Blue Stars

元「田舎移住者の星日記」です。 東京から美しい星空を求めて田舎へ移住した筆者が、星や自然、動物、田舎暮らしなどについて綴っています。

天文台からの帰り道

相変わらずの天文台勤務が続いています。
昨夜も帰宅は23時近く、なかなかハードな毎日です。

勤務先の西美濃天文台は、揖斐川上流の山奥にあります。
国道417号線を揖斐川に沿って北上し、横山ダムの湖岸をたどってゆくのですが、旧藤橋村の中心地である揖斐川町横山地区からは人家が一軒もありません。
当然ながら街灯もなく、ダム湖に沿った山深い急カーブの道が続きます。

コーナーを攻めるのが好きな車好き、バイク好きの方にとってはたまらない道かもしれませんが、一般のドライバーにとっては行けども行けども人家も街灯もなく、かなり不安に駆られる道であることは間違いありません。
交通量も少なく、横山ダムから11kmの区間内で一台も対向車に出会わないことも珍しくない道です。

昼間でも不安に駆られるこの道、天文台勤務を終えた私たち職員は、夜ごと深夜に走行します。
山奥ですので深い霧に包まれることも珍しくなく、雨の晩には視界が効かず、さらに雪の晩にはどこが道やらまったくわからなくなることもあります。

とはいえ、長年の間、走り続けてきた道ですので、体がコーナーの場所、カーブの深さなどを覚えていて、雪でも降らない限りはさほどの恐ろしさも感じず、天文台職員は通行しています。
でも、頼りになるのはヘッドライトのあかりだけ、動物の飛び出しも頻繁です。
タヌキやキツネが道を横切るのは可愛い方で、時には巨大なシカが道の真ん中に突っ立っていたりもします。
シカは体色が夜の闇に紛れやすく、注意していないとなかなか視認できません。
時には数頭のシカが飛び跳ねるようにして道を横断することもあり、過去にはシカに衝突して車を全損してしまた職員もいます。
もちろん人影はまったく見ません。
夜間には対向車に出会うことも稀です。
まあ、対向車はともかく、深夜にあの道で人影を見かけたなら、その方がよほど怖いですが…。
お化け、幽霊の類が怖い方にとっては、スリルいっぱいの道あろうと思います。

私は慣れていますので、そんな道をけっこうなスピードで走ります。
とはいえ動物を轢きたくはありませんので、注意は怠りません。
対向車も来ませんから、安全な場所では2車線の道の真ん中を走行し、もし動物が飛び出してきてもすぐに避けられるようにしています。
また動物の出没する場所は決まっていますので、そうした場所ではスピードを落として走ります。

道は、カーブの連続。
カーブの出口に落石があることもしばしばです。
大きな落石に乗り上げた場合、車を破損したりパンクする恐れもありますので、落石にも注意をしています。

いちばん恐ろしいのは雪の夜です。
凍結やスリップも怖いですが、何よりも路面は一面真っ白で車線も路肩もわかりません。
さらに正面から降りしきる雪で視界がまったく効かず、恐ろしいことこの上もないのです。
慣れている私でも、深夜の雪道だけは怖いです。
立往生したりスリップしてどこかに衝突しても、交通量が極端に少ないので誰も助けに来てはくれません。

とまあ、こんなことを書くと「そんな恐ろしい道を通ってプラネタリウムや天文台には行きたくない」なんて思われてしまいそうですね。
道は全面2車線の舗装路ですから、普通に気を付けて運転すればこれといって怖いことはありません。
ただし、上述したように夜間は動物や落石など思わぬ出来事に遭遇することもありますので、できるだけスピードを落として細心の注意を払い走行していただければ大丈夫です。
雨や雪、霧の夜は40km/h以下のスピードで走ってくださいね。

こんな道を、20年ほども走り続けてきました。
幸い、これまで事故やトラブルはありませんが、今後とも注意しながら安全運転に努めたいと思っています。

星のお仕事のこと、天文イベントのこと、菖蒲園など

忙しかったために、ブログの更新が滞ってしまいました。

20160628天文台

相変わらず、毎日、毎晩お仕事にいそしんでいます。
昨夜も天文台業務でした。
曇りだったので、プラネタリウム投影の後、天文台の60cm反射望遠鏡を見学し、研修室で星の講話を行いました。
明日も天文台業務が入っています。
天文台業務のある日は、帰宅するのが22時30分頃となり、なかなかに疲れます。
時期によってはこうした残業が毎晩のように続きますので、けっこう辛いものがあります。
でも、お客さんが楽しんでくれているようすを見るのは嬉しいものです。
プラネタリウムや天文台業務以外にもたくさんのお仕事があり、なかなか前に進まない仕事も多いので、精神的にも楽ではありません。

