2018年06月15日

180615 女児の虐待死

「もうパパとママにいわれなくても、じぶんから、しっかりできるようにするから もうおねがい ゆるしてください あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいに やらないからね ゆるしてください おねがいします」                                             
これは、先日(3/2)目黒区のアパートで、男親から虐待と暴行を受けて死亡した5才の女児、船戸結愛ちゃんが絶命する前に必死で書いた詫び状だ。これほど悲惨極まりない訴え状に私は思わず落涙した。
                                                                                         
結愛ちゃんは香川県善通寺に住んでいた船戸優理(25)が 船戸雄大(33)と再婚した時の連れ子だった。善通寺に居住した当時から、育児放棄で善通寺児童相談所に2回ほど一時預りされたが、今年1月に男親の都合で東京目黒区に転居した時、品川児童相談所に移管されたが、その後の保護観察が不十分になった結愛ちゃんは3月2日に衰弱して哀れな一生を終えた。 実母の優理は義理の雄太が連れ子の結愛ちゃんに暴行するのを知りながらも, 恐ろしくて止められなかったと言う。野獣は自己以外の子を殺すというが、本当にけだものの残虐さだ。                                                                                                                   
                                            
アフリカでは今でも多数の子供や幼児が飢えと疫病で死亡しているが、息絶えそうな子を親はいつまでも抱き続けている。しかし結愛ちゃんは、親の冷酷な仕打ちに怯えながら必死にもがき孤独と飢えのなかで生き延びようとした。テレビにみる結愛ちゃんの笑顔は本当に可憐だが これほど真摯な詫び状を書く知恵もあった。事情を知っていたら養女に引き取りたいと申し出た人も何人かいたことだろう。結愛ちゃんを孤独な死に追い落としたのは、正しく品川区児童相談所の怠慢と無責任である。                                                                                          
昔は似たような暴行や虐待が結構あり、例えば私の小学時代の同級生に やせ衰えたK子ちゃんがいた。義理の母親は同じ小学校の太っちょY先生だったが、K子ちゃんは虐待を受けて衰弱し学校ではひと言も発しないまま2〜3年後に、太っちょ先生の転勤と共に転校して音信が途絶えた。                                                                                           
                                       
わが家から少し離れた隣家のS家もかなり異常で、4人の兄弟姉妹は殆ど会話せず、学校では4人共にほぼ無口のまま学校生活を終了する異常さだった。虐待の内容は分からないが、低能ではなく性格も優しかった。寒い冬の登校時、我が家の庭で焚火すると彼らのズボンからは湯気が上がっていた。おねしょした寝間着のまま通学するのだ。中学校を卒業すると、長男は農家を継ぎ、次男は近くで理髪店、姉妹は何処かに嫁いでいった。                                                                         
           
恥ずかしながら私の父親(明治38年生)も無学で超短気、TVドラマの たけしの父親 そっくりだった。晩秋になると毎年、山陰の酒屋の杜氏に乞われて出稼ぎに行き 家族は平穏だが、早春に帰郷すると途端に家庭の雰囲気は一変する。 父の逆鱗にふれると我々子供は牛小屋の柱に括りつけられる。すると牛が近寄って大きな舌で舐めるが、それはオオカミに襲われるような恐怖で 私は泣き叫び、80年経った今でも忘れられない。ただ当時は子供が多く、我々兄弟は互いに助け合いながら過ごした。その恐ろしい父親も私が中学2年のとき結核で逝去。不謹慎だが我が家はこれからは平穏になると内心では嬉しかった。その後70年の長い人生で、父親は私の反面教師であった。                                                                    
                           
社会弱者の高齢者と幼児には手助けが必要だが、高齢者と違って幼児は声を上げることが出来ず、親に助けを求める以外に術がない。その意味で市役所の児童相談所の責務は極めて重要である。そこに勤める関係者は、多分厳しい競争社会を避けて、身分が安定する役所勤務を選んだ人達だろうが、その気楽さと無責任が結愛ちゃんを地獄に突き落としたのだ。役所勤務は決して天国ではないことを自ら反省するべきだ。  


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2018年06月11日

180611 医療は2割負担に 

私の住宅街では庭から玄関口まで金属製の手摺りを設置した家が多い、玄関口だけでなく、室内にも多数の手摺りを取り付けていると聞く。高齢になると足腰が弱り転倒して骨折すると2〜3週間入院して体力が極端に弱り、歩くことも困難になるので予防が大切だ。                         
                                     
実は、わが家も玄関口の3段の石段に手摺りをつけた。 前々から思っていたが最近ペット飼い始めて散歩に連れ出すとき引っ張られて危険を感じ、長さ2mの手摺を石段の上から下まで設置した。ごく簡単なアルミ製で作業は半日で終わり代金6万円を請求された。工事屋さんは、介護保険が効けば自己負担は6千円で済みますが、お宅は元気なので定額ですとのこと。設置費が1/10の激安だから多くの家が手摺りを設けているのだ。工事はごく簡単で、余裕があれば私でも知人の手助けで安く工事ができそうだと思う。我が国は福祉予算と名が付くと途端に値段が跳ね上がりボロ儲けになるらしい。中国系企業ならきっと半額以下で工事をするに違いない。                                          
                                       
                      
日本の福祉予算は爆発的に膨張して遂に40兆円に達した。国の税収が60兆円だからその大半を占めるまでに膨れた。福祉事業以外は何もできないほどのモンスター予算になった。野党は無責任な人気取り政策を叫び続け、不人気を恐れる自民党も呼応するので、どこまでも膨張する。私の近隣でも、元気に出歩くAさんは週2回のデイーサービスの送迎車が来る。普通に話せるWさんは毎週土曜、言語訓練教室に通っているなどなど、驚くほど多彩な福祉予算が潤沢に提供され浪費されている。                                                                                                                              
                         
医療費も同様で、病院の支払いは殆どが格安の1割負担だから、閑な高齢者達は少し気分が悪いと直ぐに病院に行く。傘寿になった私もごく初期の前立腺肥大で、泌尿器科に通い始めたが、自営業収入があるので全て3割負担、薬代を含めると毎回2万円前後を請求される。先週も担当医にまだ通院は必要でしょうか?と聞くと少々気分を害したらしく、私は専門医だから任せて下さい!と言われた。数千円なら文句を言わずに何回でも通院するが、毎回2〜3万円を請求されると、いい加減に開放して欲しいと思い始める。                                                                                                               
                                     
殆どの高齢者の医療費負担は1割だが、3割とは言わなくても2割程度に値上げすると、不要な病院通いは激減するだろうと私は思う。 2割になると病院通いも減り服用しない薬は買わなくなり、財政は劇的に余裕になるだろう。このまま高齢者が増え続けると、国家財政が破綻するのは目に見えているが誰も言わない。選挙が無い参院議員も発言ぐらいはすべきだと思うが音沙汰なしだ。立派な意見を吐く小泉進次郎辺りが発言すれば心から尊敬するが、彼も利口者らしく知らん顔している。困ったものだ。 


          


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2018年06月05日

180605 パワハラ-2

日大アメフトの内田正人前監督がパワハラで窮地に立っている。大学医学部のパワハラはよく知られているが、専門色の強い理系学部もパワハラが強い。私の卒業した化学工学部は、毎年多数の大手メーカーから求人が殺到し、4月になると就職担当教授が成績順に学生を呼びこんで、メーカーを選択させる方式をとっている。多分東大法学部も同様で、成績順に法務省、財務省、経済産業省、外務省…と決めるのだろう。

4月に入ると学生は成績順にひとりづつ就職担当K教授室に呼び込まれる。そして三菱化学 or 住友化学のどちらかを選べ、東レ or 旭化成ではどうか? 松下 or 東芝、という風に、次々と就職する会社を決める。学科試験の点数と実社会での有能さは必ずしも比例しないと私は思うのだが、大学では成績と従順さが全てに優先する。

5月の連休前迄には50名全員の就職先がほぼ内定した。しかし私だけはK教授からお呼びが掛からなかった。成績は中の下あたりで、その内呼ばれるだろうと思っていたが、私を除くほぼ全員が内定したと聞くとさすが心穏やかではなくなった。卒論指導のA助教授経由で接触すると、私には就職先を紹介する予定はないとK教授が言っていたそうだ。気絶するほど驚愕した。私はK教授の不興を買っていたのだ。

