雑薬学
August 03, 2012
August 01, 2012
June 06, 2012
患者インタビュー
当院薬剤部スタッフにお願いしている入院時患者インタビューで聴きとりする項目
・お薬手帳の有無 :持参しない人は後日持参してもらう。言わないと出さない人多い。
・通院歴・かかりつけ医 :最後に行った日も確認。治療内容で不明な点はかかりつけ医に尋ねること。退院後の振り分けに必要。
・かかりつけの薬局 :処方内容などについて必要あれば問い合わせる。薬歴を持っているので教えてくれる。
・アレルギー歴・副作用歴 :時期や症状も確認。詳しくわからなければ該当の医療機関に確認。
・OTC・健康食品・サプリメント :たいてい問題ないが、いろいろ。クロレラ、青汁なども。強い希望がなければ、入院中は停止し、退院したら飲んでもよいことにする。
・ジェネリック薬の希望 :対応できないこともある。薬局さん向けの情報。意外と希望しない人結構多い。
・眼疾患の有無 :緑内障など使いにくい薬がある。点眼治療しているケース多いが、申告していないケースあり。白内障も手術まちの人あり、抗凝固薬・α遮断薬など術前注意。
・歯科治療歴 :大抵は入れ歯あわせ。抗凝固薬はさほど問題ないが、ビスホスホネートには注意。経口薬でも顎骨壊死経験した。入院中も歯科往診で抜歯する人いる。
・心疾患、消化器疾患の有無 :心疾患ありながらプレタール処方が多いので確認。急性期にH2RB、PPI処方されそのままの人あり、消化器既往なくストレスフリーなら減らす。
・薬の管理状況・アドヒアランス :あいまいなことあり。飲んでいないなら飲んでもらえる薬に変更。家族管理の場合も同様。インスリン、吸入薬などの正しい手技ができていない人あり。場合により生活歴も確認。
・残薬の有無 :自宅に大量にある人多い。使用していなくても持参してもらいチェックすること。昔の薬も捨てない人多い。コンプライアンスの悪さもわかる。
・余剰残薬の処分について同意 :不要な薬は危険である。丁寧に説明して同意のもと廃棄すべし。
・お薬手帳の有無 :持参しない人は後日持参してもらう。言わないと出さない人多い。
・通院歴・かかりつけ医 :最後に行った日も確認。治療内容で不明な点はかかりつけ医に尋ねること。退院後の振り分けに必要。
・かかりつけの薬局 :処方内容などについて必要あれば問い合わせる。薬歴を持っているので教えてくれる。
・アレルギー歴・副作用歴 :時期や症状も確認。詳しくわからなければ該当の医療機関に確認。
・OTC・健康食品・サプリメント :たいてい問題ないが、いろいろ。クロレラ、青汁なども。強い希望がなければ、入院中は停止し、退院したら飲んでもよいことにする。
・ジェネリック薬の希望 :対応できないこともある。薬局さん向けの情報。意外と希望しない人結構多い。
・眼疾患の有無 :緑内障など使いにくい薬がある。点眼治療しているケース多いが、申告していないケースあり。白内障も手術まちの人あり、抗凝固薬・α遮断薬など術前注意。
・歯科治療歴 :大抵は入れ歯あわせ。抗凝固薬はさほど問題ないが、ビスホスホネートには注意。経口薬でも顎骨壊死経験した。入院中も歯科往診で抜歯する人いる。
・心疾患、消化器疾患の有無 :心疾患ありながらプレタール処方が多いので確認。急性期にH2RB、PPI処方されそのままの人あり、消化器既往なくストレスフリーなら減らす。
・薬の管理状況・アドヒアランス :あいまいなことあり。飲んでいないなら飲んでもらえる薬に変更。家族管理の場合も同様。インスリン、吸入薬などの正しい手技ができていない人あり。場合により生活歴も確認。
・残薬の有無 :自宅に大量にある人多い。使用していなくても持参してもらいチェックすること。昔の薬も捨てない人多い。コンプライアンスの悪さもわかる。
・余剰残薬の処分について同意 :不要な薬は危険である。丁寧に説明して同意のもと廃棄すべし。
June 04, 2012
June 02, 2012
May 29, 2012
本日2012/5/29薬価収載となった薬
エジュラント錠25mg 25mg1錠 2,050.1
キックリンカプセル250mg 250mg1カプセル 29.7
ザーコリカプセル200mg 200mg1カプセル 9,420.8
ザーコリカプセル250mg 250mg1カプセル 11,692.3
ブレーザベスカプセル100mg 100mg1カプセル 9,800
ミニリンメルトOD錠120μg 120μg1錠 197.1
ミニリンメルトOD錠240μg 240μg1錠 331.2
プルモザイム吸入液2.5mg 2.5mg2.5mL1管 6,664.8
アポカイン皮下注30mg 30mg3mL1筒 7,550
ポテリジオ点滴静注20mg 20mg5mL1瓶 155,999
頻繁に使われる薬は少ないけど、高額な薬多いですね。まあ、4つはオーファンですが。
キックリンカプセル250mg 250mg1カプセル 29.7
ザーコリカプセル200mg 200mg1カプセル 9,420.8
ザーコリカプセル250mg 250mg1カプセル 11,692.3
ブレーザベスカプセル100mg 100mg1カプセル 9,800
ミニリンメルトOD錠120μg 120μg1錠 197.1
ミニリンメルトOD錠240μg 240μg1錠 331.2
プルモザイム吸入液2.5mg 2.5mg2.5mL1管 6,664.8
アポカイン皮下注30mg 30mg3mL1筒 7,550
ポテリジオ点滴静注20mg 20mg5mL1瓶 155,999
頻繁に使われる薬は少ないけど、高額な薬多いですね。まあ、4つはオーファンですが。
May 23, 2012
プラザキサカプセルの中身
抗トロンビン薬「ダビガトラン」は、ワルファリンに次ぐ抗凝固薬として、プラザキサカプセルのブランド名で2011年3月に発売しました。この薬は、カプセルサイズが大きく、湿気に弱いため一包化は不可である。
飲めない方に中身だけ飲ませることは可能か?安定性に問題があるなら内服直前に中身を取り出すのは?
