2007年08月

2007年08月31日

可愛いさが最高?

ある書物で読んだが、人間のいろいろな徳性のうち、可愛さが最高だそうだ。 勤勉さ、誠実さ、信頼性、賢明さなど、人がもついろいろな徳性を全てひっくるめても、可愛さには敵わないらしい。これは困った。私も可愛さには全く乏しい人間だ。

恥ずかしながら私は、勤勉さ(即ち ガリ勉型?)、誠実さ(別名不器用?)、弁舌より実行(要するに口下手?)などは、誰にも負けないのだが、可愛さだけは自信がない。

例えば、会社で私の同期生のM君などは会長に出あうと、いつも冗談を話しかけられる。ユーモアもあり面白いは事実だが、何故いつもM君なのか?と内心ひがんでいた。確かに彼はもの腰がやわらかく、口先が滑らかで、好感がもて、ゴルフも上手だ、しかしそれは企業の業績向上には直結しないではないかといつも不満に思っていた。

この種に人物はどこの世界にも確かに居る。多分営業とか社交の世界では、このタイプの性格が大きな効果を発揮するのだろうが、生まれつき備わった徳性であり、努力で習得するのはなかなか難しい。

例えば、私は朝青龍が好きではない。教養を磨く余裕もないまま大横綱の地位にまで、上りつめた若者は粗野そのままである。
同様に参議院選挙を制した民主党の小沢党首も得意の絶頂であるが、私は彼の仏頂面が嫌いである。鳩山幹事長も菅副代表も、表面上は実績を上げた小沢党首を賞賛しているが、内心は複雑な思いであろう。 

特にむかし小沢さんが自民党幹事長時代の横柄な態度を知っているだけに大嫌いだ。 勿論政治家には可愛さなんて不要、要は選挙で勝ではよいのかも知れない。しかし、今回はたまたま、デタラメ年金庁とバンソコー赤城大臣が、抜群の逆応援効果を発揮して、無党派層が民主党に流れただけなのだが。

勿論小沢さんにも言い分はあろう。俺は岩手の貧乏な片田舎で育ったのだ。貧しい幼少時代に、社交性を磨く環境もなく、生活にも余裕はなかったと。苦刻勉励し続けてやっと勝ち得たのだ、文句を言われる筋合いではないと。

別の例では、自殺した松岡農林大臣も若い時代の苦労が最後まで顔に残っていた。島根(鳥取?)ローカル大学を卒業して、農林省に入り、東大卒でなければ人間ではないという雰囲気に苦しみ続けた。そして奴らを追い越すには国会議員になる以外に方法はないと決心して、農林省をやめ、国会議員になった。 そして、無理を重ねて終に大臣のイスまで勝ち得た。しかし若い時代の屈辱は顔にまで浸み込んでおり、最後まで品のある議員とはお世辞にも言えないまま、終に汚職で自殺してしまった。

丁度、容姿端麗の美しい女性とか、男前の男性とかと同様に、人に愛されるタイプの人間は、生まれた環境も大きく影響する。しかし美人でも男前でも、自分がそのことを意識して振る舞うと 今度はそれが目につき、返っていやらしい印象を与え始める。 人格とはなかなか難しいものだ。




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2007年08月29日

朝青龍は仮病か

謹慎中の朝青龍がモンゴルに帰国することになった。理由は解離性障害とかいう病気の治療だそうだ。 精神病医師は、なかなか器用なもので、どのような怠慢にももっともらしい病名をつけることができるら。 

新聞紙上には仮病ではないかという見出しが躍っている。私も仮病だと確信している。時折テレビに出てくる朝青龍の顔をみれば分かる。あのふてくされた顔つきは決して病気ではない。正常そのものだ。あの強気そのものの朝青龍が謹慎の裁定を食らった途端に、このような重い精神病になるなんてあり得ない話だ。