思い当たる節はあった。ひと月前の3月にK教授の燃料学科のテストがあり、私は欠点だったが点数に自信があったので、K教授室に訪れて、欠点ではない筈ですが?と問い質して、逆に激怒された件だ。K教授は多分、採点したアルバイトのミスを指摘されたと驚き、自分の採点が間違っていると言うのか?と声を荒げて私を教授室から追い出した。そして直ぐに4月になり、やっと私はK教授が就職担当だと知った。友人達はずっと前から知っていたようだが。
                                                   
さあ困った。大学を卒業しても就職できないでは絶対に困る。夏休みに帰郷すると親達は朗報を待っている筈だと、本当に悲壮な月日が流れていった。世間知らずの私には会社訪問などできる訳がなかった。大学院に残って2年後に就職することも考えたが、K教授がボスだから大学院を認める訳がないとA助教授から止められた。 
   
しかし捨てるてる神あれば拾う神ありだった。悶々として卒論を続けていた初夏に、尼崎駅前の新鋭の日米合弁化学会社JRCのS常務が来訪し、もし学生か残っていたら紹介して欲しいと。私は飛び付いて直ぐにOKした。有名な大手企業ではなく無名会社で友人達には話せないが、化学便覧の末尾には広告も載っていた会社だ。こうして私のサラリーマン生活は小さな会社の大きな歯車としてスタートした。      
そして60年が経過した。殆どの友人達は大企業の小さな部品として人生を終えて引退し、既に3割は逝去したが、私の会社生活は波乱続きだった。直ぐに東京本社の企画課長になり、米国医薬品合弁会社の社長を経由して波風が多い人生になった。退職後、既に20年が経過したが、私はまだ小さな自営会社で先端事業を経営する日々が続いている。                                                                                                
                                          
毎年の同期会には関東在住の友人達20余名が参加するが、自分の会社人生を誇らしげに語る人は殆ど居ない。平穏無事だが報われることの少なかった人生を悔やんでいるのだろうと思う。人生は正に、塞翁が馬で、大企業だから報われ中小企業は報われないとは決して言えないと、私は自分の実経験から確信している。                                                                         


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2018年05月28日

180528 パワハラの昨今


日本大学アメフトの内田正人前監督のパワハラが露呈してマスコミが大騒ぎしている。野党はモリカケ問題がぼやけると心配するが、アメフト騒動は燃え続ける。辞任した内田監督はパワハラを真っ向から否定したが、被害者の宮川泰介選手がマスコミの殿堂 日本記者クラブに呼ばれて詳細を説明し、鬼の内田監督は遂に入院してしまった。                                                                  
                  
体育会系では、従来からパワハラが色濃く残存しており、女子レスリングの伊調馨が至学館大(名古屋)から東京へ練習場所を移した途端、至学館の栄和人強化本部長から徹底的に虐められた事件も同根だ。しかしパワハラはスポーツ界だけでなく、電通の若い女性の自殺の如く 現業企業にも色濃く存在している。                                                                                                                                  
60年前に私が尼崎の日米合弁JRCの研究部門に入社した時、経営も理解できる技術屋になろうと、神戸大学経営学部(夜間)で勉強しようと考えた。上司K課長は毎夜マージャンなので、私が退社後の自由時間を通学しても問題ないだろうと思ったが、夜学通学を知った上司は怒った。自分が学んでいない経営学を部下が学ぶ必要はないと退学を迫り、辞めなければ遠方の石川県美川工場に転勤させると脅された。                                                                                      
                                     
北陸の田舎工場に放逐されては敵わないと、私は泣き泣き神戸大学に休学届けを出した。2年間の休学期限が経過した時、K課長が転勤となり、私は再び神戸大学に復学して無事に経営学士号を取得した。しかし四苦八苦して取得した経営学士も使い道は無く、何とか生かせるチャンスをと狙っていたが、偶然にも会社が経営方針に関する社内論文を募集していることを知った。                                                                                        
実務経験に乏しい若者には,企業を如何に経営するかは難テーマだったので、私は作戦を考えてデータを駆使した実証学的な論文を書こうと発起し、半年かけて400字詰め100枚程度の論文を書いた。数値に振り回されて、内容的には消化不十分な論文であったが、企業戦略を数字で論じるユニークな論文と言われて、私の想像以上に解釈が拡大し議論を広げる提案となり、見事に一等賞となって社内は驚愕した。                                                                                   

しかしパワハラが起きた。事前に上司に相談すると一喝されて論文断念を命じられるのは確実なので、私は本社人事部に直送したが、その論文が一等賞となって社内報で大々的に公開され、初めて部下の論文を知った上司は大いに不機嫌だった。しかし私の論文を読んだ社長は異常に関心を示し、私を本社企画課長に転籍するよう命令した。                                                                                                                                          
一般の人事異動は人事部長の権限だが、技術部門に関しては当人の専門分野が深く関係するので、技術部長の事前承諾が必須だが、技術屋の私は社長の直接指示で発令された為、上司に無断で部下が本社に転籍して企画課長に昇格したことに上司は激怒した。そして転勤に関する一切の協力を拒否し、大阪→東京の転勤費用支払書にも捺印を拒否した為、家族同伴の移動費用がなかなか貰えず、苦渋した古い思い出もある。                                                                                
                                           
今回の騒動で渦中のアメフト前監督の内田正人氏は、日大相撲部監督から日大理事長に出世した田中理事長の次を狙っているとも言われているが、パワハラを否定し続ける今回の騒動で、その野望は風前の灯となった。好事魔多しというところか。                      
             





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2018年05月18日

180519 フランスの凋落

仏マクロン大統領が苦闘している。 歴代政権が過度に規制緩和を進めて生じたフランス国民の怠惰病を断ち切りメスを入れようとして、国民から猛反発を食っている。 怠惰病は、国鉄、航空会社、法曹界、大学など広範に広がり、規制緩和で生じた悪平等が深く浸透してフランスの国力低下を招き、重大な事態に陥っているという。         
                                         
産経新聞(5/2)によると、例えば世界の大学格付で、世界のNo.1のオックスフォ-ド大学、No.2のケンブリッジ大学に続く実績と格式を誇っていた仏ソルボンヌ大学はNo.196位に迄ランクを下げた。因に東大はNo.28位、京大はNo.36位。 誰でも自由に大学で学べるべしとの方針でソルボンヌ大学は入学試験を廃止し高卒者全員に門戸を開放し、希望者多数なら抽選方式にした為、大学には学力不足の学生が溢れて、無事に卒業できる者は半数にも満たないという。                                                                                         
                                       
昔は肉体労働だった国鉄には多くの特典が残存しており、従業員は52才になると退職して年金を満額受給するという民間ではあり得ない厚待遇のため、フランス国鉄の債務残高は6兆円に達した。ドイツや北欧諸国は年金制度を大胆にカットして競争力を回復したがフランスは改革案が提案される度に大規模デモに発展して全く解決されない。その結果フランスの経済力は独,英,他諸国に大きく引き離されてしまったという。                                                                                
                                          
マクロン大統領が掲げる悪弊改革は、次の如くであり、日本や西欧諸国ではごく当り前のものばかりだが、既得権化したフランス国民はこの改革に猛反対のストライキを起こすという。
    a) 大学入試を能力主義に戻す  
    b) 国鉄職員の年金制度の改革   
    c) 議員が自分の家族を雇用することを廃止、
    d) 労働者の過保護を止めて、企業の競争力を回復  
   e) 法人税33%を段階的に25%まで引き下げ  
    f) 継続中の非常事態宣言の解除       
                                           
                                        
かような悪弊が続くとフランスは国力を喪失して、残るは幻のごとき観光業だけになるが、その観光業も近年はテロ頻発で、フランス旅行者は大きく減少し始めているという。                          
                                      
欧州の私の友人達の言動からもこの雰囲気は十分理解できる。ドイツ人は律儀で堅苦しく話し難いが、イタリア人は社交的で医薬会社の社長が、イタリアには2重帳簿が多く、課税対象と実売上高とはかなり差がある、日本企業はバカ正直すぎると笑う。イタリア、スペイン、トルトガルなど南欧ラテンの友人達は底抜けに明るく楽天的で、交通ラッシュが朝昼夕の日に3回、昼食後は自宅で昼寝というシェスタ慣習も最近は影を潜めてはきたが国民は享楽的な人生を楽しみ、同じラテン民族のフランスも人生は楽しむべしと信じる人々が多いようだ。                        
                                               
日本も笑ってばかりはおられない。野党は国民の歓心を買うことに熱心で、彼らが提案する放漫予算が実現すれば、日本もフランスのように国力を失って凋落に陥る危険性が大きい。日本の大きな問題は2つであり、ひとつは 若者達が元気を喪失して人口減少が止まらないことで、他方は福利厚生予算ばかり増加する放漫財政を続けていることである。これらは複雑な問題だが、与野党は如何に若者のやる気を取り戻すかを真剣に検討すべきである。
                                               




