先月末から5日の日曜日までこちらで「MTL世界映画祭」が開催されていた。日本の作品も多数上映されていたので休日を利用し行ってきた。
観たのは「メゾン・ド・ヒミコ」と「いつか読書する日」。
「メゾン・ド・ヒミコ」の方は田中泯という人が目当てで。この人名前は時々目にしていたのだが、どんな人なのかあまり良く分かっていなかった。どんな動きをするのか興味があったので劇場へ。
映画は田中泯の踊りが観られるかと期待していたので、少しだけ残念(説明が遅れたが本職はダンサー)。また別の機会を見つけたいと思う。
「いつか読書する日」は岸部一徳と田中裕子という地味な(失礼)二人の主演だったが観て良かったと思える作品だった。副題が「MILKWOMAN」何のことかと思ったけど、牛乳配達員のこと。牛乳配達をしている独身中年女性の物語。主人公の気持ちが画面を通して伝わってくる。それから岸部一徳は最高、イイ味出していた。
その「いつか読書する日」は、その前日の試合(4日ミネソタ戦)に日本から雑誌の取材で来て下さっていたライターのTさんと一緒に観ることに。Tさんも結構な映画好きのようで楽しまれた様子。映画を見終わった後は地元ジャーナリストのFさんも合流。何でも映画「窯焚」の製作時に少し協力されたとかで、その「窯焚」が今回いくつかの賞を受賞したので大変喜んでおられた。今回は時間の都合で観ることは出来なかったが、またDVDが出たら是非観てみたいと思う。
日本映画はこちらで随分と評価が高かった。別の時期にやっていたフェスティバルでも連日列を為すほどの超満員。邦画っていうと敬遠される方が多いが、そう食わず嫌いにならず(色々と良い作品も多いので)触れてみては如何でしょうか?