岐阜県揖斐郡大野町の山沿いに金尾滝という小さな滝があります。
以前はこの滝の入り口に使われていない金尾滝山荘という名前の建物があって、廃墟マニアの間では「大野町の洋館廃墟」としてよく知られていました。
今は取り壊されてしまい、その跡地は単なる更地になっていますが、今でもネット上ではこの建物の話題が時折、取りざたされています。
廃墟マニアの他、心霊スポットとして話題にされることも多いのですが、「かつては存在した」というだけで建物の画像はあまり見ることがありません。
先日、古い画像を整理していた際、この建物の画像を見つけましたので掲載します。

この場所は我が家からほど近く、近くに古墳がいくつも存在したりハイキングコースの入り口だったり、あるいはバイクのタイヤを削るのに好適な「大谷スカイライン」と呼ばれる小さな峠道の入り口だったりすることから、今でも時折、近くを訪れます。

洋館廃墟

これが話題の「洋館廃墟」。
2004年11月の撮影です。
この写真を撮影した当時にはすでに無人で、何の目的で使用されていたのかわからないながら、どことなく不気味な雰囲気で建っていました。
後から調べてみると、結婚式や宿泊に使用された保養施設らしく、その当時、大野町は金尾滝一帯を観光地として売り出そうと考えていたようです。
確かに建物の周辺にはビールの空き瓶が積まれていたり、宴会や宿泊に使用されていたのだろうな、という雰囲気はありました。
さまざまな情報を調べてみると、建物の中に侵入してみたという不届きなレポートもありましたが、もちろん私は外から眺めただけです。
動物を飼っていたとおぼしき檻も設置されていて、発見した当初は何を目的として建設されたのか理解に苦しむ建物でした。

この建物が取り壊された跡地を訪れて見つけたのですが、古墳が数基、背後の崖に存在していました。
内部に侵入できないよう入り口にバリケードが作ってありましたが、調査がなされているのかどうかは不明です。

金尾滝01

こちらは建物からほど近くにある「金尾滝」。
もっと大きな滝かと思いましたが、人工の小さな滝です。
滝の周囲は庭園跡のようになっていて、昔はバンガローも建っていたそうです。
滝そのものも何らかの謂われがあるわけではなく、純粋に観光用として作られたようです。
昔はこうした小規模の観光地整備でも、それなりの需要があったのでしょう。

タイムマシンがあれば、この周辺が観光地として栄えていた当時のようすをぜひ見てみたいものだと思います。