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2018年05月13日

180514 北朝鮮の将来

平昌オリンピックを契機に、北朝鮮問題が大きく動き始めた。強硬策一辺倒で、核ミサイル路線を強行してきた金正恩が突然に急旋回して、和平路線に向かうとは誰も予想しなかった。我国も核ミサイルと毒ガスの恐怖からは何とか避けられそうになった。                                                                         
オバマ前大統領が、戦略的忍耐とかの口実で静観し、北に核ミサイル開発を黙認した。国土が広大なロシアと中国は、北の核脅威を殆ど感じず米国を苦境に落とすことを望んだ。韓国は北朝鮮と連邦して人口8,000万人の核大国に変身することも夢見ながら複雑な心境だった。米国と日本は、北の核ミサイルを絶対に容認できない立場である。                                                                                                                    
トランンプ大統領は、強硬な北朝鮮の封込め政策を実行し、北の核基地の部分的攻撃計画も密かに進めていたが、核戦争による人類危機の歴史上の汚名は負いたくなかった。幸い平昌オリンピックで韓国大統領と金正恩が直接面談して、米国と北の会談が実現することになり、経済封鎖に苦しむ金正恩は、金正恩体制の保障と経済封鎖が解除されれば、核とミサイルを放棄すると大胆に提案した。 北の核問題が解決すれば、世界を核戦争の危機から救う画期的な成果であり、マスコミはノーベル平和賞だと騒ぎ始めた。                                                                                                                             
北が核の一括廃棄を受け入れれば確かにノーベル賞は当然で、その成果を引き出したトランプ大統領と韓国文大統領は受賞するだろうが、金正恩は多分 段階的廃棄という騙しの手法を主張するだろう。 金正恩が多数の自国民を殺害し、バンコック空港で金正男を暗殺した残虐事件の犯人がノーベル賞では誰も納得しない。仮に金正恩が核ミサイルの一括廃棄を受け入れれば、それは受賞に相当する勇気ある決断だが。                                                                                                         
                                             
問題は米国に北の体制保障を求めている金正恩の本心である。金正恩は核廃棄を先行して殺害されたリビアのカダフィ大佐の例を知っている。カダフィ大佐が欧米の要請に応じて核廃棄を断行したが、彼を殺したのはアラブの春で自由を満喫したリビア国民である。北朝鮮が民主化すると、強権政治に苦しんでいる北朝鮮国民が目覚めて、怒りの矛先を金独裁政権に向けるのは確実であり、金体制が危機に陥る可能性は極めて大きい。                                                                                                                       
                                            
しかし米国は北朝鮮の内政に関与できず 増して北国民の自由化運動を抑圧することはあり得ない。 可能なのは、北の国内が混乱した時、金正恩家族を含む北の指導部一族の米国亡命を受入れる程度であろう。金正恩が突然 習金平を訪問して後継を頼んでいることを考えると、まだ34才と若い金は現体制が半永続的に永続することを思案しているに違いない。もし北が金一族の強権独裁政権の継続を夢想しているのであれば、彼の将来は極めて暗く悲惨だと教えてやる必要があろう。






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2018年05月07日

180507 野党は日本を潰す

先月の全国紙に、桜井よしこ女史以下50余名の有志諸氏が連名で、国会よ正気を取り戻せ!と意見広告を載せた。昨今の国会はもう正気を失って、枝葉末節のスキャンダル論争に明け暮れている!と厳しく警告したものだ。議院内閣制の為、安倍首相が 国会質疑に拘束されて枝葉末節な論争に巻き込まれ、外交や安全保障などの最重要問題に対応出来ないことを憂慮し、無責任な野党を激しく警告した。 森友学園は財務省内の問題、加計学園は固定した岩盤規制の打破問題、自衛隊日誌は公文書管理の問題であるにも関わらず、安倍首相を缶詰にして、重要案件を検討する余裕すら与えない野党を非難している。枝野代表、辻元国対委員長、志位委員長、小池書記局長など、立憲民主党、共産党、民進党など野党幹部は、スキャンダル論争に熱中して国会を空転させ続ける。                                                                           

山本一郎氏も 新聞に喝!と全国紙上でマスコミを厳しく糾弾している。福田前財務次官と女性記者とのキス問題、加計学園の首相忖度問題、など仔細な事件を、恰も重大事件のように騒ぎ立てて国会を空転させる野党を厳しく糾弾する。それは恰も中世ヨーロッパが公開処刑を娯楽にしたのと同じで、国民に媚びを売る野党の作戦だ。                                                                         

私は役人を好きではないが、長年官庁勤めしたエリート次官がある女性記者とキスしたことで、次官の全てを否定するのは余りに非寛容だ。欧米社会では男女関係にもっと寛容で、米国トランプ大統ごときは 無数のスキャンダル報道を一蹴し、ヨーロッパ諸国でも余程でない限り、キス程度で議会が中断することなどあり得ない。加計問題も安倍首相への忖度もあったが、主犯は半世紀もの間、獣医師不足引き起こしても獣医師業界の独占利益を守ろうとした文科省の仕業であり、忖度などは全く枝葉末節だ。                                                                                   


特に私が不快なのは、野党議員が故意に言葉を言い換えて混乱させることだ。例えば不祥事を繰り返す安倍内閣は総辞職すべきと全国民が怒っているとの発言は、全ての国民がそう思っていると説明するのは大間違いで、吐き気をもよおすほど不愉快だ。野党はあらゆるケースで自分と国民とを故意に言い換えて 国民を洗脳し扇動しようとする。国民はそれほどバカではない。                                                                                    
      
その証拠に、安倍内閣は支持率を下げているのは事実だが、野党も支持率を下げ続けており、増えているのは無党派ばかりである。これは野党の主張に国民が納得していないことを示している。激変する国際情勢で 国民を如何に守るかに野党は全く無関心で、国民を扇動して政治を混乱させている。国会を空転させる野党のバカ騒ぎも数百億円の巨額な予算を浪費しているのだ。ある参議院議員は、もし再選する意思が無ければ殆ど活動せず、任期の6年間に2億円は貯まると漏らしていた。国会は空転でも予算は浪費され続けているのだ。                                                                                     

終戦後70年、反政府運動で騒ぎ続けてきた沖縄でも、昨今の首長選挙で、野党候補が敗退し続けている。もういい加減にバカ騒動は止めて正常な政治に戻せと現地の島民は怒っているのだ。 諸外国も我が国のバカ騒ぎを嘲笑している。                                                                                

枝野代表、辻元国対委員長、志位委員長、小池書記局その他の野党幹部は真面目そうな顔のバカ騒ぎは止めて、正常な国会運営に戻し、危機に瀕している日本の進むべき戦略を真剣に議論してはどうか?



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2018年05月01日

180501 肉体が縮む

自分の背丈が4cm近く縮んだとこのごろ妻が嘆く。3才年下の妻は私と同じ高校だったが、長身で学業も優秀、運動会の団体行進でもいつも先頭を歩むマドンナだった。義母も若い時は〇〇小町と言われた長身美形で、昔のインターハイ 神宮競技大会では何度もメダルを獲得したというが、結婚したご主人(技術将校)がインドネシアで戦死して母子二人で戦後を生き抜いてきた。縁あって私と結婚したが、子供達は母方遺伝子の優性遺伝で、義母や妻のDNAを強く体現しており、人並み以上の運動神経と体形に恵まれているのは嬉しいが、ヒトは誰でも年齢を重ねると関節部分の軟骨が薄くなって身長が縮むのは避けられない。
                                      
私は身体だけは頑強だが、不器用で背丈も平均以下、団体行進はいつも後のほうだった。優等生の妻と違って私は 中学,高校でも表彰された覚えは殆ど無く、頑張った筈の期末試験も殆ど平均だった。しかし出題範囲を限定しない全国センター試験等では、何故か私はいつもTOP成績だったので、先生や級友達から不思議がられていた。範囲限定の学期末テストは、ヤマ感で勉強するので、不器用な私は順応できなかった。

高校時代のある数学の時間に私が、函数のことを関数と黒板に書いて数学教師からこっぴどく怒られたことがある。堅物の数学教師は、私が書いた関数は全く初耳で、函数学者としてのプライドを傷つけたらしい。しかし頑固な先生に反論しても勝てる見込みもなく私は黙っていたが、半世紀が経過した今日では殆ど関数になっている。