天文といえば、以前にちょこっと書きましたが、8月6日(土)、16時30分~27時まで、西美濃プラネタリウム・西美濃天文台の駐車場および芝生広場で『星空の集い in 藤橋』というイベントが開催されることになりました。
星好きの皆さんが自慢の望遠鏡を持ち寄って天文談義をしたり観望会を行おうというイベントで、主催は愛知県の天文ファンの方です。
行政は主催者ではなく、あくまで一般の天文ファンの方が自主的に行うイベントです。
とはいえ、できるだけ楽しめるものにしたいと思っていますので、私もできる限り協力するつもりです。
まだ詳細な内容は決まっていませんが、ぜひ皆さん、お出かけください。
最新情報は、このブログでお知らせするほか、すでにfacebookページが作成されていますので、そちらをご覧いただければと思います。

https://www.facebook.com/Hoshizora.no.tsudoi.in.Fujihashi/

さて、話は変わって…。
我が家の玄関先に、今年もレインリリーが咲きました。
なぜかコンクリートの間から毎年、芽を出すのですが、年々花の数が増えています。

20160629レインリリー01

小さな花ですが、なぜか心惹かれるものがあります。
今年は第1期の花が咲き終わり、いま咲いているのは第2期の花です。
梅雨の時期に咲く百合、レインリリーとはよくも名付けたものです。
写真は今朝、撮影しました。

花といえば、先日、大垣市の曽根城公園に菖蒲を見に行きました。
この公園には菖蒲園があって、毎年、菖蒲祭りが開催されます。

20160620菖蒲02

暑い日だったせいか、菖蒲はどれも、ややうなだれた感じでしたが、きれいでした。
写真の菖蒲には、バッタのような虫がとまっていますね。

20160620菖蒲03

紫の菖蒲。
なんだか豪華な雰囲気です。

20160620菖蒲04

水の中には、オタマジャクシやガムシの幼虫、ちょっと不気味ながら色鮮やかなヒルなどが生息していました。
そんな小さな生き物を探すのも楽しいものです。

もうすぐ6月も終わり。
本格的な夏がもうすぐですが、どうやら今年の夏も仕事漬けで終わりそうです…。

6月…空の風景より

梅雨空が続いていますが、晴れた日もけっこうあって、今のところはあまり陰性の梅雨という感じがしません。
とはいえ、豪雨で災害となるのも困りますが…。

晴れた日もそこそこあるので、きれいな夕焼けを見ることができる日も何日かありました。
また、雨の日でも雨雲のさまが面白かったりして、空を見るのはやはり飽きることがありません。

20160617夕焼け01

とある6月の夕方です。
静かで控えめな夕焼けが綺麗でした。
夏の夕焼けは、大気中の水蒸気が多いために豪華な印象になることが多いのですが、こんな静謐な夕暮れもいいものです。
田んぼに夕焼けが映っています。

20160517夕月01

夕暮れ時の月。
月齢が12~13の月は、夕方、東の方角に見えています。
太陽の光をほぼ正面から受けて、青空の中でとてもくっきりとした印象です。
こんな夕方の月も好きです。

20160624噴火してるみたい

職場から見た雨雲。
山が噴煙を吐いているようでもあり、竜が空へ昇ってゆくようでもあります。
昔の人は、こんな雲を見て、竜神が空へ昇ってゆくと考えていたようです。
旧藤橋村のお年寄りも、よくそんなことを言っていました。
雨の日でも、山奥の職場からは不思議な空の風景を見ることができます。

20160623夕雲田んぼ01

最後は、自宅横で撮影した壮麗な夕暮れです。
雲の形状がいい雰囲気で、いかにも6月の夕暮れという感じでした。
なかなか暮れない6月の夕暮れは大好きです。
逆に、見る間に暗くなってしんしんと冷え込んでくる冬の夕暮れは嫌いだなあ。
田んぼに映った夕焼けが綺麗でしょ。

雲や夕焼けを見るのは、星を見るのと同じぐらい好きです。
天界の描き出す風景は、時に壮麗で、時に繊細で、心動かされずにはいられません。
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