・読みやすさ ★★★☆☆
・本の概要
1998年のノーベル経済学賞を受賞した、アマルティア・センの講演集。『経済学の再生――道徳哲学への回帰』の文庫版。
・気になった箇所
「自分が評価するものを獲得すること(または獲得する能力をもつということ)は、この点で幸福、豊かな生、自由といった他の評価項目と特に違うわけではない。したがって、幸福、豊かな生、自由などがそれぞれの客観的評価関数によって数値化されるなら、ほとんど同じようにして、自分が評価するものを獲得すること(もしくはその能力をもつこと)も適切な関数で数値化が可能である。評価対象である目的の性質とその根底にある問題は区別しなければならない。客観的な理論であったも、人々が実際に評価するものやそれを獲得するために必要な能力に重要な役割を与えることができる。」(69ページ)
一応、入門書という位置づけになっていますが、少し難しく感じました。
私はあまり経済学の知識を持っていないので、内容を吟味する以前に専門用語を理解するのが大変でした。
ですが、勉強しなおしてまたチャレンジしたい本です。
倫理学で扱うような主題を経済学で見るというのはとても興味深いので、とにかく経済学に沢山触れ、慣れてから読むと、また良い視点が得られるのではないかと思います。
・本の概要
1998年のノーベル経済学賞を受賞した、アマルティア・センの講演集。『経済学の再生――道徳哲学への回帰』の文庫版。
・気になった箇所
「自分が評価するものを獲得すること(または獲得する能力をもつということ)は、この点で幸福、豊かな生、自由といった他の評価項目と特に違うわけではない。したがって、幸福、豊かな生、自由などがそれぞれの客観的評価関数によって数値化されるなら、ほとんど同じようにして、自分が評価するものを獲得すること(もしくはその能力をもつこと)も適切な関数で数値化が可能である。評価対象である目的の性質とその根底にある問題は区別しなければならない。客観的な理論であったも、人々が実際に評価するものやそれを獲得するために必要な能力に重要な役割を与えることができる。」(69ページ)
一応、入門書という位置づけになっていますが、少し難しく感じました。
私はあまり経済学の知識を持っていないので、内容を吟味する以前に専門用語を理解するのが大変でした。
ですが、勉強しなおしてまたチャレンジしたい本です。
倫理学で扱うような主題を経済学で見るというのはとても興味深いので、とにかく経済学に沢山触れ、慣れてから読むと、また良い視点が得られるのではないかと思います。