2006年06月30日

6月29日

今日は午後からIMPACTのオフィスへ。

オフィスで働いているLさんが
「たまには遊びにいらっしゃい」と誘って下さったので
それでは、ということで伺うことに。
(皆さんが送って下さる応援メールは全てこの方が受け取りマネージャーを経由して僕の元に届きます)

オフィスはそんなに大きくないけれど、
スタッフの方々が仲良く仕事をしている。
ビルの同じ階にはオーナーの会社「Saputo」もあり
まるでひとつの大家族のような雰囲気。


「プロサッカーの試合」が成立するまでには
選手・審判・監督だけではなく
トレーナー、メディカル、用具係、マネージャー、
運営、広報、経理、営業、販売、
警備、記録係、会場管理、マスコミ関係、スポンサー
そしてボランティアetc....
数え切れないくらいの人が試合に関わっている。

普通の練習でもグランド管理やユニの洗濯、
清掃の方、、、色んな人からの沢山の支えがそこにある。

目立たないかもしれないけれど、その方たちがいなかったら成り立たない。
オフィスに来るとこういった方々のありがたさが良く分かる。

  

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2006年06月29日

6月28日

ホームでのRochester戦は1−0で勝利。
昨年は4試合とも引き分け、勝利は2シーズンぶりだったらしい。
後半にはPKを与えるもGKのWeberがファインセーブ。
こういうプレーからチームに勢いが生まれる。



それから試合内容とは関係ないのだが
おととい開幕前に採寸したスーツがようやく到着。
IMPACTはホームゲームに
スーツ(チーム支給)を着用することになっている。

試合当日パリッと糊の利いたシャツを着てネクタイを締めると
「今日もやるゾ」という気になる。
スーツ姿でお仕事をしている人達は
出勤前こんな気持なのだろうか。
服装ひとつで気分はずいぶんと変わる。


それにしても不思議なのは
今年は何故かサングラスが付いてきたこと。
これ着用して会場に向かえ、ということか。
スーツにサングラスの集団、、、まるでマフィアだ。




  
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2006年06月26日

6月25日

昨日のRochester戦は0−0の引き分け。
アウェイで現在首位チームとの対決。
久しぶりにレベルの高い試合になった。

観客も約1万人以上。
やっていて「面白い!」と思える試合に。
引き分けとはいえ、チームとして今季最高の内容だったのではないか。

Rochesterは今季スタジアムが完成したばかり。
サッカー専用で客席とピッチ(人工芝)までの距離がとても近い。
この雰囲気は最高である。

他にも今季Atlantaが新スタジアム完成。
MLSも数クラブがスタジアム建設中とかで
北米はちょっとしたスタジアム建設ラッシュ。


今回の試合で奇妙な心の動きがあった。
初めて自分の置かれている状況に
「感謝」という気持ちが浮かんできたのだ。

海外でサッカーをする。生活をする。
現地の人々が応援してくれる(アウェイだから実際には違うけど)。
アメリカという国(FIFA世界ランク4位)で
外国人として真剣勝負の中でプレーできる。

これって意外と貴重な経験だよなぁ、と。

夕暮れ時、試合前ベンチに座ったその瞬間
(今までぼんやりとは思っていたが)実感した。

何故急にそんな気持になったのか?
夕暮れで周りがオレンジ色に染まり
「きれいだなぁ」と思ったからなのか
それとも新スタジアムの雰囲気が良かったからなのか。
どうしてなのかは分からない。

ただあまりセンチな気分になっているのも
戦いの場ではよろしくないので
キックオフの笛と同時に「ピッ」と
試合モードに切り替わったが。



これで試合に勝っていたら最高だったはず。
水曜にホームでまたRochesterとの試合があるので
次は勝ちに行きたい。











  
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2006年06月23日

6月22日

さてW杯、、何と言ったら良いのか。
もう本当、ぐうの音も出ない。。

でも現実は変えられない。

うなだれていても仕方ないし、
この結果を重く受け止めて
再び前に進んでいくしかないのだろう。

何故こういう結果になってしまったのか?
他に方法はなかったのか?
今後どうしたら良いのか?