このように朝青龍を無礼横柄にした理由は、一言でいえば、親方の教育指導が無かったからだ。相撲が強いからとの理由で、数々の暴力まがいの行為とか、怠慢、仮病休を注意しなかったことが、当人をますます付け上がらせた。 例えば、本場所で負けた豊島を部屋に訪問して、練習と称して大ケガをさせるまで苛めつけた件など、全くあってはならない行為だ。勿論、他の大関関脇陣のふがいなさも朝青龍がのぼせあがるのを助長した。

毎回あれほどの高額な懸賞を出す伊藤園なども、全くバカな会社だ。ワンマン企業だから全て社長の一存で決まり、その逆効果を忠告できる人物は社内には居ないのだろう。

横綱審議会が2場所出場禁止という重い処分を下したのも、過去の不満が積み重なって終に爆発したのだろうが、当然の処分だと思う。いったん下された裁定を途中で修正して母国治療に変更するなどは米国などではあり得ないことだ。

モンゴルに帰った朝青龍がきっぱりと廃業しますといえば誠に立派だが、多分再び来日するだろう。 これほど甘い稼業は相撲以外にはないからだ。 その時日本国民にどう謝るか見ものだ。多分いろいろい言い訳を言うだけだろうが。 




mh3944 at 10:02|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 雑感 

2007年08月22日

電車での出来事

私は毎日片道50分ほど電車に乗って通勤している。通勤電車で新聞を読むのが大好きだ。 平日は時間が無いし、休日は家庭サービスに忙しくなかなか余裕がない。従って電車が私の動く書斎なのだ。週刊誌などには電車で新聞を読む奴は仕事が出来ないとか無責任なことを書いているが、とにかくその日のニュースが隅から隅まで読めるのが面白い。

しかし新聞を広げると両側の客に迷惑をかけるので、新聞は必ずホッチギスで2ケ所を留めて、少しでも迷惑を無くしようと心がけている。更に電車がまだ空いている早朝の通勤にも心がけている。それでも狭い電車は、両隣の邪魔になりやすいことを感じている。

昨日たまたま、大股を広げて座っているお兄さんの隣に着席する羽目になった。早速私が新聞を開いて読み始めると、お兄さんがヒザをグットと押してきた。気のせいではなく明らかに私の新聞を嫌がっていると思った。

しかし私は無視して読み続けた。すると今度はこちらを向いて、新聞を半分に畳めと言った。 私は半分に畳んで読んでいると答えた。すると、それでも邪魔だから更に1/4に畳めというのだ。読むのは1行づつだろう!とも言って来た。 流石にその言葉はカチンと来た。
しかし私は自分の非力を十分知っている。 恥ずかしいが小学校時代からケンカに勝った記憶は数少なく、たいてい負けていたので、ケンカせず人生は身についているのだ。

変に関わりあうとマズイという予感がした。 私はせめてもの抵抗でウルサイナーと聞こえるように言いながら、席を立って隣りの車両に移った。お兄さんは追っかけてくるかとも思ったが、さすが電車なので来なかった。私は安心感とともに、大きな屈辱を感じた。 

しかし待てよ!と思い直した。先方にも若干の言い分があるかも知れないと思い始めた。 やや大袈裟な比喩になるが、第二次世界大戦が起きる前、世界中から日本は軍備は作るな、石油は売るな。。。。と、いろいろな意地悪をされ続けて、とうとう堪忍の尾が切れ、世界を相手にケンカを始めたのだ。我が国の数倍の国力をもつアメリカにも真珠湾攻撃に踏み切った。こちらから攻撃をしかけたのだ。 

若くて強そうな相手でも、先制攻撃をかければ勝てるかも知れないという、無謀な計算と、神国日本は最後には勝つという裏づけも無い確信に突き動かされたのであろう。そのとき米国の巨大な国力を知り尽くしている海軍は猛烈に反対したというが、情報不足の陸軍は、日清戦争、日露戦争の連続勝利の余韻もあり、神国日本の武士道は、アタマを下げて外交交渉を続ける屈辱を我慢できなかったのだろう。その結果、世界初の原子爆弾を浴びて、終には310万人の死亡者を出すことになってしまった。 

