目指せ!XC Pilotのblog

XCパイロットを目指し奮闘しているブログです。

久々に自分の為のフライトをしました。
今回はユースキャンプで出会ったイッチーに真壁で一緒に飛んでもらいました。

当日のOLC:Takuya Ichioka (JP) - 17.12.2017

さて、当日の気象について
20171217天気図
基本的には西高東低の気圧配置。等圧線の間隔はさほど変わらず、キンクにより等高線の角度が変化している。

名称未設定
上空は、キンキンっ・・・!850hPaには、ほぼ-6℃の寒気。
この季節にしてはかなり好条件!

風と雲の変化と合わせてフライトを振り返ってみます。
全体としては
西高東低の気圧配置で概ね西北風。
ただ、利根川水系と鬼怒川水系で風向と風速が異なる。
利根川:315°くらいで、4~8m/s
鬼怒川:315~360°くらいで、2~6m/s、微風エリア(小山付近)もある。

[11:00風と11:30衛星写真](絵が動きます。スマホだと動かないかも・・・)
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赤色で囲んだエリアはそれぞれ利根川と鬼怒川で風が吹いているエリア。
鬼怒川エリアの北風は風速が比較的小さく、利根川の風と合流する前に減衰、
その影響で小山付近に微風エリアが形成されている様。
微風エリアと風の吹いているエリアの境界には雲がしっかりと発生しているのがわかる。
PC170009
加波山から南を望んだ写真
いい雲がラインをなしているものの遠すぎるということで、
山で高度を稼ぎながら条件が良くなるのを待つプラン。
こんなに山の近くを飛んだのは初めてだったので、新鮮でした。
稜線がきちんと見えるので、風のイメージと地形をリンクさせたイメージが作りやすいです。

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加波山の北西5km地点から西を望んだ写真(奥の方は雪で見えなくなっている)

12:00のアメダスに記入した南側のライン(実線)は11:30くらいには、
はっきりし初めて真壁付近からアクセスできる距離に!ラインをたどって東へ進む。
上三上まで東進。北側のラインは距離的にも遠く、雪も降っていたため狙わず。
(上の写真でも奥側で雪が降っている様子がわかる。)
PC170023
こちらの写真でも雪が雲から垂れている様子がわかる。
ライン飛行中は南側の方が上がりが良かったようだった。
日射もあったている側で、風の境界面も南側だから?
北側は雲が広がって全然日射が当たっていない。

[12:00風と12:30衛星写真]
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11:00の時に発生していた南側に遠く見えたラインは南下して弱まっている?(黄色破線)
茨城南部も利根川の風が吹き抜けて300°程の風になっている影響か。
一方で、新しいラインが形成される。
微風帯を挟む様に2本のラインがある構造自体には変化なし。


真壁に引き帰るタイミング(12:00)には、13:00のアメダスの黄色破線エリアの
ラインがかなり成長していた。
PC170029
新しいラインは雲底の低いぼろぼろ雲の奥に雲底のフラットな大きな雲
ラインを乗り換える時には、奥のフラットな雲まで移動しなければいけない。


[13:00風と13:30衛星写真]
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12:30~13:00で乗り換えたラインを使って思川手前まで東進。
13:00の時点では思川より東は雲が続かず、伸ばせなかった。
再び真壁に寄せる。

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下妻の砂沼を北側から望んだ写真
東風が強く吹いている様子が水面の波から見て取れる。
真壁より少し南のエリアでもがっつり東風。真壁近辺は北風。


[14:00風と14:30衛星写真]
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北側ラインは相変わらず活発。
南側ラインは板倉近辺は雲がなくなっている様子。

この時間帯は真壁付近をうろうろして高度を下げてしまった。
イッチーに助けてもらいもう一度上げ直したが、そのサーマリング中にパフが出現!
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1旋転ごとにパフの形が変わっていく様子が見れた!(写真右)
コンバージェンス本体の位置からちょっと距離があったパフだった。
コンバージェンスの尺取虫ジャンプの雲?
稜線上のリフトだったので、地形も影響していそう。ベンチェリー効果も?

その後、この日一番のコンバージェンスライン!
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ステップがかなりくっきり見える!

