骨粗鬆症

2007年12月30日

「ワサビと骨粗鬆症」 第四回 ワサビ葉柄抽出物と骨形成5

第四回 ワサビ葉柄抽出物と骨形成

話が横道にそれてしまいました。今回のテーマを振り返ってみましょう。
骨粗鬆症の原因は、「ミネラル」分の貯蔵庫としての骨の役割が、加齢とともに、ホルモンのバランスなどと関連して衰えてくるとことです。
丈夫な骨を作るには、適度な運動を続けること。
カルシウムをはじめ、各種のミネラル分は。心と身体のバランスをとってくれる、大事な役割があることをお話してきました。
では、そろそろ、まとめに入ります。
ワサビの葉っぱの柄から抽出された、ある物質が、骨代謝をうながす作用があると言うんです。これはちょっと意外で面白いと思われませんか。
あの、ワサビの葉っぱの柄の部分は、春、山形ではお浸しにしたりして食べます。漬け汁(しょうゆ味)にコンニャクや油揚げと一緒に浸し、ワサビの風味を楽しんだりしています。
これって、もしかしたら、骨にいい食べ物だったと言うことでしょうか。素晴らしい! 山形の食文化、いいえ、日本の食文化の奥深さが垣間見えたような気がします。
今回の原稿を書いていて、一番感じたことは、健康にとって骨が果たしている役割がいかに重要かといことでした。だから、肩の後ろで腕を支える骨のことを、「健康骨」じゃくなくて、「肩甲骨(けんこうこつ」と言うんでしょうか?
なんですか、ワサビの利いていない落ちになってしまって、すみません。
おあとがよろしいようで、では、懲りずにブログのご訪問をお待ち申し上げます。
  参考文献:ワサビのすべて 日本古来の香辛料を科学する/学会出版センター


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2007年12月22日

「ワサビと骨粗鬆症」 第三回 「ストレス・いらいらを吹っ飛ばす、骨太生活」3

第三回 「ストレス・いらいらを吹っ飛ばす、骨太生活」

いい骨を維持するコツ、おわかり頂けましたでしょうか。話は横道にそれますけど、ちょっと思いついたので書いてしまいます。
一昔まえ、「切れる人」という形容は、頭の回転が速く、仕事がよくできる人のことを指していました。ところが、いつのまにか、「切れるヒト」は、「怖いヒト」ということになってしまいましたね。ホントにコワイです(/_;)。
原因はいろいろ言われているようですが、最近、食事が不規則で、栄養もかたよっている人が圧倒的に多くなっているような気がします。
ほとんどのミネラルは、普通に食事をしていれば充分摂取できます。でも、今、この普通に食事することが難しいんですね。子供から大人まで、とにかく忙しい。家族そろって一家団欒は、たまの休みにファミレスでといった具合でしょう。普段、家では、食事の時間もばらばら、好きなものだけを好きなだけ食べる。わかっちゃいるけどやめられない。
身体がホントに求めている栄養素。そんなの関係ない。オッパピー! ああ、どうしたらいいのでしょう? 
自分の命、自分の健康、自分の笑顔を忘れないで。
自分を大切にするって、じゃ具体的にどうすることなのか、よくよく考えて見てもわからない。ただ、ビタミンやミネラルが不足すると、ストレスやいらいらを引き起こしやすくなる傾向はあるみたいです。
眉間にしわをよせ、いつもプンプンしているあなた。カルシウムが不足しているんです。マグネシウムが足りないんです。カルシウムとマグネシウムにはイラついてささくれた心を鎮めてくれる働きがあるといいます。
でも、カルシウムやマグネシウムの多い食品を、急にとったからとって、それは無理がある話です。食品中のミネラルがすべて消化吸収されるわけではありません。特に、カルシウムと相性のよいパートナーは、ビタミンDです。
この二人が協力すると、吸収率がかくだんにあがります。
最近、日光を浴びる機会も減っているでしょう。特に東北地方に住む私たちにとっては、冬場の日照量じたい少なく、さらに屋内にこもりがちになりますよね。すると、ビタミンDは、紫外線を浴びることによって、体内でも合成されるのですが、これができない。そう言った場合は、食物からしっかり摂取する必要があります。
ビタミンDの多い食べものは、イクラ、ウナギ、カジキマグロ、鶏卵、きくらげ、サケ、サンマ、ニシン、干ししいたけ、などですね。
ただし脂溶性ビタミンですので、薬品やサプリメントなどに頼った摂取の仕方には気をつけましょう。
これで、あなたも、ストレス・いらいらを吹っ飛ばす、骨太生活に突入です!(^^)!
                         つづく


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2007年12月17日

「ワサビと骨粗鬆症」 第二回 「骨代謝 → いい骨を維持するコツ」3

みなさん、「ホネ」って、毎日、壊れているってご存知でしたでしょうか? その壊れた分、また新しく作られているってこともご存知だったでしょうか? これ実は、本当なんです。いや、ホントに生きているってスゴイことなんですね。
骨は、生まれてからだいたい20歳ごろまで成長します。個人差もありますけど、20歳から40代ぐらいまでが成熟期で、骨の量や密度は保たれます。しかし、いわゆる更年期に差し掛かるころより、さまざまに影響が出はじめ、6〜70代で重要な問題が生じてきます。
「健康」が話題にのぼると、ワンセットのように「運動」「身体を動かすこと」が大事です、と、よく言われますが、ではなぜ「運動」が大事なのかという理由について、深く考えてみたことはおありでしょうか?
実は、運動することにより、骨に負荷(負担を強いる)をかけ、骨自身に刺激をおよぼし、「よ〜しっ!」、自分もまだまだ頑張らなくてはと思わせ、壊れた骨の分を、一生懸命に造り直しているのです。
運動不足だと、骨自身も気がゆるんでしまい壊れた分の骨より、少ししか骨を造り直さなくなってしまうのです。
だからと言って、急に過激な運動をしても、骨は造られませんので、念のためご注意ください。
毎日、自分の体力にあった、適度な運動を続けることが、いい骨を維持するコツなのです。
つづく

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プロフィール
まゆみ先生
こんにちは!薬剤師の斎藤まゆみです。
あなた自身の生き方をもっと大切に! 
加齢、運動不足、日ごとに衰えていく気力と体力。
こんなはずではないと思っているあなたが、イキイキと元気に生きていくために、健康と美と笑顔を応援する、かかりつけ薬局、それが「漢タロウ薬局」です!

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