Blue Stars

元「田舎移住者の星日記」です。 東京から美しい星空を求めて田舎へ移住した筆者が、星や自然、動物、田舎暮らしなどについて綴っています。

今日も休日出勤

今日は、シフト上は休日でした。
でも、仕事は山積しています。
休みの日は電話もかかってきませんし、来客もありませんから、絶好の仕事日和です。
というわけで、休みと言っても仕事をしていることが多いのですが、今日も半日を仕事に費やしていました。

まずは、岐阜市内にいくつか用事があったので、バイクで出かけました。
繁華な市街地へ出かけるにはバイクは便利です。
駐車場を探すのに手間取ったり、渋滞に嵌ることがありません。
いくつかの教育施設を訪ねて、手早く用件を済ませてきました。

そのまま職場へ行き、近くの業者さんを訪ねました。
一日でも早く決裁文書を作りたい案件があったので、やはり多忙のために祝日でも仕事をしていたその業者さんと連絡を取って、必要な書類を作ってもらいました。
作ってもらった書類を職場に持ち帰り、決裁文書を作成すると、今度は別の業者さんに連絡を取り、やはり書類作成を依頼しました。
すぐにはできないとのことで、その書類は明日、持ってきてもらうことにしました。
作成した決裁文書を本庁に届け、いくつか細かい仕事を済ませて、15時に仕事は終了。

休日ということで、それ以上職場にいても仕事は進まないため、帰宅して遅い昼食を取りました。
バイクの走行距離は100km。
ずいぶん走り回ったものです。

夕方は自宅でギターを弾いたり音楽を聴いて過ごしました。
天気が良ければバイクでどこかへ出かけたいところでしたが、次第に雲が厚くなってお天気が怪しくなってきましたので、のんびりまったり過ごしました。

最近、休みの日は大抵はこんな感じです。
仕事ばかりしていて良くないなと思うのですが、休日と夜間に仕事をしないと追い付かないのです。
今年度はずっとこの調子で終わりそうです。
もちろん、休日に仕事をするのは本意ではありません。
でも、降りかかってくる火の粉は払わなければならず、不本意ながらこんな日々を過ごしています。
特に忙しいのは今月下旬。
さまざまな仕事が交錯し、考えるだけで頭がおかしくなりそうです。
でも、何とかこなしていくしかありません。

このようにリア充とは程遠い日々を送っているので、ブログにもあまりパッとしたことは書けず、読んで下さる皆さんには申し訳なく思っています。
来年になれば、もう少しは時間が取れるようになると思いますので、しばらくは投稿の間隔が開いてしまいがちなこと、コメントのお返事が遅くなることを、どうかお許しください。

今日は休日

今日は休日。
珍しく職場に顔を出さず、基本的に家で過ごしています。
午前8時に起床して10時に歯医者へ行き、帰路にちょこっとだけ業者さんの事務所に立ち寄って書類を手渡し、その後はずっと在宅です。
あ、雨降りながら、あまりに車が汚かったので洗車もしました。
基本的に車が汚いのは気にしないのですが、なんだか車体にうっすらと苔が生えてきましたので、さすがにこれはイカンだろうと思い、軽く水洗いしました。
あとは、溜まっていたブログのコメントへの返信を書きました。
仕事ばかりしていてあまり家にいないので、コメントへの返信がどうしても遅くなってしまい、読んで下さる方には申し訳ありません。
何とかほぼ全部のコメントにお返事を書くことができ、ホッとしました。
家内と娘は美容院へ出かけており、一人のんびりと溜まっている諸々のことがらをこなしています。
今は、伊勢正三さんのCDを聴きながら、このブログを書いているところです。
伊勢正三さんと言っても「誰?それ」という方が多いかもしれません。
元かぐや姫のリードギター、そして名曲「22歳の別れ」で知られる「風」を経て、現在はソロで活動しています。
私は昔から伊勢正三さんのファンで、コンサートにも出かけます。
CDを聴いていたらその気になって、ギターもちょっとだけ弾きました。
弦を替えていないので音はボロボロですが、また音楽もやりたいなあと思いました。
高校生の頃まではバンドを組んで、音楽活動もけっこうがんばっていたんですよ。
東京から岐阜へ引っ越してからは、音楽的な嗜好の合う仲間がいなくなってしまい、音楽活動はずっとお休みしています。
そのうち、Facebookにでも自作のピアノ曲でも投稿しようかな、なんて思ったりしています。
とにかくここ数年間は仕事に追われており、何もできません。
人生を仕事に捧げているようでバカバカしいことこの上ないのですが、定年まであと4年、最後の踏ん張りどころですので、がんばらなきゃなあと思っています。
でも、仕事量が多すぎて私一人の手に余るようになってきましたので困っています。
仕事なんてもう辞めてしまいたいと毎日思いますが、家族を養わなければならないのでそうもいきませんよね。
明日は仕事です。
明後日は休みのはずですが、仕事をしようと思っています。
人間って、どうしてこんなに働かなきゃならないんだろうなあ。
仕事は嫌いじゃないけど、夜も休日もなしに仕事をしているのは。人生を無駄にしているような気がしてなりません。