さらに、先に進むと途中で雲底が急に高くなり、ステップもなくなる。
風のぶつかりが変化してるのか?
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衛星写真で見ても、途中で雲が途切れて、断続的なラインに変化している様子がわかる。
アメダスで見ると真壁周辺は北風と西風でぶつかっているが、
小山の方では風のぶつかりがなくなっている。その影響か?


[15:00の風と衛星写真]
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風のぶつかりは真壁周辺でも弱まって、衛星写真で見ると雲もかなり小さくなっている。
ただ、ライン自体は残っている。

栃木市まで東進するも、条件がしぼみ出したので帰投。
一度、高度を下げてしまったので時間をロスしてしまった・・・。


<良かった点>
*今までフライトしたことのないエリアを飛行することができた。
鬼怒川付近は、今まで自分にとって未開のエリアでしたが、
今回のフライトでかなりエリアのイメージができました。
(職場や自宅も見えて楽しかった!)
板倉はもちろん、関宿や遠くには東京湾も見えて関東平野って案外小さいなーって思いました。
一度も飛んでいない場所は、怖いと感じてしまいますが、
一度でも飛んでいると心理的にすごく楽です。

*雲の成長・条件の変化を体感することができた。
今回はコンバージェンスラインが複数箇所同時に出ている様な状況で、
エリアの風向風速によって位置が変化し、サイクルも早く、観察の重要性を
改めて感じた。


<悪かった点>
*XCsoraの準備で不足している部分があった。
XCsoarの地形のデータが今回のエリアを含んで準備できていなかった。
各滑空場データは入っていたが、地形データももっと広い範囲で入れておくべきだった。
また、イッチーのXCsoarの設定を教えてもらいとても参考になった。
今までは、高度と距離ですり鉢を考えていたが、L/Dで見れる様にセットした方が楽なことに気がつけた。

*条件の観察が足りていない。
今回は久々のDualでのソアリング。イッチーの観察が早くて精度が高い。
自分自身の観察の足りなさをよく感じることができた。
特に、コンバージェンスラインをフライトしている時には、ラインのどこが上がりが良いかしか
考えられていなかったが、今回は隣にも別のラインがあり、そちらにも気を配っておかなければならなかた。
ブログを書いていると、「あれ、あの時のあのエリアどんな様子だったけ?」と記憶に残っていないことがあったので、それだけ観察ができていなかったんだと痛感。

なお、衛星写真は高知大学気象情報頁より引用させていただいております。

梅雨前線が日本列島から離れている且つ、関東平野は低気圧の間に位置しているため好天。

当日のOLC:Takuto Adachi (JP) - 11.06.2017
午前中弱い北風で高層雲が張っていた。
正午頃から南風になり高層雲が消えて南側から積雲コンディション。終日、南東風。
風の変わり目でTake off!

【Phase1 関宿⇒板倉】
関宿周辺は積雲コンディション。北側はブルーコンディションで北上するのに勇気が…^^;
1度北上するもタイミングが早かったためか、引き返すはめに。コースも悪かった。(幸手の水田の方に伸ばしていた。)
2度の北上のタイミングでは小さなパフが出始めていたため、そこを目指してグライド。
古河上空に付いた時には東側はかなり積雲が出ていた。
ただ、エリア全体が湿っていて雲底が低いこと、あまり慣れていないエリアであることから板倉に伸ばすことにした。
<良かって点>
2回目の移動は、パフが見えていて根拠を持って移動できていた。とはいうものの、ちょっと迷走している感じ。
<悪かった点>
1回目の移動は、根拠無しに幸手の方向に進んでいた。また、まだ北に進む状況ではなくタイミングが悪かった。
関宿周辺でちゃんと上がりきれずに何度かサーマルを乗り換えている。
IMG_20170611_133249
山の方にはもっと高そうな積雲があったが、今日は無理せずに平地でXCの範囲を広げる。

