5月31日(木)は、岐阜県揖斐川町小島地区からの依頼に応えて、家庭教育学級で講演を行いました。
午前10時30分から1時間ほど「小島ってこんなに凄い!」という演題でお話をさせていただきましたが、区長さんはじめ、小島地域に住んでいる、あるいはゆかりのある方ばかりでしたので大変に喜んでいただけました。

揖斐川町小島地区は、昔は小島庄と呼ばれ、南北朝期に土岐頼康が手配をして、一時的に京都を去らねばならなくなった北朝の後光厳天皇をかくまった場所として知られています。
その際は、大勢の公家や武士が付き従い、頓宮(天皇の仮宮)が築かれ、大きな歴史的事件として日本史に残ることになりました。
その他にも、以前にこのブログでご紹介をしたことのある非常に古い太陽信仰の神社である朝鳥明神があったり、大垣別院(後に焼失)や京都東本願寺を棟梁として建造した高名な宮大工である内田仙司の生地であったりと、非常に話題性に富んだ地域でもあります。

家庭教育学級ということで、聴衆は若いお母さんが多く、長年住んでいながら小島地区のことはあまり知らない、でもとっても関心があるという方ばかりでしたので、非常に熱心に聴いていただき、話している私としても嬉しい思いでした。

天文学に関する講演や天体観察会講師の依頼は以前からよく受けていましたが、最近は歴史や民俗に関する講演依頼が頻繁に舞い込むようになりました。
近々では、昨年もお話をさせていただいた揖斐川町内の女性サークルから、やはり講演依頼をお受けしています。
私のような浅学非才な者が皆さんの前でお話するのは気が引けるのですが、人前で話をすることは自分の勉強にもなりますし、何よりも喜んでいただけるのが嬉しくて、仕事が忙しい中、ついつい引き受けてしまいます。
いったん引き受ければ、講演内容を勉強しなおしたり、資料や映像を作成したりと忙しくなるのですが、これも自分の使命と思って拙いお話をさせていただいています。

今夜は、池田町の児童館から依頼を受けている天体観察会です。
毎年開催されており、大変に好評で、今年の募集も4日で埋まってしまったとのこと、100人の参加者が予定されています。
100人相手だと一人では対応できませんので、地元の天文同好会である「スターライト・パーティー岐阜」のメンバーさんにご協力を願い、さまざまな天体を観察していただこうと思っています。
天気予報では幸い好天に恵まれるようで、今年も成功しそうです。

今後とも依頼があれば、できるだけ講演や天体観察会などは受けさせていただきますので、私にできそうなことがあれば仰ってください。
モットーは「わかりやすいお話をきっちり時間内で」です。
講演を聴きに行くと、時間を超過して話している講師の方も多いのですが、聴いている方にも主催者の方にも迷惑が掛かりますので、いつも時間ぴったりに終わらせるようにしています。