などの疑問があったが、脱カプセルもやはり適切でないようです。中身を取り出して投与した試験があり、AUC、Cmaxがともに1.5-2.0倍上昇したらしい。カプセル自体は特に製剤工夫はないが、動態に差が認められる。
これはちょっと使いにくいかな。嚥下障害の患者では、リバーロキサバンのほうが使えそうです。
飲めない方に中身だけ飲ませることは可能か?安定性に問題があるなら内服直前に中身を取り出すのは?
などの疑問があったが、脱カプセルもやはり適切でないようです。中身を取り出して投与した試験があり、AUC、Cmaxがともに1.5-2.0倍上昇したらしい。カプセル自体は特に製剤工夫はないが、動態に差が認められる。
これはちょっと使いにくいかな。嚥下障害の患者では、リバーロキサバンのほうが使えそうです。
May 21, 2012
ボナロン点滴
骨粗しょう症に使う点滴用ビスホスホネート
悪性腫瘍やがん関連の高カルシウム血症に用いる製剤はすでに使われているが、骨粗しょう症治療薬としてはこれが初めて。最近は、新しいSARMやビタミンD3製剤、皮下注射する骨粗しょう症薬、副甲状腺ホルモン製剤「テリパラチド」が発売され、国内の骨粗しょう症ガイドラインが新しくなるなど治療薬の種類も増えた。ビスホスホネートはガイドラインでも推奨度が高い薬だが、極端な吸収の悪さや、飲み方の制約、また、異常骨折や顎骨壊死などの重篤な有害事象もあり、決して安易に処方すべき薬ではない。長期的な予後については明確な結論がでていない。
ボナロン点滴静注は、4週間に1度、点滴静注する製剤である。外来で30分点滴して終わりである。経口剤に比べて極めて少量の成分量で同等の効果を有する。外来では薬剤師が、投与前の説明と問診、副作用モニタリングを行える。歯科受診歴や治療状況などは直接確認したい。製剤はすでにバッグ製剤となっており、調製は不要である。
悪性腫瘍やがん関連の高カルシウム血症に用いる製剤はすでに使われているが、骨粗しょう症治療薬としてはこれが初めて。最近は、新しいSARMやビタミンD3製剤、皮下注射する骨粗しょう症薬、副甲状腺ホルモン製剤「テリパラチド」が発売され、国内の骨粗しょう症ガイドラインが新しくなるなど治療薬の種類も増えた。ビスホスホネートはガイドラインでも推奨度が高い薬だが、極端な吸収の悪さや、飲み方の制約、また、異常骨折や顎骨壊死などの重篤な有害事象もあり、決して安易に処方すべき薬ではない。長期的な予後については明確な結論がでていない。
ボナロン点滴静注は、4週間に1度、点滴静注する製剤である。外来で30分点滴して終わりである。経口剤に比べて極めて少量の成分量で同等の効果を有する。外来では薬剤師が、投与前の説明と問診、副作用モニタリングを行える。歯科受診歴や治療状況などは直接確認したい。製剤はすでにバッグ製剤となっており、調製は不要である。
May 15, 2012
レベミル・ランタス
レベミルとランタスは、注射するタイミングで血糖値の変動がどのぐらい変わるのか。基礎インスリンとして打っているのだからそんなに変動してはこまります。夜打ちで朝の血糖低い人は朝打ったらいいのか。
レベミル注は低いピークがあり、ランタスはよりピークが少ないという人がいる。
両者はほとんど変わりないという見解が多い。
添付文書の動態をみると、ランタスの平坦なグラフが目立つ。
持続メカニズムには違いがある。
レベミルは、アルブミンと結合するように脂肪酸側鎖をもたせ、吸収を緩徐にし、血清中でもタンパク結合しているため非結合型が緩徐に分布するようにできている。
ランタスはpHを低くしており、pHが中性よりの皮下では溶解性が低下して微細な沈殿物を形成し緩徐に血中に移行するようにできている。
薬価
レベミル注フレックスペン300単位 2529
ランタス注ソロスター300単位 2455
レベミル注は低いピークがあり、ランタスはよりピークが少ないという人がいる。
両者はほとんど変わりないという見解が多い。
添付文書の動態をみると、ランタスの平坦なグラフが目立つ。
持続メカニズムには違いがある。
レベミルは、アルブミンと結合するように脂肪酸側鎖をもたせ、吸収を緩徐にし、血清中でもタンパク結合しているため非結合型が緩徐に分布するようにできている。
ランタスはpHを低くしており、pHが中性よりの皮下では溶解性が低下して微細な沈殿物を形成し緩徐に血中に移行するようにできている。
薬価
レベミル注フレックスペン300単位 2529
ランタス注ソロスター300単位 2455