かなり屈曲した青春時代に育った私は、その後の長い人生でも反抗心を心の糧として逆境を生き抜く二宮金次郎タイプの人間になってしまった。しかし齢を重ねると性格も段々と穏やかになり、頑張り精神も衰えて丸味を帯びてきたが、頑強な肉体だけは維持しているつもりだった。

しかし先日小さな出来事があった。私は永年25.5cmの靴を愛用しており、梅雨が近くなった先般、柏の靴店で25.5の雨降り用の合皮靴を買ったが履き具合が悪く返品しようと同店に戻り、試しに24.5を履いてみると今度はピッタリだったので本当に驚いてしまった。長年の愛用サイズ25.5から1cmも縮小していたのだ。頑強が取り柄の私の肉体も遂に縮小し始めたことを知り悲しくなった。 
                         
食べ物も同じで、近年は人件費アップに対抗して、ランチや商品の定価を変えず量を減らしてコストをカバーするが、健食家の私は大いに不満だった。しかし近年はその減量ランチがお腹に具合良いことをたびたび実感し始めている。

いずれにせよ、80才にもなると肉体は収縮し、闘争心も萎えることは避けられないが、病気になって家族や周囲に迷惑をかけることだけは、極力避けようと強く意識しながら日々を暮らしている次第。





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2018年04月23日

180423 ペットを飼うー続 

柴犬を飼い始めて1年が経過した。犬には毎日の散歩が不可欠で、朝は出社前15分間、夕方は帰宅後40〜50分ほど私が近くの遊歩道に連れ出す。確かに犬は生活に潤いを与えるが、猫と違って雨の日も風の日も雪でも絶対に散歩を休めず、飼主が健康を害したら本当にアウトだと実感する。                                                      
                                      
自営業の私は出社も自由なので、早朝Pを散歩してから出社し、午後は3時過ぎに帰宅してPを散歩させる。友人と一杯とかは全く無縁な生活になってしまった。家に着いて門の鉄格子を開ける僅かな音も聞きつけてPは騒ぎ始め、玄関に入ると狭いサークルを飛び出んばかりに吠える。サークルを開くや否や飛び出して玄関から庭へ突進し、首輪を付けると外に飛び出して近くの空地に走り込み悦楽の表情で放尿する。終えると再び道路に戻って今日は左か右か私の顔を探る。                                                                                       

柴犬は利口で姿形も美しく専門家が最も好む飼犬だ。普通の柴犬は体重が12〜13キロだが豆柴は小型で体重も6〜7キロと愛らしく値段は2倍以上になる。近くで柴犬を飼っているOさんやMさんが、これは豆柴なんですヨ、と10キロ以上の愛犬を連れて優雅に散歩するのに何度も出会ったが、格段に小さい当方のPが登場した途端、彼らは何も言わなくなった。何だか悪いことをしたと少々反省もしている。柴犬は細目だが、Pは目が大きく鼻も高いハンサムで、散歩で行き交う子供達も、まあ可愛い!と立ち止まって手を出す。当方も悪い気はしないが、これはヒトの勝手な判断であり、犬同士の世界では全く無意味だろうと思う。Pは人懐かしっこく、初対面の人にも警戒せずに尾を振って近づき甘えるので、これでは番犬には不向きかもしれないとの心配もある。                                                                                        
                                         
犬の調教師からは、ペットは絶対服従させて、散歩は飼主の左側を歩かせ、飼主より前は歩かなさいように教わった。しかし若くて血気盛んなPはなかなか調教できなかった。2〜3年すると落ち着きますよと知人は言うので少々気休めもあるが、元気なPを抑えて優雅に歩かせることは困難を極めた。散歩はPの最大の楽しみで、強引に制御するのは可哀想だとも思い始め、最近は伸縮ロープで自由に走らせることにしている。Pが我が家に来たのも何かの縁であり、お互いに長くはない一生の殆どを狭いサークルで暮らすPには、短時間の散歩でも思う存分に走らせて楽しまそうと思い始めたのだ。                                                                                
犬は嗅覚に優れ、ヒトの100万倍から一億倍もの感度といわれ、散歩するPもあらゆるものを嗅いで外の世界の状況を探る。それは通勤や電車で懸命にスマホに見入る若者をも連想させる。また他の犬に出会うとPは敵か味方かを確かめようと慎重に臭いを嗅ぎながら近づく。最近殆どの室内犬は去勢しており、オスのPも早々に手術したが、やはりオス犬同士は相性が合わず険悪になってしまう。逆にメス犬に出会うと歓喜の表情で周囲を何周も走り回り生きている喜びを表現する。去勢した罪の意識が消えない私もPが全力で疾走する姿をみると少しは報われた気分になる。
                                                                                          
Pは極端に小さな犬は無視して殆ど相手にせず、自分と同程度以上の相手に興味を示す。逆に大型犬には警戒してなかなか近寄らず、じっと見つめて観察する。動物の世界では基本的に我が身は自分が守る以外に生きる術が無いことを本能的に知っているのだ。比べるとヒトは誠に勝手なもので元気な時は意気も高いが、弱ってくると直ぐに社会保障とか生活保護を求め始めるのは情けない生き物だと思う。                                                        


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2018年04月16日

180416 アフリカと同レベル?

新聞やテレビは、朝から晩まで森友加計のお祭り騒ぎで、野党議員は倒閣チャンス到来とばかり興奮している。森友問題では佐川前長官が、官邸からの指示は全く無かったと証言してひと段落した。すると加計問題が再燃し、愛媛県幹部が上京して柳瀬秘書官氏に面談した折、加計獣医学部は首相案件だと言われたとのメモが出て、再び野党連中が大騒ぎし始めた。柳瀬氏は記憶にないと言うが、安倍首相からの話は多分あったのであろう。加計問題は安倍首相が昨年1月20日まで計画を知らなかったというが、これも多分その前に首相は深刻な獣医師不足を聞かされており、文部省が獣医学部新設を禁止している弊害を知っていただろう。しかしそれが何故問題になるのだろうか?                                                                                                

加計問題の本質は、北海道などの酪農地域が獣医師不足で困窮していることを知りながら、文部省は獣医学部の新設を半世紀上認めずに、獣医師団体の利益保護を図ってきたことであり、この不作為こそ文部省幹部は処罰されるべき重罪なのだ。                                                                                                   
                       
森友問題も、籠池夫妻の悪知恵に乗せられた安倍昭恵夫人が森友学園の名誉学長になって固有財産の10億円詐取に利用されたのも事実である。更に佐川元理財局長の不勉強な証言に慌てた理財局職員が、決裁済議事録の一部を証言に合わせるべく改ざんしたのも事実であろう。議事録を書き換えるのは処罰されるべき行為だが、改ざんされたのは首相夫人の名前など枝葉部分であり、骨格部分は何も変更されていないから重大事件ではなく、仮に裁判になっても有罪にはならないだろう。最大の問題は野党議員が長年月に渡って、このような枝葉末節な議論に数百億円もの巨大な予算を浪費しながら国会を空転させ、国政が停滞していることである。                                                                 
                         
自衛隊日報の件も、稲田防衛大臣に不信をもつスーダン派遣軍関係者が 日報を隠ぺいして派遣地域が戦闘地域であることを隠そうとしたのであろう。これも問題の本質は戦闘地域を非戦闘地域と言わざるを得なかった法律上の制約であり、それは現代にマッチしない古い憲法を改正することに反対し続ける野党のガンコ頭に起因しているのである。今日の日本は国際的、国内的に数多くの重大問題に直面しており、早急な対策が必要となっているにも拘らず、野党連中は全く無関心で、国政を混乱させ,遅滞させていることこそが、余程深刻な問題なのである。                             
                                                     
北の核ミサイル、中国の尖閣奪取作戦、産業界の深刻な人手不足、介護費の底ナシ膨張、日本の人口減問題、南海トラフ巨大地震の対策 首都直下型大地震への対策、など待ったナシの重大問題が全く本格的に議論されず、対策がなされていないのだ。何故、立憲民主党、民進党、共産党、希望の党などの野党議員は本来の責務を忘れて、森友加計,自衛隊日報など、枝葉な議論に熱中し続けるのだろうか?                
                                                    
その理由は多分、毎週のように実施される世論調査であり、少しでも内閣支持率を下げようと野党連中は卑近なテーマばかりに熱中する。マスコミも同様で、視聴率を稼ぐため庶民受けする低レベルな評論家達ばかり集めてその日暮らしの議論を続けている。野党攻勢の結果もあり、内閣支持率は確かに下降したが、野党支持率も下降している。上昇したのは支持政党ナシの無党派ばかりである。長年に渡ってこのようにアフリカ諸国の如く政争ばかり続けていると、我が国は相手にされなくなり世界の孤児になってしまうことを 私は本当に心配している。                  
                                     


