May 21, 2010
〜 トヨタの封じ込め戦略 〜
私ははじめ、トヨタとテスラがEVの開発で提携するとの情報をキャッチした時に、頭から「?」の文字が消えなかった。何故ならテスラという新興の自動車メーカーは、EVの販売で確かに話題性はあるけれども、実質的な技術力はそれ程ないと考えていたからだ。無論、今もその認識に変わりはないが、トヨタのように技術力を持ったメーカーが何故、自動車の2流3流のメーカーと組むのかが分からなかった。
ただよくよく考えると、両社に共通点がないという訳ではない。EVの核となる蓄電池に関しては両社ともパナソニック製のものを採用しているし、重要市場が北米であるという点でも一致している。
おそらくは、パナソニックの働きかけが今回の提携締結に少なからず影響しているのだろうが、トヨタも重要市場に出現した新たな脅威に対して目を離しておけなかったというのが実情であろう。特に新たな脅威という意味では、早めに勢いを封じ込めておくためにも、資本参加という形で対策がなされたのではないかと私は考えている。これから更にテスラの成長が続けば、買収という選択肢もきっと見えてくるはずだ。
結論として、トヨタがテスラとEVの開発で提携するというのは、やはり上辺だけの口実であるというのが私の所見である。
☆トヨタはさすが、見えないところでじわじわきてるね。日産みたいにEVへのシフトを大胆に打ち出すのも良いけれど、そのリスクは計り知れず大きい。トヨタはまさに堅実。これぞ王者の風格ってものか。