2005年12月20日

お茶のためにデザインされた空間

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仕事なのですが、楽しみにしていた日が訪れました。R本木。聳ゆる摩天楼の麓をしばし歩いて、住宅街の方へ。
しばらく行くと、デザイン心十分なテナントビルが待っていました。
その一階が、今回、お邪魔するお店です。
看板(写真)はガラス張り。一見して何のお店なのか、分かりません。
セレクトショップなのか、地元のお金持ちたちのための隠れ家なのか。
ここは、お茶を楽しむ空間。きょうはそこで、お昼の御膳を試してみようという魂胆です。
ウインドウ脇の重たげなドアを開け、奥へ歩みを進めると、
中庭を背にしてカウンターだけのお店が現れます。
若い彼がおしぼりをサーブし(写真)、
「お昼の御膳でよろしいですか」と尋ねてくれます。
「お願いします」

しばらくすると、まずは汲み上げ豆腐が供されました。
「よろしければ、塩で召し上がってください」
こうすると、豆の味がよく分かるんですよね。
なかなか、いいですね。このあとが楽しみになりました。



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さて、二段になったわっぱが出され、ご飯と味噌汁が盛りつけられれます(写真)。
わっぱの蓋を取ると、一段目には、酒盗のようなもの
(たぶん違うと思うけど、そのような珍味系)と、
山椒のきいたじゃこ。
その下のわっぱに歯鶏に卵に、きのこ類、
茗荷の錫家のようなものなどが入っています。
茗荷はこの時期珍しいですね。

「ご飯はお代わりできますので、遠慮なく仰ってください」
そうですか。

味噌汁で口中を潤し、食べ始めていると、
大皿に漬け物が供されました(写真)。
「取り分けて、召し上がってください」
おお! 茄子の芥子づけが中央にある。
この小茄子の芥子づけの黄色い色。懐かしい。
子どもの頃、辛さにひぃひぃいいながら、食べたものです。
父の大好物であり、私の好物でもあります。
漬け物はどれもおいしかったのですが、この芥子づけは何度か
お皿に取り、従って、ご飯が進みました。
ああ、おいしい。

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食事が終わると、お茶が供されます。
「おうすにしますか。煎茶にしますか」
私はおうすにしてみましたが、煎茶もおいしそうです(写真)。
やがて、木箱の蓋が取られ、本日の菓子が目の前に現れます(写真)。
定番のもの、季節のもの、選ぶのが大変です。
私は、小さな球形をした「炭」(写真)を選びました。
中にはきな粉の餡が入っているのですが、周りは真っ黒。
ここに炭が使われているというのです。
甘いものが得意ではない私には、このくらいの小さい和菓子がちょうどいいですね。

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さて、お昼の御膳に和菓子とお茶のセットをつけたものはここまで。
今回は、体験してみようということで、このあとに玉露を頼みました。

茶葉がひたひたになる程度の、温めのお湯。
直径の大きな独特の急須の中には、茶葉しか見えません。
湯が入っているように見えないのです。
一煎目が目の前にやってきました。
ちいさな猪口のような器に二センチほどでしょうか。
そっと口に含みます。
おお! これは下々のお茶とは明らかに違う。
塩分を含んでいるような味をはっきりと感じます。
じっさいに塩分を含んでいるわけではないのでしょうけど。
しかし、ほんの少し口に含んだだけなのですが、
妙に落ち着きますね。

二煎目も同じように供されます。
すこし、塩分テイストが薄らいでいます。
しかし、ねっとりとした舌にまとわりつくような感覚は健在です。
ふぅ、おいしい。

これで終わりかなと思っていると、三煎目です。
今度は高温の湯で淹れられたものです。
またまた変化(へんげ)しました。
敢えて言うならば、私が知っているお茶のテイストに近くなったというか。

楽しかったですね、この変化は。

さて、店の彼が小皿を出しています。
どうするのかなと見ていると、私の手元にはポン酢と柚子が置かれます。
そして小皿にはいま淹れていた玉露の葉が分けられます。
「ポン酢と柚子でお召し上がりください」
お茶の葉を? なかなか面白いですね。どれどれ。
「普通のお茶だと、茎が当たって食べられたもんじゃないのですが、
玉露の葉はおいしいです」と彼。
一口。おお!、こりゃあ、おいしい。ほんのりと苦みがあって。
意識が覚醒する感じです。なかなかいいつまみにもなりそうです。
ここはお酒もあるんですよね。お昼なので、控えましたが。

なかなか面白い空間です。
お茶もおいしかった。機会があれば、また。


yajirusi2004年の今日の記事はこちら>>>「S古庵_2 スモークサーモンの一品」


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特に見あたりませんでした。

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