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2018年04月09日

180414 長寿時代の余生


人生100年時代と言われるが私も終に傘寿になった。大病や大事故にも遭わずまだ元気で働いていることを神様に感謝している。近隣の同年友人の多くは既に逝去してしまった。都庁勤務のお固いH技師は心臓マヒで急死、大手銀行のHさんは胃がんで長らく苦しみ死去、化学メーカー工場長の優しいNさんも10年近く胃がんを病み昨年死去、土木工学のお偉い学者Aさんは肝臓がんで2年前死去、ヨット仲間の豪快なOさんは泥酔して入浴中に溺死、コーラスのリーダーだった電気技師Cさんも東京公演が成功して騒ぎ過ぎ 未明の入浴中に溺死、南米で活躍した国際商社マンMさんは脳をウイルスに侵されて歩行不能、ヨット仲間の一級建築士Sさんは奥様がパーキンソンで重症、都銀専務の温厚なWさんは病弱でホーム通い中など、親しい友人の半数以上は既に死去か人生の瀬戸際にいる。私は40才半ばに脳外手術を受けたが幸運にも治癒して、今はROBOTのメンテ会社を自営し続けている。                                      
                                               
私も人生の重大事件が何回かあった。凡庸な私は大学受験で担当教師の制止を押し切って旧帝大工学部を受験し現役合格、卒業した同級生は全て財閥系の超有名会社に就職し小さな歯車として定年を迎えたが、私だけは小さな米国系企業に入り45才で米国臨床医薬DPC社の合弁会社に転職して社長業を12年務めた。60才で退職した後、自営の精密機器保守会社を20年間大過なく経営している。家族運にも恵まれて、家内や子供,孫達は病気や事故にも遭わず、各々の場所で立派に活躍しているのは家長としてこの上ない幸せを感じている。                                                                                        
                                
確かに私の若い時は高度成長期で社会は夢に溢れていた。毎年新入社員が入りトコロテン式に昇進した。不動産バブルに乗じて友人達は何件ものゴルフ会員権を買ったがバブルが破れて全てゼロになった。出遅れた私はつくば山麓に500坪の別荘地を入手し大喜びしていたがこれも暴落して塩漬け状態。勿論、まだ元気な友人も何人かいるが、彼らは閑をもて余し長過ぎる余生に苦闘している。何故彼らは現役時代に余生の暮らし方を考えなかったのだろうか? 多分仕事に忙殺されて将来を考える余裕もないまま定年を迎えたのだろう。                                        
                                                        
余生の過ごし方を熟考していた友人も何人かいる。例えば同僚のHさんは40才前に退職してダンス教室を開設し、今も結構繁盛している、当人は数年前に趣味の休日農業中に急逝し、引き継いだ長男は先月の全日本アマチュアダンス選手権で優勝したとも聞く。プロ級ゴルファーのKさんは最大手コンピューター会社の営業担当部長として活躍し、退職後の殆ど毎日をゴルフ三昧に暮らしている。よくも飽きずに続くものだと他人事ながら感心している。                                 
                                            
私は緊張感の無い余生は殆ど耐えられない性格で、他人のやらない仕事を見つけて自営する方法を選んだ。多くの起業家は失敗して全財産を失う話も聞いているので、私は住宅だけはに残そうと自宅を妻に生前贈与して身軽にスタートした。しかし昔と違って今日はIT時代になり、一人株主、一人取締役、1円資本金でも起業が可能になり、大損を出さずに撤退できる時代になった。長い余生を尊厳をもって生き抜くには、やはりユニークな起業がお勧めだと私は思うのだが。                 
                                               



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2018年04月05日

180405 拉致と核問題

 
北朝鮮問題が大きく動き始めた。トランプ大統領が金正恩に会うと決断したことに驚いた金正恩は、慌てて北京に駆けつけ、もし米国会談が決裂した時は助けて欲しいと習近平に懇願したようだ。米国と北朝鮮の直接会談に割り込めなかった習近平もチャンス到来と喜んでいるだろう。北の核ミサイルに攻撃される危険性もあった日本は取敢えず一安心で、5月のトランプ/金正恩の会談結果を待つことになる。トランプ大統領はクリントン,オバマ両氏のように、今度はインチキ合意には騙されないように願っている次第。                                     
                                             
問題は我が国の立場で、マスコミは日本が置き去りにされたと騒いでいるが、ここは事態を静観するのがベストだ。頭を下げて仲間入りを申し出る必要は毛頭ない。下手に懇願すると米中韓と北は必ず代償を求めてくるのが冷酷な国際外交の常識なのだ。 仮に日本抜きで北と米国が核廃棄に合意しても、彼らは必ず日本に資金協力を求めて来る筈で、急ぎ過ぎて過大な持参金を要求されては敵わない。                                        
                                            

更に日本は拉致問題で余り大騒ぎするべきでないと思う。拉致被害者家族会は、核より拉致の解決が先決だと叫んでいるがとんでもない妄言だ。精々20人足らずの拉致犠牲者に比べて、核問題は日本国の存亡がかかっている重大案件なのだ。韓国には数十万人の拉致被害者がいると言われ、拉致犠牲者の早期解放だけを叫び続ける日本は諸外国から嘲笑されてしまうだろう。 それは丁度韓国が慰安婦問題で未だに騒ぎ続けるのと同じことであり、事件の重大さが余りにも違い過ぎる。確かに拉致被害者の悲嘆は理解できるが、我々の喫緊の課題は、日本が北から20〜30発のノドンミサイルで攻撃されて滅亡することを避けることが最優先なのだ。                           
                                             

拉致問題の解決氏を主導してきた安倍首相の微妙な立場も分かる、誰か首相に代わる国会議員が名乗り出て、拉致犠牲者救出よりも核ミサイルの廃絶が先決であることを説得する勇者はいないだろうか。もし石原慎太郎が元気だったら、彼はその役目を果たしたかもしれない。テレビで愚論ばかり繰り返す評論家諸氏も選挙には関係ないのだから、無駄な時間潰しより勇気を出して正論を吐き、日本は核解決の最重要性を十分認識していると世界に名言すべきだと思うが、相変わらず森友などケチな問題から離れられないようだ。




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2018年03月26日

180326 茶番劇の国会

ロシアを世界の最強にするとプーチン大統領が叫んで大統領に当選した。人口は日本より少し多い1.4憶人だが、GDPは米国の1/14, 日本の1/4、韓国よりも少ないロシアが、軍事力だけはダントツで米国に対抗できる唯一の超大国だと威張っている。プーチンは有力ライバルを次々と排除して、終に24年間の長期独裁政権を確立し、ロシア大衆もプーチンの演説に酔っている。そのテレビ映像はナチスのヒットラ―総統のアジ演説をも思い出させる。中國も同様で習近平主席が憲法を大改正して,自分を共産党の終身主席にしてしまった。いずれ半世紀前の毛沢東主席の文化大革命を繰り返すことになるだろう。共産主義国家はいずれも独裁政治に行き着く根本的な欠陥があるようだ。

逆に日本は民主主義が行き過ぎて茶番劇ばかり続けている。籠池夫妻が安倍明恵夫人を騙して森友学園名誉事長に祭り上げ、国有地払を8億円割り引いた事件だ。騙された財務省の指示で近畿財務局が決済文書を書換えたのは確かに軽率で、関係者は厳重に処罰を受けるべきだが、日本の政界とマスコミが何年にも渡って大騒ぎし続けるほどの重大事件ではないだろう。 
             
ある米国の識者が漏らしていた。日本は本当に平和呆けした超民主主義国家だ。北朝鮮の核ミサイルや、尖閣奪取を狙う中國の脅威には目を瞑り、森友格安払い下げ問題や、50年間の獣医学部増設禁止問題などケチな国内問題ばかりに、国中とマスコミが大騒ぎしている。もし北朝鮮問題が行き詰まった場合、日本はどうするつもりなのだろうかと。