確かに屈辱感を我慢するのは非常に難しい。しかし冷静に考えると、仮に私が隣のお兄さんに一発を食らわしても、相手には大した打撃にはならず、お兄さんは正当防衛の立場になり、直ちに数発の返礼を食らって私はダウンしただろう。それこそ今度は多数の乗客の前で大きな恥さらしとなろう。

人生には大小いろいろな屈辱感を味わうケースがあり、特に若い男性には一時的にもその敗北感には耐えられないこともあるだろう。しかし長い人生からみれば、それは瞬間のできごとなのだ。一心不乱に新聞に読み耽り、ページを繰り返しめくられると、お兄さんでなくても乗客には、やはり多少は迷惑なのは間違いない筈だ。

特に現代社会の複雑な人間関係においては、少々の屈辱感は抑えても、まずは冷静に相手の立場も考えてみることと、勝負の結末を予測する余裕が必要だと痛感した小さなできごとであった。 



mh3944 at 13:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2007年08月10日

企業の開発力

私はサラリーマン生活の主な部分を、愛するD社の企画部門で過ごした。
D社は立派な中央研究所をもち、毎年20億円の研究投資を続けているが、未だに大きな実績はなく、国内事業の業績は低迷している。その結果株価は450円前後と万年低レベルだ。私はD社の悲惨な開発力を嘆き、その原因な何だろうか常に悩んでいる。

関連する業界では、大日本印刷とか凸版印刷は古くからフォトマスク事業を成功させて巨大企業となった。 我がD社は古くからドイツ製大型印刷機を輸入販売し、小型機器は国産化も計画したが不成功に終わった。 
しかし弱小企業であった小森印刷は、小型高性能印刷機で世界を席巻するまでに成長し、マラソンランナーが小森マークを胸につけて度々快走するのを見ると、つい悲しい気分になってしまう。別の事例では印刷にはほど遠い東レが、水無平版印刷機を事業化しているが、わがD社が立ち上げても全くおかしくない企画だったのだ。

極く最近の例でいえば、薄型テレビ用のEL有機化学発光材の世界シェアーは、直接のライバルの東洋インキが、イーストマンコダック、出光化学、新日鉄化学の4社で、世界の70%以上の高シェアーを持っているが、D社は影も形もない。 他の新製品についても同様で、D社が新聞ニュースを賑わすことはこの20年来、殆ど無くなった。

D社は、隣接する高島屋デパートに展示された商品を見て、初めて開研究に着手するほど、新製品開発の発想が貧弱である。原因は自社開発経験の乏しさであり、昭和20年代終わりに米国R社の全製品の技術導入が大成功した結果、自社開発の苦しみを知らない技術首脳陣が育ち、その過程を暖かく見守る経営陣が居なかったことが最大の原因であろう。

しかし、新規企画の数は結構多いのだ。例えばプリント基板の製造も、市場に出回り始めて20年が経過した後、東北地方に関係会社を設立して開発と製造を始めた。しかし先発企業には絶対に追いつけず、100億円近い累積損失を積んで撤退してしまった。
フレキシ電子基盤に使うポリイミドフィルムも、先発メーカーに15年近く遅れて開発を始めたが、5年間の開発努力のあと撤退してしまった。

カーボン繊維も同様、東レ、東邦レーヨン、三菱レーヨンなど優秀な企業が開発して世界市場を制覇して20年経過してから、やっと開発に着手あする始末だったが、先発企業に追いつける理由がなく、関係者が10余年の苦闘に泣いた後、合弁相手に事業を譲渡して撤退した。 
対衝撃性ABS樹脂も日立化成とか、カネカなどが販売を開始して10年が経過した後、公開された先方の特許をみて研究を始めた。公開特許のフォ-ミュラ通りに合成しても性能を達成できず、企業化は失敗に終わった。 

