は全くの別物で、一緒にしてはならない」
私はそう思っています。

例えば、思想家のジャン=ジャック・ルソーの場合。
ルソーはフランス革命に大きな影響を与えました。
革命の功績者と讃えられ、沢山の素晴らしい著作を残しています。

そんなルソーは、実は性格は腐った人間でした(笑)
愛人との間に生まれた5人の子どもを孤児院送りにし、街中でいきなり裸になる露出狂でした。

このように、どうしようもない人間であっても、現代までその著作は読み継がれています。
人間性ではなく、才能のほうを高く評価されたのでしょう。

実際にアメリカなどでは、プライベートと仕事は別物だという考えが根付いています。
正直に言いますが、日本は時代遅れであり、自分よりも優れた才能を持った人を妬み、プライベートを勝手に暴露して「酷い」と見下し、喜ぶような人間が沢山いるのです。

別にプライベートがどうなってても、仕事のパフォーマンスが良ければそれでいいじゃないですか。
「才能を持っている人は皆人格も良い」という考えは私は好きではありません。
有名人も一般人も、同じ人間ですから。

photo credit: Biblioteca Rector Machado y Nuñez "J.J. Rousseau" via photopin (license)

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『絶対に見られない世界の秘宝99』

・面白さ    ★★★★☆
・読みやすさ ★★★★★
・本のポイント
行方不明の秘宝や、言い伝えの中の宝などが紹介されている。歴史を頭に入れておくと、より楽しめる。

・気になった箇所

「そもそも人生とは何かを探し求める旅路のようなもの。愛する人、自分自身、生きる知恵、物質的な豊かさ、人や物事に対する敬意など、探し物は人によってさまざまだが、人生が探求の連続であることは誰しも同じだ。アーサー王伝説の聖杯から、『宝島』のフリント船長の宝箱や『ハリー・ポッターシリーズ』の分霊箱まで、失われた財宝探しは私たちの文化に繰り返し登場するモチーフでもある。」(8~9ページ)

コロンブスの航海日誌やテンプル騎士団の財宝、ロマノフ家のイースターエッグなど、すでに失われたり行方不明になってしまった秘宝の数々、話を聞いているだけでも心が踊りますね。
「もしかしたら私が見つけてしまうかも」と思ってしまいます(笑)

些細なミスでなくなってしまったものなど、笑えるエピソードも。
世界を冒険してみたくなりました(*^^*)

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『1984年』

・面白さ    ★★★★★
・読みやすさ ★★★☆☆
・本のポイント
1949年に発表された、ジョージ・オーウェル最後の著作。絶対的な存在がいて、洗脳や歴史の改ざんが普通になっている世界での話。拷問のシーンがあるので、苦手な方は注意!

・気になった箇所

「党は目と耳から得た証拠を拒否するように命ずる。それこそが党の最終的な、最も本質的な命令である。考えると気持ちの萎えることばかりだった――自分に敵対する力は足並みを揃えているだろう、討論をしようが党の知識人にいとも簡単に論破されてしまうだろう、微妙な議論にはついていけず、ましてや答えることなどまったく無理だろう。けれども、正しいのは自分なのだ! 党が間違っていて自分が正しい。明白なもの、馬鹿げたもの、そして真なるものは守らねばならない。自明の理は真実、死守するのだ! 実体のある世界は存在し、その法則は変わらない。石は硬く、水は湿っていて、支えられていない物体は地球の中心に向かって落ちる。オブライエンに話しかけるような、そして、重要な公理を発表するような気分で、彼は書いた――

自由とは2足す2が4であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。」(125ページ)

千葉の行き帰りの飛行機の中でガッツリ読んできました。

現在、私達みんなは、「2足す2が4であると言える自由」を手にしているのでしょうか?
自分が正しいと思ったことを正直に訴えることができているでしょうか?

私が小学3年生のとき、七夕で先生に「好きな願い事を自由に短冊にかいてね」と言われました。
その時、私は「死刑がなくなりますように」と書いたのです。
先生はそれを見て、「もっと子供らしいことを書きなさい!」と言いました。

公務員である先生からすると、自分のクラスから国の制度に異論を唱える子が出てくると具合が悪かったんでしょうか。
ですが、それは言論の統制ですよね…

皆さんはどう思いますか?

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台風の影響で…(´・ω・`)

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お久しぶりです!

台風の影響で飛行機が飛ばず、4日ほど空いてしまいました。
申し訳ないですm(_ _)m

今回の台風は大きかったですね~
しかも自転車並み?の速度で、びっくりしました。

今年は、私自身色んな所を飛び回っているので、更新が途切れることも多々あると思いますが、よろしくお願いします(*^^*)

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メルのプロフィール


名前:メル

年齢:13歳(中学2年)

住所:九州・熊本県

ただいま別室登校中です。
哲学、アニメ、perfumeなどが大好きです。

メール:satsumeru@gmail.com

Twitter:meru2029


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