核を手放す筈のない金正恩と、核保有を絶対に認めないトランプ大統領が合意する可能性はごく小さく、衝突する危険性は依然として大きいが、日本は誰も北朝鮮が日本を核攻撃するとは思っていない。それは7年前に20m級の巨大津波が東北沿岸を襲うとは誰も予想しなかったのと全く同じだ。しかし貿易封鎖で金正恩が追い詰められて絶体絶命になった時、彼はソウルと東京を核ミサイルで攻撃するだろう。それは広島型の10倍の原爆が東京上空で破裂して、都心から半径10キロ圏の国民が熱線と放射線を浴びて最悪400万人が即死する。第二次世界大戦で日本が徹底的に破壊されて350万人の犠牲者を出したが、それを上回る膨大な国民が一瞬に即死する超大惨事だ。放射能で汚染された東京には10年間は誰も住めず、再起不能の日本は世界の最貧国になるだろう。                                                                                                                           
北は若狭湾の原発も狙う筈で、放射能が琵琶湖に降り注ぎ近畿圏3000万人は唯一の水源地を失って関西も大混乱に陥る。関東と関西を失った日本は半永久的に立ち上がることが不可能になるだろう。この恐怖の危険性を、日本の政治家は誰も警告せず、森友8億円安売り問題でお祭り騒ぎを続けている。テレビカメラ前で野党幹部が仁王立ちして我々の成果だと叫ぶ姿は、これが国会議員なのかと思うと情けなくなる。同じく騒ぎ続けるマスコミを見ると本当に悲しくなってしまう。                                              
                                            
金正恩の最終目標は核武装した2,000万人の北朝鮮と、工業先進国5,000万人の韓国とが連邦国家を作り、人口7,000万人の世界の核強国になることなのだ。何故野党議員やマスコミはケチな森友や加計問題ばかりを続けるのだろうか? もっと目を見開き、如何に日本国民を守る国防について真剣に議論し対策するのが日本国のリーダーの役目だと何故気付かないのだろうか。



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2018年03月19日

180319 EV自動車の不人気

世界を牽引する我が国の自動車業界が激変期を迎えている。世界の年間生産販売数は、中國3,000万台、米国2,000万台、欧州2,000万台、日本600万台で、中國が世界最大の自動車王国となったが、これからは技術変革期に入り、方針を間違うと巨大企業も消滅する危険に直面する事態になりそうだ。
エネルギー効率Upを狙って世界に先駆けて開発した日本のHybrid車は外国メーカーは何処も追従せず、トヨタ、ホンダなど日本メーカーの寂しい独壇場になっている。更にトヨタは究極のエコカーとして燃料電池自動車FCVも開発して、基本特許を網羅している。 
                                                                                
生産台数でTOPになった中国も、技術面では日欧米に追いつけず苦戦中で、このギャップを一挙に解決しようと電気自動車EVに飛んで、国内のEV生産台数の義務化を制定して、世界の主導権を握る戦略に出た。エネルギー効率の点からはEVはベストではないが、自動車大国の面子にかけて世界の主導権を確立しようと、一挙にEV普及にジャンプした。これには世界も驚愕したが、巨大市場を無視できず、米国,欧州,日本のメーカーもこぞってEV開発方針を表明した。特にCO2排出が多いディーゼル車を主流とする欧州は、EVに大転換することを決定した。                                                        
                                           
従来のガソリン車は3万点の部品を組み合わせた高度技術の集積で、日本でも4〜5社、欧米でも10余社のごく限られた巨大企業の寡占業界であるが、EVは基本的に、市販のモーターと、市販の電池の組み合せであり、製造が極めて簡単で、市中の中小企業でも製造可能、現に日本の大学研究室もEV試作車を何台も製造している。このEVで技術格差を一挙に逆転する中国戦略を知った日欧米メーカーは脱落することを恐れてEV戦略に追従したのだ。             
                                                
しかし最近、このEVの普及が本当に実現するか否か疑問視され始めている。EVは走行距離が短い難点が未解決であるが、より深刻な問題は電池コストが高く、完成車の価格を劇的に引き下げる可能性が怪しくなっている。更にEVは充電インフラの広範な拡充が必須であり、人里離れた土地で電池切れを起こすと致命傷になる。充電インフラの整備は資金と長い年月をかければ克服できようが、より重大なのは電池のコストとその劣化問題であり、これはある程度普及してみないと断定できないことがある。                                                                               
                           
中國政府は補助金を出してEV車を強力に推し進め、現在2%以下のEV車シェアを2年後には8%に拡大する方針を決定したが、現実にはEVはドライバーに不人気で、EV中古車は誰も買わないという現実に直面しているらしい。世界の自動車業界はこれから試行錯誤と波乱が予想される。       


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2018年03月12日

180312 臨機応変な社会に 

 
先日のある夕方、病院で受け取った処方箋を持って近くの院外薬局を訪づれた。小さな薬局で先客は一人、女性店員2人、奥には年配の薬剤師らしい男性が作業していた。窓口で私の処方箋を受け取った女性店員が奥に入り、棚からその錠剤を取り出して1ケ月分を袋詰めして準備はすぐに終わった様子がガラス越しに見えた。しかしその後、彼女は全く動かず手持ち無沙汰な様子で 待っている当方になかなか渡そうとしない。7〜8分経っても準備済の錠剤を渡してくれないので、私は立ち上がってまだ時間がかかりますか?と聞くと、もう15分ほど待って下さい、とのこと。                                              
                                                      
これには少々驚いた。早く帰宅して待っている子犬の散歩をさせようと急いでいるのに、更に15分待て!とは気分を害した。何故頂けないのですかと聞くと、責任者の承認が必要なので、と答える。品名も数量も明確で一言断れば済むのに、責任者が仕事を終える迄待てとは冗談ではない!と頭にきた私は、一寸話せば済むでしょう!と怒気を込めて反論した。すると彼女は、先着順がルールですからとの返事。これには我慢できなくなった私は では結構です!別の薬局に行きますから処方箋を返してください、と言うと、彼女は大いに困惑した様子だったが、無理やり処方箋を引き取って、近くの別の大型薬局にゆき錠剤を買った。先輩の薬剤師に言い出せなかったのも、先着順ルールも分かるが, 1番目だけではなく2番目もお客だから、臨機応変に対応して25分以上も待たすことは止めて欲しいと思った。                                          
                                                           
似たようなケースは牛丼屋でもあり、ご注文順と出来上がりは違うことがあります!と、メモ書きが下がっている。特に混雑時に複雑な料理を注文すると時間がかかり、出来上がり順が前後するのは何回も見ている。昼食時に1000円近い高級?丼は時間がかかるので、私は混雑時には並牛丼400円を食べる。特別なものを食べたければ少し時間をずらして行けばよい。                                                                       
   
勿論、お客側にもある程度の配慮が必要なのは当然である。例えばスーパーのレジで商品チェックが終わってから、おもむろに財布を取り出し小銭を数え始める年寄客は迷惑千万で、事前に支払い準備はするべきだ。例は違うが先日、制限時速30キロのガラガラ道路の先頭をゆっくり走り続ける車に怒った後続車の一台が追い抜いて停車し,年配オヤジが降りてきて文句を言っているのをテレビでみたが、急ぐ車もいることを配慮してゆっくり走る先頭車は 脇に停車して順番を譲るなど配慮すべきだろう。お互いに複雑な社会に住む我々だが、少し気を利かせば、隣人との摩擦は随分少なくなると思っている次第。                  


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2018年03月05日

180305 恐怖の南海トラフ 

100年〜150年毎に発生が予想される南海トラブの大地震につき、その発生確率が更に高まったと先日テレビが報じていた。日本列島の太平洋岸に横たわる巨大な南海トラフの歪みが破壊してМ8クラスの巨大地震が発生し、高さ20mの大津波が静岡から愛知、三重、和歌山、大阪、高知、九州の沿岸市町村を襲う大災害の、30年以内に発生する確率が75%から→80%に高まったと、TVが報じている。何とも恐ろしいニュースである。東海地区や四国,九州の沿岸市町村に住む住民達は一体どのような気持ちでこのニュ-スを聞いただろうか。                                                                     
                         
7年前の東日本大震災では高さ20mの大津波が岩手、宮城、福島の沿岸を襲い、15,900人の沿岸住民を溺死させ、東電福島原発は16mの大津波が襲って完全に水没し、日本と世界を恐怖に陥れた。原発は温暖化対策のエースと言われた世界の常識を奈落の底に突き落とし、原発に対する信頼性が一挙に崩壊した。私もJR武蔵野線の車内でこの大地震に遭遇し、車両と一緒に高架線路から振り落とされる寸前だった。80%の確率で起きる南海トラフ大地震の予告を聞く沿岸住民の心境は想像すると哀れである。30年以内とは 明日か月内かも知れないのだ。                                                                 
                        
