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銘柄:ワイルドターキー8年
生産地:アメリカ
熟成年数:8年以上
種類:バーボン
流通年代: 1990年代
内容量/度数:750ml/50.5%
評価:8.0/10点
オススメ度:A
※評価は5点を基準とし、オススメ度は価格も考慮した上でD〜Sにランク付け。

色:とても濃い琥珀

香り:良く熟した果実のエステリーさは艶がある。微かにハーバルでビター、心地良いスパイス、濃厚な樽感は甘く香ばしい。

味わい:滑らかで艶がありコクのある口当たり。凝縮された果実感とパワフルで小気味良いスパイス。香ばしい穀物感、メローなウッディネスが堪らない。骨格がしっかりとしていてフルボディ。ブラックチェリーやバニラ、焦がしたカラメルの甘くビターな満足感のある余韻は長い。

言わずと知れたバーボンの有名銘柄ワイルドターキー。

こんばんは、タロウです。

本日テイスティングするのはワイルドターキー8年、その1990年代流通品です。

七面鳥が正面を向いている、飲み手に向かって所謂メンチ切りかましているラベルなのが特徴。

1999年ラベルチェンジから現在に至るまで七面鳥はソッポを向き続けているのはご存知の通り。

この時代のワイルドターキーの評判は現在でも非常に高く、オールドバーボンラヴァーが愛してやまないボトルの一つ。
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当ブログは普段あまりバーボンレビューをしていないのですが、ワイルドターキーはこれまでにもいくつか取り上げています。

なんと言っても私がワイルドターキーを好きなこともありますが、やはり語れることが多くあるのも理由の一つ。

ワイルドターキーはバーボンウイスキーを語る上で外せませんから。逸話も多いですし。

その辺りの話は置いときまして、ワイルドターキー8年 メンチ切り(1990年代流通)のテイスティングを進めていきます。
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グラスに注げば、良い香り立ちと色合い!

最初に国際規格のテイスティンググラスへ注いだのですが、少し香りが立ちすぎて収斂してしまっているように感じたのでスニフターグラスへ移し替え。それが上の画像。

それではまず香りから。

良く熟した果実のエステリーさは艶がある。微かにハーバルでビター、心地良いスパイス、濃厚な樽感は甘く香ばしい。

期待の高まる香り立ちに満足しながら、徐に一口。

滑らかで艶がありコクのある口当たり。凝縮された果実感とパワフルで小気味良いスパイス。香ばしい穀物感、メローなウッディネスが堪らない。骨格がしっかりとしていてフルボディ。ブラックチェリーやバニラ、焦がしたカラメルの甘くビターな満足感のある余韻は長い。


とても美味しいウイスキーです。

香り、味わいともにパワフルなれど、しっかりと熟成感があります。

艶のある果実感、深みがありメローなウッディネス。ターキーらしいスパイシーさと甘苦くしっかりとしたボディ。

素晴らしい味わいですね……美味しい。

私は基本的にスコッチでは下手なオールドボトルより現行ボトルのフレッシュで鮮やかな果実感やクリーンな味わいを好んでいるのですが、オールドバーボンに関しては懐古主義に走ってしまうところがあります。

実際やはり、美味しい。古いバーボンはスタンダードでも美味しい。

この1990年代流通のバーボンも間違いなく美味しい。

ただ、ほんの数年前まで90年代バーボンは比較的安く取引されていましたが、現在では高騰の一途をたどっています。

味わいは確実にワンランク上の領域に到達しているものの、値段は現行の数倍というのもザラ。

そこまでの価値があるかと言われれば……難しいところだよね、と個人的には思ってます。


総評として、とてもおススメできる、素晴らしいバーボンウイスキーです。

パワフルでエステリー、深いウッディネスを備えた艶のある香味がたまりませんね。

ウイスキー好きであれば一度は経験していただきたい上質なバーボンの一つ。

どこかで味わう機会があれば是非にとおススメなボトルの紹介でした。

今日も今日とてウイスキー!

それではこの辺で。