Blue Stars

東京から美しい星空を求めて田舎へ移住した筆者が、星や自然、動物、田舎暮らしなどについて綴っています。元プラネタリウム解説者・公開天文台学芸員。

アルネ君の思い出

「星空の美しい場所に住みたい」という夢を叶えて、東京から岐阜県藤橋村へ移住しました。
移住後、最初に飼った動物はウサギでした。
東京在住中はペット禁止の家に住んでいましたので、動物が大好きだった私たち家族ですが、飼うことができずにいたのです。

アルネ君01

白黒模様のそのウサギ、藤橋小中学校のウサギ小屋で生まれました。
その頃、藤橋小中学校ではウサギが増えすぎて困っており、頼まれもしないのに、時間があるとウサギ小屋に行って餌をあげたり掃除をしたりしていた私と娘の姿が先生方の目に留まったのでしょう、一羽もらい受けてくれませんかと頼まれました。

アルネ君02

もらい受けた子ウサギは、玄関で育てました。
できるだけ庭で遊ばせるようにし、子ウサギはすくすくと育ちました。

アルネ君03

名前は「アルネ」と名付けました。
うさぎ座のアルファ星である「アルネブ」から取った名前です。
家族にはよく懐き、成長し大野町に転居してからは、庭に大きな小屋をつくって、昼間は庭の小屋に出し(床は土で、穴掘りができるようにしてありました)、夜は屋内に入れるという贅沢な(?)生活を送っていました。

アルネ君04

11歳まで生きて老衰で亡くなったアルネ君、大切な家族の一員でした。
今でも折に触れて思い出します。

アルネ君05

写真は2003年に撮影したもの。
青い目がクールで知的なウサギでした。
その後に飼った猫のビビさんと大の仲良しでした。 

詩『秋のかたらい』

誰にも知られずにここに来て
誰にも知られずに星を見ています
秋の風が少し頬に沁みるけれど
虫たちの鈴声も今は穏やかに
ぽつり、ぽつりと夜空にしがみついた
星たちのかたらいはやすらぎにも似て…

天をかけおりてゆくぺガススを
追うようにしてペルセウス
東の地平から目覚めたばかりの双子たち
そして名も知らぬ星座たちは
何を語り合っているのでしょう

そっと聞かせてほしい
冬へといざなう 秋のかたらい 

秋のかたらいイラスト


☆昨日の投稿で、東大和天文同好会文学課発刊の小冊子について書きました。
その小冊子に掲載された家内(ひめねずみ)の詩を…。
イラストも家内によるものです。
なかなか良い詩だと思います。
ちょうど、これからの季節にぴったりの作品ですね。

東大和天文同好会文学課発刊の「星の詩と童話集」

私が所属している東大和天文同好会に「文学課」というセクションがありました。
課長は私の家内です。
「星と文学」の関連を探求するという理念のもとに活動をしていました。

そんな文学課が1986年3月30日付で発刊したのが、会員が書いた詩と童話(ファンタジー)をワープロ打ちでまとめた『カノープスの晩に<星の詩と童話集>』です。
表紙の絵は家内が描きました。

カノープスの晩に表紙

この作品集、多くの方から注目を集めました。
だって「文学課」なんてものが存在する天文同好会は他にありませんでしたから。
家内は『月刊天文』誌に1ページを割いて紹介されました。

下は、1ページ目に掲載されている作品です。
詩と絵ともに家内の作です。

カノープスの晩に表紙返し

文学課、現在は活動休止中ですが、また機会を見て何らかの活動をできればと思っています。
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