南海トラフ大地震の危険性は前々から予報されており、沿岸市町村は色々な対策を進めている。例えば住宅地を高台に移動させる計画も検討されているが、地価が高騰して、7年経っても予定地を手配できたのは30%足らずで、殆どは手がづかず、膨大な予算と年月を要する事業は簡単ではない。住民が自宅を頑丈にリフォームする思案もあるだろうが、20mの大津波には殆ど耐えられないだろう。住み慣れた自宅を売って、孫達の住む都会に移住する話もあるだろうが、子供家族も歓迎ではないだろう。更に危険地帯の住宅は誰も買ってくれない。何をしても巨額な資金と決断が必要となる。途方に暮れた市町村は取りあえず、町中に鉄骨製の津波緊急避難タワーを建設して災害時の避難対策を講じているが、いつ来襲するかも分からない恐怖が消え去ることはあり得ない。海と山の恵まれた風光明媚の我が故郷が、一夜にして恐怖の街に変わってしまったのだ。                     
                                     
欧米は地震のない羨ましい国土であるが、代わりにテロがある。これは警官を増員し警備体制を強化することである程度防げるだろうが、何の予告もなく突然襲い掛かる大震災は真面目に考えると気が狂いそうで残酷なものである。もし自分が現地の住民ならどう対策するか、結論の出ない思案を続けたが名案もなく、結局、いま私が抱えている日常の諸問題などは取るに足りない些事に思え始めた。




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2018年02月26日

180226 激変する社会

ひと昔前 銀行マンは就職希望先No.1の憧れの職業であり、若い女性は銀行員と結婚することが理想だった。しかし今、その銀行にはリストラの大波が打ち寄せている。三菱UFJは9,500人のリストラ計画を発表、三井住友は4,000人リストラ、みずほは19,000人の削減計画と驚愕の記事が紙上に踊っている。                                                                                        
私の住む住宅街にも銀行退職者が多く住んでいる。彼らは高額の退職金を貰って引退したが、プライドが邪魔して地元社会になかなか溶け込めず、長い余生を如何に過ごすかに苦労している。しかし今回の銀行リストラ旋風は、彼等のプライドをも完全に吹き飛ばした。                      
                                            
技術屋の私から見れば 銀行OBほど使い物のならない人種はいないと思う。何の技術もないが高給取り気分から抜け切れず、無様な姿を人前に晒すことを極度に恐れて家庭に引き籠っている。しかしゼロ金利時代になって環境が激変し、近年の銀行員は非常に厳しい状況になっているらしい。地元C銀行に定期貯金をもっている家内には、女性行員からお会いたいと勧誘電話が頻繁にかかってくる。満期の定期預金を投資信託に転用する勧誘で、上司から厳しく催促されているのだ。                                                           
50年前、某国立大学の理学部を卒業した私の友人にM君がいた。これからの銀行は理系の時代だと公言するМ君は太陽銀行に入社した。しかしその太陽銀行は神戸銀行と合併して太陽神戸銀行となり、更に三井銀行に吸収されて太陽神戸三井銀行になり、遂には住友銀行と大合併して太陽神戸三井住友銀行に変身 、彼との音信は完全に途絶えて消息不明になってしまった。求められた理系とは多分 暗黒のプログラマー業務だっただろうと思う。しかし更に銀行業界には環境激変が止まらず、無利子時代に突入してAI時代に入り、豊富な融資経験をもつ熟練銀行マンさえ無用にする人工頭脳の時代に変わりつつある。                                        
                                           
しかしこれは銀行界の話だけでなく、あらゆる企業に起こっている時代の大転換であり、私が関係する化学工業界も同様だった。例えばあの名門の三井石油化学工業はプラスティックをトン単位で安値で大量販売する業態から脱皮して、コンパクトディスクとして数百倍の付加価値で販売しようと計画し、千葉県市原市に巨大な研究所と工場を建設したが、そのCD自体が激烈な価格暴落に襲われて1/100以下のコモディティー商品に下落した。その結果、CDプロジェクトは主導した関係者と共に完全に消え去ってしまった。                              
                                            
他人ごとではなく、私自身にも同様な手痛い経験がある。化学会社には超高付加価値の医薬品が羨望の事業であるが、一般化学企業には臨床技術が無く、商品もなく販売網もなく人材も不在で、医薬品業界には近寄れなかった。 私はこの夢の医薬品業界への参入を狙って、40才の時に苦闘を重ね四苦八苦して、米国ロサンジェルスの臨床診断薬D社と合弁会社を具体化した。100種余りの商品群の販売権と製造技術も入手し、10年かけて全国主要都市に営業網を構築し、売上高も20憶円を狙える位置にまで仕上げた。しかしその診断薬業界にも時代の大波に洗われ始め、巨額投資を要する臨床検査機械が自動化時代に突入し、診断薬メーカーは機器メーカーに吸収され始めた。そして今日では世界でも少数の大型自動検査機器メーカーが支配する寡占業界になり、機器がない検査薬メーカーは太刀打ちできず、私の合弁会社も財閥系大手М社に吸収されてしまった。                                                                                                                              
もし私が大企業の社長CEOであったら、私は、現業の主力製品が消滅した時の具対策も考えるだろう。その時に備えて何を次の経営軸にするかを企画する部門を新設する。その担当者に指名された者は、現業部門から冷たい視線を浴びながらも、雲を掴むような将来事業の創造に耐える先見性と忍耐力が必要である。問題はそのような現実離れの将来事業の起業化を引き受けてくれる若手人材を見つけ出すことが 最大の課題であるが。 



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2018年02月19日

180219 ペットの効用

前にも書いたが、想定外の成り行きで私は豆柴犬を飼うことになった。某ホームセンターのペット店で愛らしい幼犬を眺めていると、店主がその子犬を抱かせたのが決定的で、可愛い子犬でそのまま買うことになった。それから1年、我が家は右往左往の連続だった。昔の愛犬と同じPと名付けた。先ずはトイレ躾つけ、ドッグフードの選択、ケージの手配、動物病院探し、ワクチン注射などなど、次から次へと子育て同様な世話の連続だった。居間に放し飼いすると家具を傷めるので、大きめサークルで飼うことにした。                                        
                                             
近親交配の豆柴は寿命が長くないが、年老いた我々より長生きするのは確実であり、誰か親しい知人に早い時期に譲ろうと考えて探した結果、T君から前向きな反応があった。自宅のダックスフンドが死んだので頂いてもいいとのこと、彼ならOKと早速メールで可愛いい写真を見せると大変気に入り、直ぐにでも引き取りたいとの返事。何だか惜しい気もしたが、愛着が増す前に手放そうといつでもOKと回答。しかし翌日T君からメールが入り、ペットロスに苦しんでいる奥さんが猛反対で承知せず、終に無期延期になってしまった。                                                                          
                                                     
安堵と不安が半々のまま、我が家で飼い続けて1年近くが経ち、動物病院から外出OKの許可も出た。我が家は湖畔の散歩道に通じる恰好の環境で、私が出勤前と帰宅後に散歩させることになった。朝 私が目覚めて居間に下りると、待ち構えているPはサークル内で立ち上がり両手足を伸ばして準備運動を始める。散歩の用意をして玄関を開けるとPは猛ダッシュで飛び出し アルミ柵で囲った庭を2〜3周して私を待つ。夕方も同様に早めに帰宅する私の玄関音を聞くと、Pは立ち上がってヒーヒー鳴きながら外出をせがむ。                                 
                                            
力づくで育てると犬は狂暴になり飼主や他人に噛みつき易くなると聞くが、我が家は逆で可愛いがり過ぎ、Pは我々の長男だと錯覚している気配もあり、甘え症で、散歩で行き交う見知らぬ人にもじゃれつく。迷惑顔の人もいるが、喜んで相手する人もいて、中にはPに会うことを楽しみにしている高齢者も何人かできた。                                                                                 

子供達が独立すると会話が減って家庭内は静かになる。女房は無口で笑顔がいい、亭主は元気で外がいい、という諺もあるが、平穏無事は喜ばしいが退屈なのも事実である。文句のない我が家も、Pが来てから急に会話が増え静かな家庭に雑事が増えた。ただ我々夫婦は高齢なのは現実であり、もし片方が倒れたら、他方だけでは飼い続けられず誰か他人様にPの世話をお願いすることになる不安は常に消えない。                                        
                                           
