Blue Stars

元「田舎移住者の星日記」です。 東京から美しい星空を求めて田舎へ移住した筆者が、星や自然、動物、田舎暮らしなどについて綴っています。

快晴の「親子クリスマスデイキャンプ」

一昨日は「親子クリスマスデイキャンプ」を開催しました。
親子で、山にある材料を使ってクリスマスリースを作ったり、手作りローストチキンを食べたり、丸太切り体験をしたりと楽しく遊んだあとに、キャンプファイヤー、そして最後は西美濃天文台で天体観察を行うイベントです。

リースづくり

写真は、クリスマスリースを作っているところ。
材料は、揖斐川上流の山で採れた蔓や木の実などです。
それぞれの親子で工夫しあって、素敵なリースが完成しました。

この時期にしては暖かく快晴の一日で、プログラムは順調に進みました。
予定時間よりも早めにキャンプファイヤーが終了し、参加者の皆さんが西美濃天文台へやってきました。
西の空には三日月と金星が輝き、美しい眺めです。

翌日から天候が崩れるという予報でしたので、夜までお天気がもつだろうかと心配だったのですが、何とか快晴のまま、天体観察を始めることができました。

20161203moon

まずは西に傾いた月です。
シーイングはさほど良くなかったのですが、60cm反射望遠鏡と20cm屈折望遠鏡で見る月面は圧巻。
皆さん、何度もため息をつきながら望遠鏡を覗いていました。

その後は、ベガを観察。
「1等星なんて見てもつまらないでしょ」と思われるかもしれませんが、集光力の大きな60cm反射望遠鏡で見るベガは、まさに「夜空のダイヤモンド」そのものです。

20161203クリスマスキャンプ天文台

ダイヤモンドのベガを見た後は、すぐ近くにあるM57、リング星雲に望遠鏡を向けました。
参加者の間から「ベガとリング星雲、まさにダイヤのついた指輪ですね」という声が聞こえて、一同、納得することしきりです。

ドームの外に出て、星座解説も行いました。
カシオペア座や夏の大三角から北極星を探す方法をお話すると、皆さん、大いに納得されていたようです。
東の空にはプレアデス星団が高く昇っており、13cm反射望遠鏡に低倍率で見ていただきました。
「きれい!」
「こんなに星が集まってるんだ」
と感嘆の声しきりです。
月明かりが残っていましたが、天の川も良く見えました。
「初めて天の川を見た!」という方も多く、「こんなに美しい星空を見たのは初めて!」と、皆さん、大喜びでした。
流星の出現も多く、20分ほどの間に数個の流星を見ることができ、そのたびに天文台のテラスは大歓声に包まれました。

こうして天体観察は、快晴の夜空の下、無事に終了。
事務所へ戻り、後片付けをしてから帰路に就くべく外に出ると、30分ほどの間に空は全天、雲に覆われていました。
何とも幸運に恵まれた今回のイベントでした。

通勤路のトンネルあれこれ

職場までの通勤路は、7割が山間部、3割が市街地です。
通勤距離は片道35㎞、およそ50分ほどの道のりです。
田舎なので、市街地を通ると言っても大した交通量ではありません。
ましてや、山間部へ差しかかると、前に遅い車さえいなければ平均速度50km/hほどで走れる交通量です。

そんな山間部には、5つのトンネルがあります。
短いもので1㎞弱、長いものでは3㎞近くあります。

トンネルは、地上に露出していないために、通常の道を走るのとは色々と異なることがあります。
面白いのは、どのような心理なのかはわかりませんが、トンネルに入ると減速するドライバーと、逆に加速するドライバーの2種類がいるということです。
露出部分ではひどくゆっくりだった車が、トンネルに入るやいなや急に加速し、ぐんぐん引き離されてしまうこともあれば、それまで飛ばしていた車が、トンネルに入ると急にスピードを落とすこともあるのです。
このように走行条件によって速度が変わる車を運転しているのは、高齢ドライバーが多いようです。
普通に考えれば、トンネル内は脇道もなくほぼ直線で、追い越されることもありません。
走りやすく、どちらかといえば速度が出やすい環境です。
それでも減速してしまうのは、暗さに目が順応できないのかもしれません。
逆に速度が上がる車は、上述したトンネル内の走りやすさに対応して、アクセルを踏んでしまうのでしょう。