未公開観測記「嗚呼!寒風の中、七輪は燃えて」

 1978年1月3日(火)。

 目が覚めてみると20センチ以上の積雪である。昨夜遅くから雪になったらしい。
 雪は嫌いではないが、今夜は、しぶんぎ座流星群の極大日である。夜までには晴れて欲しいと思っていたら午後からみるみる青空が広がってきた。 夕方、Hayata隊員、チョイス氏の2名、観測の打ち合わせに来訪。観測場所は上仲原公園とすでに決まっているが、地面は一面の雪である。いつもの流星観測のように、地べたに寝転がって行うわけにはいかない。シートを敷くことも検討したが、それでも冷たいことには変わりないだろうということで、Hayata隊員の発案により、各自、椅子を用意して観測に臨むこととなった。

 夕食後仮眠を取り、24時に上仲原公園へ集合する。自転車で現地へ向かう道すがら見上げる夜空は快晴、東京都内とは思えないほどの豪華な星空だ。

 凍結した路面に何度か肝を冷やしながらたどり着いた上仲原公園は、白銀の世界であった。軽いアップダウンが連続する公園内は、ほとんど足跡のついていない新雪に覆われて、まさしく八甲田山さながらである。
 そんな公園に参集したメンバーは、ダニエル、N山、チョイス、Hayata隊員、じっちゃん、Tamiya、N嶋、バンティ、そして私の9名。誰もが思いきり着ぶくれし、しかも思い思いの色、デザインの椅子を担いでいるのが何とも笑える。
 「やっぱり椅子を持ってくるのは正解だったなあ」
 「観測はやっぱり椅子ですよ」
 しきりにうなずきあうHayata隊員、チョイス両氏であったが、椅子に加えてHayata隊員氏は、もうひとつ大きな荷物を抱えている。
 「これはねえ、うふふ」
Hayata隊員氏が雪の上にどんと置いたもの。それは何と七輪であった。
 「正月はやっぱこれですよ」
さらに荷を解くと、やかんに切り餅まで現れる。
 「暖を取れるし餅も食えるし、締め切った部屋の中じゃないから一酸化炭素中毒の心配もないし、観測に七輪は欠かせないねえ」
 理路整然としたHayata隊員の説明にうなずく皆であったが、
 「餅なんか焼いてたら観測にならないぢゃないか。みんな、もっと真面目にやろうヨ」
突然、生真面目な声がHayata隊員の説明を遮った。
 「N山さん!」
しょうちゃん帽をかぶったN山氏に視線が集中し・・・。やがて、
 「そう、ですね。さすがは副会長だ。言うことが違う」
がっくりとHayata隊員が肩を落とした。
 「わかればいいんダ。ボクたちはあくまで観測に来てるんだからネ。そこんとこ、忘れないようにしようネ」
 観測家の本懐とも言うべきN山氏の弁である。

 もしかしたらオレも餅の相伴に預かれるかもしれないなどとけしからぬことを夢想した自分を恥じながら、私も観測を開始する。
 さすがは年間三大流星群のひとつだ。かなりの出現である。椅子を丸く配置しグループ計数観測を行うが、リクライニングなどするはずのないその辺にある椅子のため、じきに首が痛くなる。腰も痛くなってくる。
 「椅子・・・あんまり良くないね」
 小声で言うチョイス氏に、
 「何を言うか。雪の上に寝ることを考えたら天国だぞ」
 Hayata隊員氏がなおも強気で答えているのが聞こえてくる。

