昨夜は、揖斐郡池田町にある池田児童館主催の星見会でした。
この児童館は、天文に大変に熱心で、毎年、初夏から夏にかけて100人規模の星見会を開催しています。
私はかれこれ10年以上もこの星見会に関わっており、今年も早い時期から依頼を受けていました。

夏休み期間に行うことも多いのですが、今年は児童館行事の関係で初夏に行うことになり、月齢や見える惑星を考慮して、梅雨入り直前の土曜日に行うことにしました。
6月といえば梅雨のイメージが強いのですが、初旬はまだ梅雨入りしておらず、梅雨入り直前には快晴となる日が多いのです。

この目論見は見事に的中しました。
昨日は朝から快晴で、夕方になっても雲一つありません。
18時、私が現地入りするのとほぼ同時に、協力をお願いしてあった天文同好会、スターライト・パーティー岐阜のメンバーも続々と到着されました。
総勢11人のメンバーが、それぞれ自慢の天体望遠鏡を持ち寄って、星見会に協力してもらえます。
私はフジノン15cm双眼鏡を持参しました。
芝生の広場に天体望遠鏡を組立て、日が沈むのを待ちます。

20180602池田児童館星見会02

児童館の館内ではすでに行事が始まっており、天文工作教室やプラネタリウムなど、児童館の先生方が知恵を絞ったイベントやアトラクションが行われています。
私も、プラネタリウムを観覧させていただきました。
ホームスターで10分ほど、主な星座を解説するプログラムでしたが、児童館の先生が肉声で解説をしてくださり、がんばっているなあと感心しました。

20180602池田児童館星見会03

暗くなれば、星見会の始まりです。
まずは西空の金星。
だいぶ高度も上がってきて、明るさも増してきました。
子どもたちも「あの星なんだろう」と指さしています。
ただ今の時期、金星はあまり欠けておらず、ただ丸く見えるだけというのが残念といえば残念です。

20180602池田児童館星見会04

人気を集めたのはやはり木星でした。
昨夜はシーイングが抜群に良く、何本もの縞模様や大赤斑がきれいに見えて、子どもたちも親さんも大感動です。

私のフジノンでは、金星や木星を見ても倍率が足らず面白くないので、当初は1等星を見てもらいました。
口径が15cm、しかも双眼ですから、1等星は非常に明るく見え、しかも色がよくわかります。
星の色と表面温度について説明しながら1等星を見た後は、ちょっとマニアックに星雲・星団を見てもらいました。
りょうけん座の銀河、M81とM82ですが、池田町はそこそこ市街地なので、はっきりくっきりは見えません。
いわば「挑戦コーナー」的に見てもらったのですが、半分以上の方が何とか見えたようです。
一般向けの星見会で、あまり暗い天体を見せるのはよろしくないのですが、時には見づらいものに挑戦してもらうと、見えたときの感動はひときわ大きなものがありますので、たまに「挑戦コーナー」を設けます。

20180602池田児童館星見会01

そうこうするうちに時刻は21時を回りました。
そろそろ終了の時刻です。

こうして大成功に終わった快晴の星見会。
児童館の先生からは、早くも来年もよろしくお願いしますとのオファーをいただきました。

これから夏にかけては、毎週のように星見会が開催されます。
仕事が非常に多忙なので全てに参加することはできませんが、できるだけ参加していきたいと考えています。