私「下町の居酒屋のお手本みたいなお店です!」
女将さん「そこまで言って下さるお客様、初めて♪」
そうですか?
常連さんは、こういう贅沢を享受し過ぎて
それが当たり前のように感じているのかも知れないけど。
私のように夜を彷徨う人間の目で見れば、
咲村さんは、真っ直ぐに丁寧な仕事!
咲村さんは、気取っては語らないけど、
仕入れる物も確か!
だって、「まぐろぬた」に
トロを使うなんて、贅沢でしょう?
赤身かと思って注文したら、
ドキッとしましたよ。。。
その名の通りに
とろけるような脂のりの良さと、
キレのよい酢味噌の香り立ちの良さ♪
「白味噌だけじゃ無い、合わせ味噌だろうか?」
店主に聞いてみたい欲求にかられながらも、
この和やかなお店の雰囲気を壊す気がして…
まずは、“一人のお客”に徹する事と致しました。
はい、“下町仕立ての酢味噌”
思わず唸りたくなるほど、美味しかったです♪
咲村さんの煮物は、本当に心が解れる気がします!
「銀むつ煮」
脂のりが良く、旨みも有るから
西京漬でもよく見かけるお魚ですが…
西京漬でいただと、
時としてくどさを感じる脂のりの良さも。
咲村さんの“やんわりとした甘さ”で煮た方が
脂も旨みも熟れていて。
最強に… いえ、最高に美味しいと思います!
「小松菜おひたし」は、
煮浸しのように、気取っていません!
香り豊かな削り節を、たっぷりとかけているから
シャキッと、ハリの良い茹で加減の中に
瑞々しい蒼さと、豊潤な節の香り、旨み♪
う~ん、粋ですねえ。。。
これもさりげないけど、イカシテマス!
「イカ丸焼」
私は、アンチ“いきなり醤油派”w
まず、何もつけずに一口。
素材の風味と戯れたい方なんだけど。
“丸焼”って名前に反して…
フワッと柔らかく、香ばしい♪
イカの旨みと香りを凝縮させて
口の中が一気に豊かになる感じ。
ふふふ。。。
思わず笑みがこぼれてしまった所、
隣のオジサンに不思議そうに見られてしまいましたw
店主「これ、温めますか? 冷たいままが良いですか?」
店主に念を押された時、
最初は何の事か解りませんでした。。。
「イカ丸焼き」のすぐ後だったから
“焼きなすとピーマン”のつもりで注文したら
こんなに嫋やかなひと品でした!
「ナスピーマン」
元は、「ナスとピーマンの味噌炒め」だった物を
キーンと冷やしたものでしょうか?
これは、温めなくて正解♪
味噌がしっかりと中まで沁み込んだナスは、
しなやかな食感を残しながらも
味噌のコクと旨みを活かして、
しとやかなパンチ!
ナスのコクと旨みと味噌の風味が
キリッと冷えた事によって
ジワッと舌に染み入るように響き渡るんです♪
私「繊細なのに、香りもコクも奥深い!
白味噌と合わせ味噌ですか?」
女将さん「いいえ、普通の赤味噌です!」
いけないいけない!
“一人のお客”に徹するつもりが、事情徴収したくなるのは
私の悪い癖ですねw
まずは、存分に和の情趣にひたろう。。。
そして、食材が囁きかける言葉に
耳を傾けてみよう。。。
さりげないメニュー名で
さりげなく供してくれる、旨いものの数々!
居酒屋の王道を静かに守る
オアシスにどっぷりと浸るのも、いい。。。
http://30min.jp/place/199564/blog/
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