July 05, 2009

シロスタゾールとGFJの相互作用

シロスタゾールは抗血小板薬の中では海外における使用状況が少ない薬剤であり、シロスタゾールとグレープフルーツの併用に関する論文は少ない。しかし、CYP3A4阻害による薬物相互作用、グレープフルーツとの相互作用が知られており添付文書には同時服用を避けるように記載がある。また、シロスタゾール100mgとグレープフルーツジュース240mLの併用でCmaxが約1.5倍、AUCが約1.15倍増加したとの報告もある。ほか、抗血小板薬併用例の報告があるので注意が必要である。


(参考)
シロスタゾール、アスピリンとグレープフルーツジュースの併用により紫斑を呈した症例。
79歳、男性、閉塞性動脈硬化症でシロスタゾールとアスピリンが投与されていた。紫斑の訴えあり。薬剤師の聴き取りにより1か月前からグレープフルーツジュースを飲むようになったことが判明。処方は継続し、グレープフルーツジュースの飲用を中止させたところ紫斑は消失した。紫斑の原因として、シロスタゾールとグレープフルーツの併用が考えられる。グレープフルーツに含まれる成分がシロシタゾールの代謝を阻害し、シロスタゾールの血中濃度が上昇したため皮下出血を引き起こした可能性があった。さらに併用していたアスピリンにより出血を助長した可能性もある。シロスタゾール投与中、特に抗血小板薬などの併用例ではグレープフルーツの併用は避けるべきである。

(引用文献)
Taniguchi et al.,J Clin Pharm Ther. 2007 Oct;32(5):457-9.

methylzone at 21:19│Comments(1)TrackBack(0)雑薬学 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by シロスタゾール   February 05, 2011 00:03
5 シロスタゾールは血管内皮機能を改善しない

コメントする

名前
URL
 
  絵文字