Blue Stars

元「田舎移住者の星日記」です。 東京から美しい星空を求めて田舎へ移住した筆者が、星や自然、動物、田舎暮らしなどについて綴っています。

宿泊研修の体験学習…昼間と夜

相変わらず、毎晩の天文台勤務が続いています。
昨夜は、揖斐川町内の中学校の子どもたちが「ふじはし星の家」に宿泊研修に来て、昼間はさまざまな体験学習を行い、夜間はプラネタリウム観覧の後で天体観察というスケジュールでした。

体験といえば、私も昼間はときどき体験学習のお手伝いをさせてもらっています。
昨日は、「火おこし体験」と「野外炊事」を手伝わせてもらいました。
「火おこし体験」は、木の棒を板にこすり付けて摩擦で火を起こすものです。
道具は楽に火が起こせるように工夫してはあるものの、それでもなかなか難しく、上手に火を起こせなかった子もいました。
「野外炊事」は、野外に設けられたかまどで薪を燃やし、鍋でカレーを煮て、飯盒でご飯を焚く体験です。
熱いし煙いし大変なのですが、子どもたちはがんばって美味しいカレーを作ることができました。
私は薪の燃やし方やご飯の炊き具合の確認などを行いました。

さて、そうした昼間の体験も終わり、夕食を済ませて、子どもたちがプラネタリウムへやってきました。
昼間の体験で疲れたのでしょう、眠そうな子もいます。
なので、プラネタリウムは、前半が通常の星座解説、後半はフライトモードを使用した宇宙旅行としました。
フライトモードはダイナミックな動きとSFXのような映像が見られるため、子どもによっては大興奮してしまうのですが、昨夜はさすがに中学生で、それほど大騒ぎにはならずに済みました。

20160524研修室

天文台へ移動しますが、空の方は下り坂という予報通りクモクモです。
雲間から時折、星が覗く程度なので、一応、望遠鏡は起動しておき、研修室でOさんが宇宙とは何か、望遠鏡の構造などについて講義を行いました。

20160524天文台ドーム

その後、奇跡的に晴れてきましたので、ドームへ上がり、60㎝反射望遠鏡と20㎝屈折望遠鏡で木星を観望しました。
縞模様もちゃんと見えて、子どもたちは眠気も覚めたようでした。

片づけを済ませ、山道を走って帰宅したのは22時30分。
さすがに疲れます。
こういった生活が、ずっと続いています。
「プラネタリウムと天文台の職員」といえば、夢がある仕事のようですが、実際はこのように体力勝負の業務なのです。

今夜も天文台勤務です。
お天気が悪いので、今夜はプラネタリウムの後は、ちょっと眠いかもしれませんが星のお話になるでしょうか。

昨日も一人出勤。かすんだ空に太陽と月。

昨日も一人出勤でした。
天気が良かったのでお客様が多いかなと思っていましたが、さほどでもなく、それでも一日5回の投影をこなしました。
最後の方は疲れてきて、やや声もかすれがちになった気がしますが、何とかなりました。
でも、解説者は常時、本当は3人はほしいところです。
そうすれば、解説だけでなく展示の更新や昼間の天文台公開などもできますから。

黄砂なのかPM2.5なのか、空は昨日に引き続き真っ白。
でも、太陽の観測には支障はありません。

20160522sunzentai01

昨日の太陽Hα全体像です。
肉眼級の大きな黒点は、太陽の自転につれてだいぶ移動しました。
あと何日見られるかなというところです。
黒点周囲にはそこそこ活発な領域がありますが、全体としてはおとなしい黒点です。
太陽像の北の方には大きなダークフィラメントが見えています。
こういうの、ダークフィラメントというべきか、光球面に見えたプロミネンスというべきか、ちょっと迷います。
どちらも同じものなのですけど…。

20160522肉眼黒点01a

黒点周辺の拡大像です。
やはりそれほど活発な印象は受けません。
シーイングが非常に悪かったので写りは良くないです。

通常、透明度が悪い日はシーイングが良いのですが、ここ数日は透明度もシーイングもすぐれない日々が続いています。
ちょうど満月なので、これは真っ赤な満月が昇るところが見られるなと思いつつ、ちょうど天文台勤務もなかったので珍しく定時に帰路につきました。
帰宅した時刻にはまだ月が昇っていませんでしたので、ちょこっとメールのお返事書きなどをしていたのですが、ふと気づくとけっこう暗くなっています。
「やべ!」と思いつつ、カメラを持って家の外へ。
歩いて数分の場所へ行くと、マンションの上に赤い月が昇っていました。

20160522moon01

三脚を立てて望遠レンズで撮影。
本当は地上の景色も、もう少し色気のあるものを選びたかったのですが、ぐずぐずしていると月がどんどん昇ってきてしまいます。
まあ、単なるスナップ写真なのでいいやと思いつつ、とりあえず赤い月が昇っている写真は撮れました。

20160522moon拡大

こちらは300mm望遠レンズによる拡大です。
盆のような月というべきか、パンケーキのような月というべきか、どことなくおいしそうなお月さまではあります。

一人出勤と太陽・月

今日は解説者が私一人しか出勤しない日でした。
月に数回、こうしたことがあります。
西美濃プラネタリウムは全編生解説ですが、解説者は二人しかいません。
家庭の用事等でどうしても休まなければならないこともあります。
そうした場合は、一日3回投影の平日はともかくとして、一日5回投影の土日祝日も一人きりで解説しなければならないのです。

一回30分の解説を5回行うことは、想像以上に疲れます。
何といっても何もかも手動操作、肉声解説なのですから。
体調が良いときはともかく、風邪を引いていたりして体調が不良の時は悲惨そのものです。
といって、お客様に迷惑をかけてはいけません。
いかに体調が悪くても、解説はあくまでスムーズにマイルドに、流れるように行わなければならないのです。

というわけで、今日も5回の解説を行いました。
幸い、特に体調に問題はなく、お客様からも「良かった」という声をたくさんいただくことができました。

お天気は快晴。
でも空は白っぽく、黄砂の影響かなと思いました。

20160520sun白色01

太陽の撮影には支障はないので、晴れた日のルーチンとして天文台の太陽望遠鏡で撮影を行いました。
このところ、大きな黒点が出現しています。
上は、可視光で撮影した昨日の太陽面です。
黒点の大きさは、望遠鏡や双眼鏡を使わない肉眼でなんとか見える程度でしょうか。

20160520sun02

上は、水素の出すHαの波長で撮影した同じ日の太陽です。
可視光とはだいぶ様相が違いますね。
この黒点は、あとしばらくは楽しませてくれそうです。

20160521moon01

夕方、車で帰宅する途中、東の空には満月前の月が見えていました。
日没直後、東の空に昇った丸い月は風情があります。
これが都市部であれば、前景にビルの明かりなどを入れてカッコよく撮れるのですが、なにせ田舎なので山しか写すものがありません。
山だけではつまらないので、人の営みの感じられる家並みも構図に入れてみました。
もう少し早い時刻に撮れば、地上風景も明るく写せたのですが、仕事が終わるのが遅かったので…。

20160521moon02

今度は、正真正銘、山と月だけ。
今日のように透明度が悪い日は、かえって月の明るさが抑えられて、雰囲気良く撮ることができます。
道端で、構図も何も考えずに撮っているため、お恥ずかしい写真です。

明日も一人出勤です。
明日は日曜日なので、今日よりも忙しくなりそうです。
まあ、がんばるしかありません。
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