日本のことであるけれど、
自分でも色々と考えることは多い。

これから色々な意見が飛び交うはず。
それらにも注意深く耳を傾けたい。

  
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2006年06月20日

6月19日

昨日の試合Portland戦は0−0の引き分け。

前日まではスウェットが必要な涼しさだったが
当日は気温30度以上の暑さの中での戦い。
急激な気候の変化で心なしか選手の動きが重い。
明らかに引き分け狙いのPortlandだが、
最後の駆け引き・アイデアが足りず0点に抑えられ
そのまま試合終了。


そして今日は休日。
中華街にてジャンスタしょうぞう氏と
「Arigato!」の収録でお世話になったKさんと飲茶。
お二人ともカナダ歴10年以上、長い年月をこの地で過ごしてきた方。
人生経験やそこから導き出されたモノの見方など、
目から鱗(がボロボロ落ちてきそう)なご意見を耳にすることに。

といっても堅い話でなく
冗談や笑いの絶えない愉快なランチの時間。
お二人の会話(関西繋がり)は聞いているだけで面白い。



その後

部屋に帰ってきて気付いたことが。
というかマウリシオに指摘され判明。

「マサ、Tシャツ前後が反対だぞ。背中にポケット付いてる。」


ん、本当?
目線を下に向けると
そこにあるはずの胸ポケットが、、、無い。

今日一日ずーっとこの状態で過ごしていたなんて。
あぁ、恥ずかしすぎる。。

「今日は楽しい一日だったなぁ」と思いながら帰宅したのだが。
これが関西でいう「はなしのオチ」というのだろうか。

それよりお二人は気付いていたのか、
それとも気を使って下さったのか?
どちらだったのかとても気になる。




 


  
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2006年06月17日

6月16日

今日は練習が(連戦の疲れを考慮してか)急遽お休みに。

と、いうことで今朝は
W杯アルゼンチンvsセルビア モンテネグロを
同居人マウリシオとTV観戦。

朝から応援歌を歌うマウリシオ。
彼の身体はTV画面に向かって完全に前のめり。

次の日曜日は逆の立場になるのだろうな、なんて思いつつ
自分はソファに身を沈めコーヒーを啜る。



結果はご存知の通り6−0。
つ、強すぎる。。

ショートパスをポンポン繋ぎ
セルビア モンテネグロの守備網を抜けてゆく。
2得点目ゴールまでのパスは23本。
テクニック、攻守の切り替えの速さ。
一対一に絶対負けない守備とアイデア豊富な攻撃。
ここまで強いと言葉が出ない。。


次の試合でオランダがコートジボワールを破り
これでアルゼンチンの決勝トーナメント進出が決定。

ゴキゲンな様子のマウリシオ。
とても羨ましい。





それから
日本からDVDや雑誌、それから食品等
沢山の小包が(先週まとめて)届きました。
本当にありがとうございます!

お煎餅等の食品はマウリシオと共に美味しく頂いております。
DVDはW杯の後に、と。
この場を借りて深く御礼申し上げます。


  
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2006年06月15日

6月14日

今日の試合Atlanta戦は4−1で勝利。

前後半に2得点づつと大量得点での勝利。
自分自身も今季初の先発出場。
まあまあ動けたし、ミスも無かったが
試合勘&コンディションを取り戻し、もっと活躍したい。

あと、試合前に相手選手が「コンバンワ。ハジメマシテ。」
と日本語で話しかけてきた。

初めは「何だ、一体?」と驚いたが
話してみると何でも日本に住んでいたらしい。

名前は背番号7番Jason MacLaughlin選手。
2年間、広島で宣教師をしていたとかで
とても流暢な日本語を話していた。
色んな選手がいるものだ。



  
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2006年06月14日

6月13日

日本代表戦から一晩明けて。。

「残念だったな」
「途中までは良かったのに」
「どうした、日本?期待していたんだぞ」
「カンガルーの料理方法を忘れたのか?」

チームの皆から同情の言葉を掛けられる。
が、同情の言葉は余計ツライ。。

サムライはどこへ行ってしまったのか?