私の職場は、冬場になると降雪に悩まされる地域です。
通勤路も降雪時、積雪時には、路面の雪でスリップしやすく、また雪のために視界が悪くなって危険な道となります。
そんなときは、トンネルに入るとホッとします。
当然のことながら、トンネル内は雪は降ってきませんし積雪もありません。
でも、こんなトンネルこそ雪の日は危険だという見方もできます。
雪のないトンネルに入ってスピードを出し、そのままの速度で地上部分へ飛び出すと…。
たちまちスリップ事故を起こします。
降雪時・積雪時には、トンネルは安心を与えてくれると同時に危険な場所でもあるのです。

トンネルといえば、以前にトンネル内で大きなシカと遭遇したことがあります。
うっかり迷い込んでしまったのでしょう、シカはトンネルからの出口がわからず、右往左往するばかり。
車はスピードを上げて走っていますので、シカが轢かれないように祈るばかりでした。
このように、トンネルは野生動物にとっては入り込んだら出られない危険な場所でもあります。

5つものトンネルを通って、山々を見ながらの通勤は、もちろん満員電車に揺られての通勤に比べれば恵まれているのでしょう。
でも、通勤距離の長さ、それによる事故や車の故障などのリスク、そして冬の降雪など、厳しい通勤路でもあるのです。


今年も前年度の入館者を上回った西美濃プラネタリウム

昨日で、勤務先である西美濃プラネタリウムの今年度営業が終わりました。
私の勤務地では、冬になると多い時には2m以上の積雪があります。
道路も凍結して、とてもお客さんを迎える状態ではなくなりますので、毎年、12月1日から3月31日までは冬期休館となるのです。

メガスター星空mini

昨年度は、さまざまなPRに努めた結果、一昨年度よりも1割多い入館者がありましたので、今年度は昨年度よりもさらに多い入館者数を目指していました。
PRと言っても宣伝費はゼロですので、ネットを駆使して行うしかありません。
このブログ、twitter、Facebookを活用、またファンになってくれたお客さんが口コミで別のお客さんを呼んでくれて、私の赴任前に比べると施設の知名度はかなり高くなり、その分、お客さんも増加しました。

7月までは、毎月、前年度を上回る入館者数で、これは今年もいけるかなと思っていたのですが、8月はバスツアーのお客さんが少なく、微減。
さらに9月は、続けざまに台風がやってきて、さらに長雨の追い打ちを受け、昨年度より500人近く入館者が減少してしまいました。
これはまずいなと思っていたのですが、10月、11月と客足は回復し、最終的には昨年度よりも5%多いお客さんを迎えることができました。

何とか面目を施した次第ですが、来年度にはさらに高い目標を設定しています。
相変わらず宣伝費はゼロですから、他の手段でPRに努めるしかありません。
ネットによるPRにも限界がありますので、職員が二人しかいない厳しい状況ですが、イベントを何度か行い、またこれまで施設が山奥にあって来ていただくのが申し訳ないという理由で採用してこなかったボランティアさんの活用も試行するなど、いくつかの方策を検討しています。
また、冬期間中にも楽しんでいただける星見会を、積雪のない平野部へ出張して開催するなど、休館中だからといってアクティビティを失わない活動をしてゆくつもりです。

20160806星空の集い01

夏のスター・ウィーク期間中に開催し、好評を博した民間主導の天文イベント『星空の集い in 藤橋』も、また開催する予定です。
来年度は、星を見るだけではなく、有志による音楽演奏や天文蚤の市など、プラスアルファの企画も盛り込もうと考えています。
揖斐川町藤橋の地に、毎年の夏、たくさんの天文ファンが集えるイベントを、行政ではなく民間が主導して行えるようになったらいいなと思います。
イベントといえば、旧藤橋村時代には、毎年、『スター・フェスティバル in ふじはし』という1万人規模のイベントを開催して大好評を博していました。
そんなすごい規模は望むべくもありませんが、『星空の集い in 藤橋』も、毎年、着実に成長させることができたなら嬉しいです。

仕事ももちろんですが、私の望みは空の暗い藤橋の地に多くの方が来てくれて、美しい星空を楽しんでいただくことです。
結果としてプラネタリウムの入館者数や天文台の利用者数が増えれば嬉しいですが、何よりも一人でも多くの方に星の美しさを知っていただければと思っています。

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