2006年10月06日

最終回

皆さん今年も応援ありがとうございました。

スタジアム、ネットを通じてラジオで、このブログで
あるいは日本から直接こちらへ訪れて下さったり。

メール、差し入れ、手紙、バースデーメッセージetc...
本当に感謝しています。

特に今年は怪我で長期の離脱をし
そんな時皆さんからの応援や励ましメールが
とても自分を勇気付けてくれましたし
頑張ろうという気持ちにしてくれました。

こうやってサッカー出来るのも
周りの皆様のおかげです。

それから今年はこちらで
日本人の方々と知り合いになる機会も随分増え
その方たちがスタジアムへ足を運んで下さった事も
嬉しかったことのひとつです。

こうやって色々な場所を訪れ沢山の人と知り合えて
「サッカーやってて良かった!」と素直に思います。

さて、今後の挑戦場所は
まだ何処になるか分かりませんが
(去年も同じようなこと書いたような、、)
引き続き、自分の思うように前へ進んでいこうと思います。
「変わっていくこと」が人間の本質だとしたら
その変化を自分でも楽しみつつ。

それでは皆さん、また何処かでお会いしましょう。
本当にありがとうございました!

深澤仁博
  

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2006年10月01日

9月30日

本日プレーオフ決勝Vancouver対Rochesterの試合は
Vancouverの優勝(2−0)にて幕を閉じた。
TVで観戦したけれど彼らは本当に良いサッカーをしていた。
USL総合優勝、心から祝福したい。



さて、全てが終わった今、、、

(部屋が静かという理由もあるけど)
心はとても落ち着いた状態でいる。

振り返ってみると
今季も色々あったなぁ、と(遠い目)。
確かに期間は短いけれど、30試合もやるとさすがに。

プレー出来る喜びと出来ない悔しさ、
ゲームの中での勝負所とその厳しさ、
アメリカン サッカーの強さを知った試合
連戦の中でのコンディション調整、、等
挙げればキリが無いくらい。

今季は2年目ということで
昨季とはまた違った挑戦の面白さがあったと思う。

周囲からの期待や、「敵の対応」への対応
昨年からの戦術の積み重ね、応用、
ピッチ内外でのコミュニケーションetc.
本当に学ぶことの多い毎日だった。

まあ怪我やチーム事情等
予期せぬことも色々と起こったけれど
諦めず、どんな時でも
自分なりにベストを尽くしてきた。

最近になってようやく「頑張ることの意味」が
分かるようになった気がする。
(無理をする、とは違う)

そしてこのチーム。
(以前マウリシオも書いたけど)
国籍も文化も言語も全く違う人間の集団が
一つの目的を持って戦うことの意味、
それは素晴らしいことなのだと知った。

短い期間のうち、そのほとんどを
練習・試合・遠征・合宿を通じて同じ時間を共有する。

そういうことって
人生の中でそう多くあるものでもないし
それは本当に素晴らしいこと。
自分にとって、かなり貴重な経験に。

それ以外にも
北米は英語、のはずなのに
フランス語圏のMTLで
スペイン語に囲まれての生活は
とても刺激的で面白いものであった。

色々あったけど、今は本当に
周りのみんな、そして遠く・近くの皆様に感謝。
こうしてサッカーに打ち込めるのも
周囲からのサポートやお心遣いがあるからだ、と。
Thank you、 Merci、 Gracias、、、Arigato!ですね。
  
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2006年09月27日

9月26日

試合から2晩明け、、、

今日は今季最後のチームミーティング。
監督・コーチの話
マネージャーからの事務連絡等。

その後は今季使用したユニホーム、
集合写真のポスターが渡される。

もうすぐ皆各々の場所へ戻ってしまうので
ある選手はポスターに全員分のサインを集めたり
他にはシャツを交換したり。

最後はロッカールームの整理。
スパイク、タオル等をバッグに詰め
練習場を後に。


来週月曜に最後のイベントが残っているので
それまではゆっくり過ごしたいと思う。


  
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2006年09月26日

9月25日

プレーオフ準決勝Vancouverとの2連戦。
アウェイを0−0で引き分け
ホームゲームに臨んだのだが、、

結果は0−2で敗戦。
準決勝敗退が決定した。

これでIMPACTの今シーズンは終了。
今年こそ、と想いがあっただけに
本当に残念でならない。




  
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2006年09月20日

9月19日

プレーオフ準決勝の相手がVancouverに決定。
今週金曜にアウェイ、
日曜にホームでの試合と決まる。

今日は練習終了後ロッカーロームに
レギュラーリーグ優勝のカップが届けられた。

それはそれで嬉しいが、
これだけでは満足できない。

もうひとつ欲しいもの。
それはプレーオフを制したときに手に入る。

まずは準決勝で勝たなければ。
明日Vancouverに向けて出発。


追記

MLS事務局で活躍されている
中村武彦さんのブログ
sportsnavi+ blogにて
USLに関しての記事を取り扱っていただきました。
  
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2006年09月17日

9月16日

今日はTorontoと練習試合(2−1で勝利)。

プレーオフまでは一週間。
チームの課題がある程度修正できて
選手たちは少し手ごたえを得られたのではないか。

個人的にも得点を決めて
調子の良さを示せたと思う。

明日はお休み
心身共にフレッシュな状態で
来週の練習に。


さて、昨日の続きのマウリシオ君の
日本語訳(誤訳)を。

「だいたいこんなカンジ」と
アバウトな訳なので
違っていても怒らないで頂きたい。


それでは

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こんにちは。
この数日はプレーオフ準決勝の試合まで時間がありますが、
選手・スタッフには緊張感が表れ始めています。