朝 おはよう!と家内がPに声をかけるとPはじ〜と見返している、何を思っているのか言葉が通じないので分からない。私に散歩の催促をするのはよく分かり、朝夕に食事をせがむのは最高の楽しみですぐ分かる。道で出会う他の犬とケンカするのもわかり、楽しい公園散歩から帰るのを嫌がる行動もすぐ分かる。散歩中に臭いに異常に執着して何か突き止めようとしたり、松カサや小枝を咥えてもち遊ぶ仕草もヒトと同じだ、しかし居間のサークルから窓越しに外をじっと見つめてモノ思い耽ける哲学者のような姿は何を思っているのか全く分からない。このように知的で可愛い犬を中国や韓国では食用にすると聞くと何とも残酷なことだとも思う。                                                                
                                      
ペット産業の経済規模はFood:4,000億円、関連用品2,500億円、犬猫ブリーダ,医療,保険7,000億円で合計1兆4000億円と巨大だか、家庭に潤いを与え、活気づけてくれる家庭活性化効果を金額に換算すると,どの程度の規模になるか見当もつかない。しかしマンネリ気味のプロ野球よりは大きな効果があるのではないだろうか。                      
          



mh3944 at 09:07|PermalinkComments(0) 雑感 

2018年02月13日

180213 自然エネと原発-2

30年後に原発ゼロを法律で強制して自然エネルギー社会を実現しようと小泉元首相が叫んでいる。東北大震災で全ての原発が停止しても,我国は生き延びた、原発ゼロは決して不可能ではないと主張するが、政府は応じようとしない。この脱原発論争は憲法論争と同じで、軍備を放棄した現憲法下でも日本は存続していると主張する平和護憲派と、自衛隊ナシでの国家の永続は危険と主張する憲法改正派の論争とよく似ている。                         
                                             結論を先に言えば私は、日本が完全に脱原発することは非常に危険だと思っている。確かに再生可能エネギーコストは低下傾向で、世界は脱原発に向かっており、特に風力発電の大型化と太陽光発電パネルの価格低下は発電コストを一気に引き下げ、西欧では風力がキロワット時10円に、2〜3年以内には5円になる可能性も指摘されている。日本では2012年に太陽光(40円)風力(55円)からスタートし、太陽光は2016年に24円に、2019年には18円に迄低下の計画だが、その間ドイツは1/3の太陽光8円、風力10円にまで下がり、世界の再エネ価格は着実に前進している。          
                                                                                          
再生エネには、水力、太陽光、風力があり、ヨーロッパは風力発電の大型化でコストダウン、中近東は太陽光パネルの価格ダウン、カナダは水力中心と、地域ごとに展開が異なる。しかし現実には米国、英国、仏は依然として原発に大きく依存しており、ドイツも電力の2割をフランスの原発から輸入している。その点日本は大震災の影響で全原発が停止した為、現在でも原発依存率は5%以下あり、結果的に脱原発先進国となっているのだが。                                                                      
再生エネ発電は自然環境が大きく影響する。我国の風力発電は北海道西海岸が最適地だが、関東地区に送電する時、大きな送電ロスを生じるので、関東近海で大型風力発電を必要としている。国土が狭い日本は太陽光発電が自然環境を荒廃させているが、近年は太陽光発電と農業を両立させて緑地も維持する並立方式が研究されている。しかし太陽光,風力ともに実際の発電量は能力の1/10以下で信頼性は大きく欠ける。                                                                                  
                                   
無風時や夜間には太陽光,風力は発電できないが、現代社会は夜間にも大きなベースロード電力が必要であり、天候に無関係に大電力を発電する原発は極めて貴重である。 特に石油を断絶されて第二次世界大戦に突入した日本は、今日でも北朝鮮,中国,ロシアなど危険な独裁国家に取り囲まれており、原油やLNGなどエネルギー源を全て輸入に頼ることは極めて危険であり、準国産エネルギーとしての原発は絶対に手放せないと主張する再稼働派には説得力がある。諸外国との友好関係は外交努力で維持すべきだと主張する脱原発派は現実性に説得力がなく、終わりのない議論が続く。        
                                                 
確かに北朝鮮が核ミサイルを手放すことはあり得ず、軍事国家の中国も隙あらば尖閣攻略を狙っており、ロシアも北方4島の軍事基地化を進めている。外交で近隣諸国と友好関係を維持できると主張する人々も、中国を説得し北朝鮮に核開発を諦めさせる具体策は何もなく単なる希望論である。     
原発廃棄物を長年保管するオンカロは、我が国の市町村は何処も受け入れないのは事実である。名乗り上げると直ちに左翼グループが猛烈な反対運動に展開して大騒動に発展するからである。しかし地方自治体は人口減と財政難に絶望的に苦しんでいるのも事実であり、政府の積極的な援護があれば誘致に名乗り出る市町村はあると私は思っている。更に日本周辺の無人島を廃棄物保管地として利用できる可能性もあるだろう。                                     
               
原発は極めて高度で複雑な総合技術体系であり、一旦放棄するとその技術部隊を再構築することは殆ど不可能である。英国では中国製原発を導入するか否かで大論争が続いているが、わが国も同様で、日本を敵視する軍事国家の中国に電力のカギを引き渡すことは絶対にあってはならない私も思っている次第。   




mh3944 at 08:46|PermalinkComments(0) 政治 

2018年02月02日

180202 ルノアール営業

先日、病院で診察を受ける為、正午過ぎに近くの中堅の病院に行った。老人専門の病院でお客の殆ど高齢者ばかり、午後の診察室は2時から始まるので、昼休みは誰も居ない筈だが、当日は若いお客ばかり7〜8人が座っており、少々雰囲気が違っていた。                   
                                             
暫くすると女性の受付が、XXさんお入り下さい!と呼ぶ。するとアッタシュケースを持った若者が診察室に入っていった。明らかに医薬品セールスの営業マン(Medical-Representative)だった。そのMRは丁寧に挨拶しながら直ぐに退出し、次のセールスMRが呼び込まれたが、やはり2〜3分の短時間で出てきた。続いて小柄な若い女性MRが入り、10分以上の長い時間が経過してやっとその女性MRは満足顔で退出してきた。同様に次々とMRが呼びこまれて全員が終わるまで1時間近くが経過して、最後に年配の医師が退出した。多分、この医師は同病院のボス的存在らしく、各社のセールスMRは、このボス医師に面談して営業しているのだと分かった。  
                         
彼らMR達は午前中待機していたのであろう。若い女性MRのように10分以上も説明できれば大満足だろうが、他の男性MRは2〜3分のごく短時間で、詳しい説明は殆ど出来ず、挨拶してカタログを差し出すと、ハイ読んで置きます!と言われて追い出されたのだろうと思う。       
                                                                                         
しかし医師の立場から考えると、多数の外来患者の診察を終えて疲れている処に、新製品の売り込み説明を聞くのはかなりの苦痛であり、読んでおきましょう!と返事せざるを得ないのも分かる。しかし若い女性MRなら気分も変わり、突っ込んだ会話もあって、伝えたいことは殆ど全て情報交換できるだろう。 医薬品メーカーも女性MRを積極的に使っている筈だが、近年は人手不足で、若い女性は厳しい医薬品セールス業を好まず、空調の効いた事務室でPC相手の仕事を好むから、よほど営業適性がないと、MRはなかなか勤まらない。              
                          
クルマの営業も同様で、昔はご主人が帰宅した夜間に自宅を訪問して売り込みしていたが、営業マンも苦痛でご主人も嫌がって殆ど不可能になり、近年は訪問営業は激減して、販売店に来訪するお客に説明する方式に変わった。                               
                                             
30年前に私が現役で、米国診断薬会社の日本社長を10年以上務めた時も、多忙な医師に説明することはなかなか困難で, 朝夕に診察を終えて退出する僅かな時間を狙ってカタログや資料を手渡す程度であり、その間の待ち時間はセールスマンは近くの喫茶店で待機し、時間を見計らって診察室前で待機することが多かった。その間の長い待ち時間は、近くの喫茶店ルノアールで待つので、巷ではルノアール営業と揶揄されていた。                                 
                         
米国親会社からは、バカげたルノアール営業は中止してカタログ郵送とメール説明で、医師から呼ばれたら出張して説明する方式に改善するよう度々要求され続けたが、このようなビジネスライク営業は我が国では殆ど受け入れられなかった。この非効率な営業習慣を悪用して、温泉地での医学会に営業マンが出張して勝手に遊興する不埒なセールス部員も多く、医薬品業界の営業は異様な状況だった。                                  
                            
しかし時代は変わって人手不足になり、人件費は高騰して、米国式のビジネスライク営業をならざるを得なくなったが、セールスマンが、直立不動の姿勢で医師に説明する習慣は中小病院では根強く残っており、その懐かしい現場を思い出しながら、感慨深く眺めながら過ごした昼休みであった。   



mh3944 at 10:55|PermalinkComments(0) ビジネス