 きりのいい時間を見計らってグループ計数観測から抜けた私は、写真を写し始める。空がいいので、トライXで10分程度の露出はかけられそうだ。
 皆から離れた場所に設置したカメラのシャッターを切って戻ってみると、なんとバンティ氏が私の椅子をどっかりと占拠してどいてくれぬ。
 「俺だけ椅子を持ってこなかったんだ。だからこの椅子は俺のものだ」
 などとズオーダー大帝の如き論理を展開しつつ、てこでも動かない。
 「全員、椅子持参、って電話で伝えたじゃねえかよ。それなのになんで持って来ねえんだよ、コラ」
そんな私の抗議に、もとより耳を貸すはずのない番園氏である。最後は、
 「でへへい」
お得意の奇声を発して空とぼける。

 いかにも理不尽であるが仕方ない。安住の地を追われた私は、雪の上に寝ころがり空を見上げる。しし座が南の空にかかり、北東の空には北斗七星が高く昇り始めている。
 ああ、ケツが冷てえと思っていると、突然、椅子に深く凭れていたN山氏がむっくりと身を起こした。先ほどから一言も発しないまま空を見上げていたN山氏である。寝てるんじゃねえの、などという囁きも聞こえていたが、少なくとも今は眠そうではない。それが、観測に燃えているからなのか、ぐっすり眠って英気を養ったためなのかは、本人以外誰も知らない。
荷物をごそごそやっていたN山氏、やおら大きな弁当箱、というか保温ジャーを取り出した。
 「腹が減っては観測にならないからネ」
 いそいそとジャーの蓋を取るN山氏。
 もわーっと盛大な湯気が立ち上った。
 おお! 他のメンバー全員からどよめきがおこる。
 愛母弁当。N山氏の必携品である。観測の際には必ずお母様が愛情こめて作ってくれた弁当を持参するのである。
 「ああ、あったかくてうまいなア。全身にうまさが染みわたるなア」
  独語しながら箸を使うN山氏に全員の視線が集中する。うまそうだ。真っ白いご飯に味噌汁までついている。
 「ちょっとでいいから、それ、分けてくれないかな」
N嶋氏が遠慮がちに言う。
 そんなN嶋氏を一瞥しただけで、中山氏はひたすら箸を使う。
 「N山さん。すごーく美味しそうですね、それ」
 「ああ、おいしいヨ」
 よだれを垂らさんばかりのHayata隊員のコメントに、N山氏の返答はいかにも素っ気ない。
 「あー、おいしかった。さて、観測、観測」
 衆人環視の中、素早く愛母弁当を腹中に納めたN山氏、ふたたび椅子に深く腰かける。もちろん空など見上げていない。幸福そうに閉じられた瞼が、彼の満足度を物語っている。
 「くそ!」
 いつもジェントルなHayata隊員がいまいましげな舌打ちをした。
 「こうなったらこっちもやるぞ」
 言うなり、七輪に網を乗せる。
 「餅か!」
 「おうよ。いつもN山さんだけが愛母弁当を喰ってやがってよ。いつか見返してやろうと思ってたんだ。で、こいつを(七輪と餅を指さす)持ってきたってわけよ。がはは」
 ああ、Hayata隊員の人格が変わってしまっている。ジェントルで学者然としたいつもの彼はどこにもいない。それにしても、他人の弁当を恨むのはいささか筋違いのような気もするが・・・。
 復讐の鬼と化したHayata隊員に恐れおののきつつ、爆睡しているN山氏を除いた全員が、七輪の上に並べられた餅を見つめている。もう誰も星など見ていない。皆の心の中にある言葉はただひとつ、「食欲」である。