しかしその日はやってきますし、
良い試合になるように願っています。
プロ選手として各々が最高のプレーをし
待ち望んでいるポジティブな結果を得るように。

今週は悪天候の中、滑りやすいピッチでは
ハードなフィジカルトレーニングが続いています。
準決勝まで待たなければいけない気持ちを持ちながら。

緊張のほぐれた雰囲気は時間が過ぎるのを早く感じさせます。
たとえ練習で監督のお説教から逃げることができなかったとしても。。

全て上手く行っていますよ。

しかし忍耐強くあることは学ばなければいけません。
何故なら試合の日には、ピッチに足を踏み入れる瞬間
全ての選手が感じる心理的な負荷や緊張感が訪れるからです。

プレーオフとは別に、日本の皆さんにお話したいことが。

このチームの素晴らしいところは、
違った文化の人々が生活し新しい経験を分かち合う可能性を持てることです。
私たちのチームには御存知の通り様々な国籍の選手がいます。
例えばブラジルやトリニダード・トバゴ、アルゼンチン、日本、アメリカ、
そしてイタリア系、もちろんカナダ人も。

毎日の練習、遠征、合宿で
調和とリラックスした雰囲気の中、
異なった文化を持つ人間が関係を保ち、
ひとつの共通の目的の為に準備しています。

仲間同志の結びつきが強さを生み出すことを私たちは知っています。
今はグランドに出て、
喜びの為に、私たちを応援してくれる全ての人達の為に
自分たちの最高のプレーを大いに示す時を待っているところです。
(その中にはインターネットを通じ、
深澤や私たちを応援して下さっている皆さんも含まれています)


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意外と良いこと言うなぁ。
ふーむ、感心。
  
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2006年09月16日

9月15日

今週はハードな練習が続いている。

フィジカル系のメニューが多く
今は「追い込み」の時期。

先月は試合が立て込んで
コンディション調整が多かったので
しっかりとトレーニング出来るのは嬉しい。
ここで身体を「叩いて」おき
試合には良い状態で臨みたい。



今日はちょっと気分を変えて、、、

突然ですが
同居人マウリシオが
ブログの更新をしてくれます。

「今週は試合も無いし、何書こうかなぁ」と
PCを前にしてボヤいていたら
彼が助け舟を出してくれました。
さすが、持つべきものは友です。

それでは、マウリシオの登場。

宜しく。


Hola,tan solo unos dias nos separan de las semifinales y la ansiedad comienza a aparecer en los jugadores y cuerpo tecnico.Pero todo llega y esperemos que el dia del partido la inspiracion este de nuestro lado para asi poder dar lo mejor de uno, como jugador profesional, y obtener el resultado positivo que tanto anhelamos.La semana fue dura,entrenamientos fisico muy fuertes con un clima lluvioso que aumentaba la carga de los trabajos, debido a un campo de juego resvaladizo,mas el agregado emocional que representa el tener que esperar mas de 10 dias para jugar los 2 partidos de semifinal.Mas el ambiente distendido en el que se desarrolaron los entrenamientos ayudaron a que la semana pasara mas rapido,aunque no pudimos escapar a algunos enojos del tecnico cuando los trabajos no salian como el queria.
Todo esta bien,solo hay que ser paciente y saber esperar porque el dia del partido llegara junto con su carga de emocion y nerviosismo que todo jugador siente antes de entrar a la cancha.
Dejando un poco de lado esta semana de play offs me gustaria contarles a ustedes,alli en Japon,lo lindo que es tener la posibilidad de vivir y compartir nuevas experiencias con gente de diferentes culturas.
En nuestro equipo sabran ya,que hay jugadores de muchas nacionalidades,como por ejemplo de Brasil,Trinidad y Tobago,Argentina,Japon,Estados Unidos y algunos descendientes de padres italianos y por supuesto canadienses.
Todos los dias en los entrenamientos ,en los viajes,o en las concentraciones, es asombroso ver como personas de diferentes culturas se relacionan entre si en un ambiente de armonia y distencion,preparandose para un objetivo en comun que es el campeonato,pero entendiendo que solo se pueden lograr grandes cosas si existe la union y la fuerza que este grupo ha sabido cosechar con el correr de los dias.
Entendimos el mensaje,la union pacifica hace la fuerza, ahora esperamos la hora de salir a la cancha y desplegar nuestro mejor juego para alegria nuestra y de toda la gente que nos sigue (entre ellos estan ustedes que atraves de la distancia y por internet brindan su apoyo a Fukasawa y por medio de el a nosotros tambien).