【Phase2 板倉⇒妻沼Local】
ブルーの中を西進。一度館林市街地に伸ばすも当たらず、佐野と足利の南を通過して妻沼まで10kmほどの地点まで。妻沼FCで後輩が出てくれたのは嬉しかった!
積雲まで発展はしていなかったが雲が部分的に発生していたので、そこで高度を稼いでさらに妻沼に近づこうとしたがトップまで上がれず…。
まとまったサーマルでな難しく感じた。
また、妻沼にO/Lしても戻るのが大変そうだったので心理的にも行きにくかった。
<良かった点>
*小さな雲に気がつけた。
*妻沼に行くという目的を持ち続けて飛べた。
<悪かった点>
*サーアルで上がりきれなかった。諦めるのが早いのかも?
*すり鉢の端ということで心理的にも余裕がなかった。

【Phase3 妻沼Lcal⇒板倉⇒関宿】
帰り際は、板倉上空から境を結ぶ直線でコンバージェンスが発生。
コンバージェンスが西進しているのがよくわかった。
このコンバージェンスを使えば楽々返れるのは分かっていたがDZの東側を渡るか、西側を渡るか迷いどころだった。
15:30までに関宿帰る予定だったので、遠回りするDZの東側ではなく、
弱そうな積雲だったが西側を選択。でも、く、苦しい。ということで板倉に引き返す。
板倉に戻るもコンバージェンスラインはDZの真上まで進んでいる…。
板倉FSに今日はDZで運航している様子がないということを確認し、122.6でコンタクトしても運航していない。
ということでモニターしつつDZを通過して関宿を目指すことに。
たまたま運航していない日だったから良かったものの、違う日だったら板倉にO/Lすることになっていた。要反省。
境までコンバージェンスに沿って南に進む。その後関宿にグライドしてランディング。
<良かった点>
コンバージェンスの移動に気がつけていた。
<悪かった点>
コース選択が悪かった。でも、今回のフライトでその重要性を体験できた。


IMG_20170611_141831

前回のXCに比べてtopは低く、難しかったが確実にXCへの心理的な障壁が無くなって来ている。
コンディションがそろえばXCには出れるという自信が少しずつ付いて来た。
今回は危なっかしい場面がいくつかあったが、経験を重ねてもう少し安定間を出していきたい。

クルージングのスピードはマクレディーを参考に選択して飛んだが、いまいちしっくりしない。
効果が実感出来ていない。次回からグライド中に移動距離と失高を意識してレベルアップしたい。

※今回はアメダスを載せることが出来ませんでした。気象庁がもう少し過去のアメダスを見れる様にしてくれればなぁ…。

良い条件が予想からも明らかな日で、単座機フライトを(なかば強引に?)計画。
結果、去年からずっと目指していた関宿-板倉間のプチXCが出来ました!
これも、教官するだけじゃなく、自分のフライトが出来る環境(アサヒソアリングクラブ)があるからできるんですね。本当に有難いことです。

OLC:Takuto Adachi (JP) - 11.03.2017

【当日の気象】
SPAS_2017031112
3/11当日の地上天気図(気象庁より)。弱い冬型の気圧配置。
ただ単に、冬型と言っても…
<等圧線がうねうねしている>
上の天気図だと関東平野は弱い谷に位置している。風が収束して雲が出来易くなることがある。
風の吹き方が等圧線が曲がっていない時とは異なる。
<等圧線の傾きが北東から南西の方向>
超重要ポイント!等圧線が南北の真っすぐや北西から南東の傾きでは、利根川水系に沿って強い北西風が吹き抜けてしまう。
※板倉や小山では北関東の山の陰で弱風帯が発生したり、ウェーブが発生したりと良い条件になる。

このような気圧配置だと、①利根川水系からの北西風と②鬼怒川水系の北風が平野で衝突し、コンバージェンス性の条件が発生する。
今回は、谷の影響もあってか①の北西風は荒川に沿う形で吹き、②の北風もさほど強く吹かず、関宿を含む広いエリアで弱風帯が形成された。(谷がなければ、熊谷-加須付近で前線ができ、関宿付近まで続かないことが多い気がする。)
午後からは鹿島灘から東よりの海風が入ってきた。(海陸風前線を生成していた)

20170311wind
風のアメダスを見ても弱風帯がよくわかる。吹き抜けている風との境目はコンバージェンスが発生していた。(スマホで見る場合はクリックして表示してください。時間が変わります。)
20170311temp
東風の流入で温度が下がっているのがよくわかる。
39)
東風の影響で往復で使ったラインが西側にズレているのがトラックからも分かる。