いや、選手たちは必死に戦っている。
問題は「どう戦うか?」だろう。

サッカーの神様は気まぐれ。
これから必ず奇跡を起こしてくれるに違いない、、、はず。
たぶん、、、してくれるんじゃないかな。



(神様にお願いしつつ)
次のクロアチア戦を期待しよう。
まだ可能性は十分に残されているのだ。
戦い方で結果はどうにも変えられる。

  
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2006年06月12日

6月11日

Toronto Lynx戦、、の前に

試合前日の練習でSuttonが左手人差し指を負傷。
全治6週間は掛かる見込み。
カナダ代表でもある守備の要の欠場はかなりの痛手になる。。


試合は1−0で勝利。
Torontoの前線からの素早いプレスに苦しんだが後半セットプレーからZeのヘディングの得点で辛くも勝利。Suttonの代役で登場したGkのWeberは公式戦初出場だったが落ち着いたゴールキーピングで見事失点0に。


それから相手チームのtorontoには昨季一緒にプレーしたDi Pulacidoと昨季Impactのトライアウトで一緒だったMathewをピッチ上で見つける。Mathewはトライアウト期間中に怪我してしまい、その時は残念ながら契約出来ず、その後どうしているのかなぁ、と気になっていたのだが、今季見事にTorontoと契約していたとは!知った顔が活躍しているのは、こちらも嬉しいものだ。

今は明け方の4時半。
一番近いアウェイゲームでもバスで6時間。
何て広大な土地なのだろうか。
移動中ずっと寝てたせいで
部屋に戻ってきた今、眠気が覚めてしまった。。

  
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2006年06月09日

6月8日

W杯がもう直ぐ開幕。
こちらMTL、移民の多い土地だけあって
街の様々な場所でW杯関連のモノを目にする。
ニュース、新聞、ラジオ等のメディアでも取り上げられ、ここへ来て盛り上がりを実感。

チームの中でも最近はその話題で持ちきり。
「アルゼンチンが優勝する!」とか「いや、イタリアだ!」とか。

「お前はどこを応援するんだ?」周りにと聞かれるが
僕が応援するのは勿論ニッポン。日本人ならアタリマエ。
是非決勝トーナメントに勝ち進んでいってもらいたい。


このIMPACTは本当に多国籍なチームだ。
色々な国から選手が集まってきている。

アルゼンチン人は同居人MauricioとDi Lorenzo.
ブラジルからは2人、ZeとSalles. 
トリニダード・トバゴのBailey.
セルビア・モンテネグロのKolic.
アメリカは4人、Lyssand、Antoniuk、Weber、Wilson.

フィジコのGilsはスペインのカタルーニャ出身。
GKコーチのYoussefはモロッコ(今回はモロッコが出場しないので少し寂しそう)。

カナダ人といってもほとんどがどこかの国の移民の子供。
生粋の?カナダ・ケベクワはLeducのみ(ケベクワも元を辿ればフランスだが)。

一番多いのはイタリア系で6人(監督・コーチもオーナーも)。 
その他RibieroとホペイロのRyanはポルトガル
Fronimadisはギリシャ
Gervaisはペルーとカナダ、Gattiはイタリア&フランスのハーフ。
Mertはブルガリアで生まれ旧ユーゴで育ち、10歳の頃こちらに移住。 
 

ひとつのチームに色々異なったバックグランドを持つ選手たちが集まっている。
「人種のごった煮」状態の中は面白い。


W杯で選手たちの素晴しいプレーが観られるのも楽しみだが、
画面のこちら側、応援する人達を見ることもまた楽しみの一つになりそうだ。  
Posted by mfukasawa2 at 10:37TrackBack(0)