 やがて、餅が焼ける美味そうな匂いがしてきた。ごくり。誰かが唾を飲みこむ音がする。
 「よーし。焼けたぞ」
 ぷっくりと膨らんだ餅を、Hayata隊員が箸でつかもうとしたそのとき。
 「お、餅かア。道理でいい匂いがすると思ったヨ」
  手がさっと伸びた。
 「ああ!」
  複数の悲痛な声が雪原に響く。
 一瞬の出来事であった。こんなに熱い餅をなぜそれほど素早く喰えるのかといぶかしむ間もなく、網に乗せたすべての餅がまたたくまになくなった。
 「弁当も美味いけど餅も美味いなア」
 「N山さん! 何ということを!」
 泣き声に近いHayata隊員の声。
 「こいつ、寝てたわけじゃねえのか」
 バンティ氏が低くうめいた。
 「なんちゅうーか、化け物じみたヤツだなあ」
 ダニエル氏の声は、すでに怒りも呆れも超越し、目の前に神を見るような響きさえ漂う。
 「い、いや、みんな。ま、まだ餅はある。焼くぞ。どんどん焼くぞ」
 気を取り直したHayata隊員氏が、ふたたび餅を網に並べる。身も凍る寒気の中に、香ばしい匂いが立ち上り始める。
 「もうすぐだ。もうすぐ喰えるぞ。みんな、もう少し待つんだ」
 血走った目で餅を見つめながらHayata隊員が呟いた。
 並んだ餅がいかにも美味そうにぷくんと膨れ、よーし、頃合だな。そう思ったとき。
 「あーっ!」
 「誰かこいつを押さえつけとけ!」
 「喰ったあ!」
 悲鳴と怒号が雪原を渡った。
 N山氏。一瞬の早業であった。たちまち餅を食い尽くす。
 「アア、美味かった。まだ餅、あるんだろ。ボクが火の番をしていてあげるから、どんどん焼いていいヨ。みんなは観測してていいからサ」
 午前3時。全員の気力と体力が一瞬のうちに消失した瞬間であった。

 流星は相変わらず頻々と出現する。が、空腹と虚無感に打ちのめされた我々は、一応は真面目に流星を数えはしているものの、凍死しそうな寒さも手伝い、ダラダラ感98%である。N山氏はと見れば、さすがに満腹したらしく、軽い寝息を立てている。
 空腹と空しさのうちに夜明けが近づいた。次第に青さを増してくる空に、暗い星から吸いこまれるように消えていく。
 「椅子でソリができるんじゃないかな」
 あまりの寒さと空腹で誰もが雪の上に力なくうずくまる中、不意にチョイス氏が呟いた。あたりを覆う沈滞感とはうらはらの軽い身のこなしで立ち上がると、自分のパイプ椅子を雪の斜面に据える。
 「危ないよ。おい」
 皆の声に軽く手を振ると、ごくさりげなく椅子に座り、次の瞬間にはそのまま斜面を滑り降りていた。後に残る雪けむり。パイプ椅子のシュプール。
 「おもしろいよ。みんなもやってみたら」
 寒気と飢餓で誰もがハイになっていたのだろう。夜明けまで「椅子ソリ」に全員が熱中、中には椅子の上に立ち上がり「椅子スキー」を試みる者まで輩出する。
 ひとしきり椅子ソリ、椅子スキーに燃え、体が暖まった頃。

 「すごいよ。見ろよ」
 じっちゃんが西の地平線を指さし、ぽつりと呟いた。そちらを見やった全員が感嘆の声を上げる。
 西の地平線に並ぶのは奥多摩から丹沢の連山。真っ白に雪化粧した山々を、朝日が鮮やかな薄紅に染め上げている。
 一面の雪景色の中に立ちすくみ、誰もが無言で荘厳ともいえる光景を見つめる。
 「餅は喰えなかったけど良かったな」
 凍てついた風の中、誰に言うともなく呟いたバンティ氏の声に、全員が遠い目をしてうなずいた。


☆1978年の正月ですから、ずいぶん以前の観測記です。
この頃の東大和天文同好会では流星観測が盛んで、年間に30夜以上の観測を行っていました。
この観測記は、1月早々の「しぶんぎ座流星群」を、東大和市内の上仲原公園で観測した際の思い出です。
当時、副会長だったN山氏の飽くなき食欲には驚かされますが、当時は投稿近郊の空は暗く、特にこの晩は雪の降った次の日だったこともあって素晴らしい透明度でした。
極大がシャープな「しぶんぎ座流星群」は、ちょうど極大時刻に当たらないと多くの流星を見ることはできないのですが、この晩はうまいこと極大が日本の夜に当たってくれたようで、美しい冬の星空に多くの流星が舞い、観測を堪能できました。
それにしても相変わらずおバカな東大和天文同好会です。
それでも流星天文学の発展に少しは寄与をしたと、今でも当時の観測には自負を抱いています。

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