液晶は唯一例外的で、当社のスタートは早くRocheと組んで、チッソと国内市場を2分していたが、テレビなどに不可欠の速応性TFT型液晶化合物の開発に乗り遅れ、今では極くマイナーは地位に成り下がった。ましてゴルフ場建設で高額な損失を抱え込んでいる例などは、真面目な技術志向会社としては、あるまじき経営である。

珍しい例ではPPSがある。私が昭和45年の樹脂企画課長時代に,大門に事務所があったPhillips-Japanの(高齢)市場開拓担当者から輸入販売権を獲得して、市場開拓を始めた超高耐熱性エンプラだ。 その後30年間が経過し、いろいろな経緯をたどってポリマー事業部が引き継ぎ、現在のD社が業界に誇れる唯一の大型製品にまで成長し、新入社員向けパンフレットにも喧伝されている。 しかし我が愛するD社は成功したプロジェクトの創業者の名前などは、徹底的に隠そうとする悪い風習があり、創業した私と同僚の鈴木君の名前などは完全にデリートされて誰も知らない。

しかし事業に失敗はつきものである。私が担当した病院検査薬は、私は最初から自社開発はあきらめ、米国企業と合弁会社を設立してラジオアイソトープ型検査薬のゾロ製品から参入した。当初は順調に伸張したが、日本のユーザーは単なる輸入ゾロ製品は好まず、販売促進手段として技術開発陣が不可欠であった。単なる輸入代理店を要求する米国親会社と激しい議論のうえ、私は国内に技術開発陣を組織して、世界で最初の遺伝子組み換え型検査薬を開発し、世界中に特許を申請して、先発のコダック社との大特許論争にも勝利した。

しかしその間に時代の趨勢はラジオアイソトープ検査法から、高価な機器を必要とするノンアイソトープ検査法へ大きく転換し始めた。 我々はその資金負担に耐えきれずついに三菱化学グループに事業を売却する羽目になってしまった。決して威張られた実績ではないが、年商20億円程度とはいえ、我々中間素材メーカーが病院ドクターに直販を開始した実績は、今でも関係者全員の大きな自慢である。 社内的には不可能と罵り続けられた病院直販方式を実現できたのは、大きな成果であったと関係者全員が今でも誇り思っている。

とにかく、時代の推移は激しいので、事業は先手必勝が大原則であり、先見性が不可欠だ。しかし先見性の評価は誰にも極めて難かしい。従って、担当者の熱意を暖かく見守ることが必要なのだ。ボンクラ首脳陣が権威を傘に、朝令暮改の管理を続けていたのでは、永遠に企業は浮かばれない。
                機器の心臓部

mh3944 at 14:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0) ビジネス 

2007年08月03日

Working−Poor

最近Working-Poorの話を良く聞く。一旦この状況に落ち込むと抜け出すのが大変らしい。夜は1泊1,000円のインターネットカフェで仮眠し、昼間はアルバイトで、梱包作業とか建築日雇いをやるらしい。
少しましな職業に就くためには定住の宿が不可欠だが、アパートを借りようとも、最低30-40万円のお金が必要となるが、その蓄えもない。
仮に病気になるともう大変で、健康保険もなくて病院に行けず、大事に至ってしまうという。最後に1,000円すら出せなくなるとその間は野宿だという。
年寄りならいざ知らず、なぜ若くてホームレスになったかはいろいろ理由があるようだが、要は地方に仕事がなく、小金をもって都会に出て来でも、資格もなく保証人もなく、いろいろ試行錯誤している間に手持ちの金を使い果たして、ホームレスに落ち込んでしまうらしい。

確かに、誰にもその可能性はありえる。 私も山口県の普通高校を卒業して大学を受験したが、もし不合格だったら、近くの塩田会社に就職するか、或いは唯一の大企業であった永大産業(合板)に入ろうと思っていた。塩田会社は産業自体が消滅、永大産業は倒産となり、多分私も都会に出てきていろいろ職を変わり、今頃は年寄りホ-ムレスに落ち込んだかも知れない。

