2005年09月14日

リーグを振り返り

先日のバンクーバー戦(11日)でリーグ最終節が終了した。チームは一位となり、これからプレーオフに進出する。

この4ヶ月半で28試合、怪我も無く全ての試合に出場出来て嬉しく思う。超過密日程と移動距離の長さで正直しんどい時もあったが何とか乗り越えてきた。
まだシーズンを振り返るのは早いかもしれないが、ここで経験したことを整理したうえで、来週のプレーオフに臨みたいと思う。

シーズン開幕時に立てた目標は3つ。
(1)怪我をしない。
(2)こちらのサッカーに順応する。
(3)違ったサッカーを経験をし、自分の実力を上げる。

(1)は今の所OK。
今回は(2)について。結論から先に言うと、始めは戸惑うことも多くて大変だったが、一応何とかやれたと思う。

面白かったの(発見)は自分はディフェンスでリズムを作っていくんだなということ。自分から積極的に守備の仕事を見つけだす。日本だと「組織的に、ここで奪いにいこう」となるが、こちらは一対一で奪おうとする。それから<日本>前からプレス、<カナダ>後ろから揃える。当然僕と周りとのギャップができて「あれっ?」迷いが生じる。その迷いの余韻がプレーのリズムにも影響を及ぼし、シーズンの始めは苦労した。
でも、何試合か重ねるにつれ勝手が分かってきて(こんな僕でも学習しますから)徐々に試合に溶け込んでいけた。

あと反省点は、それでも適応するのに時間が掛かった点。アルゼンチン留学や新潟に移籍した当初も始めはダメで、時間が経つにつれて良さを発揮出来るようになった。

で、これからの課題。『もっと適応能力を高めるには何が必要か』
適応能力って何?言い換えると修正とコミュニケーション能力になるのかなと。どんなプレーが上手く出来たor出来なかったか。そして、それは何故か?上手くいかなかった点を出来るだけ早く修正、又は改良、又はバッサリと止める。

それから周りとの関係。どんなプレーをするのか?又はしてほしいか?を早く理解する。それからピッチ外での会話。これは性格もあって急に変えるのはなかなか難しいが。。

あとは心理的な問題。「そういうものだ」と思えるかどうか?常識って場所や時代で変わると思う。「そういう世界なんだな」と認識すればたいていは受け入れられる(今述べたことはサッカー以外にも言えると思う)。

まあ、そんなこんなでリーグを乗り切ってきた。(3)については、また次の機会に。



この記事へのトラックバックURL

この記事へのトラックバック
Yahoo!スポーツ(スポーツナビ)より元アルビの深澤選手。気にはなっていましたが、頑張っていたのですね。安心しました。アメリカのリーグの組織構造はよくわかりませんが、できればMLSで活躍して欲しいものです。こういう知らせを聞くと非常に嬉しくなります。見知らぬ土地...
深澤所属のインパクト、USLチャンピオンを狙う【新潟蹴球紀行2】at 2005年09月16日 01:23