ムーチャス グラシアス。
随分と沢山書いてくれました。
(1時間くらいか)
その間僕は読書に没頭。

予想していた以上に長い文章なので
日本語訳(誤訳)はまた明日。  
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2006年09月11日

9月10日

今夜Rochesterの試合が
引き分けに終わった為
IMPACTのレギュラーリーグ優勝が決定!

今年は最後の8月に
苦しい状況が続いたが
最後は結果を出せて良かった。

昨年は2位との勝ち点差は「10」。
今年は「1」のみ。
随分と緊迫した争いだったことが
お分かりになると思う。


これで残すはプレーオフ。

プレーオフはH&Aのトーナメント方式で行い
決勝のみ一試合(9月30日)。
これでUSLの総合優勝が決定する。

せっかく勝ったのに何だかなぁ、
という気もするが、そこは忘れよう。
プレーオフでも勝利すれば
真のChampionと証明出来る、というものだ。

我らがIMPACT(1位)は準決勝から。
Vancouver(4位)とMiami(5位)の勝者と対戦。

Rochester(2位)は
Charleston(3位)とPuerto Rico(6位)の勝者と。


プレーオフの雰囲気は結構異様。
選手、監督、クラブの幹部もマスコミも
全ての人間が
そこに全力を注ぎ込む。

緊張感、周りからのプレッシャー、
駆け引き、ファウルの数、、etc.
全てがリーグ戦とは違ってくる。

昨年の経験はとても良い財産になっている。
今年はその「経験」を生かして、総合優勝の為に頑張りたい。  
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2006年09月10日

9月9日

昨夜のToronto戦は0−0の引き分け。

後半にPKを得たが痛恨のミス。
他にも何度か惜しいチャンスはあったが
そのまま試合終了。

IMPACTの出来が、というよりも
相手のTorontoが本当に良いサッカーをしていたと思う

これといって目立つ選手はいないのだが
全員が守備の意識を高く持ち
攻守の切り替えも速い。
Torontoがここ最近調子を上げていた理由が分かった。

勝てなかったのは残念だが
プレーオフ前に楽勝して気を緩めてしまうよりも
こういう結果で、逆に危機感を持って
練習に取り組めて良いかもしれない。

次の試合(プレーオフ準決勝)まで
2週間と時間があるので、
良い準備をしてその日に臨みたい。
  
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2006年08月30日

8月29日

今日TVを観ていたら
USL2部のプレーオフ決勝が放送されていた。
対戦カードはRichmond対Charlotte。

実はRichmond、
昨季はUSL1部に属し
プレーオフ決勝まで
駒を進めたクラブなのである。
(優勝はSeattle)

今季はMiamiが新たに加入し
そのお陰で2部に送り込まれてしまった、
という悲しい過去を持つクラブだが
見事に(圧倒的な強さを見せつけ)
優勝を果たした。

以前MLS・USL間での昇降格は無い、と書いたが
USL内でも1部と2部間の入れ替えが無い、らしい。

らしい、と書いたのは
今の時点では確認出来ていない為(失礼)。

しかし、
昨季USL2部の優勝クラブ(Charlotte)は
今季もそのまま残り
マウリシオに聞いても
「この6年昇格を聞いたこと無い」とのこと。
間違いないだろう。

フランチャイズ。
北米ではこの運営方法が主流なようだ。
それまでまったくサッカーの無かった土地に
資本を投入し、ゼロからクラブを作り上げる。
経営が上手く行かない時は
すっぱりと切って他の場所へ。

だから小さいクラブを作って
徐々に上のステージに、とか
過去の名門クラブが今は3部で落ちぶれて、、、
みたいなことは
ここ北米では無い訳で。

どちらが良いか?とは一概には言えない。
そのどちらにも長所・短所があるから。

そして面白いのは
MLSは例えて言うならば
リーグ全体がひとつの会社、みたいなもので
選手もクラブとの契約、ではなくリーグとの契約。
収支もリーグ全体で。
各クラブは会社(MLS)のなかのNY支部(Red Bulls)とか
LA支部(LA Galaxy)といった感じ。

それに対しUSLは
選手との契約も、経営・収支も各々のクラブで。
他国の一般的なクラブと同じ。

と、いう理由でMLSとUSL間での
入れ替えは行われない。

では何故USL内での
昇降格が無いのか?

、、、、
その理由は
自分も知らない。。

たぶん経済的な面での問題か、と推測するが。
また分かった時点でそれは書いていきたいと思う。

さて、今月地獄の9試合も残り一つ。
Portlandへは明日出発。  
Posted by mfukasawa2 at 12:11TrackBack(0)