しかし逆に、人生は何回ものチャンスがある。そのチャンスを生かす努力もしないで、のんべんだらりと過ごし、年をとってさあ大変!と後悔しても仕方がない。 特に最近の傾向をみると、若者たちは自己のエネルギーを過信し、特別な努力もせず、資格も経験もないままパソコン相手に過ごし、中年になって、さあ軌道修正しようとしても間に合わず、ワーキングプアーに落ち込む者が多いのではないだろうか? これは多分に自己責任である。

どこの社会にも多かれ少なかれピラミッド構造があり、下積の経験は必要である。要は努力次第で、再チャレンジの道が残されているか否かが問題であろう。 国民総中流階級などは、本来ありえない社会構造だと思う。

特に、人口15億人の中国が競争相手として浮上してきた今日の世界では、我々はよほどの努力と覚悟がなければ、日本国民といえども、すぐお隣りの15億の民衆と同じ生活レベルにまで落ち込む危険性を秘めていると思うのだが如何?




mh3944 at 11:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2007年08月01日

阿部さんはかわいそー


参院選挙で自民党が大敗した。事前にマスコミで予想されてはいたが、全く見事な大敗だ。 
年金選挙ではあったが、運命の仕業か、安部内閣がタイニング悪く積年の不満噴出のときに遭遇したのであり、原因は、社会保険庁に長年に渡る怠慢であり、国民無視であり、日本の公務員の非効率さである。

それに輪をかけて、次々と大臣の失態が重なった、佐田行政改革大臣のインチキ経理、柳沢厚労大臣の産む機械論、松岡農水大臣の緑環境保全汚職、久間防衛大臣のアホウ発言、そして最後まで留まるところがなかった赤城バンソコー大臣の経理失態、などである。

聞くところによると、赤城徳彦大臣は、かの悪名を馳せた村上ファンドの村上世彰、隠し撮りで恥ずかしい限りの植草一秀教授と東大経済学部で同期生だという。何たることだ。日本の最高学府は、このような恥知らずの卒業生達を再生産し続けていたのだ。 やはり日本のエリート養成方式はどこか間違っている。

しかし民主主義は選挙が基幹であることは無視できない。自民党と民主党の大差は間違いない現実だ。 特に地方一人区で6勝22敗は決定的だった。自民党が勝利したのは山口県、群馬県、大分県、鹿児島県、福井県、大分県など本当に限られた県であり、残りはすべて民主党がとってしまった。鈍重な地方住民ももう自民党ではダメだと反乱をおこしたのだろう。 民主党も甘言ばかりで具体的な対策は皆無なのに、一縷の望みをかける以外になかったのだろう。

確かに地方は疲弊している。私の故郷は山口県の普通の田舎だが、この地方の産業構造は大きく崩れてしまった。私の親戚筋でも以前は、義弟が縫製会社を経営し、兄も鉄工所を経営していたが、今は全滅だ。
代わって、高校の先生、町役場勤務が2人、農協勤務、警察官などなど、いわゆる地方公務員以外に仕事場がなくなってしまった。名前を変えた公共投資だ。 そして近隣の農家は嫁なし老人家族とか、子供達が全て都会に出てしまった老老家族とか、とにかく、悲惨な状態だ。

従来の内閣は公共事業を通じてこれらの地方の助け続けたが、借金が700兆円とGDPの2年分近くにまで達しては万事休す。誰かが中止せざるを得なかったのだ。それを小泉さんが断行しただけだ。 全ては、経済のグローバル化、わかり易くいえば地方の産業は中国との低賃金との競争に敗れたのだ。

それでも農水省は、農業の企業経営を認めようとしない。農業が息絶える寸前なのに、まだ利権の喪失を恐れている。 経済産業省への権限移管を恐れているのだ。もう何をか言わんやである。 それでも私は、あの陰険極まりない小沢さんが天下をとることだけは避けてほしいと切に願っているのだが。




mh3944 at 15:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 政治