2005年06月

2005年06月30日

Comunicationについて

私は従来から通訳を馬鹿にしていた、少なくとも尊敬はしていなかった。
理由は、単に言葉を言い換える職人であり、例えば日本で育ってアメリカに
移住した人なら誰でも日本ー英語の通訳はできて当たり前だと思っていた。
別の例では、外国語大学などは、真実を学ぶ大学ではなく、単に言葉を言い換える技術を学ぶ専門学校だと思っていた。

しかし、近年の如く、世界のあらゆる面において国際化されると、外国人との意思の疎通が非常に重要になり、これを怠るとビジネス上で大損をしたり、国際政治では不和になったり、極端には戦争にもなりかねない。

たとえば米国ブッシュ大統領とイラクフセイン大統領がもっと意思疎通を図っていたらイラク戦争は起こらなかったかも知れない。 北朝鮮の金正日は自己保身のため核爆弾を開発し、米国はフットボール程度にまで小さくなる核爆弾をテロリスストがこっそ米国に持ち込んで首都爆破でもされたらアメリカは一発で滅亡すると恐れ、北朝鮮の核開発を放棄させるべく徹底的に懲らしめる。
金正日は自分の体制の維持さえ約束すれば、事態は大きく変わるはずである。
少なくともニューヨークや東京が破壊されるよりもよっぽどましであろう。

夜中にラジオのアナウンサーの明快な声を聞くと、著名人の判り難い声を聞き比べると、内容に有無には格段の差があっても、アナウンサーの明解な声は心地良くひびく。

NHK深夜放送で毎月第一月曜、第三月曜を担当する、遠藤富貴子さんの声などは本当に惚れ惚れする素敵な発音であり言葉使いである。一度是非お会いしてみたい気持ちにもなってしまう。

これからはもっともっとCommunicationを大切にしようと思うこの頃である。



mh3944 at 11:31|PermalinkComments(0)TrackBack(1) ビジネス 

2005年06月16日

余裕について

先日 亡くなった若乃花の思い出について、貴乃花がテレビで語っていた。
しかし話が抽象的で面白くない。 貴乃花は一生懸命に、内容ある話をしようとしているが、話が全く無味乾燥になってしまう。
確かに中学校を出て以来、相撲一筋に毎日毎日猛練習を重ねて10余年、やっと相撲人生を卒業して社会に放り出された途端、頭脳のほうが空っぽなにのに気付き、何とか格好をつけようと苦闘しているのだろう。

あれほどの立派な成績を出したのだから、無理をすることは無いと思うが、そうは行かないらしく、何とか自分をよく見せようとするのがいじらしい。
もっと正直に自分を曝け出し、そして仮に誰かが笑っても、それは大横綱の実績を傷付けるものでは決してないのだが、なかなかそこまで決断は出来ないのだろうか?

私自身もサラリーマン時代を反省している。同僚に負けないように頑張り、いつも緊張し過ぎていた。社会をみる視野も本当に狭かった。技術屋の私は研究開発R/Dについても、その製品の将来価値を考える余裕はなく、目先の課題の解決にいつも集中していた。 明けても暮れても打開策を考えていた。

もし私がもっと余裕をもち、世界情勢や社会について考える習慣をつけていたら、長いサラリ-マン年月の間には、その蓄積の差は大きくなったであろう。 

その意味では、日本DPC(社員50名、年商20億円弱)の社長在任中の12年間は、本当に貴重な経験や勉強の連続であった。 人間関係を考え、中期戦略を立て、欧米に20回以上も訪問して恥もかきながらも、彼らの生活や社会習慣に触れて学ぶことが出来たのは、長いサラリーマン生活の中で、最高の収穫であったと今でも感謝している。 もし40年間を研究開発に専念して定年を迎えたらと思うと、貴乃花どころではなく、ゾッとする今日である。
 



mh3944 at 10:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2005年06月14日

人生に大差ナシ?