【フライト】
コンバージェンス性のサーマルで6000ftまで上昇⇒板倉へ伸ばす⇒板倉でmさんのアーカスと合流⇒板倉北20kmまで⇒途中で怖くなって関宿に帰投⇒高度処理も兼ねて玉葉橋まで伸ばす⇒着陸

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渡良瀬遊水池の横。『こんにちは、板倉の皆さん!遊びに来たよー』って。

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平地のエリアから山のエリアに変わって来た。積雲もモクモクとした形。
山の斜面でサーマルが強い。荒い感じだった。

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板倉から関宿に帰る時、東側には海からの東風によるコンバージェンスがはっきり見えた。
ずっとつながっている…!

<悪かった点>
*荒れたサーマルで適切な速度とバンクで飛べなかった。
気流に煽られて、その後は怖くなってしまった。
関宿周辺(平地)と板倉周辺(山)では気流の感覚が異なり、モードを変えて飛ぶべきだった。
そうすれば、煽られずに済んで自信を持って飛べただろう。
*定量的な考え方が出来ていなかった。
あの雲まで何km、L/D、雲のサイクル、クルージング速度などなど。
前半、わざとコンバージェンスを離れて積雲に行こうとしたが、サイクルが考えられていなくて付いた時には弱くなっていたこともあった。Topも高く、明らかに余裕があるということで考えることをサボってしまっていた。
クルージング速度はわかっていても、気流が怖かったり、サーマルがわかりにくくなったりしたので、少しずつ慣らす必要があると感じた。普段からもっと意識して飛ぶ必要がある。
*機体準備とお昼ご飯のタイミング
R/Wに出る前の準備をリストにしていたが、R/Wに出る前にひと呼吸置いてリストを見るべきだった。
結果、バッテリーを忘れていた…(T_T)
その結果、空を見る時間とお昼を食べる時間が減ってしまい、フライトにも十分落ち着いてから望めなかった。

<良かった点>
*なにはともあれ、生まれて初めて上空から違う滑空場まで飛べたこと。
これで満足するつもりはないけど、良かったことであるのは間違いない!
GPSはスマホのアプリで取っていたので、公式記録にはなりませんが、条件さえあれば、いつでもできる。
*当日の気象の予測と目標の設定
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BLIP MAPでもこんな予想で、何故こういう予想になるかという理由まで考えるとこが出来た。
Topも高いということで、服装も選んだため快適だった。(しかし、ズボンの上にウィンドブレーカーを履いたが、チャックが無くてトイレが出来ないことに上空で気がついた…^^;)
条件からも関宿-板倉を結ぶ南北に境界が位置しており、初めてのプチXCにも難易度的には良かったと思う。
今後、回数を重ねて、少し難しい条件でも出来る様になりたい。
←その為には、反省にも挙げた定量的に考えることが重要!

*めちゃめちゃ惨めだったけど、帰る判断したこと
2000m近くの高さを飛ぶことも、XCするのも慣れていないこと。SZD55ももっと乗りこなせる様にする必要もある。
普段1000mくらいの景色は見慣れていても、2000mの景色は見慣れていないせいか、すごく綺麗だけど、自分は怖く感じてしまった。高所恐怖症か!?(航空部に入部したとき、飛ぶのが怖かったのと似ている感覚)
気流が怖いのも自然の力に畏怖する感じ。
自分がかなりビビりということもあるけれど、無理せずに帰投したのはよかったかと思う。
自信過剰にはなってはいけないけど、適切な自信を持てるまで徐々に慣らしていきたい。
しかし、今回は惨めで悔しいなぁ〜!!もっと上手くなりたい。

*印象的な経験ができた。
平地から山に入っていくあのドキドキ・ワクワク感。
今まで飛んでいた地点と地点が線でつながった感覚。
ダイナミックな条件の中、ドルフィンをしているアーカスはまるでダンスしているように見えた。
当日飛んでいた他のパイロットの方のレベルに驚愕!自分はびびってばっかりだったのに。

初ソロ前後の気持ちを少し思い出した日でした。
ステップアップをしていきたいです!

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