「電車男」
今朝の読売新聞に「電車男」の広告が。
もう30万部売ったそうです。
大ヒットですね。
ご存知ない方のためにAmazonでの「電車男」の内容紹介を添付します。
電車内で絡む酔っ払い爺から女性を助けた、ひとりのアキバ系ヲタ青年。
彼女いない歴=年齢(22)の彼は、助けたお礼を送ってくれた彼女をデートに
誘うべく、モテない独身男達が集うネットの掲示板に助けを求める。
「めし どこか たのむ」
「電車男」と呼ばれるようになった彼は、掲示板の住人たちの励ましや助言に
後押しされて、ようやく彼女をデートに誘う。
悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感と興奮の渦に
巻きこんでいく……。
「電車男」は果たして彼女に告白できるのか?
ネット上で話題騒然、各紙誌絶賛。百万人を感動させた今世紀最強のラブ
ストーリー、遂に刊行!!
ブログ上でも「感動しました」「泣けました」「続きを早く読みたい」
など、熱烈なコメントが散見されました。
「世界の中心で、愛をさけぶ」などと同様、これを受け入れられる世代と
共感は難しいという世代にはっきり分かれそうですね。
私は後者にあたるわけですが、それとは別に
20代を中心とした若い世代がこういうコンテンツに反応するという事実を
受け止める必要がある、と。
「世界の中心で、愛をさけぶ」のAmazonの書評で、「これは小説とは
いえない」的な酷評が大量に掲載されているにも関わらず、あれだけの
大ヒットをしたという事実と類似と思うのですが、
若い世代を中心に、考え方や感じ方からみて、旧来とは別の世界が
出来ている気がします。
それは単なる年齢ギャップとは違うモノだと感じています。
それは、若さのエネルギーと共に、今後広がっていくと思います。
マーケティングの視点から見ると、新しく攻略すべきユーザー層だと
言えます。
いやー、こんな世の中の流れを目の当たりにすると、
さすがに自分が旧世代の人間だなと実感しますね・・・・・・
追伸:
内容的には、
「電車男」の誠実さを鋭く見抜いた彼女が彼をしっかりゲットした。
今後も彼女が、終始交際をリードしていく微笑ましいカップル誕生。
めでたし、めでたし、という感じでしょうか。
なにがなんでも彼女が欲しいと思っていた頃だったら、熱くなって
応援していたかも。
そういう世代が20代から30代にまで広がっているのでしょうか。
電車男
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この記事へのコメント
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自分の印象は、なんていうのか単にメディアに踊らされて買っているだけというか、本を上っ面でしか読んでいない人が以下に多いのかというのを目の当たりにしているような気分です
よく読めば、電車男はであってよくも知らない女性のことをネット上に晒し続け、挙げ句の果てには(本には載ってないことも含めて)関係を持つところまで書き込んでいる、少々露出癖のあるカップルに過ぎないと思うのですが(はっきり言えば馬鹿っぷると言う言葉が似合うとさえ思います)
そういうことを書くとこの感動が理解できないお前は馬鹿だとさえ言われてしまいます。何かある種の宗教のような新興すら見えてきて怖さを感じなくもありません
それが旧来から変わる新しい考え方だとすれば、すみません日本の将来に(と言うと大げさでしょうか?)暗澹たるものを感じてしまいますね
慎みとか何というか日本人の美徳はどこへ行ってしまったのやら、と思います
駄文失礼しました
何となく思っていたことを書き込んでしまいました
コメントありがとうございます。
本に対して求めていることが違う、
そういう世代が出て来ていると感じています。
どう付き合っていきましょうか?
立ち読みでつまみ読みしてみて、なんか微笑ましいけど、それ以上のものはない、
という感じでしょうか。「泣ける」「感動」までは行きませんでした。
あと、本として読みにくく最後まできっちり読む気になれなかったのも
正直なところです。
ただ、2chという文化は抵抗無く受け入れているので、ああいう風に
悩みや困ったことを知らない不特定多数にぶつけて解決していこうという
メンタリティには違和感はありません。実際2年半ほどあのサイトに
入り浸りになってましたが、恋愛や仕事で「救い」を求める書き込みは
いくつも見てきました。電車男の場合は周りが気のいい人たちだったのが
救いですね。
若者の堕落、といった世代論的な考え方にはあまり賛成できません。
30代のいくらかが既にそうですし、20代ではより一層そうですが
知的な層とそうでないグループの二極化がかなり進んでいることを彼らと
付き合っていて感じます。極の片一方が俗な文化を好む、というのは
戦後の明星平凡の頃から変わっていないものだと思います。
コメントありがとうございます。
なるほど、やはり2極化が進んでいるんですね。
今回の動きの中には、読み手側の感じ方の話と2chコンテンツから
本を出すと言う話があると思います。
2chコンテンツの利用の新しい手法については、これから進化して
いって、新しい情報発信のスタイルになるかも知れませんね。