一昨年来、中学校、高等学校、大学の同窓会の幹事を毎回担当している。
理由は、あるルートで外国特派員協会クラブに出入りが可能となったが、この高級クラブは格安(6,000円)のDelux-Dinnerを予約できるので、最近は毎年私が幹事を担当している次第。  そこで感じたことを述べてみたい。

1)やはり中学より高校、高校より大学の同窓生が、社会に出てから、実績をのこした人物が揃っているのは事実である。

2)特に中学はど田舎であった為、百姓とか職工が多く、恵まれない人生を送った友人が多い。仲良しでやさしかった哲ちゃんはホモだったらしく男に振られて自殺したとのこと。数学がよくでき羨望の下松工業高校に進学したK君は肺ガンで亡くなっていた。

3)高校もど田舎であった、秀才で人柄もよかったS氏は、千葉大医学部を出て八千代市で小児科を開業し人望ある多忙な小児科として県下に名を知られている。運動も勉強も出来た秀才で一橋大に進学したO氏は三井物産に入社し組合活動に専念したが早く退職し、アメリカに渡って自動車部品を扱う会社を設立した、しかし資金繰りに苦しみ友人を何人もだまして金を詐欺したので、同窓会には全く顔を出さなくなっている(出られない?)。

熱血野球少年であった某氏は、東京で総会屋として頑張っている。息子も総会屋稼業らしい。最近は総会屋は厳しくなり昔のように濡れ手に泡ではカネが入らないとのこと。野球が青少年の健全な成育にプラスか否かは大いに疑問あり。 

4)九州大学は地元の福岡市の超有名高校修猷館からは、東大を避けた1.5番手クラスが九大に大勢進学しており、同窓生にも優秀な人材がそろっているが、全員それ相応の実績をのこし、一人は旭化成理事, 一人は東レ子会社の常務、もうひとりはある大学の教授となっていた。さすが全員が、社会のハイソサイエティーといったところか。 そのなかでもスマ-トなI君はダンスも楽しんでいる。欧米では万人にダンスが不可欠だが、日本では無粋な男にはダンスはとても難かしく、近寄り難い分野だ。

5)同じく大学同窓生のなかで、学力、気力ともにずばぬけ、将来を嘱望されて旭ガラスに入社したK氏は、今は全く見る影も無く、やつれてしまっている。
あれほど有望に見えた人材も、超有名会社に入社したら埋没して、小さな子会社に配属されて、気力体力も消え失せて、一介の窓際サラリ-マンで終わったらしい。

6) 自分は大学の成績が余りよくなく、就職には結構苦労した。念願の生まれ故郷の大企業 東洋ソーダには役員の子供のI君が入社して、いまは私の実家の
近くに持ち家を作って自適している。徳山ソーダはエリート企業で自分は受け付けられず、友人のT君が入社したが、40才代でガンで亡くなった。
仕方なく、名前が立派にみえた日本合成(株)を受験したが不合格だった。(この日本合成株は業績が悪くとっくに倒産して、三菱化学に吸収されてしまった)

結局、私は、全く無名だが新進気鋭そうに見えた日本ライヒホールドとかいう新しい小企業に滑り込んだ。 しかし直ぐに古臭い社名の親会社大日本インキに合併されて、私は一応大企業の社員となった次第。

就職のときは、有名大企業に次々と入社する同級生たちが本当にうらやましく眩しく見えたが、いまでは全く差はないように見える。

7)逆に、同窓生は、今の自分をどう見ているのだろうか? 想像するに東はいつまで経っても元気そうで、休まず忙しそうにやっており哀れにもみえるが、暇を持て余してもラクではないから、まあ自分が満足しておればそれでもいいか! 程度ではないだろうか?

8)人生は、学歴の影響は1/3程度で運が2/3を占めそうだ。東大法学部卒で大手鉄鋼会社に入り定年退職した友人が言うには、官庁でなければ必ずしも東大卒は必要ナシとの意見。 やはり健康が一番重要で、病気にさえならなければ、後は運の良し悪しが響き、終わってみれば人生にはそれほど大きな差はなさそうというところか? 人の一生はなかなか面白い。




mh3944 at 12:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2005年06月09日

再び靖国問題について

いつまで経っても靖国参拝問題は止む兆しを見せない。
河野衆院議長も小泉首相に参拝を辞めたほうがよいと伝えたらしい。

私は基本的に小泉首相の(継続?)意思を尊重する。理由は単純である。
即ち、核兵器をもちその拡充に努めている中国が、能力はあるが核兵器をもたず平和国家に徹している日本に対して、何ゆえ軍国主義の懸念を言いふらす
資格があるのか? である。

過去の歴史問題の議論も意味があろうが、それよりも現代、懸命に軍拡に
励んでいる中国には、平和主義を喧伝する資格はまったく無いのである。

逆に中国は現代の軍拡に触れられると困るので、過去の歴史問題ばかりを
喧伝しているのである。 

靖国をやめても、次は南京大虐殺(?) 尖閣諸島、海底油田開発、沖の鳥島
などなど、次々とテーマを持ち出しては、日本を恐喝しつづけるのは間違いない。

小泉首相 頑張れ!   





mh3944 at 14:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 政治