深夜についつい足を向けてしまう、
東中野銀座通りの青森産 炭火焼 津軽屋さん。
時刻は23時を廻っていましたが、
まだカウンターの半分ほど、
常連さんが楽しそうに呑まれていまして。
女将「こっちが涼しいから、真ん中の席にどうぞ!」
新入りですから、
カウンターの端っこに座ろうとする私を
女将は元気な笑顔で迎えてくれました!
まず、生ビールと共に注文したのは
「つがる漬け」
これ、津軽の郷土料理のようですね!
5月に荒木町の青森料理のお店でも
食べた事が有るんですが・・・
昆布がみじん切りにしてある所が
松前漬けと違います!
口の中で昆布がまとわりつく事が無いので、
こちらの方が食べ易く。
何より嬉しいのは、数の子がタップリ♪
これだけ数の子が入って350円はお得です!
醤油っけを抑えてある分、
昆布とイカの旨みがグイグイ迫ってきまして。
ツルンッとコリッと心地良い食感を愉しみました♪
次に注文したのは、
「砂肝とにんにくの芽の炒め」
女将は砂肝の火の通し方を知ってますね!
そう、炒め加減は、
「シャキシャキ」と「コリコリッ」の“良い所どり”です♪
臭みが全くない砂肝は、
心地良い響きと共に澄んだ旨みを響かせ。
香しいにんにくの芽が箸を持つ手を止めさせません!
青森の地酒「白神」が呑みたくなって、
一緒に注文したのが「紅シャケの寿し」
お婆ちゃんが丹精を込めて作ったと言う飯寿司。
生鮭のフレッシュな旨味と
発酵食品特有の熟れた酸味とを兼ね備えた、
これまたゾクゾクっとする一品!
凝縮した野菜の旨みと穏やかな麹の風味が、
上品な脂のりの紅鮭に更なるコクをプラス。
刻み生姜が爽やかに全体を引き締めています。。。
アッ、もうラストオーダー!
だったら、呑んだ自分へのご褒美に
「しじみバター」といきましょう!
小鍋にはたっぷりのしじみと、
白濁した濃厚スープがタップリ!
そのスープを一口すすると・・・
驚く程、上品な旨味! キャッチーな香り♪
かすかに忍ばせたにんにくスライスが、
コクと香りに更なる磨きをかけています!
私「こんなに臭みの無いしじみは初めて。。。」
女将「そうですか? 私は十三湖のしじみしか
食べた事無いので。。。」
実は私、日頃の悪行(深酒)に懺悔する意味でも
日曜の朝飯はしじみの味噌汁と決めているので、
毎週、生しじみで味噌汁を作っているのですが・・・
十三湖のしじみは、“身の太り方”“高貴で力強い旨み”“香り”
すべての面において、スーパーのしじみとは格が違います!
ちいさき者、しじみの大きなチカラ!
ガツーンと体に染み渡りました♪
今朝、寝覚めが良かったのも、
きっとしじみのチカラの御陰かも知れませんね。。。
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